念願の幌尻岳 額平川ルートで楽々日帰り(+戸蔦別岳)
- GPS
- 12:17
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,200m
- 下り
- 2,183m
コースタイム
歩行時間 10時間5分、行動時間 12時間11分
天候 | ガス時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
国道に出ればセイコーマートあり(5-23時)、平取町役場付近よりやや南下すれば小さな駐車場あり、車中泊可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●第一ゲート〜北電取水施設 普通の林道です。普通に車も通れるレベルの林道です。第一ゲートの休憩所(プレハブ内)でビバーク可能。 ●北電取水施設〜幌尻山荘 渡渉は十数回程度、この時期は適当に行っても膝程度。難しい渡渉箇所はない。初めの方に何カ所か右岸に鎖場がありやや危険だが、ここは左岸に一度渡ってすぐに戻るルートを取れば危険はない。北電取水施設で沢靴に履き替えてしまうことをすすめる。確実に膝まで濡れる箇所があるので、初めから沢には躊躇なく入ること。 ●幌尻山荘〜幌尻岳 予想以上にゆるく登れる。登山道もしっかりしていて全く疲れない。 ●幌尻岳〜戸蔦別岳〜中戸蔦別岳 道ははっきりしているが、途中藪に隠れている箇所もある。特に危険箇所はない。 ●中戸蔦別岳〜幌尻山荘 沢に降りるまで非常な急坂。登りでも使いたくないし、このときは雨の中の下りだったのでかなり気を使った。無理にひらいた登山道なので滑りやすい。不明瞭な箇所はないが、雨のときは避けたい。 沢に出てからは左岸から初め右岸に渡り、幌尻山荘の直前までひたすら右岸を行く。テープなどはあまりなく、代わりにケルンがたくさんある。結構分かりにくいと思うが、いずれにせよ進めないことはないだろう。2度の渡渉は登山靴で飛び石でも何とかなったが、沢靴の方が楽。因みに幌尻山荘の近くの渡渉箇所には丸太橋もあるが、非常に細いので濡れていると難しい。 ※下山後の温泉、飲食店情報 びらとり温泉とそこのレストランがオススメ。とよぬか山荘より30分程度。レストランはちゃんとしたシェフを札幌から呼んでいるらしい。 |
写真
感想
8/21-28の8日間で彼女と北海道旅行をしていましたが、その中で一日だけ自由日をもらい、幌尻岳に登ってきました。8/25-27辺りで様子を見て、一番よさそうな27日に登ってくることに。まぁそれでもガスガスだったんですが、幸いそこまで雨には降られず済みました。
色々と大変だったんですが、実は前々日帯広から倶知安まで観光しつつ400km運転し、23時就寝。4時間寝て3時に起きて、前日早朝羊蹄山にサクサク5時間で登ってきていてからのまた観光しつつの300km運転で、とよぬか山荘の近くについたのが22時半。そこから4時間寝て2時半に起きてとよぬか山荘まで運転して着替えてギリギリバスに乗り込む。
もうここまででお疲れぷんぷん丸でしたが、歩き始めると疲れも忘れました。林道はちょっと怠かったですが、北電取水施設からは楽しかったです。ガスガスではありましたが、沢を見る分にはあまり関係ないので幌尻山荘までは非常に楽しみながら歩くことができました。しかし、カメラを手から落としてしまい水没させてしまったのは残念。電源は入るようになり、液晶もまともですが、レンズに水がたまってしまったのか、マトモな写真が撮れません。
そんなわけで予想外の70分で沢を突破し、幌尻山荘には7時に到着。完全に想定外です。戸蔦別岳と縦走なんて無理な話だなぁなんて思ってたのですが、可能性どころか余裕な感じがしてきました。一応9時半までに幌尻岳山頂に立てれば縦走決行。11時までに幌尻岳山頂につけなければ幌尻岳も欠航する予定でいました。が、これはもう幌尻岳は余裕ですね。
山小屋の主人に戸蔦別岳方面へはまだ沢の渡渉はあるかどうか聞き、飛び石でも何とかなるとは思うと言われたので、沢靴をデポしていざ登り開始。想定していたよりも緩坂で、疲れないままグングン標高を稼いでいくことができました。ただガスガスでちょっとね。まぁ地形くらいは把握できたのでマシかな?w
そうして結局幌尻岳山頂には9時半前に到着です。このまま下山すると3時間以上も時間が余ることが予想されるので勿論縦走は決行です。縦走路は何となくヒグマが怖いのでアニソンをガンガン流しながら行くというDQN山行。そして七ツ沼カールが見えた!これだけで若干満足度UP!因みにガスってますが今回の山行は既に結構満足していましたw 何故かは分かりませんが、最近ガス山も愛でることができるようになってきたようです。
戸蔦別岳にも楽々登りきり、後は下山。しかし、中戸蔦別岳からの予想通りの急坂は本当に気を使いました。何故ならここで滑ったら全てが台無し。あーあー、よくない登山だったなとなりかねないからです。まぁ滑りはしましたが、転ばなかったのでOK。その後の沢も登山靴ではやや大変でしたが、何とか幌尻山荘に到着。結局大変だったのはここくらいでしょうか。
幌尻山荘についてしばらくすると、幌尻岳方面から行きのバスでちょっとだけ話したご夫婦が降りてきました。幌尻岳には登ってこれたようです。その後のバスで聞いたのですが、奥さんの方がこれで百名山完登だったそう。おめでとうございます!
このご夫婦はすぐに出発されましたが、僕は明らかに時間が余るので幌尻山荘で30分ほどのんびりとしていました。この間に山バッジも購入し、山小屋の主人とも結構話をしました。幌尻山荘、ヘリポートあるんですね。
その後沢はやはりサクサクで60分で突破。まだまだ1時間は余りそうなので川で靴下と靴を洗うなどして30分ほどのんびりとしました。
林道もやはりサクサクで、第一ゲートについてからも30分以上の余裕がありました。途中初めてクマゲラを見ましたね。この鳥がクマゲラだとは知らなかったんですが、鳴き声が特徴的だったので後で調べてみたらクマゲラでした。割と希少な鳥だそうです。
しかし、予想外にも余裕に終わった幌尻岳・戸蔦別岳縦走日帰りでした。最近テン泊山行や道なき沢歩きが増えていたので、通常の登山道を疲れずに歩くスピードが更に早まったということですかね。
バスに乗ってしばらくすると大雨。その後雷も。雷は昼かというくらい激しく光、そして激しくなっていました。下山後は先ほどのご夫婦にびらとり温泉まで案内してもらって温泉で疲れを癒やし、オススメされたそこのレストランで夕食にびらとり和牛のステーキ丼を食べました。平取町でもう一つ有名なトマトが入っているのはいいところですね。
その後相方の待つ千歳へ。と思いきや平取町〜千歳は予想外の1時間半しかかからないことが分かり、僕のが先についてしまいましたw
幌尻岳、ガスガスではありましたが、個人的には満足の行く登山ができてよかったです。遠征した甲斐はあったね!
彼女は山をやらないのですか?それが最大の関心事でした
それはさておき、北海道は7日間だと場所を絞らないときついですね。このレコのルートは、天気が悪くて山の様子が分からないのが残念です。
ところでまた速くなりましたね。何気に距離を見るとロングなので
Futaroさん
やらないですが、興味をもってはいますね。近いうちに始める可能性もあるのかもしれません。
北海道は毎年行っていて勝手がわかっているので7日間でも結構回れましたね。運転は2000km近くもして疲れましたがw
速くなったというよりも昔からのペースを疲れないまま持続できる時間が伸びましたね。
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