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Yamareco

記録ID: 297479
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雨天のテント泊で和名倉山北上ルート(丹波〜和名倉山〜秩父湖)

2013年05月11日(土) 〜 2013年05月12日(日)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
26:08
距離
31.5km
登り
2,913m
下り
3,040m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

■11日(土)
丹波バス停10:27―11:55サオラ峠―12:29熊倉山―13:31前飛竜―13:57飛竜権現―15:12将監小屋

■12日(日)
将監小屋7:18―7:39山ノ神土―8:35東仙波―9:47和名倉山―11:07造林小屋跡―11:37反射板跡地(登尾沢ノ頭の標識)―12:18埼大山寮―12:35秩父湖バス停
天候 11日:雨 12日:晴れ
気温  
11日14:30熊倉山 15℃
12日04:30将監小屋テント内 10℃、08:45東仙波付近 12℃、14:05西武秩父駅 29℃(暑い・・・)
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:JR奥多摩駅から西東京バス(09;30発、奥10[西東京] 丹波行、980円、SUICA利用可)
帰り:秩父湖バス停から西武バス(13:05発、西武秩父駅行き、900円、SUICA利用可)、西武秩父駅から特急ちちぶ(全席指定)に乗車
コース状況/
危険箇所等
■丹波バス停〜将監小屋
・飛龍山の巻き道には谷側に笹が茂って斜面が隠れているので注意。
・将監小屋の管理人不在時は、玄関に入って右手の木箱に料金(テント泊500円)を入れる。小屋の脇に豊富な水量の水場がある。トイレに紙はない。

■将監小屋〜秩父湖バス停
・残雪なし
・東仙波から北に下りる道が不明瞭。尾根筋を外さないようにコンパスで方位を確認する、木々の間から登り返す尾根を目視すると安定する。
・北ノタルから二瀬尾根に合流するまでのトラバースは、路肩がもろく崩れやすいので注意。トレッキングポールをしまった方が歩きやすい。
・ススタケのヤブは標高1700m〜1550mの平坦な地形に広がる。枯れて踏み跡もしっかりついているので、ここで迷うことはなさそう。
・造林小屋跡の少し南、コース上に水場あり。
・赤テープが短い間隔でつけられている。追っていけばコースを辿れるが、別の方面に続く赤テープもある。造林小屋跡の北東、森林軌道跡の途中に、和名倉沢に下りる道にも赤テープがつけられていた。コースを倒木が塞いでいる場所でもあり、意識しなければそのまま下ってしまうかも知れない。
・秩父湖バス停手前のトンネルに向かって、左から右(バス停方面)へ通じる遊歩道あり。ただし、遊歩道への道は工事用フェンスで塞がれている。

※GPSログは秩父湖付近、標高1007mを過ぎた辺りから乱れています。
丹波バス停から少し西、民家のガレージ角から入山
2013年05月11日 10:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 10:27
丹波バス停から少し西、民家のガレージ角から入山
動物避けのフェンスを3か所通過
2013年05月11日 10:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 10:39
動物避けのフェンスを3か所通過
つづら折の斜面で標高を500mほど上げる
2013年05月11日 11:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 11:16
つづら折の斜面で標高を500mほど上げる
バス停から1時間半ほどでサオラ峠へ到着
2013年05月11日 11:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 11:55
バス停から1時間半ほどでサオラ峠へ到着
霧雨に煙る樹林というのも、いい雰囲気
2013年05月11日 12:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 12:05
霧雨に煙る樹林というのも、いい雰囲気
苔も潤う
2013年05月11日 12:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 12:33
苔も潤う
門柱のように並ぶ双木
2013年05月13日 06:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/13 6:01
門柱のように並ぶ双木
アセビの花。鹿は食べないようだ
2013年05月11日 12:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/11 12:49
アセビの花。鹿は食べないようだ
鹿の食害か。真新しい
2013年05月13日 06:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/13 6:01
鹿の食害か。真新しい
前飛竜から、晴れていれば展望が良さそう
2013年05月11日 13:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 13:26
前飛竜から、晴れていれば展望が良さそう
濡れた根とシャクナゲの枝が張り出す。足の運びに注意が必要
2013年05月11日 13:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 13:39
濡れた根とシャクナゲの枝が張り出す。足の運びに注意が必要
開花期には、美しい道になるだろう
2013年05月11日 13:41撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/11 13:41
開花期には、美しい道になるだろう
飛竜権現に到着。バス停から3時間半
2013年05月11日 13:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 13:57
飛竜権現に到着。バス停から3時間半
ゴカヨウオウレンが小さな花を咲かせる。屋久島で見たオオゴカヨウオウレンと大きさは変わらない
2013年05月11日 14:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/11 14:05
ゴカヨウオウレンが小さな花を咲かせる。屋久島で見たオオゴカヨウオウレンと大きさは変わらない
笹で斜面が隠れているが、谷側に足場はない。山側の笹を嫌がって谷側に寄らないように
2013年05月11日 14:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/11 14:13
笹で斜面が隠れているが、谷側に足場はない。山側の笹を嫌がって谷側に寄らないように
将監小屋までに橋を3回渡る
2013年05月11日 14:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 14:44
将監小屋までに橋を3回渡る
足元を見下ろすと高度感がある
2013年05月11日 14:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/11 14:44
足元を見下ろすと高度感がある
直進すると将監峠。左に下って小屋へ
2013年05月11日 15:06撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 15:06
直進すると将監峠。左に下って小屋へ
将監小屋に到着。大分雨脚が強くなっている
2013年05月11日 15:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/11 15:12
将監小屋に到着。大分雨脚が強くなっている
2日目。急いで張ったツェルトは少し歪な形になった
2013年05月12日 07:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 7:12
2日目。急いで張ったツェルトは少し歪な形になった
見事に晴れ渡った空
2013年05月12日 07:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 7:12
見事に晴れ渡った空
和名倉山(白石山)方面へ。立派な道標はここが最後
2013年05月12日 07:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 7:39
和名倉山(白石山)方面へ。立派な道標はここが最後
荒れているところも、赤テープを探せば道も見つかる
2013年05月12日 08:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:13
荒れているところも、赤テープを探せば道も見つかる
頭上注意!(クリーンヒットしました)
2013年05月12日 08:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:24
頭上注意!(クリーンヒットしました)
西仙波と東仙波の中間から北方を望む。見えるのは浅間山か
2013年05月12日 08:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:29
西仙波と東仙波の中間から北方を望む。見えるのは浅間山か
東仙波からは富士山がくっきりと見えた。やはり周囲の山とは別格
2013年05月12日 08:36撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:36
東仙波からは富士山がくっきりと見えた。やはり周囲の山とは別格
東仙波からの下り。登り返す尾根を目視しながら進むと迷う心配がない
2013年05月12日 08:42撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:42
東仙波からの下り。登り返す尾根を目視しながら進むと迷う心配がない
和名倉山が見えた
2013年05月12日 08:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:57
和名倉山が見えた
鉄分を含んでいるのか、赤い岩が露出している
2013年05月12日 08:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 8:58
鉄分を含んでいるのか、赤い岩が露出している
ここは罠倉山、ワイヤートラップが随所に仕掛けられている
2013年05月12日 09:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 9:01
ここは罠倉山、ワイヤートラップが随所に仕掛けられている
倒木更新中
2013年05月12日 09:19撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 9:19
倒木更新中
川又分岐。左に行くとヒルメシ尾根経由で川又に出るようだ(バリエーションルート)
2013年05月12日 09:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 9:26
川又分岐。左に行くとヒルメシ尾根経由で川又に出るようだ(バリエーションルート)
和名倉山への二瀬分岐
2013年05月12日 09:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 9:37
和名倉山への二瀬分岐
四畳半ほどの広さに高校生の一団が休んでいたもので、看板を撮るくらいしかない山頂
2013年05月12日 09:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 9:48
四畳半ほどの広さに高校生の一団が休んでいたもので、看板を撮るくらいしかない山頂
狭い隙間を通って戻る
2013年05月12日 09:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 9:49
狭い隙間を通って戻る
二瀬分岐から秩父湖方面へ踏み出してすぐ。踏み跡が不明瞭になり、赤テープを探す
2013年05月12日 09:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 9:59
二瀬分岐から秩父湖方面へ踏み出してすぐ。踏み跡が不明瞭になり、赤テープを探す
美しい苔の森を抜ける
2013年05月12日 10:07撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 10:07
美しい苔の森を抜ける
針葉樹の葉が程よく日光を遮る
2013年05月12日 10:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 10:08
針葉樹の葉が程よく日光を遮る
北ノコル。右の木(笹ツ場の標識が打ち付けられている)と斜面の間を抜ける
2013年05月12日 10:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 10:11
北ノコル。右の木(笹ツ場の標識が打ち付けられている)と斜面の間を抜ける
二瀬尾根をトラバースしていく。トレッキングポールが邪魔になるので、しまう
2013年05月12日 10:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 10:13
二瀬尾根をトラバースしていく。トレッキングポールが邪魔になるので、しまう
二瀬尾根に合流
2013年05月12日 10:28撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 10:28
二瀬尾根に合流
スズタケのヤブ。樹木が生長してスズダケを枯らし、以前のような藪漕ぎをするところではなくなったらしい
2013年05月12日 10:43撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 10:43
スズタケのヤブ。樹木が生長してスズダケを枯らし、以前のような藪漕ぎをするところではなくなったらしい
どこからともなく伸びてきたホースから水が流れる
2013年05月12日 11:00撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 11:00
どこからともなく伸びてきたホースから水が流れる
森林軌道の痕跡。近くには巻き上げ機の残骸も残る
2013年05月12日 11:06撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 11:06
森林軌道の痕跡。近くには巻き上げ機の残骸も残る
山頂に休んでいた高校生の集団は造林小屋跡地に前泊したようだ
2013年05月12日 11:07撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 11:07
山頂に休んでいた高校生の集団は造林小屋跡地に前泊したようだ
標高を変えずコの字型に尾根を巻いていく
2013年05月12日 11:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 11:15
標高を変えずコの字型に尾根を巻いていく
コの字型の途中。右の道にも赤テープがついているが、和名倉沢方面に下ってしまう。正しくは左の倒木を越える
2013年05月12日 11:19撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 11:19
コの字型の途中。右の道にも赤テープがついているが、和名倉沢方面に下ってしまう。正しくは左の倒木を越える
倒木を越えたところからふり返る。倒木を山側に迂回する道があるのが分かる
2013年05月12日 11:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/12 11:20
倒木を越えたところからふり返る。倒木を山側に迂回する道があるのが分かる
ちょっとした岩場。ホールドはしっかりしている
2013年05月12日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 11:29
ちょっとした岩場。ホールドはしっかりしている
山火事注意の看板が見えたら、反射板跡地は近い
2013年05月12日 11:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 11:32
山火事注意の看板が見えたら、反射板跡地は近い
反射板跡地。登尾沢ノ頭の標識あり。ここから北東へ向かって急な下りが始まる
2013年05月12日 11:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 11:37
反射板跡地。登尾沢ノ頭の標識あり。ここから北東へ向かって急な下りが始まる
楽しい激下り。30分ほどでつり橋に到着
2013年05月12日 11:59撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 11:59
楽しい激下り。30分ほどでつり橋に到着
200mほどのつり橋を渡る
2013年05月12日 12:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 12:12
200mほどのつり橋を渡る
秩父湖は豊かな水量を蓄えている
2013年05月12日 12:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/12 12:14
秩父湖は豊かな水量を蓄えている
埼玉大学山寮の横を抜けて舗装路に合流
2013年05月12日 12:18撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 12:18
埼玉大学山寮の横を抜けて舗装路に合流
二瀬ダムを横断して正面にトンネル。トンネルの上にバス停方面へ続く遊歩道が見える
2013年05月12日 12:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 12:26
二瀬ダムを横断して正面にトンネル。トンネルの上にバス停方面へ続く遊歩道が見える
トンネル内は片側交互通行。救急車でさえ信号で止まる
2013年05月12日 12:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 12:52
トンネル内は片側交互通行。救急車でさえ信号で止まる
この場所の工事は平成25年7月末まで続くらしい
2013年05月12日 13:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/12 13:03
この場所の工事は平成25年7月末まで続くらしい
(おまけ)武甲山をバックに羊山公園。見ごろを過ぎて、入園無料になっていました。
2013年05月12日 14:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/12 14:26
(おまけ)武甲山をバックに羊山公園。見ごろを過ぎて、入園無料になっていました。

感想

 和名倉山は東京から公共交通機関利用・1泊2日で登れ、秩父湖方面は登山者が少なく、地図読みの練習にもなるのが魅力です。
 午後から雨脚が強くなる予報でしたが、かえって好都合。新しく買った寝袋とツェルト(ハイカーズデポの「Ultra Dry Down」と「ツェルト2ロング」)を試す機会にしました。1泊なら、多少失敗してもリスクが少ない。宿泊する将監小屋のテント場は奥秩父主脈縦走のときに利用したことがありますし、練習と思って雨の山に向かいました。
 雨は11日の昼ごろから強くなり、夜間も降り続けました。風も強く、ツェルトの壁が大きくたわむほどでした。午前2時ごろまで風雨が続いたと思います。明けて12日はからっとした快晴で、登山日よりでした。
 和名倉山の山頂に上がると、目を疑うような光景が。樹林に囲まれた四畳半ほどの山頂に、20人近い高校生の集団が休憩している! それも、日帰りのザック。引率らしい大人に聞くと、埼玉県の高校の登山大会で秩父湖からの往復をするとのこと。造林小屋跡へ下りたところでテントがいくつも張ってあるのを見て、そこからサブザックで上がったのだと納得。
 全体的な行程としては、赤テープによる案内が丁寧で、尾根筋や森林軌道跡など特徴的な地形を通るので、ルート維持は難しくありませんでした。とはいえ所々迷いやすい場面が出てくるので、地図の読み応えはありました。展望がなくても、山歩きは楽しい!

 以下、雨天のツェルト泊についてのメモです。
・ツェルト設営に8分36秒、撤収に3分46秒(ザックへの出し入れ含む)。もう少し設営の練習をする必要あり。
・雨具を着込んでいても、服は濡れる。ツェルトを設営したら、まずは乾いた服に着替える。濡れた服は乾かすことを諦め、専用のスタッフバッグに入れて枕代わりに。
・ツェルトの外壁と床の角に結露が流れ落ちて水溜りができる。端に置いておいたものはすべて水浸しになる。1か所にまとめて雨具でカバーしておくのが正解だと思う。
・床の折り返しがあるのでワンポールテントと違って地面との隙間ができず、吹き込みは少ない。
・天井からも水滴が落ちる。ダウンに撥水加工した「Ultra Dry Down」の価値を発揮。寝相の悪さもあって足元を(壁に触れて)濡らしていたが、明け方でも変わらずフカフカだった。
・ダウンジャケット・ダウンパンツに着替えて寝袋に入っていたところ、暑くて目が覚めた。想定適応温度-6℃に対して明け方のテント内の気温10℃。いくら寒がりでも、さすがに暑すぎる。ダウンを脱ぎ、ジッパーを少し開放して快適に眠れた(快適すぎて午前6時まで・・・寝すぎ!)。
・調理時には入口から折り畳み傘をせり出して、その下でストーブを使用。雨避け兼換気。意識して、ときどき顔を外に出し外気を吸う。
・100cmのトレッキングポールを使ったので天井が低い。背筋を伸ばして座ると頭が天井につく。明け方、腰を浮かせると背中に結露がべったり。もっと長いポールか、長さを調節できるポールを使えば、居住性を上げられるだろう。
・夜間に強風が吹いたが、壁はたわんでもツェルトごと吹き飛ばされることはなかった。サイドからガイラインを追加すればもう少し安定しそうだ。

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コメント

お疲れ様です
詳細なレポート大変参考になりました。
近々行こうと思っていたコースなのでありがとうございます。

おまけに購入を検討しているハイカーズデポの「Ultra Dry Down」の使用感まで分かるとは・・
僕も早くシェラフカバーとはおさらばしたいものです

2013/5/13 17:39
二瀬分岐近くですれ違った者です。
kizitoraさん

はじめまして。
コースタイムを拝見すると、恐らく二瀬分岐-山頂間ですれ違った方ですね。高校生の団体とはちょうど入れ違いになったので山頂ではのんびり食事ができました。
2013/5/13 20:03
Re: お疲れ様です
2pacさん、はじめまして。

親川バス停で下りて、天平尾根を登っていくのも長く歩けて面白いかもしれません。(鴨沢より西に行くバスがもっと早く出てくれるといいんですけどね。)

ほとんど歩いていますが、最後の反射板跡地から秩父湖のつり橋までは軽く走っているので、歩きならもう少し時間がかかると思ってください。

「Ultra Dry Down」が連泊したときにどうなるか分かりませんが、従来のダウンシュラフよりはふんわり感が長持ちしそうな気がします
2013/5/13 22:24
Re: 二瀬分岐近くですれ違った者です。
camp747さん、書き込みありがとうございます。当日は黒いシャツを着ていらっしゃいましたね。

同日のレコを拝見しました。秩父湖から日帰りでピストンされたんですね
秩父側からの視点だと、また違った地形に見えます。

隠れ家的山頂でゆっくりお昼というのもいいですね!
さすがにあの狭い空間で団体様とゆっくりする気にはなれず、早々に退散しました
2013/5/13 22:38
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