記録ID: 320569
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沢登り
日高山脈
エサオマントッタベツ岳 〜失敗多きエサオマントッタベツ川遡行〜
2013年07月13日(土) 〜
2013年07月14日(日)


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 14:41
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,696m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
7/13
8:50 戸蔦別川林道 車止め
9:10 エサオマントッタベツ林道入り口
9:50 サオマントッタベツ川入渓
11:00 Cot.823
12:35 Cot.997
14:20~14:40 北東カール
15:35 札内JP(Cot.1869)
7/14
5:55 札内JP(Cot.1869)
6:40~7:05 エサオマントッタベツ岳山頂
7:45~8:20 札内JP(Cot.1869)
9:15 北東カール
10:30 Cot.997
11:45 Cot.823
12:40 エサオマントッタベツ林道合流
13:25 戸蔦別川林道合流
13:40 戸蔦別川林道 車止め
8:50 戸蔦別川林道 車止め
9:10 エサオマントッタベツ林道入り口
9:50 サオマントッタベツ川入渓
11:00 Cot.823
12:35 Cot.997
14:20~14:40 北東カール
15:35 札内JP(Cot.1869)
7/14
5:55 札内JP(Cot.1869)
6:40~7:05 エサオマントッタベツ岳山頂
7:45~8:20 札内JP(Cot.1869)
9:15 北東カール
10:30 Cot.997
11:45 Cot.823
12:40 エサオマントッタベツ林道合流
13:25 戸蔦別川林道合流
13:40 戸蔦別川林道 車止め
天候 | 7/13、14、共に晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
週末、日高の天気はいまいちだと思っていたが、
金曜になって天気予報をチェックすると、好天になっている。もともと支湧別を考えていたのだが、日高方面を考えることに。
結局、夜遅くまで、調べたり、一泊装備の準備したりと、寝不足になってしまう。
金曜になって天気予報をチェックすると、好天になっている。もともと支湧別を考えていたのだが、日高方面を考えることに。
結局、夜遅くまで、調べたり、一泊装備の準備したりと、寝不足になってしまう。
Cot.997の二股(山スキー沢との分岐)を抜けると、今までの平坦な沢歩きは終わり、傾斜の付いた沢で標高を稼ぐ。
今回から新しくなった沢靴(アクアステルス)の性能確認といったところ。
今回から新しくなった沢靴(アクアステルス)の性能確認といったところ。
使い始め、アクアステルスの勝手が良くわからなかったが、接地面積を稼げば、かなりグリップするよう。逆に面圧上げるだけじゃ、グリップ稼げなかった。ストックのゴムグリップが滑るようなヌメリでも、問題なくグリップしていた。
Cot.1245からは大雪渓が。
見た感じ、カールまで続いていそうだったので、ここで水を作っていった。
この後の雪渓歩きは、靴が滑って滑って、大変だった。角のない靴での雪上歩きは難しい。
見た感じ、カールまで続いていそうだったので、ここで水を作っていった。
この後の雪渓歩きは、靴が滑って滑って、大変だった。角のない靴での雪上歩きは難しい。
アイゼンは車に置いてきてしまったので、登るかどうか迷う。テン場をカールにして、明日、空荷で登ればとも考えたが、やはり景色のよいところで泊まりたい。
雪渓を登り降りする練習をして、なんとかなるかと登り始める。
雪渓を登り降りする練習をして、なんとかなるかと登り始める。
雪渓上部まで来ると、かなりの急傾斜。
ここを沢靴で下ることを考えて不安になったが、登ってしまったものはどうしようもない。
明日のことは明日考えようと、雪渓をあとにする。
雪がなくなってからは、チシマノキンバイソウやミヤマキンポウゲ、シラネアオイが。
ここを沢靴で下ることを考えて不安になったが、登ってしまったものはどうしようもない。
明日のことは明日考えようと、雪渓をあとにする。
雪がなくなってからは、チシマノキンバイソウやミヤマキンポウゲ、シラネアオイが。
稜線まで上がると、すぐそこに今日のテン場である札内JPが窺える。
札内JPに着くと、テン場は貸切。
というか、エサオマン自体が貸切のようだ。
登山口には車が3台もあったのに、結局、だれにも会わなかった。
札内JPに着くと、テン場は貸切。
というか、エサオマン自体が貸切のようだ。
登山口には車が3台もあったのに、結局、だれにも会わなかった。
おそらく、いつもは足首のしっかり固定された登山靴で歩いているのに、沢靴でいつもは使わない筋肉を酷使したために起きたのではないかと。
もう少し筋トレしてから来ればよかったと反省。
もう少し筋トレしてから来ればよかったと反省。
晩御飯にしようと、準備を始めると、南斜面になにやら黒いものが。クマさんである。
兄弟なのか2匹一緒にエサ取りをしていた。
ホイッスルをならして、こっちの存在を気付かせるも、クマさんは逃げていく様子はない。
自分との距離は100mくらいだが、クマさんにとっては安全な距離みたいだ。
兄弟なのか2匹一緒にエサ取りをしていた。
ホイッスルをならして、こっちの存在を気付かせるも、クマさんは逃げていく様子はない。
自分との距離は100mくらいだが、クマさんにとっては安全な距離みたいだ。
1時間くらい、南斜面でエサ取りをしながら下山していってくれた。
やっとこさお預けされていた晩御飯に手が付く。
今日の晩御飯はイワシの梅煮に、冷汁(お湯をいかけたが)。
両方とも、うまかった。
ご飯後は、夕日を楽しみにしていたのだが、生憎のガス。7時には寝てしまった。
やっとこさお預けされていた晩御飯に手が付く。
今日の晩御飯はイワシの梅煮に、冷汁(お湯をいかけたが)。
両方とも、うまかった。
ご飯後は、夕日を楽しみにしていたのだが、生憎のガス。7時には寝てしまった。
朝方、風が強く、テントが揺さぶられる。
昨日、クマさんを見たということもあり、クマさんにテントを揺さぶられる夢を見てしまい、起きてしまった。山と渓谷7月号に、市根井さんのコラムでエサオマンのヒグマのことが紹介されていたが、まさにその内容と頭の中がリンクしてしまったようだ。
日の出の時間を過ぎても、周りはガスっていたので、もう一寝入りし、6時前に出発。
昨日、クマさんを見たということもあり、クマさんにテントを揺さぶられる夢を見てしまい、起きてしまった。山と渓谷7月号に、市根井さんのコラムでエサオマンのヒグマのことが紹介されていたが、まさにその内容と頭の中がリンクしてしまったようだ。
日の出の時間を過ぎても、周りはガスっていたので、もう一寝入りし、6時前に出発。
朝ごはんは、カップラーメンとオニギリとパンという炭水化物のオンパレード。冬場から消費カロリーより摂取カロリーの方が多いようで、どんどん体重が増えていく。
写真はリンネソウ。今季初だ。
写真はリンネソウ。今季初だ。
こっちはウメバチソウ。これも今季初。
昨日の足首の痛みは今日も健在で、さらに悪くなった気が。吐き気がするほどに痛い。
山頂に行くのを諦めようかと思ったが、歩いていれば、筋肉が温まってよくなるんじゃ?という淡い期待をしつつ、山頂を目指すことに。
昨日の足首の痛みは今日も健在で、さらに悪くなった気が。吐き気がするほどに痛い。
山頂に行くのを諦めようかと思ったが、歩いていれば、筋肉が温まってよくなるんじゃ?という淡い期待をしつつ、山頂を目指すことに。
途中、札内JPとエサオマンの間のコルから下を窺う。ここから下降した方が、雪渓の傾斜も緩く、楽に降りられそう。
テント一式を置いてきたことが悔やまれる。
ちなみにコル付近にテン場あり(2張ぶんくらい)。ただし、綺麗に整地されている訳ではない。ここからエサオマン山頂に向けて少し歩いたところにもテン場(1張り分)があった。そちらは綺麗に整地されていた。
テント一式を置いてきたことが悔やまれる。
ちなみにコル付近にテン場あり(2張ぶんくらい)。ただし、綺麗に整地されている訳ではない。ここからエサオマン山頂に向けて少し歩いたところにもテン場(1張り分)があった。そちらは綺麗に整地されていた。
無事にJPまで帰還。
一休みしてから、片づけを開始する。
そういえば、札内JPには2張分のテントが設置できそう。で、少し降りたところにもテン場がある。(札内側1張り分(緊急用)。エサオマン側一張り分)
一休みしてから、片づけを開始する。
そういえば、札内JPには2張分のテントが設置できそう。で、少し降りたところにもテン場がある。(札内側1張り分(緊急用)。エサオマン側一張り分)
途中、ナガバツガザクラが咲いていた。
雪渓まで降り、下り始めるといきなり滑ってこけた。
アクアステルス、雪渓にとんでもなく弱い気がした。まず角ばったところがないので、雪には全く引っかからなく、蹴り込もうにも靴底が柔らかいので、うまくサクッと入らない。
雪渓まで降り、下り始めるといきなり滑ってこけた。
アクアステルス、雪渓にとんでもなく弱い気がした。まず角ばったところがないので、雪には全く引っかからなく、蹴り込もうにも靴底が柔らかいので、うまくサクッと入らない。
どうにかならないものかと考えた末、バックステップで降りた。
途中、傾斜が緩くなったので、尻滑りで降りようとやってみるも、スピードが出過ぎてしまい、転げながら止めた。岩がなかったからいいようなものの、大怪我するところだった。
途中、傾斜が緩くなったので、尻滑りで降りようとやってみるも、スピードが出過ぎてしまい、転げながら止めた。岩がなかったからいいようなものの、大怪我するところだった。
途中から、雪が途切れて、沢に入ると、足首が冷却され、痛みが引いた。吐き気がするほど痛かったのに、不思議なものだ。
全く痛みがなくなったので、調子に乗ってガシガシ下ったが、明日になったらどうなっていることやら?
ちなみに今回の歩きで最も難しかったのは、雪と沢の境界。薄くなっている雪渓を歩くわけにはいかないので、分厚いところを歩く。そうすると、沢へ移る際に、どうしても崖のような部分を経由しなくてはならなかった。
全く痛みがなくなったので、調子に乗ってガシガシ下ったが、明日になったらどうなっていることやら?
ちなみに今回の歩きで最も難しかったのは、雪と沢の境界。薄くなっている雪渓を歩くわけにはいかないので、分厚いところを歩く。そうすると、沢へ移る際に、どうしても崖のような部分を経由しなくてはならなかった。
林道に入る手前、傾斜の緩い何でもなさそうな岩面で滑ってドボン。下半身ずぶ濡れに。立ち上がろうにも滑ってなかなか立てなかった。アクアステルス、今までヌメリでも大丈夫だったのに、ここだけ。どうやらヌメリの下の岩の質感が問題らしい。
気を取り直し、林道を進み、無事、下山??かと思ったが。
最後に悲劇が。
身体にダニがいっぱいついているのだ。足の痛みも忘れて大パニックに。
噛みついているやつはまだいなかったが、その数、10匹は優に超えていた。
最後に悲劇が。
身体にダニがいっぱいついているのだ。足の痛みも忘れて大パニックに。
噛みついているやつはまだいなかったが、その数、10匹は優に超えていた。
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コメント
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いつもは安心していますが
久々に、ドキドキしながら読みました。
ご無事で何よりです!
でも、自分では絶対行けないと思うので、山も風景も沢も、すごく楽しく拝見しました。
ありがとうございました。
沢靴〜難しそうですね。
今年の日高はしばらく軽アイゼンが必要みたいですね。
アクアステルスというのは最近の流行りなのですか?
戻ってこれましたが、一瞬、ヘリという考えが頭を過ぎりました。怪我なんかで身体が弱ると、心まで弱くなるというのが良くわかりました。
足首の腫れがひかないので、念のため、病院に行ったのですが、結局何か分からず。骨には異常がなかさそうだったので、少し安心をもらって帰ってきました。
御心配おかけしました。
ゴムソールなんで、登山靴と同じ感覚で行けるかと思い、手を出してみました。
しかし、沢目的だけあって、底が柔らかく、登山靴と同じようには行けませんでしたが、それでもフェルト靴より、長時間歩けるのではないかと思います。
また、水の中ではフェルトよりグリップ力あると思います。逆に乾いた部分で少し滑ることがありました。
個人的には、かなり満足しています。
沢靴を買い換えることがあれば、是非、候補に入れてあげてください。
こんにちわ。
ワタシもシーズン始めの沢が一泊装備なんて時は足裏から足首が痛くなりました。
ネオプレーンのソックスを履く様になってからは、少し改善しました。
エサオマンは昨年やはり雪渓で撤退してきました。
今年は去年以上ですね。
沢計画を見直さなければ・・。
お大事にしてください。
コメント、ありがとうございます。
>足裏から足首
まさにそこなんです。
踝まわりの腱を痛めたみたいで、あと、足裏側に内出血が。両足全く同じ痛め方なんで、外乱ではなく、冷えた中での足の酷使が問題なんでしょうね。
ネオプレーンソックス、良さそうですね。今度、試してみます。情報、ありがとうございます。
エサオマン往復とは、日程の都合もあったでしょうがもったいないですね。カムエクに下りられないとの制約もあったのでしょう。
あまりにエサオマン〜カムエクのルートの困難さが喧伝されていますが、これほど素敵なルートはそうそうないでしょう。
そういう私も寄る年波には勝てず、もう一度と言われればちょっと躊躇するルートではあります。
コメント、ありがとうございます。
この時は、足の怪我で頭がいっぱいで、無事下山できればとばかり考えていました。
エサオマン〜カムエクの間、いつの日か行ってみたいと思っていますが、なかなか行きたい時期と仕事のお休みが合わず。そして、本州へ転勤になってしまいましたので、時間に加えて、お金の制約がと、、、壁がどんどん高くなっていきます。
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