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Yamareco

記録ID: 3429453 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖

地蔵尾根〜仙丈ケ岳〜塩見岳〜三伏峠

情報量の目安: B
-拍手
日程 2021年08月07日(土) 〜 2021年08月10日(火)
メンバー
天候8月8日に台風10号が通過することは想定していたが、翌9日から10日にかけて台風9号が中部山岳地帯を直撃、これには参りました。
アクセス
利用交通機関
中央高速バスで伊那BTまで行き、そこからタクシーで地蔵尾根・柏木登山口まで約1万円。
経路を調べる(Google Transit)
GPS
31:43
距離
42.7 km
登り
4,100 m
下り
3,474 m

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
歩くペース 0.9〜1.0(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち82%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
5時間31分
休憩
10分
合計
5時間41分
S地蔵尾根駐車場12:2814:17地蔵尾根中間水場14:2516:27松峰小屋16:2817:56丸山谷ノ頭17:5718:09宿泊地
2日目
山行
11時間49分
休憩
1時間14分
合計
13時間3分
宿泊地05:1607:05地蔵尾根合流07:0707:22仙丈ヶ岳07:3908:17大仙丈ヶ岳08:1810:13苳ノ平10:38伊那荒倉岳10:3911:09高望池11:1011:392499m独標11:4012:28横川岳12:3512:54野呂川越13:2716:57三峰岳17:0717:46三国平17:4718:19熊の平小屋
3日目
山行
10時間13分
休憩
57分
合計
11時間10分
熊の平小屋05:4206:15安倍荒倉岳07:05竜尾見晴07:0607:26新蛇抜山07:2808:37北荒川岳08:5609:08北荒川岳キャンプ場跡地09:0909:51雪投沢源頭水場下降点09:5310:44北俣岳分岐10:4911:32塩見岳東峰11:3711:40塩見岳11:4113:06塩見小屋13:2515:11本谷山15:1216:10三伏山16:1116:52三伏峠小屋
4日目
山行
1時間36分
休憩
9分
合計
1時間45分
三伏峠小屋06:3906:54塩川・鳥倉ルート合流点07:14ほとけの清水07:1607:45豊口山のコル07:5208:23鳥倉林道登山口08:24ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図

写真

【1日目】
地蔵尾根の柏木登山口。
トイレがあり水もじゃんじゃん出てました。
【1日目】
地蔵尾根の柏木登山口。
トイレがあり水もじゃんじゃん出てました。
孝行猿は山の神になったのですね。
孝行猿は山の神になったのですね。
これから深い森の中に分け入ってゆくと思うとワクワクします。
これから深い森の中に分け入ってゆくと思うとワクワクします。
1
林道わきの水場。しっかりと水は出ていました。ここで熊ノ平までの水5リットル確保する。6日分の食料と合わせて荷物がズシリと重い。
林道わきの水場。しっかりと水は出ていました。ここで熊ノ平までの水5リットル確保する。6日分の食料と合わせて荷物がズシリと重い。
松峰小屋の分岐。明日の台風に備えてもう少し登り、三峰川源流付近でビバーク。
松峰小屋の分岐。明日の台風に備えてもう少し登り、三峰川源流付近でビバーク。
【2日目】
台風10号襲来のなか仙丈ケ岳に登頂。家族からは「何やってんの」と言われています(笑)
【2日目】
台風10号襲来のなか仙丈ケ岳に登頂。家族からは「何やってんの」と言われています(笑)
2
何てことの無いガレ場の下りで転倒し、両膝を強打する。
何てことの無いガレ場の下りで転倒し、両膝を強打する。
1
台風一過、青空が見えた。マジ嬉しかった。
台風一過、青空が見えた。マジ嬉しかった。
4
仙塩尾根らしく。
仙塩尾根らしく。
森にも日が差し込み、明日以降の好天を期待したのだが。。。
森にも日が差し込み、明日以降の好天を期待したのだが。。。
1
野呂川越。少し遅くなったけどここでパスタのランチ。ママーのパレットは山パスタとしてお勧めです。
野呂川越。少し遅くなったけどここでパスタのランチ。ママーのパレットは山パスタとしてお勧めです。
三峰岳が近くなってきた。
三峰岳が近くなってきた。
1
野呂川越からはけっこうな登り返しです。
野呂川越からはけっこうな登り返しです。
1
【3日目】
雰囲気のある森を歩く。午前中はまぁまぁの天気だったんだけど。。。
【3日目】
雰囲気のある森を歩く。午前中はまぁまぁの天気だったんだけど。。。
1
北荒川岳に着く頃はガス&風雨が強くなってくる。
北荒川岳に着く頃はガス&風雨が強くなってくる。
2
荒れ地に咲く可憐なコマクサ。
荒れ地に咲く可憐なコマクサ。
もう1枚。
もう1枚。
1
塩見岳に着く頃は風雨ともに強まり、これじゃまるで台風だと思ったら、台風9号が温帯低気圧に変わって猛威を振るっていた。TJARも中止になった。
塩見岳に着く頃は風雨ともに強まり、これじゃまるで台風だと思ったら、台風9号が温帯低気圧に変わって猛威を振るっていた。TJARも中止になった。
2
午後は本格的な台風モードに。。。
午後は本格的な台風モードに。。。
【4日目】
台風のせいで三伏峠のテン場にも元気がない。
【4日目】
台風のせいで三伏峠のテン場にも元気がない。
この森も今回は見納め。
この森も今回は見納め。
1
三伏峠の鳥倉登山口に下山。9:10発のバスで伊那大島駅へ。伊那大島駅ではカードが使えなかったのでびっくり。
三伏峠の鳥倉登山口に下山。9:10発のバスで伊那大島駅へ。伊那大島駅ではカードが使えなかったのでびっくり。

感想/記録

地蔵尾根から入り光岳を越えて池口岳までの南アルプス縦走を準備したが、悪天のため三伏峠から下山した。
【1日目】
地蔵尾根・柏木登山口からおおむね林道を歩き、松峰小屋。明日の台風に備えてもう少し登り、三峰川源流付近でビバーク。
【2日目】
仙丈ケ岳に向けて登り始めると段々と風雨が強まるが、これは台風10号の通過によるもので想定内。風雨の中、何てことの無いガレ場の下りで転倒してしまい、年を感じる。午後になると天気も回復してきて、仙塩尾根を延々と熊ノ平まで歩く。熊ノ平では悪天のため停滞していた若者二人と少し会話。彼らは北上コースのため南部の水場事情を教えてもらうが、荒川小屋で水が出ていない等、思っていたよりも厳しい状況。明日は北岳を越えて広河原に降りるとのことだったが、彼らもまた台風9号改め温帯低気圧の来襲に苦戦したに違いない。
【3日目】
朝のうちは少し青空が見えていたが、段々と風雨が強くなり、塩見岳に着く頃は完全に台風レベルに。風雨の中、塩見岳の下りはかなりシビアで慎重に行く。三伏峠に着く頃はさらに風雨が強くなり、へこむ。
【4日目】
朝になっても風雨は止まず、三伏峠から下山することにした。

多くの山小屋が営業休止していることより静かな山旅を楽しめるのでは、と期待していた南アルプスでは、台風の来襲を受け厳しい山行になった。
南アルプス南部の縦走は来年に持ち越し、来年は光岳からの北上コースで再挑戦したいな。
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