鳳凰三山【夜叉神峠登山口BS→薬師岳→観音岳→地蔵岳→広河原BS】


- GPS
- 15:10
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,245m
- 下り
- 2,080m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 6:46
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 4:24
- 合計
- 10:55
天候 | ■3日→ガス! ■4日→晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2013hirogawara.htm |
写真
夕食まで時間つぶしに飲みまくりです。ペットボトルは、いつものウィスキー。
寝床や夕食の準備をする必要がないので、初対面の人と談笑しまくり。小屋泊まりって良いですね。
感想
景観のいい稜線歩きに定評がある鳳凰山。南アルプス第一弾として前々から計画していました。
本命は紅葉にギリギリ間に合うくらいの晩秋の時期なので、その下見も兼ねて。
金曜の仕事を無理やり終わらせて会社を脱走。その日のうちに甲府入りしてビジネスホテル泊。
少しでも寝て体力を回復させたら、始発のバスで登山口へ。
これで、夜叉神峠なら6時には登り始められるので、時間的な不安はありません。
ただ後述の通り、そんな心配は杞憂に終わってしまいますが・・・。
■夜叉神峠登山口BS→薬師岳小屋
8月のハイシーズン。なのに甲府駅を04:20発のバスは全員着席でも4台口程度。
マイカー規制後は芦安の駐車場を利用する人が圧倒的に多い印象です。
ちなみに夜叉神峠のゲートが05:30に開門なので、それより早く着いても無意味です。
夜叉神峠登山口で降りた人は少なく、予想外に静かな山歩きを予感させます。
その一方で、甲斐駒ケ岳や北岳の混雑っぷりは壮絶なのでしょう。
夜叉神峠登山口からは一般的な7m/minのペースで歩くと、CT通りに夜叉神峠に着きました。
展望地が作られていますが、残念ながらこの日は朝から濃いガスに覆われていました。
夜叉神峠からは長丁場を警戒して6m/minに落として、ややゆっくりしたペースで歩きます。
地図上の無名ピークに杖立峠の指導標がありますが、その代わり地図上の杖立峠には何もありませんでした。
多少は急峻な登り区間があるものの、基本的には単調で緩やかな登り坂です。
そして、時間が余りすぎるという誤算に見舞われます。
CTの設定値が緩く、夜叉神峠から苺平までCTで4時間のところを、休憩15分込みで2時間45分程度で歩けました。
あまりにも時間が余ったので、苺平から辻山に寄るも展望はガスでお察し。
寝不足なので、念のために高度順応も兼ねてランチで1時間ほど過ごしました。
薬師岳小屋には水場がないので、南御室小屋で次の日の分まで水を補給して担ぎ上げる必要があります。
あまり調子に乗ってゴクゴク飲むと、2L程度では足りなくなります。
南御室小屋から断続的に急登が現れます。水を補給してザックが重くなっているので、ゆっくり歩いてスタミナの浪費を避けます。
ここもCTの設定が緩く、60分ほどで薬師岳小屋に到着しました。
暇なので薬師岳まで登ったり、酒を飲んだり、談笑したりして過ごします。
夕食は、小屋の名物おでん定食。布団は2人で1枚でした。
この時期は夕食が17:30、消灯が20:00、朝食が05:30とのことです。
今回は早朝の稜線歩きがしたかったので、朝食はパスしました。
■薬師岳小屋→地蔵岳
隣の人の寝返り膝蹴りを食らって目が覚めたので、星を眺めに薬師岳まで登ります。
人工の灯りがない午前1時の山の星空は、視界一面に広がって素晴らしかったです。写真には撮れませんでしたが・・・。
小屋に戻って2度寝して、4時にまた膝蹴りでモーニングコール。
挙句ヘッデンで顔を照射され続けてイラっとします。
薬師岳に4たび登って朝焼けの撮影に望みます。ほとんどの宿泊客が登ってきたようです。
朝焼け自体はイマイチな不発に終わりましたが、その代わり朝日に照らされた雲海は絶景でした。来て良かったです。
朝食は頼んでいないので、小屋には戻らず鳳凰三山の縦走に突入します。
頻繁にペンキのマーキングが施されているので、薬師岳→地蔵岳への縦走では道迷いはありませんでした。
朝イチで地蔵岳への大きな登り返しはキツく、途中で何度も休憩しました。
反対側から観音岳への登り返しも、なかなかキツいようです。
でも、正面には甲斐駒&仙丈、左手に白峰三山、右手に一面の雲海、果ては遠方に八ヶ岳や富士山と、見どころが多すぎて常にキョロキョロしてる贅沢な稜線歩きに。
もう写真に納まるような光景ではないです。道行く人たちも思わず感嘆の声を漏らします。
赤抜沢ノ頭にザックをデポして地蔵岳にピストンします。
地蔵岳の山頂標は見つけられませんでした。
みんな当たり前のようにオベリスクを目指して登っていくのですが、山頂標を撮ってる様子はありませんでした。
■地蔵岳→広河原
引き続き、森林限界を突破した気持ちいい稜線歩きです。
高峰への登り返しは途中から岩稜混じりになってきますが、難しくはありません。
高峰から白鳳峠までの下りは中盤まで急峻な岩稜です。難易度は瑞牆山と同程度?登りは大変そうですが。
中盤からはガラっと変わって裾野の広いガレ場歩きになります。
白鳳峠からも引き続きガレ場歩きで、樹林帯に入ると標高を落とすほどに傾斜が増してくるという嫌な特徴があります。
普通の人であれば足に疲れが溜まっている頃合いなので、頻繁に休憩を入れながら転倒や滑落を予防したいところ。
1,000m近くを2時間で降りるのは大変です。
しかも時おり木々の間から見える野呂川が近いようで遠く、辟易とします。
水場、靴の洗い場、レストランなど使うなら広河原山荘に立ち寄ります。
広河原インフォメーションセンターには、何もありません。
広河原を12:45発の甲府駅行きは、7台口を用意するも立ち乗りが出たようです。
ゆったり座って帰るには、発車の30分以上前から並んでいる必要がありそうです。
地蔵岳からドンドコ沢ルートで青木鉱泉に降りる選択肢もあります。
自分の実力では12:15のバスに間に合わないので、青木鉱泉の立ち寄り湯を使いたいところですが、1,000円も払ってシャンプーさえ無いとか個人的にはNGです。
なので、広河原から甲府に出て、ホテル談露館の立ち寄り湯を使うことにしました。
同じ料金でシャンプーやタオルも使えるので、準備が要らないのが嬉しいところ。
でも、ちょっとお湯が熱かったかな・・・ゆっくりできませんでした。
SuSEさん、こんばんは
レコのちゃんとしたコメントは別途させていただくとしまして…
今回、どこかですれ違ってる?いや、お会いしてると思います
鷹ノ巣山以来の超ニヤピンです!
詳細は後ほど
オヤスミナサイ…
どうもどうも
しかしまぁ、何の口裏も合わせてないのにニアピンしますなぁ。
2日目は広河原で会社の同僚にも会ったし、山は意外と狭いのかもしれませんね
この行程は色んな人と駄弁りすぎて誰が誰なのか全く思い出せませんが、レコ楽しみにしていますよ
SuSEさん、こんばんは
8/4(日)の雲海、日の出は最高でしたよね!
同じ時間にすぐ隣りの山から同じ景色を眺めていたなんて
本当に奇跡に近いですね
奇跡に近いといえばSuSEさんの山めし!?
こちらの方が奇跡に近いかもですね
ポテチの野球カードで長島さんが入っていた時のような奇跡です(笑)
秋までには鳳凰三山を歩いてみようと思っているので是非、
山行の参考にさせていただきます
でも仕事が忙し過ぎて行けないかも…
SuSEさんはかなりの飲兵衛なことが判明した鳳凰三山、
お疲れSummerでした
甲府駅と広河原でニアミスしましたか
なかなかの弾丸行程だったようですね。お疲れ様でした。
4日の朝は良かったですねぇ
美味しい物は最後に食べる派としては、北岳への登頂はもう少し先の話になりそうです
普段は山めし面倒で作らないんですよ
シェラカップで、カップ麺用のお湯か雑炊を作るくらいで・・・。
まぁ、でも、たまには作ってみるかって気になる日もあります
秋の鳳凰三山は、お盆より混雑するとも聞きます。
余裕を持って、万全の体制で臨まれてください
山小屋のテーブルで宴会セットを広げて独りうだうだ呑んでいたら、多分それは俺かもしれません
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