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Yamareco

記録ID: 331204
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

百名山・水晶岳〜18時間超の激歩(七倉から日帰りピストン)

2013年08月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
18:27
距離
43.0km
登り
2,832m
下り
2,816m

コースタイム

合計歩行時間 18時間27分

0:15七倉 ― 1:19高瀬ダム ― 3:33三角点 ― 4:27烏帽子小屋4:29 ― 6:44野口五郎小屋 ― 7:01野口五郎岳7:02 ― 7:27真砂分岐 ― 8:16東沢乗越 ― 8:55水晶小屋 ― 9:31水晶岳9:33 ― 10:08水晶小屋 ― 10:35東沢乗越 ― 11:46真砂分岐 ― 南真砂岳 ― 湯俣岳 ― 15:11湯俣15:15 ― 17:26高瀬ダム17:38 ―18:42七倉

【コースタイム】
七倉―高瀬ダム     1:04
高瀬ダム―烏帽子小屋 3:08
烏帽子小屋―野口五郎岳 2:32
野口五郎岳―水晶岳 2:29
水晶岳―湯俣    5:08
湯俣―高瀬ダム 2:09
高瀬ダム―七倉 1:04
 
天候 くもり→土砂降り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉荘前の無料駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
◆七倉〜高瀬ダム〜烏帽子小屋(ブナ立尾根)
七倉から高瀬ダムは、長いトンネルのある舗装道路です。
高瀬ダムからブナ立尾根登山口までは、つり橋を渡り、沢沿いに歩きます。
ブナ立尾根は、北アルプス3大急登の一つと呼ばれるにふさわしい登りです。
深夜なので、「権太落し」と呼ばれるせり出した大岩や、崩壊地は、良く分かりませんでした。

◆烏帽子小屋〜野口五郎岳
小屋からキャンプ場の中を通過して一旦下り、鞍部から三ツ岳に向かって稜線を登り返します。三ツ岳は巻きます。その後は、砂地の道を緩やかに歩き、下ると野口五郎小屋、登り返して、間もなく野口五郎岳頂上です。
危険な感じはありませんが、岩場や斜面を横切るので、よそ見をすると、ひょっとすると、谷底に落ちるかもです。

◆野口五郎岳〜水晶小屋〜水晶岳
野口五郎岳頂上から砂地の道を巻くように下ると、竹村新道との分岐「真砂分岐」に至る。少し下って鞍部となり岩の稜線を登って、下ると、東沢乗越という広めの鞍部になります。そこから再び岩の稜線を登り、砂地の急な登りをジグザグに行くと、水晶小屋に至ります。小屋の左側から少し登りすぐ右に稜線歩きをして、最後に岩の急道を巻くように登ると狭い山頂に至ります。最後だけは要注意かな?

◆水晶岳〜真砂分岐〜竹村新道〜湯俣
水晶岳から真砂分岐までは、記載省略。
竹村新道は、真砂分岐から3時間半程度でしたが、稜線でもアップダウンがあり、森の中でもアップダウンがあって、過酷なルートです。
私的には、登りでは使いたくないルートです。

◆湯俣〜高瀬ダム〜七倉
湯俣からダムまでは、川沿いの道をひたすら歩きます。ひたすらです。
最初は未舗装の狭い道をときどきアップダウンしながら歩きます。
途中からは、舗装道路となり、最後に長いトンネルで、ダムに到着します。
ダムから七倉までの舗装道路は、タクシーを使わない者だけが「ツラさ」を味わえます。



予約できる山小屋
七倉山荘
0:15スタート
タクシーなど走っている訳なく、ダムまで1時間余を一人歩きます
2013年08月04日 00:15撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 0:15
0:15スタート
タクシーなど走っている訳なく、ダムまで1時間余を一人歩きます
で、高瀬ダムに到着
これが全くの静寂の闇
ダムの水面も見えず
2013年08月04日 01:19撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 1:19
で、高瀬ダムに到着
これが全くの静寂の闇
ダムの水面も見えず
ダムからトンネル、吊り橋を超えて、濁沢に至る
2013年08月04日 01:38撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 1:38
ダムからトンネル、吊り橋を超えて、濁沢に至る
いよいよブナ立尾根の入口
12から0番まで番号札があるようです
2013年08月04日 01:42撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 1:42
いよいよブナ立尾根の入口
12から0番まで番号札があるようです
北アルプス三大急登に初チャレンジです
2013年08月04日 01:43撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 1:43
北アルプス三大急登に初チャレンジです
11から9番まで分からず、いきなり8番札登場
2013年08月04日 02:28撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 2:28
11から9番まで分からず、いきなり8番札登場
ダムから2時間を超えて三角点に到着
2013年08月04日 03:33撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 3:33
ダムから2時間を超えて三角点に到着
三角点は標高2208mとか
七倉から1140m登ったことに・・
烏帽子小屋まであと300m余
2013年08月04日 03:33撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 3:33
三角点は標高2208mとか
七倉から1140m登ったことに・・
烏帽子小屋まであと300m余
大きな岩が「タヌキ岩」?
ここで左に行かないと、谷底かも・・・ぞっとした瞬間でした。
2013年08月04日 03:41撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 3:41
大きな岩が「タヌキ岩」?
ここで左に行かないと、谷底かも・・・ぞっとした瞬間でした。
ダムから約3時間10分で烏帽子小屋到着
深夜だし、こんなもんでしょうか・・
2013年08月04日 04:29撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 4:29
ダムから約3時間10分で烏帽子小屋到着
深夜だし、こんなもんでしょうか・・
明るくなったら、曇天だった・・
歩き始めは満天の星空だったのに・・
2013年08月04日 04:42撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 4:42
明るくなったら、曇天だった・・
歩き始めは満天の星空だったのに・・
4:53、ご来光です。
このあと、昼近くまでお日様を見ることはなかった・・・
2013年08月04日 04:53撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 4:53
4:53、ご来光です。
このあと、昼近くまでお日様を見ることはなかった・・・
稜線はガスに包まれている・・
2013年08月04日 04:53撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 4:53
稜線はガスに包まれている・・
でも、挑戦あるきは楽しいな
2013年08月04日 04:54撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 4:54
でも、挑戦あるきは楽しいな
砂地は結構足を取られます
2013年08月04日 05:06撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 5:06
砂地は結構足を取られます
お花も咲いています
2013年08月04日 05:19撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 5:19
お花も咲いています
景色が良くない分、視線は足元に
2013年08月04日 05:42撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 5:42
景色が良くない分、視線は足元に
シャクナゲですかね?
2013年08月04日 05:42撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 5:42
シャクナゲですかね?
残雪もそこここに
2013年08月04日 05:45撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 5:45
残雪もそこここに
砂地の稜線に突然、岩が出てたりして・・
すでにガスの中でビックリしたりする
2013年08月04日 06:10撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 6:10
砂地の稜線に突然、岩が出てたりして・・
すでにガスの中でビックリしたりする
ガスで眼鏡が水滴だらけ・・
突然、野口五郎小屋登場
2013年08月04日 06:38撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 6:38
ガスで眼鏡が水滴だらけ・・
突然、野口五郎小屋登場
ここでパンを食べていたら、小屋から長野県のパトロール隊の方が出てきて「どこまでいくの?」
「とりあえず真砂分岐まで」って・・すぐそばなのに・・
2013年08月04日 06:44撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 6:44
ここでパンを食べていたら、小屋から長野県のパトロール隊の方が出てきて「どこまでいくの?」
「とりあえず真砂分岐まで」って・・すぐそばなのに・・
小屋から少し登り返して野口五郎岳頂上に到着
歩き始めて6:46かかってます
2013年08月04日 07:02撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 7:02
小屋から少し登り返して野口五郎岳頂上に到着
歩き始めて6:46かかってます
色々な花が霧に濡れていてカレンです
2013年08月04日 07:19撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 7:19
色々な花が霧に濡れていてカレンです
大きな野口五郎岳を巻きながら下って、竹村新道との分岐「真砂分岐」に至る
2013年08月04日 07:27撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 7:27
大きな野口五郎岳を巻きながら下って、竹村新道との分岐「真砂分岐」に至る
景色よりお花です
2013年08月04日 07:34撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 7:34
景色よりお花です
お花畑だってあるぞ
2013年08月04日 07:37撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 7:37
お花畑だってあるぞ
東沢乗越です
もう土砂降りです
撤退も考えた瞬間です
2013年08月04日 08:16撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 8:16
東沢乗越です
もう土砂降りです
撤退も考えた瞬間です
こんな岩場を登ったり、下ったり・・
2013年08月04日 08:32撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 8:32
こんな岩場を登ったり、下ったり・・
急な坂を登ると、小さな水晶小屋に到着
リュックが軒下、人は小屋の中
いずれも並んでました
後からの登山客を受け入れない雰囲気でした
2013年08月04日 08:55撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 8:55
急な坂を登ると、小さな水晶小屋に到着
リュックが軒下、人は小屋の中
いずれも並んでました
後からの登山客を受け入れない雰囲気でした
水晶岳直下の岩場にライチョウがいました
雨なのに・・
2013年08月04日 09:24撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 9:24
水晶岳直下の岩場にライチョウがいました
雨なのに・・
やっと、水晶岳に到着
歩き始めて9:16かかったけど、時刻はまだ9:31です。
2013年08月04日 09:31撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 9:31
やっと、水晶岳に到着
歩き始めて9:16かかったけど、時刻はまだ9:31です。
狭い山頂。雨だし、寒いし、すぐ下ります。
2013年08月04日 09:33撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 9:33
狭い山頂。雨だし、寒いし、すぐ下ります。
遠くからだと、黒く見える「水晶岳」
2013年08月04日 09:34撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 9:34
遠くからだと、黒く見える「水晶岳」
沢山のお花
2013年08月04日 09:38撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 9:38
沢山のお花
きれいな色です
2013年08月04日 09:39撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 9:39
きれいな色です
風と雨で、びしょびしょです
2013年08月04日 09:53撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 9:53
風と雨で、びしょびしょです
水晶小屋は小さいな
2013年08月04日 10:08撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:08
水晶小屋は小さいな
先ほどと微妙にリュックの位置がずれている
2013年08月04日 10:08撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:08
先ほどと微妙にリュックの位置がずれている
こんな天気なのに、人気の小屋なんですね
2013年08月04日 10:08撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:08
こんな天気なのに、人気の小屋なんですね
ほんとうに沢山の花々
2013年08月04日 10:08撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 10:08
ほんとうに沢山の花々
雨だと時間がかかります
2013年08月04日 10:16撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:16
雨だと時間がかかります
ピンボケもやむなし
2013年08月04日 10:30撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 10:30
ピンボケもやむなし
ん?雨が止んできた・・
2013年08月04日 10:33撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:33
ん?雨が止んできた・・
東沢乗越
ガスが取れてきた
2013年08月04日 10:35撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:35
東沢乗越
ガスが取れてきた
稜線が見えてきた
2013年08月04日 10:55撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 10:55
稜線が見えてきた
岩は滑って、怖いです
2013年08月04日 10:56撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 10:56
岩は滑って、怖いです
意外と足場が悪い
2013年08月04日 10:59撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 10:59
意外と足場が悪い
ゴツゴツした岩の上を歩く
2013年08月04日 11:04撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:04
ゴツゴツした岩の上を歩く
2013年08月04日 11:07撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:07
2013年08月04日 11:07撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:07
2013年08月04日 11:07撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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下界に池がありました
2013年08月04日 11:13撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:13
下界に池がありました
稜線に沿って、ガスが取れて行きます
2013年08月04日 11:15撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:15
稜線に沿って、ガスが取れて行きます
竹村新道の稜線です
2013年08月04日 11:25撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:25
竹村新道の稜線です
野口五郎岳方面
2013年08月04日 11:30撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:30
野口五郎岳方面
真砂分岐
ここから竹村新道を歩きます
2013年08月04日 11:46撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:46
真砂分岐
ここから竹村新道を歩きます
竹村新道は最初は緩やかな稜線
2013年08月04日 11:46撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:46
竹村新道は最初は緩やかな稜線
見た目以上にアップダウン
2013年08月04日 11:54撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:54
見た目以上にアップダウン
やっと、水晶岳(左)が見えてきた
先ほどまで、あそこにいたと思うと、感動してしまいます。
2013年08月04日 11:56撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:56
やっと、水晶岳(左)が見えてきた
先ほどまで、あそこにいたと思うと、感動してしまいます。
竹村新道はお花がいっぱい
2013年08月04日 11:58撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:58
竹村新道はお花がいっぱい
雨も上がり、花も喜んでいるみたい
2013年08月04日 11:58撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:58
雨も上がり、花も喜んでいるみたい
ほれ
2013年08月04日 11:58撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:58
ほれ
それ
2013年08月04日 11:58撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 11:58
それ
斜面はお花パラダイス
2013年08月04日 11:59撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 11:59
斜面はお花パラダイス
水晶岳は黒い
2013年08月04日 12:06撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 12:06
水晶岳は黒い
水晶岳アップ
2013年08月04日 12:37撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 12:37
水晶岳アップ
槍ケ岳はこの時点では、まだ雲の中・・
竹村新道は、意外と展望がよろしい
2013年08月04日 12:44撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 12:44
槍ケ岳はこの時点では、まだ雲の中・・
竹村新道は、意外と展望がよろしい
槍ケ岳のアタマ・・もう少し
2013年08月04日 13:05撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 13:05
槍ケ岳のアタマ・・もう少し
もうちょっと・・
2013年08月04日 13:05撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 13:05
もうちょっと・・
でたーーー
2013年08月04日 13:05撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 13:05
でたーーー
かっこいい
2013年08月04日 13:06撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 13:06
かっこいい
硫黄岳あたり?
2013年08月04日 13:18撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 13:18
硫黄岳あたり?
標高1640mの展望地
2013年08月04日 14:56撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 14:56
標高1640mの展望地
槍ケ岳の先っちょだけ見えました
2013年08月04日 14:56撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 14:56
槍ケ岳の先っちょだけ見えました
下界が見えてきた
2013年08月04日 14:56撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 14:56
下界が見えてきた
ひーひー下って、竹村新道終了
「おつかれさまでした」癒される〜ぅ
2013年08月04日 15:10撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 15:10
ひーひー下って、竹村新道終了
「おつかれさまでした」癒される〜ぅ
竹村新道をこれから登る人用
2013年08月04日 15:10撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 15:10
竹村新道をこれから登る人用
晴嵐荘
ここに泊まりたかった
七倉まであと約3時間半
2013年08月04日 15:17撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 15:17
晴嵐荘
ここに泊まりたかった
七倉まであと約3時間半
吊り橋で川の反対側に
2013年08月04日 15:19撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 15:19
吊り橋で川の反対側に
高瀬川沿いにひたすら歩きます
2013年08月04日 16:40撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/4 16:40
高瀬川沿いにひたすら歩きます
湯俣から2時間10分余りで高瀬ダムに到着
2013年08月04日 17:26撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 17:26
湯俣から2時間10分余りで高瀬ダムに到着
タクシーを呼べず、七倉まで歩くことに・・
あと1時間
2013年08月04日 17:38撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 17:38
タクシーを呼べず、七倉まで歩くことに・・
あと1時間
ダムの反対側をジグザグに下ってから、七倉に向かいます
2013年08月04日 17:38撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/4 17:38
ダムの反対側をジグザグに下ってから、七倉に向かいます
時刻は18:42、18時間27分で七倉にもどってきました。よく歩いたもんだ。
2013年08月05日 07:54撮影 by  EX-ZR200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
8/5 7:54
時刻は18:42、18時間27分で七倉にもどってきました。よく歩いたもんだ。

感想

夏休み山歩きのトップバッターは、以前からずっと歩きたかった「水晶岳」しかありません。数年前、三俣蓮華岳から、鷲羽岳に隠れるように見えた黒い山、それが私が最初に、「水晶岳」を「水晶岳」として認識した最初でした。
まさに、「黒岳」と呼ばれるにふさわしい山肌です。

水晶岳のことを調べてみると、宿泊しないで登山口に戻るためには、七倉からブナ立尾根、野口五郎岳を経由して向かうしかないことが分かりました。以前、百名山全山を日帰りで走破した方のサイトを見たことがあり、夜から歩けば、なんとかいけるという、漠然とした思いを持って、「その日」が来るのを待っていました。冬山をするわけでもなく、トレランをする訳でもない私にとっては、夏山の、それも、できるだけ、日の長い、夏の早い時期に照準を合わせるしかありません。

それに、水晶岳を歩くもう一つの目的は、ブナ立尾根を歩くこと。昨年の「ヤマケイ」で100急登特集を読んで、剣岳の早月尾根、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根、谷川岳の西黒尾根、燕岳の合戦尾根、笠ケ岳の笠新道は歩いているので、何としても、「ブナ立尾根」を歩いてみたいと思ったのでした。

ブナ立尾根について、ヤマレコの記事を見てみると、午前2時過ぎに歩いた方の記事で、2時間半で登ったというものがありました。さすがに、そんな時間で歩けませんが、その分、もっと早い時間に歩きだせば、私にも歩けるという、漠然として思いが膨らんでいきました。そこで、8月の初旬に夏休みを取って、実行に踏み切ったのでした。

七倉には、前日の20時ころに到着。午前0時スタートと決め、車中で仮眠をしました。目覚めると、満天の星空が・・やったーと心の中で叫びました。
七倉から高瀬ダムまでは、日中はタクシーが走ってくれるのですが、午前5時30分からと決められています。
当然、この時間では、ダムまで歩くしかありません。最大の難敵は、長い長いトンネルの「恐怖」に勝つことです。トンネル内は、夜は消灯されてしまいます。
その上、クマの目撃情報もあるらしく、左手に予備のライト、右手に熊除けの鈴を持って、3つの大きなトンネルを越えていきます。
「恐怖」に何とか打ち勝ち、ジグザグに歩くと高瀬ダムに到着します。街灯がちょこっとあるだけで、ダムは真っ暗、水面も全く見えず、本当に怖いです。

右に道を取り、再びトンネルに入って、不動沢つり橋を渡り、広い沢の砂地を慎重に道を選びながら、キャンプ場の表示を横目で見つつ、ブナ立尾根の登山口に到着します。登山口の道標の横には、12から0まで番号がふってあります。12が現在地、9がゴンタ落とし、6が中休み、4が三角点、そして0が烏帽子小屋です。

ブナ立尾根は、暗闇の中、急登なのかどうなのか、大変なのかどうなのか、全く分かりません。深夜ラジオのオードリーのオールナイトニッポンをガンガン鳴らして、熊除け&恐怖対策を講じています。ゴンタ落としの9番の存在すら気付かず、12番の次は、8番というありさまです。こんな調子で、もくもくと歩いて、ダムから3時間08分で、烏帽子小屋に到着しました。

烏帽子小屋には午前4時27分に到着。すでにトイレ渋滞が始まっていましたが、まだ日の出前なので、鈴を鳴らさないようにして、テント場を通りぬけて行きます。空を見ると・・曇天(どんてん)、雨降るなと心で祈って、いよいよ稜線歩きになります。

しばらくして、一瞬、ご来光を拝めましたが、本当に一瞬だけ・・明るくなればなるほど、鉛色の雲の色が際立っていきます。しばらくすると、稜線は完全にガスに包まれてしまいます。その上、風が強い・・。眼鏡が水滴に、頭に手を持っていくとしっとり濡れています。日が高くなれば、霧は晴れるはず・・と信じて、稜線歩きを続けます。三ツ岳は頂上を踏むことなく、横腹を歩きます。あこがれの「裏銀座コース」なのに、展望は全くありません。晴れていれば、右に赤牛岳、左に餓鬼岳、燕岳というところでしょうか?心の慰めは、足元のお花畑だけですが・・・私は、花の名前を知らない・・・。きれいな花を写真には納めます。

ゴツゴツした大きな岩を乗り越える場所もあり、ガスがいつの間にか、霧雨化していきます。岩も滑りだします。緩やかな稜線のアップダウンが続き、すっと、下ったところで、突然、野口五郎小屋が登場します。小屋の前の軒先でパンをかじっていると、小屋の中から長野県の山岳救助隊のジャンパーを着た若いお兄さんが出てきて、「どちらに行かれますか」と聴かれました。雨も降りだしたこともあって、
このまま、竹村新道から下ろうかなという気持ちも芽生えていたこともあり、つい、「とりあえず真砂の分岐まで行ってから考えます」と答えてしまいました。
お兄さんは、「そうですか、気を付けてください」と言って、小屋に戻って行きました。あとから、分かったのですが、小屋から真砂分岐まで目と鼻の先だったので、「とりあえず・・」というのは適当な回答ではありませんでした。恥ずかしいです。

小屋から少し登ると、野口五郎岳頂上です。風が強く、強い霧雨になっています。野口五郎岳も人気の山ですが、時刻は午前7時なのに、頂上には誰もいませんでした。とても寒いので、先を急ぐことにします。砂地の道を巻くように下っていくと、竹村新道との分岐、「真砂分岐」になります。そこからちょっと、下って、岩の多い道をアップダウンして水晶小屋に向かいます。東沢乗越あたりになると、とうとう土砂振りになってしまいました。リュックに入れた雨カッパを装着せず、ヤッケと帽子、折り畳み傘で歩く、ひねくれ者は、ズボンがびしょぬれになってしまいました。

このズボンは、もう何年も履き続けているもので、つい最近も、ヒザの部分が破けたのを、かがってもらったばかりです。岩場の道もツルツル滑りだし、段差の大きい場所を足のチカラで越えて行きます。「もう帰ろうかな」と思いながら、右足で岩を登ったそのとき、ヒザのかがった部分が目に入りました。それを見た瞬間、最愛のツレが再生不能と思われる程度に破けた部分を、一生懸命、直してくれたんだった、私は一人じゃない、彼女のためにも、もう少し頑張ってみよう、気持ちを奮い立たせることができました。彼女の応援をもらった気持ちです。ちなみに、彼女とは、この4日後の8月7日、一緒に仙丈ケ岳に行っています。

さて、土砂降りの中、新たな気持ちとなった私は、足取りも軽くなり、急な登りも淡々と歩くことができ、あっという間に水晶小屋に到着。そのまま、水晶岳頂上を目指すことにしました。最初は緩い稜線歩き。ここらへんに来ると、水晶岳から戻ってくる人がどんどん湧いてきます。後ろからも、空身のおじさん・おばさん4人組みがスゴイ勢いで追い抜いていきます。私は、びしょびしょ姿の傘差し野郎でヘロヘロ状態なので、仕方ありません。水晶岳は、最後に岩の道を一気に登り詰めます。追い抜いた4人組のペースが一気にダウン。追い抜かれるのが嫌なのか、4人で私をブロック。おい、邪魔をしないで、歩かせてくれぇ・・。いいかげん、着き合っていましたが、ガマンできず、「スミマセン、抜かせてください」で、ようやく譲ってくれました。途中、ライチョウを拝むこともでき、喘いて登って、やっとの思いで水晶岳頂上に到着しました。雨は止んだものの、相変わらず、視界5mといったところでしょうか。少し遅れて到着した4人組に写真を撮ってもらい、9時間16分かけて歩いたのに、ものの2分で、下山することになりました。何しろ、展望もなく、その上、風が強くて寒いのです。

そこから、先は、淡々と歩き、東沢乗越を超えた辺りで、ガスが晴れだし、真砂分岐辺りで、視界が一気に広がって行きました。竹村新道に入り、しばらく歩いて振り返ると、何と、水晶岳の頂上部分も見えるではありませんか。この日は長丁場なので、天候の回復をのんびり待つことはできないので、仕方ありませんが、これが、自然相手の山歩きです。

竹村新道は、距離が長いうえ、アップダウンがたっぷりあり、稜線から樹林帯に入ると、展望もなく、深い山の中でアップダウンを繰り返すので、思いっきり厳しいです。標高差も真砂分岐から湯俣まで1400m余りあるので、なかなかのコースでした。天候が回復し、ぐちゃぐちゃ道でなかったのが、せめてもの救いです。

湯俣に到着し、晴嵐荘で微炭酸のCCレモンのペットボトルを300円で購入。ぬるかったけど、とてもおいしかった。奥の食堂では、女性2人が生ビールを飲んでいらして、ここに泊まろうかなと、一瞬思ってしまいました。その誘惑を打ち消し、長い林道歩きが始まります。

約2時間かけて高瀬ダムに到着。もう、タクシー呼ぶしかないと。たまたま、親子2人組がいらして、一緒にタクシー呼びましょうということなったのですが、携帯電話は圏外、公衆電話は10円玉オンリーなのに、私も親子さんも10円玉が1枚もない・・・仕方なく、七倉まで、3人とも歩くことになりました。

七倉には18時42分に到着。全行程18時間27分のハイキングでした。

なお、その後2日間は、大雨で山歩きはできず、8月7日に新穂高から鷲羽岳日帰りピストンをしました。この顛末は、別にレコします。





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コメント

ビックリしました( ´△`)
とてもハードな山行ですね。
18時間寝られはしますが、歩くなんて考えもつきません。
湯俣温泉からの帰りに見上げた稜線、いつかのんびり歩いてみたいと思っています(*^^*)
2017/2/21 18:10
Re: ビックリしました( ´△`)
myu522さん、コメントありがとうございます🍀
勢いで歩いたコースですから……。
タクシー乗れなくて、泣けました(>_<)🍀
2017/2/21 21:29
過去の記録
今更ながらMISICAさんの記録を遡っています。
「最愛のツレ」。グッときますね。
登下降ルート以外は私もすべて歩いていますが、その分凄さを実感できます。
ここまで日帰りに拘るMUSICAさんはどんな人なのだろう。
MUSICA研究はつづく。(笑)
2018/6/24 8:35
Re: 過去の記録
borav64mさん、こんばんは。

古いレコを御覧いただき、恐れ入ります。
日帰りの拘りですか?
ズバリ、小屋泊まりが苦手で、テント泊は帰ったあとの後片付けが面倒くさいからです。
でも、行きたいところは行きたい・・・。
長いルートは早く歩き始めれば足りるし、急な場所は頑張ればいい。
それだけのことです。
それって、変人ですか?
2018/6/24 19:29
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