【88/100】朝日連峰（日暮沢から周回）

2021年07月03日(土) [日帰り]

• GPS: 11:05
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,978m
• 下り: 1,965m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:12
• 休憩: 1:54
• 合計: 11:06

4:47 スタート地点
5:30 5:31 竜門滝
6:46 6:46 ハナヌキ峰
6:52 6:52 ハナヌキ峰分岐
7:23 7:26 三沢清水
7:47 8:58 古寺山
9:26 9:26 小朝日岳
10:10 10:16 銀玉水
10:39 10:46 大朝日岳山頂避難小屋
10:55 11:04 大朝日岳
11:12 11:13 大朝日岳山頂避難小屋
11:27 11:27 金玉水
11:39 11:39 中岳
12:26 12:35 西朝日岳
13:11 13:12 竜門山
13:43 13:43 ユーフン山
14:08 14:08 清太岩山
14:46 14:52 ゴロビツ沢源頭水場
15:49 15:49 日暮沢小屋
15:53 ゴール地点

天候

晴時々小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日暮沢登山口駐車場へ。駐車無料。トイレ有。キャパは15〜20台程度。
登山口手前の4〜5kmほど未舗装の林道を走行する必要があります。一見整地状態は悪くなさそうに見えるが所々に凹凸が有り、スピードを出すと車体の底を擦るのでご注意。

コース状況／危険箇所等

【日暮沢駐車場〜竜門滝】しばらく林道を歩行した後は沢に沿って滝の近くまで。支沢を数回渡渉するが特に問題なし。
【竜門滝〜古寺山】稜線に乗るまではひたすらの急登。体力勝負。三沢清水の水場はちょうどこの日に給水ホースが敷設されて利用可能になったとのことです。
【古寺山〜小朝日岳】古寺山の通過直後と小朝日岳の北面に雪渓が残っているが歩行には影響なし。小朝日岳の巻き道は利用しなかったので状況不明。
【小朝日岳〜大朝日岳〜西朝日岳】なだらかな稜線を歩く。大朝日岳〜西朝日岳の稜線に2箇所ほど雪渓トラバースあるがツボ足で通過。ルートは明瞭。
【西朝日岳〜竜門山〜日暮沢駐車場】引き続き稜線上は歩きやすい。清太岩山からの下降は段差の大きい部分も多いので転倒転落にご注意。

その他周辺情報

大井沢温泉湯ったり館。大人300円。営業時間は20時までだったと思います。
https://www.gassan-info.com/spot/73

写真

7/3 4:45

日暮沢駐車場の立派な小屋。無人のようでしたが3階建！あの一番上の扉を使うことがあるのでしょうか？

7/3 4:46

未舗装の林道を4、5キロ進んだ先にこんなに広々した駐車場があるとは。

7/3 4:46

竜門山への登山口。帰りはこちらから戻ってくる予定。

7/3 4:46

案内図を確認。

7/3 4:49

時刻は4:49。まずは林道歩きからスタート！

7/3 4:57

沢の水量はそれほどでもない。

7/3 5:09

林道終点から先に何度か渡渉あり。

7/3 5:55

竜門滝の脇から急登です。腰掛けにちょうどいい木の幹。

7/3 6:19

ギンリョウソウ。おばけー！

7/3 6:29

木々の間から覗く雲海。

7/3 6:43

古寺鉱泉からのルートと合流。

7/3 6:46

おばけの大群！

7/3 7:04

花名調査中

7/3 7:06

マイヅルソウ

7/3 7:14

三沢清水？水場は見当たらず。
→インスタのフォロワーさんがちょうどこの日に給水ホースの敷設作業をされたとpostされてました。ご苦労さまです。

7/3 7:17

天気は思っていたよりもいいのですが。体調がイマイチでペースが上がらない。寝不足かなあ。

7/3 7:25

タニウツギ。

7/3 7:28

古寺山まだかー！？

7/3 7:29

ハクサンチドリ。稜線上にたくさん咲いてました。

7/3 7:30

素晴らしい雲海です。

7/3 7:36

古寺山の山頂直前で突然現れたヒメサユリ。

7/3 7:36

他の花とは格が違う存在感です。

7/3 7:41

何枚撮っても撮り足りないと感じる被写体です。

7/3 7:37

ようやく古寺山のピークに到着。
体調最悪でヘバリました。

7/3 7:42

とりあえず三角点。
ニ等三角点。点名「小朝日」標高1501.07m。

7/3 7:42

タッチ♪何故か小朝日の三角点がここに…

7/3 7:43

古寺鉱泉からの登山者さんが続々と到着する中で体調悪い私は撤退する気になって、この景色を1時間ほど眺めてました。

7/3 7:43

長い休憩のおかげで楽になったのと、後から見えた高齢の登山者さんが、まだこれからゆっくり歩いて日帰りされるとの話も伺ったので、ピストンで引き返すか、避難小屋泊まりも視野に入れて進むことにしました。

7/3 7:50

ヒメサユリに元気を貰いました。

7/3 8:50

タカネニガナ？

7/3 8:51

古寺山から少し下ったところに最初の雪渓。通過は問題なし。

7/3 8:53

このあたりは本当に沢山のヒメサユリが咲いています。

7/3 8:53

大朝日岳はガスの中。

7/3 9:05

アカモノ

7/3 9:07

小朝日へ登り返す。巻道へ向かう人も居たように思います。

7/3 9:09

何この小さい可愛い花？

7/3 9:09

イチゴみたいな葉っぱ。
ノウゴウイチゴかな。

7/3 9:13

コバイケイソウ。

7/3 9:15

小朝日の山頂直下。

7/3 9:17

小朝日岳に到着です。山頂には山名看板的なものはありませんでした。古寺山から意外と近かった。

7/3 9:17

これは三角点じゃないけど。。。

7/3 9:19

小朝日から下ると眼下には...

7/3 9:19

虹が見えました。

7/3 9:20

行く先はガスの中。

7/3 9:30

巻き道と合流。この辺でパラパラと雨が降ってきました。

7/3 9:32

小朝日岳の東面はなかなかの断崖絶壁です。

7/3 9:42

見えそうで見えない大朝日岳。
アタマかくしてY字雪渓隠さず(笑)

7/3 9:46

晴れたり雨が降ったりとめまぐるしい天気です。

7/3 9:50

体調も落ち着いて稜線歩きを楽しめる気分になりました。

7/3 9:54

これは凄いヒメサユリロード。

7/3 9:54

お見事です。

7/3 9:54

代表写真はこれにしよう。

7/3 9:55

ウサギギク。

7/3 9:57

白い小百合さんも咲いてました。

7/3 10:06

銀玉水の分岐。古寺山の山頂で撤退する気になって飲料をかなり消費したのでここで補給します。

7/3 10:04

水量豊富でドボドボ出ています。しかも冷たくて美味しい！
その場でペットボトル2本分くらい飲み干しました。

7/3 10:01

元気復活して大朝日へ向かう。この先はなだらかで木段がついています。

7/3 10:05

高山でよく見る黄色いお花。ミヤマキンポウゲかな。

7/3 10:08

右手には大きな雪渓。

7/3 10:08

涼しそうです。

7/3 10:09

小朝日からの稜線を振り返る。

7/3 10:09

ショウジョウバカマ。

7/3 10:12

ここに来てガスが晴れてきた！

7/3 10:12

大朝日の山頂も見えました。

7/3 10:15

シラネアオイ。

7/3 10:23

ヒナウスユキソウ。エーデルワイスですね。

7/3 10:24

朝日嶽神社の祠。

7/3 10:26

避難小屋が見えました。いい場所に建ってますね。

7/3 10:30

避難小屋到着！とりあえずトイレを借ります。チップ制で100円。

7/3 10:33

小屋の中はとても綺麗。これは快適だわ。

7/3 10:37

とりあえず山頂へ。

7/3 10:46

ほどなく山頂到着。よく頑張った！

7/3 11:00

百名山88座目の朝日岳です！

7/3 10:47

忘れないうちに三角点。
二等三角点。点名「朝日岳」標高1870.84m。

7/3 10:47

タッチ♪

7/3 10:55

時折青空が顔を覗かせる。

7/3 10:56

山頂には4，5名の登山者さん。
ガスが晴れても遠くの山は見渡せそうにないので下るとします。

7/3 11:05

小屋まで戻ってきました。

7/3 11:06

西朝日岳への分岐付近に咲いていたムシトリスミレ。
先ほど小屋の前で会話した御婦人が教えてくださいました。

7/3 11:06

食虫植物だそうです。

7/3 11:07

ハクサンイチゲ。

7/3 11:11

体調も復活したので当初計画通りに西朝日岳へ向かう。
ちょっと中岳との鞍部へ下る途中の登山道の真ん中に野ギツネが行き倒れてました。南無南無...

7/3 11:11

古寺山で1時間ほど遅れたけど暗くなることはないでしょう。
それよりも午後遅くなると雷雨に遭わないかが心配。

7/3 11:13

月山方面。おっ、ちょっと見えた。

7/3 11:14

コバイケイソウの大群落。

7/3 11:15

この辺りは大朝日岳の北面になるので、まだ雪が多めに残っています。

7/3 11:16

金玉水。読み方間違えないように...
こちらはまだ雪渓に埋まっているそうなので確認できず。

7/3 11:22

中岳との鞍部から大朝日岳を振り返る。なるほどこちらから見るとより一層端整な山姿です。

7/3 11:29

西朝日岳までの間に2回ほど雪渓を横断します。
水平にトラバース。慎重に通過すれば問題はありません。

7/3 11:36

これはシナノキンバイかな？黄色い花はややこしい！

7/3 11:42

西朝日岳へ続く稜線。
古寺山で先に行かれた若い男性とこの区間で行き違いました。古寺鉱泉から登られて西朝日岳までピストンされて戻る途中だそうです。今日の健脚ナンバー1でしょう！

7/3 11:48

これ何だろう...サラサドウダン？

7/3 11:52

二度目の雪渓。上部へ迂回してやり過ごす。

7/3 12:11

幻想的な光景です。

7/3 12:14

これはチングルマさん。

7/3 12:16

向こうに標柱が見えた。

7/3 12:17

12:17。西朝日岳に到着です。

7/3 12:20

この景色を見ながらランチを食べる。今日はおにぎりのみ。

7/3 12:28

これから歩く竜門山への稜線。たおやかです。

7/3 12:35

ミヤマダイコンソウかな？大群落です。

7/3 12:42

まだまだ続くよどこまでも！

7/3 12:57

シャクナゲの花。

7/3 13:05

竜門山の分岐。この辺りから大勢の登山者さんとすれ違う。皆さん竜門小屋を目指されているみたいです。

7/3 13:16

竜門山の西側をよく見ると…

7/3 13:16

あれが竜門小屋ですか。
よっぽど人気の小屋なんでしょうね。

7/3 13:24

竜門山を振り返る。

7/3 13:24

その向こうに歩いてきた稜線。

7/3 13:28

そしてこの辺りからまたヒメサユリが咲くエリアへ。

7/3 13:28

そろそろ見納めでしょうか。

7/3 13:30

ユーフン山の山頂辺りから歩いてきた稜線を振り返る。
ゼブラが美しい。

7/3 13:50

タニウツギ。

7/3 13:59

そして最後のピーク、清太岩山へ。
三等三角点。点名「見付川」標高1465.24 m

7/3 13:59

タッチ♪

7/3 14:25

ここから先は樹林帯へ突入。

7/3 14:29

中央がえぐれた登山道。しっかり脇の土手を刈払いしてくれてありますが、結構な段差なので落ちないように。

7/3 14:38

ゴロビツ沢の源頭水場。ちょっと見に行こう。

7/3 14:39

落ち葉が溜まっていてこりゃ水取る気にはなれない。
もうちょっと下から沢の音がしていたので水場はもっと下だったかも。

7/3 15:36

約1時間。登山者カウンター。麓の予感。

7/3 15:41

ウイニングロード！

7/3 15:42

戻ってきましたー！
前半はどうなるかと思ったけど何とか歩き通しました。

7/3 15:43

登る時は3台だけだった車がかなり増えてました。

7/3 17:10

車に戻って着替えた後は、朝日岳の別の登山口である朝日鉱泉へ向かう。現在アクセス道路の橋に損傷が見つかったとのことで、車を停めて林道を10分程歩く必要があります。

7/3 17:23

朝日鉱泉の立派なお宿。現在限定営業中とのことです。
利用される方は事前に電話予約をとのこと。

7/4 23:54

バッジを購入。650円。
電話で聞いてみたら御主人が快く対応していただけました。ありがとうございました。

7/4 5:25

その後一路北へ向かい、鳥海山の麓の道の駅で車中泊しました。

7/4 6:48

とりあえず道の駅の店が開くまでの時間で国道7号線沿いを朝の散歩。

7/4 7:12

風車が沢山で壮観です。

7/4 9:16

海岸に出てみる。日本海です。

7/4 9:28

昨年の秋に登った鳥海山。今日は天気が崩れる予報なので見上げるだけです。

7/4 23:55

店が開いたので、昨年買えなかった鳥海山の山バッジを購入！

7/4 9:52

ついでに玉こんにゃく！

7/4 9:58

そしてだだちゃ豆ソフトクリーム！山形満喫！

7/4 23:55

帰り道でさらに寄り道。群馬の草津温泉の道の駅を経由して草津白根山のバッジを購入。

7/5 0:02

これで88座分全てのバッジを取りこぼし無しで回収しました。
残すところ本州が5座、北海道7座です。
全座踏破はいつになるかは分かりませんがボチボチ巡りましょう。

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

Galaxy S8 SCV36 au サムスン

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ GPS モバイルバッテリー

感想

tonzablow

ここ2か月ほど県内の山を歩いてきたのでそろそろ遠征したくなって山形の朝日連峰へ。鳥海山と月山を昨年秋に歩いて以来の東北遠征です。金曜日の夕方早めに仕事を切り上げて高速使って日本海側から山形入り。毎回同じ失敗を繰り返すのですが、新潟の村上から山形の鶴岡まで夜間に走ると営業しているガソリンスタンドが無くて、ガス欠ギリギリで鶴岡の24時間営業のGSに滑り込む。黒埼PAのGSか高速を終点まで行かずに村上市内で早めに降りて給油しておかないとハマります。そんなトラブルもあって登山口に0時過ぎに到着。翌朝5時前から登り始めるが、どうにもペースが上がらない。運転疲れなのか寝不足なのか、それとも蒸し暑いなかの急登で熱中症気味だったのかは解りませんが、古寺山のピークに着くまでにバテバテになってしまい撤退やむ無しの状況に。ならば古寺山でのんびりしてから下山しようと1時間近く粘っているうちに体調も回復したのでゆっくり歩いてピストンや避難小屋泊まりも視野に入れて進むことにしました。結果的には調子が戻って当初の計画通りに周回することが出来ました。
太平洋側の地域に住んでいるので日本海側の山々、特に東北の山は本当に馴染みが薄くて朝日連峰の予備知識はほとんど有りませんでしたが、ヒメサユリをはじめとして、期待以上の花の楽園でリピーターが多いのも納得できました。
一方で登山口までのアクセスはどこもハードルが高く日暮沢も朝日鉱泉もダートの林道をかなり走って駐車場へ辿り着いたので、運転が苦手な方はご注意下さい。
これにて百名山88座目となりましたが、昨秋の鳥海山と、先日の草津白根山の山バッジを購入できていなかったので遠征ついでに購入してきました。
残すところは本州5座と北海道7座。北海道に頻繁に向かうのは難しいので、あと何年かかるかは未知数ですが気長に登って行きたいと思います。