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Yamareco

記録ID: 336467
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

御来光に感動、霊峰白山(砂防新道、展望歩道、観光新道、白山禅定道)

2013年08月18日(日) 〜 2013年08月19日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
28:24
距離
19.7km
登り
1,577m
下り
2,008m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目:別当出合(砂防新道−南竜道−展望歩道)白山室堂、山頂往復
8:20市ノ瀬駐車場〜(シャトルバス利用)〜別当出合9:05〜9:42中飯場〜10:25別当覗き〜11:07甚之助避難小屋(昼食)11:33〜12:25南竜山荘12:37〜13:17アルプス展望台〜14:20白山室堂
 自然観察会(15:00〜15:40)、山頂往復(15:55〜16:30山頂16:55〜17:25)

2日目:白山山頂(ご来光)〜お池めぐり〜白山室堂(観光新道−白山禅定道)市ノ瀬
4:28白山室堂〜5:00白山山頂(ご来光 5:15)5:25〜お池めぐり(自然観察会)〜7:00白山室堂(朝食)8:05〜8:25黒ボコ岩〜9:07殿ヶ池避難小屋(工事中?)9:20〜10:20慶松平(別当出合分岐)〜11:40指尾〜12:20六万山〜12:50釈迦新道出合〜13:25市ノ瀬駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
8月18日(日)はマイカー規制日のため市ノ瀬駐車場から別当出合までシャトルバス(400円)を利用
コース状況/
危険箇所等
初めての白山登山と言うこともあり、幾つかのコースを組み合わせて別当出合を起点にぐるっと周回して市ノ瀬へ下山するルートを辿った。どのコースも登山道は良く整備されていてとても歩きやすく、危険と感じる場所は殆ど無かった。
比較的小さな子供連れのファミリーグループが多く感じられたのもそうした歩き易さと山荘や避難小屋などの施設の充実のせいだろうと思った。
お盆を過ぎた時期では有ったが、それでもかなりの種類の花が咲き、目を楽しませてくれた
室堂周辺では、時間を決めた自然観察会が催され、誰でも自由に参加できる。夕方の15時と16時に40分程度山荘周辺を、また、翌朝のご来光の後は、山頂からお池めぐりのコースを1時間ほど案内して、高山植物などを中心に解説をして下さるのは大変勉強になった。ただ、この自然観察会は8月19日(月)の朝の実施が今年の最終回だったようで、次の機会は来年を待つ必要が有るそうである。
市ノ瀬にある永井旅館は白山温泉として由緒のあるもののようで、600円で入湯でき、山行の汗を流すのに最適であった。
8時20分、市ノ瀬の駐車場に到着
2013年08月18日 08:21撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 8:21
8時20分、市ノ瀬の駐車場に到着
別当出合行きのシャトルバス乗り場
2013年08月18日 08:29撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 8:29
別当出合行きのシャトルバス乗り場
たまたま金沢からの急行バスに乗って別当出合に到着
2013年08月18日 08:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 8:58
たまたま金沢からの急行バスに乗って別当出合に到着
室堂の天気は良さそうだし、気温は11度!だって
2013年08月18日 08:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 8:58
室堂の天気は良さそうだし、気温は11度!だって
砂防新道の登山口は、前方の鳥居をくぐって
2013年08月18日 08:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 8:58
砂防新道の登山口は、前方の鳥居をくぐって
吊橋を渡る
2013年08月18日 09:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 9:07
吊橋を渡る
登りやすく積まれた石段
2013年08月18日 09:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 9:20
登りやすく積まれた石段
中飯場にはトイレが設置されている
2013年08月18日 09:43撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 9:43
中飯場にはトイレが設置されている
土石流を防止するための大掛かりな工事が今も進められている。上部に万才谷の不動滝が見える
2013年08月18日 09:57撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 9:57
土石流を防止するための大掛かりな工事が今も進められている。上部に万才谷の不動滝が見える
甚之助避難小屋
2013年08月18日 11:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 11:08
甚之助避難小屋
避難小屋の前からも地すべり跡の荒々しい山肌が見える。奥は2400mの別山
2013年08月18日 11:32撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 11:32
避難小屋の前からも地すべり跡の荒々しい山肌が見える。奥は2400mの別山
避難小屋の直ぐ上部で黒ボコ岩への直登ルートと南竜道が分岐する
2013年08月18日 11:52撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 11:52
避難小屋の直ぐ上部で黒ボコ岩への直登ルートと南竜道が分岐する
この付近から多くの種類の高山植物が見られるようになり楽しい。ピンク色はシモツケソウ
2013年08月18日 11:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 11:55
この付近から多くの種類の高山植物が見られるようになり楽しい。ピンク色はシモツケソウ
ピンクは、ハクサンフウロ
2013年08月18日 11:56撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 11:56
ピンクは、ハクサンフウロ
甚之助避難小屋が大分小さくなった
2013年08月18日 11:57撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 11:57
甚之助避難小屋が大分小さくなった
ハクサントリカブト
2013年08月18日 11:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 11:59
ハクサントリカブト
右の端が別山
2013年08月18日 12:01撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:01
右の端が別山
気持ちの良さそうな南竜ヶ馬場の高原に南竜山荘が見えてくる。
2013年08月18日 12:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:07
気持ちの良さそうな南竜ヶ馬場の高原に南竜山荘が見えてくる。
分岐するエコーラインを登る人たち。この付近はニッコウキスゲの群落が美しい
2013年08月18日 12:10撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:10
分岐するエコーラインを登る人たち。この付近はニッコウキスゲの群落が美しい
可愛らしいダイモンジソウ
2013年08月18日 12:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 12:14
可愛らしいダイモンジソウ
南竜山荘
2013年08月18日 12:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:20
南竜山荘
南竜山荘内に掲示された熊情報。前日もその前日も付近で親子熊が出ているんだ
2013年08月18日 12:31撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:31
南竜山荘内に掲示された熊情報。前日もその前日も付近で親子熊が出ているんだ
別山(右)と展望歩道の分岐
2013年08月18日 12:37撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:37
別山(右)と展望歩道の分岐
天空へ伸びる木道が楽しい展望歩道
2013年08月18日 12:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:40
天空へ伸びる木道が楽しい展望歩道
やっとお目にかかったハクサンコザクラ
2013年08月18日 12:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 12:59
やっとお目にかかったハクサンコザクラ
カライトソウ
2013年08月18日 13:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:15
カライトソウ
アルプス展望台
2013年08月18日 13:17撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:17
アルプス展望台
ガレた山肌の奥三方岳、右下のエメラルドグリーンは白水湖。これらの後方に北アルプスの山並みが見えるらしい
ガレた山肌の奥三方岳、右下のエメラルドグリーンは白水湖。これらの後方に北アルプスの山並みが見えるらしい
ガンコウランの中にイワギキョウが咲く
2013年08月18日 13:49撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:49
ガンコウランの中にイワギキョウが咲く
急坂を登りきると室堂平に
2013年08月18日 13:49撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:49
急坂を登りきると室堂平に
御前峰の姿が漸く見える
2013年08月18日 13:49撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:49
御前峰の姿が漸く見える
ヨツバシオガマの群落
2013年08月18日 13:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 13:58
ヨツバシオガマの群落
ミヤマリンドウ
2013年08月18日 13:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 13:59
ミヤマリンドウ
室堂ビジターセンターに到着
2013年08月18日 14:18撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 14:18
室堂ビジターセンターに到着
白山奥宮。山頂にガスがかかってしまった
2013年08月18日 14:25撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 14:25
白山奥宮。山頂にガスがかかってしまった
宿舎前のイブキトラノオの群落
2013年08月18日 14:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 14:55
宿舎前のイブキトラノオの群落
午後の自然観察会で周辺を散策
2013年08月18日 15:27撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 15:27
午後の自然観察会で周辺を散策
室堂の直ぐ上は最近まで雪渓が残っていたとかで、コバイケイソウの白い花がお盆過ぎのこの時期でも残っていた
2013年08月18日 15:30撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 15:30
室堂の直ぐ上は最近まで雪渓が残っていたとかで、コバイケイソウの白い花がお盆過ぎのこの時期でも残っていた
クルマユリ
2013年08月18日 16:02撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 16:02
クルマユリ
山頂直下から室堂を見下ろす
山頂直下から室堂を見下ろす
白山最高峰の御前峰山頂。一等三角点がある
2013年08月18日 16:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 16:50
白山最高峰の御前峰山頂。一等三角点がある
山頂から大汝峰(左)と剣ヶ峰(右)。両者に挟まれているのは紺屋ヶ池。
山頂から大汝峰(左)と剣ヶ峰(右)。両者に挟まれているのは紺屋ヶ池。
ミヤマアキノキリンソウ
2013年08月18日 17:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 17:07
ミヤマアキノキリンソウ
イワギキョウの群落
2013年08月18日 17:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 17:14
イワギキョウの群落
夕陽が当たる白山室堂と御前峰山頂
2013年08月18日 18:19撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 18:19
夕陽が当たる白山室堂と御前峰山頂
南側の弥陀ヶ原の先に聳える別山のガスも取れた
2013年08月18日 18:36撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 18:36
南側の弥陀ヶ原の先に聳える別山のガスも取れた
沈む夕陽。。翌日のご来光も期待
2013年08月18日 18:43撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 18:43
沈む夕陽。。翌日のご来光も期待
夕陽を眺める人達。。。別山の雲もすっかり晴れた
2013年08月18日 18:44撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/18 18:44
夕陽を眺める人達。。。別山の雲もすっかり晴れた
満月近い月明かりが割と明るい
2013年08月18日 18:45撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/18 18:45
満月近い月明かりが割と明るい
二日目早朝、真っ白なガスの中を御前峰山頂に登った。日の出を待つ人々
2013年08月19日 05:02撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:02
二日目早朝、真っ白なガスの中を御前峰山頂に登った。日の出を待つ人々
時折、ガスが切れてオレンジ色の光が漏れ、期待が高まる
2013年08月19日 05:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:06
時折、ガスが切れてオレンジ色の光が漏れ、期待が高まる
日の出予定時刻の5時13分、太陽の頭が顔を出した
2013年08月19日 05:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:15
日の出予定時刻の5時13分、太陽の頭が顔を出した
と、思う間にサッとガスが晴れて太陽の右横に槍ヶ岳から穂高岳への稜線のシルエットが浮かび上がり、万歳の歓声があがった
2013年08月19日 05:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:16
と、思う間にサッとガスが晴れて太陽の右横に槍ヶ岳から穂高岳への稜線のシルエットが浮かび上がり、万歳の歓声があがった
御嶽山の姿も
2013年08月19日 05:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:20
御嶽山の姿も
ご来光で感動した後、お池めぐりの自然観察会に。山頂を振り返ると神秘的な光景が..
2013年08月19日 05:28撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:28
ご来光で感動した後、お池めぐりの自然観察会に。山頂を振り返ると神秘的な光景が..
御宝庫(オタカラグラ)
2013年08月19日 05:36撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:36
御宝庫(オタカラグラ)
チングルマの穂
2013年08月19日 05:52撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:52
チングルマの穂
翠ヶ池の付近からも御来光が見えるらしい
2013年08月19日 05:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 5:59
翠ヶ池の付近からも御来光が見えるらしい
ハクサンボウフウ
2013年08月19日 06:02撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 6:02
ハクサンボウフウ
ガスを通して逆光の射す血の池も幻想的です
2013年08月19日 06:10撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 6:10
ガスを通して逆光の射す血の池も幻想的です
大汝峰への分岐。左のオレンジのヤッケを着ている方が自然観察会のガイドさん。。この方、どこかで見覚えがと思っていたらNHKの日本百名山の番組でガイドをされていた方でした
2013年08月19日 06:13撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
1
8/19 6:13
大汝峰への分岐。左のオレンジのヤッケを着ている方が自然観察会のガイドさん。。この方、どこかで見覚えがと思っていたらNHKの日本百名山の番組でガイドをされていた方でした
チングルマの花が未だ残っていました
2013年08月19日 06:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 6:16
チングルマの花が未だ残っていました
クロユリもこんなに残っていた
2013年08月19日 06:46撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 6:46
クロユリもこんなに残っていた
室堂前で下山の準備をしていたら大きな音がしてヘリコプターが資材を運んできました。3,4回も荷揚げで往復していました
2013年08月19日 08:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 8:03
室堂前で下山の準備をしていたら大きな音がしてヘリコプターが資材を運んできました。3,4回も荷揚げで往復していました
弥陀ヶ原へ向かって下山します
2013年08月19日 08:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 8:14
弥陀ヶ原へ向かって下山します
広々とした弥陀ヶ原を山頂方向を振り返る
2013年08月19日 08:23撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 8:23
広々とした弥陀ヶ原を山頂方向を振り返る
黒ボコ岩
2013年08月19日 08:25撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 8:25
黒ボコ岩
観光新道を下る
2013年08月19日 08:30撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 8:30
観光新道を下る
気持ちの良い稜線
2013年08月19日 08:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/19 8:40
気持ちの良い稜線
高山植物も一杯
2013年08月19日 08:44撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/19 8:44
高山植物も一杯
殿ヶ池避難小屋の跡?建直しでもするのかしら
2013年08月19日 09:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 9:07
殿ヶ池避難小屋の跡?建直しでもするのかしら
白山釈迦岳
2013年08月19日 09:41撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/19 9:41
白山釈迦岳
岩で痩せた所も少しある
2013年08月19日 09:47撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 9:47
岩で痩せた所も少しある
別当出合への分岐(慶松平)。この先は白山禅定道となって市ノ瀬へ下る
2013年08月19日 10:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/19 10:20
別当出合への分岐(慶松平)。この先は白山禅定道となって市ノ瀬へ下る
谷を挟んで別山
2013年08月19日 10:46撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 10:46
谷を挟んで別山
標高1370m付近の樹林の中から御前峰山頂が見える
2013年08月19日 11:28撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 11:28
標高1370m付近の樹林の中から御前峰山頂が見える
六万山(1260m)
2013年08月19日 12:19撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 12:19
六万山(1260m)
市ノ瀬の登山口。駐車場から車道を少し登った左手に分かれる
2013年08月19日 13:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8/19 13:12
市ノ瀬の登山口。駐車場から車道を少し登った左手に分かれる
駐車場へ戻ってきました。車の数は前日に比べて随分少なくなっていました
2013年08月19日 13:27撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 13:27
駐車場へ戻ってきました。車の数は前日に比べて随分少なくなっていました
市ノ瀬のバス停前にある白山温泉(永井旅館)で汗を流しました
2013年08月19日 14:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
8/19 14:08
市ノ瀬のバス停前にある白山温泉(永井旅館)で汗を流しました

感想

連日続く猛暑日。そのうっとおしい暑さを忘れるためという単純な理由により以前から登りたいと思っていた白山(標高2,702m、日本百名山)に同僚を誘ってやってきた。
一日目はシャトルバス終点の別当出合登山口から砂防新道を登る。登山口でも標高1,260mで感じる風は爽やかで十分に涼しい。とは言え、快晴の照りつける太陽の光は強烈で、日焼け止めクリームをガンガンに塗ってスタートするものの急な登りにかく汗でその効果がどの程度あったものか...
さすがに信仰登山で長い歴史を持つ白山だけあって、登山道は極めて歩きやすいようによく整備されている。石を丁寧に積んだような階段道も、歩きやすい段差、歩幅になるように工夫されているのに感心した。
地すべりの多発地帯らしく多くの沢で砂防堰堤などの工事が進められ、荒々しい山肌に鳥肌が立つ光景もあった。
綺麗な甚之助小屋で昼食をとり、その上の分岐を南竜道から南竜山荘、展望歩道を経て室堂へ向かう。意外と残っている色とりどりの高山植物や形の良い別山の姿を見ながら高度を上げていくのは楽しいものだった。ただ、気温が高すぎてボーっとしているためかアルプス展望台からのアルプスの展望は難しいようだった。
室堂には14時過ぎに到着、15時からの自然観察会で周辺のお花畑を散策しても未だ夕食には時間があったので天気も良いので山頂まで登ってみた。御前峰の山頂付近は思いのほかに荒々しい岩の景観で、向かいの剣ヶ峰、大汝峰とそれらに挟まれた小さな紺屋ヶ池が何となく神秘的な印象を与えることが信仰の山になったゆえんでもあるのかもしれない。
下山して夕食を取った後、近くの展望台で美しく沈んでいく夕陽を眺めていたら、翌朝のご来光もさぞやと期待された。
ただ、山荘の方に尋ねてみると、ここ数日、昼は好天であってもガスや雲に巻かれてご来光は殆ど見ることは無かったですと聞かされていた。また、ご来光が望める時には4時過ぎに神社で太鼓の合図が鳴らされますよとのことだったが、翌朝4時前に起きてみると周りは真っ白なガスに取り巻かれていて、その時刻になっても結局太鼓の合図は無かったので、今日もだめなのかな?と思いつつも他の人たちと同じようにヘッドランプをつけて山頂へ向かった。5時過ぎに山頂に到着、その直前頃からふっと流れるガスの切れ間からアルプスの方が薄っすらと見通せるときがあることに期待が高まってきた。
そして予告どおりの5時13分頃、さっとガスの切れ間からオレンジ色の光芒が差し、それと同時に槍・穂高のシルエットが浮かび上がった時、期せずして周辺から万歳の声が上がった。自分も思わずカメラのシャッターを切る手を止めてそれに和したのは、何か大きな感動が湧いていたからなのだろう。
暫くは、オレンジの太陽の光が徐々に大きくなっていくのを何か神聖なもののように眺めながらもシャッターを切り続けていたようである。
考えてみたら、今回は、山頂下の白山室堂に宿泊し、朝、御来光を見ることが一番の楽しみだったのかもしれない。今まで山の上での御来光なぞ、ついぞ経験したことも無い。日の出を見たこと自体、およそ50年も前の小学生時代、夏休みの宿題の自然観測で近くのアパートの屋上から日の出の位置の変化を観察して以来かもしれない。
もっとも圧倒的に日帰り登山を専らとしている小生にとってはご来光には縁が無くて当然だったかも...
とにもかくにも感動的なご来光を体験した後、朝の自然観察会に参加してお池めぐりをしばがら室堂へ戻り、7時過ぎにゆっくりと朝食を取った。
下山は、登りのルートと異なる観光新道を下った。このコースは左手に別山、右手に白山釈迦岳を望む眺めの良い尾根路で、ハクサンシャジンをはじめ多彩な高山植物も楽しめた。途中から別当出合へ下山することも出来たが、今回は駐車した一ノ瀬までダイレクトに降りるように白山禅定道を下ったので、結構なロングコースとなった。
それでも下山後の温泉を楽しみにしながらの山下りもまた楽しいものであった。

これまで比良の武奈ヶ岳や鈴鹿の藤原岳、最近でも横山岳からその真っ白な美しい姿を眺めていた山に登ることが出来たことは、とても嬉しかったし、なによりその山頂から見た北アルプス槍ヶ岳の横から昇る美しいご来光の感動は忘れられないだろう。


 1日目:歩行距離:10.1km   累積標高:1577m (山頂ピストンを含む)
 2日目:歩行距離:12.3km   累積標高: 446m
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 今回の総歩行距離:22.4km   今年の累積距離:332.0km
 今回の総累積標高:2,023m   今年の累積標高:21,969m

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この記録に関連する登山ルート

山滑走 白山 [日帰り]
白峰ゲート〜市ノ瀬〜室堂〜白山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
白山(白山禅定道〜釈迦新道周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5
積雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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