蝶ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 1,256m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 9:55
天候 | 7/29:晴れのち曇り、7/30:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 竜島温泉 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
|
感想
7月29日 晴れのち曇り
今回は純子さんと川崎さんご夫妻と蝶ヶ岳へ。この4人が揃うのは昨年11月の那須・三斗小屋温泉以来だ。
ザックの総重量は約14kg。小屋泊まりなので軽い。
夏休みなので渋滞を懸念して早めに出たが、アクアライン、首都高、第三京浜ともに渋滞なく、横浜に着いた。
東名、圏央道、中央道ともにスムースに走行、談合坂SAで休憩、松本ICで降りて近くのコンビニで朝食を購入。0:40沢渡駐車場に到着。夏休みながらそれほど混んでいない。トイレ寄りに駐車する。
途中雨が降ったり止んだりだったが、沢渡は雨ではなく曇り。そのまま車中で仮眠。
4:00起床。身支度と朝食。5:00にタクシーを予約していたが4:30に連絡の電話があった。
4:50タクシーで沢渡を出発し、中の湯ゲートを5:00の開門直後に通過した。7/19に開通したばかりの「上高地トンネル(588m)」を初めて通過した。2月に来た時は工事中だったが、このトンネル開通で雪崩や土砂崩れによる通行止めのリスクが減少した。
5:10上高地バスターミナル着。料金は定額で4,200円。バス運賃は片道1,250円、往復2.050円なので4人で乗れば1人あたり1,050円なので片道運賃より安く、往復運賃の半額とほぼ同じだ。
上高地バスターミナルは夜行バスやシャトルバスで到着した登山者で既にかなりの賑わいだ。トイレには長蛇の列が出来ている。トイレはウォシュレットになっておりGood!
梓川左岸の遊歩道でまずは河童橋へ。天気は晴れているものの肝心の穂高はガスの中で見えず、残念だ。河童橋で記念撮影をして5:45出発。 小梨平で渡辺画伯のテントを探すと、あった。今年も4月末から10月末まで滞在中とのことで、しばらくお話をする。お土産に小さな額入りの絵を頂いた。5千万円とのことだ!
明神の手前ではサルに遭遇。なかなか貫禄のある長老風のサルもいた。上高地周辺には100匹くらいの野生のサルが生息しているらしいが、彼らの縄張りに我々が入らせて貰っているのだ。
明神で休憩し7:50徳沢に到着。公衆トイレの前で昌子さんの知り合いの長島さん、小野さんに遭遇。今日蝶ヶ岳に登る事は判っていたそうだが、会えるとはラッキーだ。
徳沢では「ヤマケイ涸沢フェスティバル(通称カラフェス)」が行われていた。カラフェスといえば涸沢と思っていたが、徳沢、横尾、槍ヶ岳でも行われているのだった。テントがたくさんあり、山グッズなどのブースがある。
徳沢園で恒例のソフトクリームを食べ、売店で新しい「No Mountain No Life」のオリジナルTシャツを買った。カラフェスで着る、という条件で2,800円のところを2,200円で買うことが出来た。
長島さんと小野さんは徳沢から長塀尾根を登るとのことでここでお別れ。我々は引き続き梓川街道を横尾に向かう。徳沢〜横尾間では青空が広がり、期待が膨らむ。
横尾の入口にある大きな案内看板に今年の遭難事故のシールを貼る作業中だったが、7月以降15件発生し4人が死亡している。気を付けねば!
横尾は穂高と槍ヶ岳の分岐点なので大勢の登山者でとても賑わっている。ここのカラフェスはテントが1つあるだけだった。
横尾でそうめんのランチ。「揖保乃糸」1袋6束300gを茹で、ネギとワサビとママさん持参の大葉でいただく。冷たい水で締めたので、とても美味しい。
そうめんに続きあんみつのデザートを食べて10:30に横尾を出発。この先水場は無いので、冷たくて美味しい水を多めに補給する。
横尾から稜線まで約4時間の樹林帯の急登で展望は無いが、「槍見台」と「なんちゃって槍見台」の2ヶ所の展望台がある。しかし槍・穂のはガスに隠れて展望なし。
蝶ヶ岳へは反対側の三俣からが最短距離で、常念からの縦走も多いと思うが、上高地側から登る人はそれほど多くないうえに徳沢がメインで横尾から登る人はさらに少ないようで、横尾から稜線までに出会ったのは10人もいなかった。
横尾から3時間20分で稜線に到着。安曇野側は晴れていて良く見えるが、肝心の槍・穂高方面は依然ガスに包まれている。ここからはほぼ水平な稜線歩きなので、ビールで乾杯する。
稜線を歩くこと30分で蝶ヶ岳ヒュッテに到着。「瞑想の丘」と名付けられた高台に風景指示盤があり、一瞬だけ前穂が見えたが、それっきりだった。
小屋にチェックインし、2階の大部屋に通される。部屋は24畳ほどで、大きな布団に枕が3個ずつ置いてあり、布団は16組あるので定員は48人のようだが、今日は比較的空いているので、布団1組に2人の割り当てだ。
しばらく休憩した後、テント場と蝶ヶ岳山頂まで散歩に出た。山頂まで5分も掛からない。
小屋に戻り、夕食の18:00まで1時間以上あるので、玄関の自炊場所でコーヒーを淹れ、マシュマロを焼く。最近は小屋内火気厳禁のところもあるが、このような自炊場所があるのは有難い。
トイレに行こうとしてスイスでご一緒した木下さんに声を掛けられビックリ。あれ以来3年降りの再会だ。木下さんは年間100日以上山に登っており、今回は燕岳から縦走してきたとのこと。年間100日というと休日はほぼ全て山に居る事になる。凄い!
自炊室でテント泊の長島さん、小野さんとも合流し、木下さんも含めて暫し談笑し、記念撮影をした。このような出会いも山の楽しみだ。
18:00から夕食。我々は3回転目で最後のグループのようだ。ご飯は焼き鯖をメインに8品ほどのおかずがあり、なかなか美味しい。
夕食後全員でテント場に散歩に行き、長島さんと小野さんのテントを訪ねた。2人で同じテントと思っていたが、なんと別々のテントでしかもかなり離れた場所に設営している。それも最近はやりの1人用の小さなテントでは無く2人とも3人用位の大きなテントなのだ。どちらか1張で良い気もするのだが・・・
小屋に戻り20:00前に就寝
7月30日 雨のち晴れ
5:00起床。夜半から暴風雨が吹き荒れており、夜が明けても大雨が続いている。
6:00から朝食。シンプルだが美味しい。
雨は小降りになったが止む気配は無いのでカッパを着て出発。木下さんも我々と行動を共にする事になった。
雨とガスで何も見えない山頂で記念撮影をして7:20下山開始。長塀山経由で徳沢までのコースタイムは約3時間。長塀山までは比較的緩い下りで、高山植物が綺麗だ。雨に煙る「妖精の池」は幻想的で、サンショウウオがたくさんいた。
長塀山に着く頃には雨はほぼ上がった。長塀山からは傾斜が急になるが、ひたすら下る。土曜日なので登って来る人も多い。これから明日に掛けては天気が回復するようなので、今日登る人はラッキーだ。
10:45徳沢に到着。コースタイム3時間のところ3時間10分なので上出来だ。徳沢園で長島さん、小野さんと再会。当初計画では常念から燕まで縦走する予定だったが、天気が悪かったので下山したとのこと。
徳沢を出発する頃には天候が回復し、青空が広がってきた。嬉しいような悔しいような。
12:20明神に到着。そのまま素通りして嘉門次小屋へ。結構混んでいたが、なんとか席を確保して定番の「岩魚塩焼き定食」を注文。岩魚が焼けるのを待ちながらビールで乾杯。自分はノンアルコールで我慢する。
囲炉裏の炭火でじっくり焼かれた岩魚は頭も骨も丸ごと食べられ、何一つ残さず完食した。
明神から河童橋へは昨日とは反対側の右岸の遊歩道を行く。観光客が多いと思ったが、天気が悪かったせいかそれほどでも無い。
14:25河童橋に到着。流石に人が多い。穂高は相変わらずガスだが、焼岳は見えている。
バスターミナルで明神から電話で予約したタクシーに乗り、15:05に沢渡駐車場に到着。足湯に入るととても気持ちが良い。
締めくくりに竜島温泉で汗を流し、木下さんを松本駅まで送ってお別れした。
今回は天気に恵まれず、楽しみにしていた槍・穂高の展望は得られなかったが、木下さんとの再会があり楽しい山行だった。
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