針ノ木岳。予定外の蓮華岳も良かった(^^ゞ
- GPS
- 10:25
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,723m
- 下り
- 1,723m
コースタイム
・6:25 大沢小屋
・7:00 雪渓とりつき(アイゼン装着など10分休憩)
・7:50 雪渓登り切り(アイゼン収納など10分休憩)
・8:50 針ノ木峠・小屋(撮影会・オスプレイ分離・おにぎり1個。20分休憩)
・9:50 針ノ木岳山頂(撮影会など…10分…もっと痛かったけど(^^ゞ)
・10:25 針ノ木峠(行動食摂取10分休憩)
・11:30 蓮華岳山頂到着(撮影会など…10分休憩…おります)
・11:40 蓮華岳山頂下山開始
・12:20 針ノ木峠(昼食…25分休憩)
・12:45 針ノ木峠下山開始
・13:40 雪渓入口
・14:10 雪渓終了(アイゼン収納など10分休憩)
・14:45 大沢小屋
・15:45 扇沢
天候 | 晴れ⇒ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
・その下の市営駐車場は無料。4:45着で数台の空きあり。 ・駐車場入り口奥から扇沢駅の近道あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口にポスト有 ・トイレは扇沢駅のトイレが快適です(冷たい飲料水もいただけます) ・アイゼンを持参すれば危険な処はありません。6本歯が安心です ・但しルートは慎重に!この季節口を大きく開けているポイントもありますよ ・針ノ木峠までのジグザグの急登はザレていますので落石を発生させないように注意しましょう ・大町温泉の薬師の湯がおすすめですが、今日は混んでたな〜! |
写真
感想
世間は夏休みですね…
この夏は、南アの深部に連泊して過ごすつもりで10年以上使った大型のザックを新調して
準備しプランを練っていました。
久しぶりに師匠からも同じ山域に誘われていたので、楽しみにしてもおりました。
しかし、職場のレイアウト変更がこの夏休みにすることが決まり、9連休を目論んでいたところ、木金土日の4日間に(>_<)
師匠とすり合わせた予定もボツになり、このお盆休みは家族サービスも無く、山にも行きにくい状況(-_-;)
そんなこんなで、せめて一泊二日…(できれば二泊三日…山は何が有るか解りませんから…)と交渉してなんとか嫁を説得。
せっかく買った60ℓのオスプレイの試し山行に北アの高瀬・七倉・黒部ダム界隈に狙いを修正してプランします
久しぶりにブナの立尾根から上げて未踏の烏帽子岳を摂って少しハードにグルッて廻るかな?
酷暑を避けるために針ノ木雪渓を歩いて爺ヶ岳からの周回もいいかも?
七倉から蓮華と針ノ木を廻るのも行ってみたい!
踏み入れていないルートを少し重い装備でも安全に行ける処をと考え思いを巡らせていると
嫁が騒いで飛んできました…「あ…当たった、当たったよ〜 !(^^)!」
なんと、サザン応援団(ファンクラブです)の選考優先販売第2弾、茅ヶ崎ライブが当選したと。すると…
「あんた!早く山から下りて来てよ、ローソンで支払するの18日が期限なんだから (-_-メ)」
うちの嫁機械ものが弱くて、いつも一緒にローソン行って入力とかは私の仕事。もちろん支払いも私^^;
2泊して渋滞にはまり18日の支払い間に合わなかったら確実に殺されるな!
そんな変なプレッシャーを出かける前に与えられて、ライブに行けるのは嬉しいんだけど少し複雑…まさか当たるとは…
この一件で扇沢から、針ノ木ピストンで日帰りの選択肢も頭に入れて、小屋が空いていたら泊って柏原新道の周回と決めて行きます
扇沢の駐車場は相変わらず混雑していましたが、何とか隙間を見つけて無料駐車場に停めることが出来ました。
有料しか空いてなかったら、日帰り決定と心に決めていたので、この時点では一泊二日のプランで行きます。
新しい大きめのザックには、一応2泊分の着替えとアイゼン・宴会の摘みなど何時も山行に比べ私なりの重装備を
まとめて歩を進めます。いや〜やっぱり重いし、背負い心地もなんか振られる感じでパッキングが下手なのか?
ザックはドイターと決めて買い換えていたのに今回初めて、オスプレイの換えたのでなんかしっくりこない感じです^^;
扇沢駅の左をかすめて、針ノ木岳登山道の看板に導かれ途中車道を数回横切り、本格的な登山道へ
天を見上げると、久しぶりの晴天です。北アでは約1年ぶりの青空(^^ゞ
大沢小屋まではス〜と着く感じで、休まず歩を進めます。
北アにしては人も少ないようですね。(狙い通り)雪渓の取り付きまでに山ガールお二人とベテランの単独の方に
道を譲り今日もマイペースで単独なりの楽しみを噛みしめて、自然の息吹を楽しんでいました。
本日のメインデッシュ!針ノ木雪渓を目の前に「デカいな〜長そう…」と心の中で叫んでいました^^
取り付きには雪渓と篭川の流れから冷気が噴き出ているポイントがあり、針ノ木小屋方が
ここ数日で作ってくれたそうです。
アイゼンを装着して、涼を楽しみながら雪渓歩きを楽しみます。
酷暑でもありお盆も過ぎると、踏み抜きが命取りになりますから、油断せずにルートを確認して進みました。
私は少しジグザグに緩やかに高度を上げる感じでほぼ休まず登ります。
途中、山ガールさんと並走する形になると彼女たちの登り方は凄い!
一気に直登!それもピッチが速い速い。私は「ザック、ザック」と進む感じですが彼女たちは「ザッザッザッ…」と。
私には真似ができない登り方だと感心しておりました。(少し休憩は大目に取るようでしたけど)
雪渓を登りきると、さらに高度を上げる感じで道がついています。
途中の最終水場での冷たい水は滅茶苦茶うまい!
ここでも山ガールさんと一緒になります。
私はシャイなので話しかけることは中々できませんが「早いですね…」と一言だけ声を掛けさせて戴きました。
その後も彼女たちの後背を着かず離れず進むことになります。凄くいいペースです。無理をすれば抜けなくもないのですが
ホントに私の普段のペースと全く同じで、マイペースで上がると自然と歩調が合う感じでした。
意識はしていないのですが、二人の会話が耳に届けられます
「ウサギギクが可愛いね」「チングルマは終わり掛けだね」「鹿島槍が見えてきたよ」
よく知っているな…最近のポッと出たての山ガールさんじゃないことは解りました。
すると「今日は予定通り針ノ木と蓮華岳を日帰り…」???
なぬ?針ノ木は解るけど…蓮華も摂って日帰り?Tの字に登り降りするのか!
私は針ノ木ピストンでのんびりするプランと、小屋が空いていれば一泊して爺経由で周回しようと思っていたので
その手があったかと「フムフム」と。
ザレたジグザグの九十九折の山坂道を登りきると日本三大峠の一つ針ノ木峠に到着です。
(日本三大雪渓の針ノ木は有名ですが、実は峠も有名なんですね)
ここで、山ガールさんから写真撮ってくださいと声を掛けられたので、喜んで撮らせて戴きました。
二人で万歳したり、後姿を少し遊んだポーズを決めたりと、楽しげな様子を収めさせていただきました。
私も、記念に針ノ木峠の黄色の看板を入れて、撮ってもらいました。
そして「雪渓からお二人の後姿を何枚から撮らせてもらいました。ヤマレコやっているので載せても構いませんか?」と尋ねると。「どうぞ、どうぞ」と。近頃の子は乗りがいい。
少し休憩して、小屋の方にさっそく「今日空いてます?」と尋ねると、「一人一畳かな? 」
っと。この時期ですからね。
サザンのことが無ければ泊まっていたと思うのですが、先ほどの針ノ木&蓮華の山ガールプランに心が動かされてもいました。
峠から小屋の裏(表)に回り込むと…絶景が…槍穂が少し霞んで船窪岳の後方に陣取っていると思えば
読売新道の主峰赤牛岳、水晶、裏銀座の鷲羽岳がその稜線をみせてくれています。
思わず声を上げてしまいました。
さて、針ノ木に向けて出発の準備をします。今回は新アイテムのオスプレイのザックが
思いもかけない威力を発揮します。
このザックのトップポケット(雨蓋)が分離しウエストポーチになるんです。
この機能を使ってザックを小屋にデポって水・行動食・小物を軽量化して歩くことに。
出かける前に、山ガールさんたちに声を掛けられて、「今日はどちらまで…」
「針ノ木摂って蓮華岳へ日帰りで帰ります」と告げると
「私たちもです」と。^^…ごめんなさい。この時はお二人のプランをパクリましたとは云えませんでした。
羽を得た感じで針ノ木岳の急登も気持ちよく歩けました。
高度を上げて行くと、マヤクボノコルから大好きな剱岳が顔をのぞかせてくれています。
左手には高瀬ダムのエメラルドグリーンの奥に北アのランドマークも霞んでいますがはっきりと。
振り返ると蓮華岳までの稜線も綺麗に見えて…北アルプスをがっちり感じられます。
楽しい!
そして、針ノ木の頂に着くと黒部湖を眼下に従えて立山連峰がド〜ンと!
右手には後立山の峰々へと続く稜線が気持ちく伸びています。
360度の絶景に来て良かった。晴れてよかった。ここで良かった。と喜びを噛みしめていました。
山頂には人も少なく数名の方がいる感じです。
針ノ木ピストンなら間違いなくここで大休息と根を下ろすところです…
少し迷いましたが、蓮華岳にも行きたいし…でもガスってきたし…夕立怖いし…時間もないし
一通り風景を収めて…蓮華に向かうことに。
針ノ木から見る蓮華は雄大で穏やかな山容を見て取れます。
とても2時間足らずあそこまで行けないんじゃないかと思わせるほど長く見て取れました。
途中山ガールさんとすれ違い「気を付けて…絶景が待ってますよ」と声を掛けて進みます。
針ノ木峠で水分と食料を再度補給してもう一峰摂りに行きます。
しかし、10時を回ると更にガスが湧いてくる感じです。
でもね。蓮華には女王陛下が待っているはず!
今シーズン餓鬼岳で一株しか観ていないからそれも楽しみ。
最初の急登を一寸登ると広い大きな稜線が伸びています。
気持ちいい!
ザレた道の両サイドには…沢山のコマクサが盛りを桜花し群生しています。
昨年の白馬以来の規模です。これは凄い!
また、所々にタテヤマリンドウもその濃い紺碧な彩りで迎えてくれました。
残念ながら進行方向はガスで何も見えません。
しかし、振り返ると針ノ木岳の鋭角にそびえる頂はなんとも云えないカッコ良さです!
隣のスバリ岳と合わせたショットもたまりません。
蓮華岳の山頂は独り占めです。
セルフで記念撮影をして…しばし寝転んでみました(3分くらいかな^^;)
微かな風が気持ちいい。長袖いらずの快適な空間を堪能していました。
時刻は11:30を廻りました。行程的には余裕ですが夕立・雷も怖いのでそろそろ下山開始です。
稜線である意味一番お世話になった山ガールさんとすれ違い、一礼し少し距離を置いてから、望遠で思い出を切り取りました。
あの一言が聞こえてこなければ、コマクサも針ノ木岳の秀逸な姿も見れなかったことでしょう。感謝です(^^ゞ
針ノ木峠で昼食を摂り来た道を落ちて行きます。
雪渓を下ると雪渓の冷気と暖気から靄が発生して幻想的で綺麗です…でもコースを外さないように気を付けましょう!
雪渓のクーラーを満喫して、灼熱の下界へとゆっくり降りて行きました。
今回は泊まれませんでしたが、北アルプスを満喫した感があります。
ホントに変化に富んだこのコースの絶景は癖になりそうです(^^ゞ
次回は蓮華岳から先に思いを馳せて、烏帽子岳と繋げられたら…
烏帽子?「エボシ岩が見えてきた♪俺の家も近い〜♪…行きずりの女なんて…」(^^ゞ
8月最後の土曜日は茅ヶ崎ライブ!9月22日はツアー最終日の宮城ライブで弾けて来ます。
山に行く機会は少なくなりますが…お後がよろしいようで…最期までお付き合い戴き有難うございましたm(_ _)m
針ノ木と蓮華をセットにするのは、確かに山歩きでは余り無いパターンかもしれません
トレランする方は縦走や周回にこだわらないルートを考え、山歩きのする者にとって一考に値しますね
naoさんもトレラン女子と抜きつ抜かれつをしたんですね
僕も蝶槍に向かう辺りからマッチレースでした
4連休もおありだったのに、日帰りでしたか
逆に贅沢ですかね〜。
今度はやはり余裕のあるときに1泊されて、
扇沢〜船窪とか、烏帽子とか、なぜか妻が好きだというスバリ岳付近にも足を延ばされて下さい!
新しいオスプレーは今一つでしたか?
自分は割とどこのメーカーのでもOKなのですが、妻はミレーとかカリマーのガッシリしたものばかり使っていたので、オスプレーはちょっと痛いと言ってました。(今回、肩が擦れて痣ができてしまったようです )
腰の調子は万全のようですね〜
日帰りでも濃厚で良い選択をされましたね〜
針ノ木やズバリはいつも室堂に行くときに見てますが
気になってます〜
驚いたのは16日金曜日は扇沢に
下山 とめてました。
その後に大町の薬師の湯 に17時頃 行きました。混んでましたね〜
もしかして会っていたかも・・・
naotosasさんか撮影した山に登っていました。
naotosasさん、こんばんは
今回は1日違いでしたね。
山ガールに先導?されて楽しそうなレコ、ありがとうございます。
日程も、行き先もフレキシビリティがあって、楽しそうな山行ですね。
蓮華岳から烏帽子岳、私もいつかは行ってみたいなあと思っています。
結構アップダウンがあり、崩壊も激しい所とか。
見た目では結構森林限界の下を歩く時間が長そうな感じでしたが。
77/82の花、多分同じものを撮ったと思いますが、私も初めて見ました。
調べてますが、いまだ名前が判明せず。。。
niiniさん こんばんは
トレランの方とは共存共栄して
それぞれの楽しみ方で山に感謝できたらいいかな〜と
思います。
私の記載が悪かったですね。
6枚目の写真のトレランの方はぶち抜かれてそのまま
会うことはありませんでした
着かず離れず歩いた方々は今どきの山ガールの
装いながら立派な山女でした
トレランの方には適いませんから
pengin22さん
4連休で前後縛りがあったら山に行けるのは二日です
土日と変わらないんです
pen妻さんのような、超ポジティブな回路で山に
行けたら素晴らしいですよね(寄る年波の私の体ではロボロなん
です)
オスプレイは装備は抜群でコスパもいいんですけど
ドイターを長年買い換えて使っていると
あのカチッとしたドイツのもの作りが性に合うのかも
知れません。
まだ慣れてないだけかも知れませんし
ただ…このザックを使う縦走路に行けるかどうかの
方が問題かもです
また色々教えてください!
carolさん
腰の調子は戻ってきました。
私にとっては重い荷物だったんで少し
心配だったんですけど
あんな危険なところ行ってたんですね
いいな〜でも私は行きません
雪山はやらないって知ってるでしょ
あそこに比べたらここは…ね
薬師の湯…お会いしていたかもですね
残念
あまりの混雑に湯船には1回しか浸からなかったからな
またどこかの山域でお会いしましょう
hirokさん こちらこそご無沙汰しています
私が当初考えていたルートを一日で周回されたんですね
もう少し私が若ければ、もっと話しかけていたかもしれません
でもおかげで楽しい山行になりました。
あのお花ね、私も見たことなくて「なんだこれ」って
思っていたんですけど…
誰かお花好きに教えてもらいましょう…
教えてくれた方、山であったらビールご馳走します hirokさんともどこかでお会いしできたら素敵ですね
naotosasさん、こんばんは
77の花、シナノナデシコではないでしょうか。
花びらの形、斑点、葉からすると、間違いないような気がしますが。
hirokさん! 教えて戴きありがとうございますm(__)m
ナデシコ系のお花は、花弁の裂け方と鮮やかな
紫ピンクの彩が印象深いですが、今回の被写体は
青紫系にでまったくピント来ませんでした
何処かでお会いしたら、ビール御馳走します
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