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Yamareco

記録ID: 339989
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳キレット 舟山十字路から権現岳・赤岳・阿弥陀岳周回

2013年08月31日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:02
距離
20.8km
登り
2,202m
下り
2,194m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

行程:12時間05分(含休憩1時間12分)
05:30舟山十字路 - 05:48広河原 - 06:30信玄の隠岩分岐 - 08:02西岳08:10- 08:50青年小屋08:58 -
10:00権現岳10:20 - 11:35キレット小屋11:44 - 13:17赤岳13:37 - 14:31中岳のコル -
14:56阿弥陀岳15:03 - 16:15不動清水 - 16:41御小屋山 - 17:35舟山十字路
天候 曇り・台風の影響により強風
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・コンビニ
 諏訪南IC経由だと、IC出口から八ケ岳方面に向かってすぐのファミリーマートが最終です。
・アクセス
 八ヶ岳鉢巻道路、美濃戸口手前の「八ヶ岳中央高原丸山の森別荘」が入り口。
・駐車場
 舟山十字路に無料駐車場あり。駐車スペースは十数台程度。
・トイレ
 舟山十字路にはありません。コンビニ等で済ませておいた方がいいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
・登山ポスト
  ありません。
・舟山十字路〜広河原〜信玄の隠岩分岐
  広河原の先、登山道入り口が不明瞭。写真参照ください。その先の登山道は徐々に踏み跡もしっかりしてきますが、
  倒木が多く、注意が必要。
・信玄の隠岩分岐〜西岳〜青年小屋
  危険個所ありません。非常に歩きやすい登山道です。
・青年小屋〜権現岳
  途中からザレた岩場、クサリがあります。3点支持で注意して歩きましょう
・権現岳〜キレット小屋〜赤岳
  権現岳すぎの下山、キレット小屋以降の登りは急斜面。注意が必要です。
  特に、赤岳への登りは3点支持で落石を起こさぬようペンキマークに沿って進むことが必要です
・赤岳〜中岳〜阿弥陀岳
  赤岳からの下りはザレて歩き難い。阿弥陀岳の登りは急斜面のため注意が必要。
・阿弥陀岳〜不動清水
  急斜面かつザレていて、非常に歩き難く注意が必要。慎重に下山する必要あり。
・不動清水〜御小屋山〜舟山十字路
  歩きやすい登山道です。途中、御小屋山から舟山十字路までの道が踏み跡多数で分かり難いです。
  見落とすと、別の場所に下山してしまうので要注意。写真のコメントを参照ください。
舟山十字路からスタート。
まずは西岳を目指し、阿弥陀聖水方面に向かいます
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舟山十字路からスタート。
まずは西岳を目指し、阿弥陀聖水方面に向かいます
広河原までは林道歩き
広河原周辺はたくさんの花が咲いていました
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広河原周辺はたくさんの花が咲いていました
ミヤマトリカブト
タカネイブキボウフウ
ツリフネソウ
渡渉その2。これが立場川
渡渉その2。これが立場川
川を渡ると、その先に車止めのチェーン、その数m先に標識が見えます。これが西岳方面への登山道入り口の目印。
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川を渡ると、その先に車止めのチェーン、その数m先に標識が見えます。これが西岳方面への登山道入り口の目印。
西岳方面とどこにも書いていませんが、この標識脇から先に進みます。薄い踏み跡です。
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西岳方面とどこにも書いていませんが、この標識脇から先に進みます。薄い踏み跡です。
倒木多し。薄い踏み跡を塞いでいます
倒木多し。薄い踏み跡を塞いでいます
倒木をくぐったり、跨いだり、回り込んだりしながら進みます
倒木をくぐったり、跨いだり、回り込んだりしながら進みます
テープが目印
この看板に沿って、西岳方面に登っていきます
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この看板に沿って、西岳方面に登っていきます
信玄の隠れ岩との分岐。
ここも西岳方面に進みます
信玄の隠れ岩との分岐。
ここも西岳方面に進みます
クマザサに覆われて踏み跡が見えずらいです
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クマザサに覆われて踏み跡が見えずらいです
少し進めば、分かりやすい登山道に変わります
少し進めば、分かりやすい登山道に変わります
編笠山は見えるが、権現岳は雲の中
編笠山は見えるが、権現岳は雲の中
ヤマホタルブクロ
マツムシソウ
青年小屋まではなだらかな林間コース。
歩いていて気持ちいい
青年小屋まではなだらかな林間コース。
歩いていて気持ちいい
視界が開けた場所。
さっき雲の中だった権現岳が見えてる!
視界が開けた場所。
さっき雲の中だった権現岳が見えてる!
編笠山方面は、抜けるような青空!
一気にテンションUp!!
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編笠山方面は、抜けるような青空!
一気にテンションUp!!
乙女の水は水量僅か。
これは寂しい
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乙女の水は水量僅か。
これは寂しい
青年小屋のテント場
「遠い飲み屋」の赤ちょうちんに引き込まれそう、なので、長居せずに先に進みます
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「遠い飲み屋」の赤ちょうちんに引き込まれそう、なので、長居せずに先に進みます
シナノオトギリ
ヤツタカネアザミ
のろし場近辺で富士山も見ることができました
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のろし場近辺で富士山も見ることができました
ガスにつつまれそうなギボシ
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ガスにつつまれそうなギボシ
イワギキョウ
ウメバチソウ
徐々に斜度がきつくなるザレた登山道
徐々に斜度がきつくなるザレた登山道
タカネナデシコ
編笠山にも雲がかかってきた
編笠山にも雲がかかってきた
この先、クサリです
権現小屋と権現岳頂上。
雲に隠れてしまいそう
権現小屋と権現岳頂上。
雲に隠れてしまいそう
権現小屋近くに咲くミヤマアキノキリンソウの群生
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権現小屋近くに咲くミヤマアキノキリンソウの群生
トウヤクリンドウ
権現岳直下から見たギボシと権現小屋
権現岳直下から見たギボシと権現小屋
権現岳到着!
なのにガスってしまった。。。しかも強風
権現岳到着!
なのにガスってしまった。。。しかも強風
強風を避けてキレット分岐でしばし休憩。
ここで周回を決断。キレット方面に向かいます
強風を避けてキレット分岐でしばし休憩。
ここで周回を決断。キレット方面に向かいます
これが噂の梯子。先が見えない
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これが噂の梯子。先が見えない
数えながら下降。61段ありました。
下から見上げると、、、先が見えない
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数えながら下降。61段ありました。
下から見上げると、、、先が見えない
周囲の様子が分かりませんが、どんどん下っていきます
周囲の様子が分かりませんが、どんどん下っていきます
かなり下って、ようやく雲の下に出た
かなり下って、ようやく雲の下に出た
鉄製の道標
微妙に読み難い
鉄製の道標
微妙に読み難い
振り返ってみると雲が切れて、旭岳が見えました
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振り返ってみると雲が切れて、旭岳が見えました
時折、顔を出す青空
ツルネの道標
左のピークが西岳、そこに続く稜線を登ってきました
左のピークが西岳、そこに続く稜線を登ってきました
赤岳、中岳、阿弥陀岳の絶好のビューポイント、のはず、晴れていれば。。。
赤岳、中岳、阿弥陀岳の絶好のビューポイント、のはず、晴れていれば。。。
キレットの鞍部までさらに下ります
キレットの鞍部までさらに下ります
阿弥陀岳からの下山で歩く御小屋尾根かと思って撮った写真。実は、立場岳と阿弥陀南稜に続く稜線でした
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阿弥陀岳からの下山で歩く御小屋尾根かと思って撮った写真。実は、立場岳と阿弥陀南稜に続く稜線でした
赤岳の岩稜、迫力ある!
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赤岳の岩稜、迫力ある!
キレット小屋。稜線から少し下がった静かな場所でした
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キレット小屋。稜線から少し下がった静かな場所でした
阿弥陀岳南稜を横目に登っていきます
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阿弥陀岳南稜を横目に登っていきます
目の前に立ちはだかる岩山。気持ちが引き締まる
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目の前に立ちはだかる岩山。気持ちが引き締まる
阿弥陀岳山頂も姿を現した
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阿弥陀岳山頂も姿を現した
こんなところをまっすぐ登っていきます
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こんなところをまっすぐ登っていきます
ペンキに沿って、コース取りしていきます
ペンキに沿って、コース取りしていきます
下を見ると吸い込まれそう
下を見ると吸い込まれそう
岩場が延々と続く
岩場を登り切ったら梯子があります
岩場を登り切ったら梯子があります
右が大天狗、左が小天狗
右が大天狗、左が小天狗
眼下に見えるキレット小屋。米粒のよう
眼下に見えるキレット小屋。米粒のよう
ここで雲が切れ、ようやく権現岳とキレット全貌が見渡せました。右奥の西岳から、随分歩いたもんだ
ここで雲が切れ、ようやく権現岳とキレット全貌が見渡せました。右奥の西岳から、随分歩いたもんだ
赤岳登頂!
天狗尾根分岐から赤岳頂上までが、意外に遠く40分かかりました
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赤岳登頂!
天狗尾根分岐から赤岳頂上までが、意外に遠く40分かかりました
山梨百名山でもあります
山梨百名山でもあります
強風で雲がどんどん流れていく。
時々、雲間から周りの様子が見えます
強風で雲がどんどん流れていく。
時々、雲間から周りの様子が見えます
赤岳山頂を後にして、阿弥陀岳に向かいます
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赤岳山頂を後にして、阿弥陀岳に向かいます
雲が切れて阿弥陀岳が姿を現しました
雲が切れて阿弥陀岳が姿を現しました
阿弥陀岳に続く稜線。ここからの眺め、お気に入りです
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阿弥陀岳に続く稜線。ここからの眺め、お気に入りです
中岳への登り返し。疲れた身体には、こんな登りも堪える
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中岳への登り返し。疲れた身体には、こんな登りも堪える
さらに、阿弥陀岳への登り、ガスに包まれ先が見えないが、とにかく登ります
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さらに、阿弥陀岳への登り、ガスに包まれ先が見えないが、とにかく登ります
最後のひと踏ん張り、登り切りました。
阿弥陀岳山頂です
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最後のひと踏ん張り、登り切りました。
阿弥陀岳山頂です
はるか先に諏訪湖も見えました
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はるか先に諏訪湖も見えました
横岳、硫黄岳に日が差し込んで来ました。いい眺め
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横岳、硫黄岳に日が差し込んで来ました。いい眺め
中央の尾根まで、一気に下降します。
急斜面でしかもザレた道、疲れた足には堪えます
中央の尾根まで、一気に下降します。
急斜面でしかもザレた道、疲れた足には堪えます
急斜面には新しいロープが張られていて、助かりました。慎重に下山
急斜面には新しいロープが張られていて、助かりました。慎重に下山
阿弥陀岳山頂から、1時間ちょっと。ここまでが長く感じた。
阿弥陀岳山頂から、1時間ちょっと。ここまでが長く感じた。
不動清水からは歩きやすい道
不動清水からは歩きやすい道
コースタイムの半分以下で御小屋山に到着
コースタイムの半分以下で御小屋山に到着
御小屋山からの下山、踏み跡多数でどこが正しい登山道か分かりにくいです。テープや木に塗られたペンキを目印に下っていきますが、途中で左に進む登山道を進まなければなりません。
ペンキ、マークに沿って下ってしまうと舟山十字路とは別方面に下ってしまうので要注意。
この薄い標識を判読して、舟山十字路方面に正しく向かうことが出来ました。
御小屋山からの下山、踏み跡多数でどこが正しい登山道か分かりにくいです。テープや木に塗られたペンキを目印に下っていきますが、途中で左に進む登山道を進まなければなりません。
ペンキ、マークに沿って下ってしまうと舟山十字路とは別方面に下ってしまうので要注意。
この薄い標識を判読して、舟山十字路方面に正しく向かうことが出来ました。
この標識があれば正しいコース
この標識があれば正しいコース
この標識で、虎姫神社方面には進まず直進して下山します
この標識で、虎姫神社方面には進まず直進して下山します
阿弥陀岳の標識があれば、正しいコース。
この先で林道になります
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阿弥陀岳の標識があれば、正しいコース。
この先で林道になります

感想

8月末の週末、予定が空いているものの台風接近や前線の影響で天気が悪そう。泣く泣く山行はあきらめていました。ところが直前の予報で八ヶ岳周辺が晴れマークに変わってます。どうやら前線が北寄りで、天気が持ちそうです。

日の長いうちに舟山十字路起点で八ヶ岳キレットの日帰り周回コースを歩いてみたいと思っていたんで、この日に決行することにしました。そうは言っても、台風がらみの天気、どうなるか分かりません。天候や体調(特に左膝)の状況により、権現岳までのピストンか、最悪山小屋泊も想定した計画としました。

いざ歩き始めると、雲が多く強風ですが、時折青空も見えます。権現岳に着いた段階で体調も良かったんで、ここで周回を決断。キレットを目指します。

キレット超えがきついのは覚悟していました。でも本当に体力的にきつかったのは、周回の終盤に阿弥陀岳を超えなければならないこと。赤岳を過ぎて、疲労がたまった状態で中岳コルから阿弥陀岳山頂まで急斜面を登り切った後に、御小屋尾根に入り、ザレた急斜面を1時間余り下らなければなりません。

下手に足を滑らせてケガをしないよう、慎重に下りたこともあって、時間もかかり疲労度もピークに。かといって、あんまりゆっくりしていると暗くなってしまうということで、つらい場所でした。


この周回コース、キレットの岩稜が核心部ですが、実際は舟山十字路前後の不明瞭な登山道に悩まされる方が多そうです。自分も舟山十字路付近は初めてのコース、過去のレコを十分参考にさせてもらい、非常に助かりました。

実際、歩いてみて確かに分かり難い。もう少し、登山道が整備されるといいのですが。今の状態だと、個人的には舟山十字路周辺のコースは登山経験少ない方にはあまりお勧めできません。

一方で、多少?かなり?ハード・ロングなコースでないと満足できない方は、この周回コース、いくつもピークを越えるんで、変化があってとても楽しめると思います。キレット小屋か赤岳展望荘で一泊すれば、かなり余裕をもって行動できますし、それが普通かも。

今回は雲が多くて展望がイマイチだったのが残念!いつか天気のいい時にキレットを歩きたい。

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