笠取山・唐松尾山・和名倉山・飛龍山



- GPS
- 50:30
- 距離
- 44.2km
- 登り
- 2,663m
- 下り
- 3,099m
コースタイム
9:40新地平-11:55雁峠-12:20雁峠分岐-13:05笠取山山頂-13:30水干-15:10唐松尾山山頂-15:55山ノ神土-16:05将監峠-16:10将監小屋
<5月5日>
4:55将監小屋-5:25山ノ神土-6:30西仙波-6:55東仙波-7:55川又分岐-8:05二瀬分岐-8:30和名倉山山頂-8:55二瀬分岐-10:20東仙波-12:15山ノ神土-12:50西御殿岩-13:45山ノ神土-14:10将監小屋
<5月6日>
5:05将監小屋-7:20ハゲ岩-7:45飛龍権現-8:05飛龍山山頂-8:25飛龍権現-9:00前飛龍-10:00熊倉山-10:35サオラ峠-11:50丹波-12:10丹波山温泉のめこいの湯
天候 | 5月4日 晴れのち曇り一時雪 5月5日 快晴 5月6日 快晴(午前中) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは丹波山温泉前バス停から奥多摩駅行き西東京バス(一日4本)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなし。アイゼンが必要な箇所もなかった。 丹波に下山すれば、バス停2つ先(約10分)に「のめこいの湯」3時間600円がある。道の駅も併設されており、食事も可。 |
写真
感想
いつかは行きたいと思っていた和名倉山と、
甲武信ヶ岳から雲取山までの尾根を
2泊という日程と公共交通機関利用という条件の下で
行程を組んだらこうなった。
塩山駅からのバスの始発が8時半なので、
新地平からの歩き始めが9時半とならざるを得ず、
将監小屋までの行程がかなりタイト。
また、直前の天気予報だと午後雷雨の恐れがあるというのが気がかり。
塩山駅からの西沢渓谷行きの始発バスは長蛇の列。
増発はしないということだったが、ほとんど乗れたようだ。
新地平でも十人程度が降車した。
歩き始めはほぼ快晴で、本当にこれで降るのかという天気。
長い林道歩きが蒸し暑い。
といっても、「林道」と聞いて想像していたような道ではなく、
30分位歩いたところに廃墟となった小屋があり、
そこで川を渡るが、その先は車が通れるような道ではなかった。
いわゆる「林道」の終点からは、少し勾配がきつくなるが、
意外にあっけなく、雁峠についてしまう。
ここは、景色の開けた原っぱで、すずしい風が心地よい。
ただ、雲が多少増えてきたのが気がかりだ。
笠取山に向かって行くと、人が急に増えて、
笠取山がファミリー登山の山であることを実感する。
しかし、小さな分水嶺の碑を越えて、笠取山を正面に見ると、
それは正に直登で、相当足には堪える。
苦労して登った笠取山からの眺望は、期待通り素晴らしい。
ただし、ここは「山梨百名山」の山頂標は立っているが、
本当の山頂ではないらしい。
ここから先二つ目のピークに環境省が設置した本当の山頂標がある。
笠取山から少し下ると水干へ向かう分岐があり、
折角の機会なので、唐松尾山に向かう前にピストンする。
多摩川源流の標識とその上に水神社が祀られている。
唐松尾山までは何度か登り返しがあるが、
それより、天気がだんだん怪しくなり、雨音かと思っているうちに、
何か白いものがちらほらと。
まさかと思っていたら、だんだん強くなってきて、
唐松尾山頂に着いた時にはかなり本格的な雪に。
本当は、展望抜群の西御殿岩に行きたいと思っていたが、
この天気では展望を望むべくもなく、目的の将監小屋に急ぐ。
将監小屋に着くころには、雪も収まっていたが、
そこにはあっと驚く数のテントの花。
小屋そのものも大賑わいで、多くて20人程度だろうという読みは全く甘かった。
テントは50張り、宿泊客は50人で、1人枕の幅分を確保という満員状態。
人が多い分、寒さが凌げたという面もあるかもしれないが、
寝苦しい夜であったことは間違いない。
2日目は、GW一番の行楽日和というのを期待して、
朝5時に和名倉山に出発。
しばらく歩くと右に左に眺望が開け、
富士山、大菩薩、雲取
あるいは甲武信、国師・金峰、南アルプスを望むことができ、
快適な尾根歩きを楽しめた。
もっとも、和名倉山自体は森の中にあって眺望はない。
この森自体が貴重な自然の財産だったのが、
山火事などでかなり失われてしまったのだとも聞く。
復路も天気は崩れることなく快適。
ただ、午前中に比べると雲が出、景色も霞みがち。
それでも、時間が十分余っているので、昨日行き損なった西御殿岩に挑戦。
そこは、噂どおりの360度の展望で、
今日歩いた和名倉山までの道もすべて見渡せる。
富士、南アルプスも一望だが、残念ながら雲と霞で見えない。
それでも十分に満足できる眺望であった。
2日目の将監小屋は、昨日とはうって変わって静けさを取り戻した。
テントは20張りに満たず、宿泊客も8人に激減。
快適な睡眠を取ることができた。
3日目も快晴の朝。
5時に小屋を出発し、飛龍山に向かう。
最初の登りはきついが、あとははっきりしたなだらかな道がほとんど。
飛龍権現の1分手前にハゲ岩があり、そこは西御殿岩に負けない好展望。
多少の春霞はやむをえないが、雲一つない快晴で、
富士山、南アルプス、大菩薩、奥秩父主脈、和名倉などの展望を満喫。
飛龍権現で荷物を置いて、飛龍山山頂まで往復。
シャクナゲが多いところだが、山頂には眺望はない。
すぐに下り始め、前飛龍の少し先に岩峰があり、
ここが事実上最後の展望地だ。
結構、足に堪える下りが続き、熊倉山、サオラ峠へと。
サオラ峠からの下りも侮れず、
途中から丹波の集落が見えてくるが、
なかなか到達しないし、下りも急だ。
丹波にたどり着くと、初夏の暑さで、一体一昨日のあの雪はなんだったのか。
バス停にして二つ先の「のめこいの湯」まで歩いて、3日分の汗を流す。
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