鍬崎山＋立山〜剱御前・・遠望きく秋空で霊峰4山を拝む

2013年08月25日(日) 〜 2013年08月26日(月)

• GPS: 26:30
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,501m
• 下り: 2,516m

コースタイム

鍬崎山（8／25）
立山山麓スキー場ゴンドラ頂上駅6:10―6:35瀬戸蔵山―7:01大品山―9:05鍬崎山頂上9:29―11:06大品山―11:30瀬戸蔵山―11:51立山山麓スキー場ゴンドラ頂上駅
＊グランドサンピア立山で入浴後、立山駅へ

立山〜剱御前
1日目（8／25）　
室堂ターミナル14:43―15:29一ノ越山荘15:45―16:25龍王岳頂上―17:07一ノ越山荘泊

2日目（8／26）
一ノ越山荘3:35―4:33雄山―5:06大汝山（大汝休憩所で朝食・トイレ休憩）6:05―7:57別山（最高地点往復）8:25―9:12剱御前（最高地点）―11:33室堂ターミナル

天候

25日　小雨のち曇り
26日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

鍬崎山
立山山麓スキー場・ゴンドラ乗り場前の無料駐車場を利用・・日祝は、6時〜17時のゴンドラ営業

ゴンドラ往復料金1000円に、＋200円でグランドサンピア立山の日帰り温泉が利用できて、お得な感じでした

立山〜剱御前
立山ケーブル駅前の無料駐車場利用・・25日13時の到着時点で、あと数台程度の空き状況

立山駅13時20分発のケーブルカー → 美女平14時発の高原バスで室堂14時40分頃に到着

コース状況／危険箇所等

鍬崎山
笹の刈り払いなど整備状況の良いコースで、迷・危・難のポイントはありませんでした

コース中の案内看板に、「ゴンドラ頂上駅から大品山までが初級者コース、大品山から鍬崎山までが中上級者コース」との記載がありましたが、単に体力度の違いで、技術的に難しいポイントはありません

所々で大日岳〜剱岳〜立山の展望が広がり、鍬崎山頂上は360度です

立山〜剱御前
天気に恵まれたおかげでルート上は特に問題なしでしたが、一ノ越〜雄山はヘッデン頼りのナイトハイクだったので、コースを外れないよう注意が必要でした

雄山から先も的確なペンキマークがありますので、好天時は特に問題ないと思います

剱御前三角点から先の剱岳へのルート（上級者ルート）は、崩落のため現在通行止めとのことです

写真

8/25 5:45

ゴンドラ山麓駅・・標高差600m以上を数分で稼げ、今回の忙しない登山計画（鍬崎山→龍王岳→立山→別山→剱御前→奥大日岳）では利用必須

8/25 6:03

ゴンドラから雷鳥バレーを見下ろす

8/26 20:06

山頂駅から整備状況の良い登山道をスタート

8/25 6:35

瀬戸蔵山頂上到着・・この時間帯は小雨に降られていましたが、ザックカバーのみ使用でカッパは不要な程度

8/25 6:40

目指す鍬崎山のよう

8/27 6:14

次は大品山頂上・・ここまでは観光客の方もハイキング感覚で来られます

8/25 7:02

毛勝三山〜大日岳方面の展望

8/25 11:02

大品山から先は中上級者向けコースとのことですが、体力度の違いのみです

8/25 7:40

笹が良く刈り払われている登山道

8/26 20:11

1ヶ所鎖場がありますが、鉄杭の足場もありストックをたたむ必要はありませんでした

8/25 8:12

いよいよ鍬崎山ですが、この辺から少し急登となり見た目より遠かった印象

8/25 9:05

展望の良い鍬崎山頂上到着・・日本三百名山です

8/27 6:20

大日連山〜弥陀ヶ原〜立山・・アングル的に立山カルデラも良く見えます

8/25 9:11

こちらは日本海側

8/25 9:51

オヤマリンドウ？

8/25 9:54

ナナカマドに秋の気配

8/25 11:50

今日中に室堂まで上がりたいので、かなり急いで下山しました

8/25 12:09

＋200円でグランドサンピア立山の日帰り入浴・・時間的余裕があれば、ゆっくりしていきたい立派な施設でした

8/25 12:57

立山駅の無料駐車場・・あと2〜3台で満車でしたが、何とかセーフ

8/25 14:43

室堂に到着・・残念ながら立山はガスの中

8/27 6:24

雪も踏みつつ、まずは一ノ越山荘へ・・歩行には全く支障なし

8/25 15:29

受付を済ませて本日のねぐらを確保

8/25 17:07

そして軽身で龍王岳へ

8/25 16:16

龍王岳の基部ですが、×マークはあるもののこの踏み跡しか頂上へのルートは無いようです・・薬師岳方面の縦走者への×マークかな？

8/25 16:28

特に危険箇所も無く龍王岳頂上到着・・雄山が近く迫力

8/25 16:41

山荘への帰路で、一瞬ガスが晴れて龍王岳がその姿を見せました

8/25 17:57

本日の夕食はホワイトシチュー

8/26 3:35

翌早朝、ご来光狙いで雄山へヘッデンスタート

8/26 20:20

ルートを外さないよう気をつけて雄山三角点到着

8/26 4:39

荘厳な気分になる雄山神社付近

8/26 4:42

鍵がかかっていて頂上へは行けずここで参拝

8/26 20:21

ご来光前に大汝山まで進むことにしましたが、縦走路に入ると剱岳が迫力の姿を見せました

8/26 5:07

立山最高地点の大汝山頂上到着

8/26 5:09

東方を見下ろせば、黒部湖と7月末に縦走した鳴沢岳〜赤沢岳〜針ノ木岳〜蓮華岳の稜線

8/26 20:23

餓鬼岳の向こうに富士山〜南アルプスの山々

8/26 20:23

空気が澄んでいて遠望が利きます

8/26 20:24

前穂〜槍〜奥穂もクッキリ

8/26 20:24

槍穂の手前に野口五郎岳〜黒岳〜笠ヶ岳

8/26 20:24

ご来光を待つ登山者が溢れる雄山の奥に黒部五郎岳〜薬師岳

8/26 20:27

鹿島槍と爺ヶ岳の間から来ました

8/26 5:15

雲海に浮かぶご来光

8/26 5:15

ウットリ・タイムとなりました

8/26 20:27

八ヶ岳をズーム

8/26 20:28

こちらは南ア北部の甲斐駒〜北岳〜仙丈ケ岳

8/26 20:28

燕〜横通の奥に南ア南部の塩見岳〜荒川三山〜赤石岳〜聖岳

8/27 6:36

雄山と薬師岳がモルゲンロートに輝く

8/27 6:37

日が昇り登山者が去った雄山神社と薬師をズーム

8/26 20:29

振り返ると剱もモルゲンロートに

8/26 20:29

黒岳〜三股蓮華岳〜笠ヶ岳の向こうに乗鞍岳とこちらも霊峰の御嶽山

8/26 5:20

日本海に影立山？

8/26 5:21

白馬〜唐松〜五竜の後立山連峰

8/26 6:03

大汝休憩所で一ノ越山荘の弁当とトイレの休憩（100円）・・体が冷え切っていてストーブがありがたかった

8/26 6:13

大汝山頂上の岩峰を振り返りつつ再スタート・・この時点では、「奥大日岳までは断念」を決め、ノンビリ展望を楽しみつつです

8/26 6:29

内蔵助カールには大量の雪

8/27 6:40

鳴沢岳の向こうは浅間山かな

8/26 7:00

蓮華岳〜針ノ木岳

8/26 7:08

これはお盆休みにテントを担いだ白馬三山方面

8/26 21:10

気持ちの良いテントサイトのあった朝日平〜朝日岳

8/26 7:24

次の目標の別山へ

8/27 6:41

アルペンルートの上に、昨日登った鍬崎山〜スキー場の稜線

8/26 7:52

別山への登りから、真砂岳〜富士ノ折立〜大汝山〜雄山を振り返る

8/26 7:57

昨日登った百高山の龍王岳

8/26 7:57

祠のある別山・三角点ピーク到着

8/26 7:59

今回は別山・最高地点のピークも踏みに行きます

8/26 8:10

別山最高地点からは剱が近くてド迫力

8/26 8:10

この後登る剱御前

8/26 8:32

別山乗越付近から剱沢〜剱岳の定番のアングル

8/26 8:33

上品な名前とは裏腹な感じの剱御前

8/26 8:41

薬師岳をズーム

8/26 8:41

今回はパスでしたが、大日連山を縦走してランプの小屋に泊まり、称名滝へのルートも歩いてみたい

8/26 8:44

こちらは宿泊した一ノ越山荘越しに黒岳

8/26 8:59

剱御前小舎前から剱御前へ

8/26 9:01

剱岳への剱御前経由ルートは通行止め中

8/26 9:12

剱御前最高地点到着・・百高山が目的なので、ここでOKとしました

8/27 6:50

旭岳〜白馬岳が近く感じます

8/26 9:17

今回の山行で拝む4山目の霊峰・白山

8/26 9:24

雷鳥には出会いませんでしたが、こちらはイワヒバリ

8/26 11:19

地獄谷遊歩道はガスのリスクで通行止め

室堂平から、本日歩いた一ノ越〜立山〜別山乗越を一望して締めくくり

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

Optio WG-1 ペンタックス

感想

sht

今回は、当初は南アルプス南部方面を計画していたのですが、日本海にある前線がちょうど南下するタイミングとなり、直前まで行く先を決めかねました。（雨中の「笊日帰り」はかなりツラそうで）

結局、山行前日のヤマテン情報が決め手となり、北アルプス北部方面に変更。この1ヶ月は北ア北部山行が続いた感じなのですが、まだまだ踏んでいないピークや歩いていないルートは多々あり、今回は立山方面の、鍬崎山・龍王岳・剱御前をターゲットにしました。

計画では、二百名山の奥大日岳についても剱御前に続いて登頂する予定でしたが、“欲張りすぎの登山計画”自体に少々無理があったのと、大汝山で迎えたご来光が素晴らしく、（新カメラのX7に慣れていないこともあり）写真タイムが長くなりそうで、登頂はまたの機会にすることと現場の大汝休憩所で決定。アルプス大展望を網膜に焼き付けつつ、写真タイム・タップリのノンビリ山行となりました。

“秋はアルプスからやってくる”と言われますが、山行2日目の早朝はまさしくそんな感じで、西北の風は涼しいを通り越して冷たく、空がクリアで山々がキリリと引き締まった感じ。おかげで遠望がきいて四大霊峰（富士山・御嶽山・立山・白山（標高順））を全て拝めました。

天候不順だった印象のあるこの夏ですが、今回は鍬崎山のスタートで想定範囲内の小雨に降られた程度で、翌日は期待通りのドピーカン。いずれの夏山アルプス山行も満足度の高い結果となりました。これは何と言ってもヤマテンのピンポイント予報のおかげで、山行先を適切に選択することで無事に乗り切れた感じです。

科学の進歩と、月額315円というリーズナブルな費用で貴重な情報を提供してくれるヤマテン様々（欲を言えばもう1日早く情報発信してもらえると計画が立てやすいですが）に、感謝・感謝の夏山シーズンでした。

コメント

れっず

shtさん、こんばんは
夏山、楽しまれていますね

モルゲンロート
写真から凄い状況が伝わってきます

なかなか、お目にかかれない時空間ですね。

また、別山乗越からの剱もくっきりで。

感動しました。
これがあるから、山はいい。
私もこんな風景を求めて、また山を歩きたくなりました

sht

s4reds さん おはようございます
確かに、クリアな空と適度な雲のおかげで、中々見られないモルゲンロートとなりました。

但し今思い返すと、低体温症対策について少々反省点もありました。
夢中で写真を撮ったので、Ｔシャツの重ね着とカッパのみの歩行時のスタイルのままで、ダウンを羽織るのを忘れていました。

そのため、大汝休憩所ではストーブのそばでしばらく頭がボーとしていましたので、８月とはいえたぶん体温低下が始まっていたと思います。

今後もいい風景に出会いたいと思いますが、やっぱり安全第一ですよね。

コメントありがとうございました。