山ガールも厳しい「光岳」歩いてきました



- GPS
- 31:00
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,919m
- 下り
- 241m
コースタイム
□ 初日
易老渡P 5:56
赤い鉄橋 5:58
面平 7:33 7 :43
岩場 10:20
易老岳 10:46
三吉ガレ 10:26
ガレ場 11:25
静高平 13:22 13:32
(水場2箇所)
イザルケ岳分岐
13:36
光小屋 13:50 14:15
光岳 14:30 14:45
光小屋 15:00
(小屋泊り)
◇◇
易老渡P→易老岳 4:50
易老岳→てかり小屋 2:50
◇◇
□ 2日目
光小屋 5:50
イザルケ岳
6:10 6:20
三吉ガレ 7:56 8:05
易老渡 8:37 8:47
面平 11:18 11:28
易老渡P 12:54
◇◇
県営光小屋→易老渡P 7:05
◇◇
天候 | 初日目 曇り 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
→上村日本のチロルの集落の中→遠山川沿い北上→易老渡P |
コース状況/ 危険箇所等 |
易老渡の駐車場→赤い鉄橋渡り、山に取り付く。当初、狭いトラバース道ロープあり緩やかな斜面、危険は別にという感じ。巨木が林立するフラットの地「面平」まで標高差600m。面平の前後はかなり急坂、ゆっくり足を地につけてひたすら高みを目指す。易老岳分岐の手前、当コース唯一の難所、簡単な岩場。クリアすると最後に幅広い樹林帯を緩やかに登る。まもなく主稜線に達し「易老岳」の分岐へ突入。南北の要衝地登山者がどこからとも姿を現す。 茶臼方面は左北に、光岳は右南へ。三吉ガレまで開けた所針葉樹林の登路を緩やかに下る。下山のことは考えない。三吉ガガレを過ぎると緩やかなアップダウンを繰り返しガレ場の最低鞍部まで。ここから小屋まで最後のアルバイト、標高差200m、けっして急坂ではない。大小の石ころ中を1時間ほどかけて「水場連続2ヶ所」のある静高平まで。フラットな地に達し、なだらかに見えるイカルガ岳方面に分ける。スタミナが残っていればピークまで15分立ち寄るもよし。木道の道に入ると、前面に「県営光小屋」あり。宿泊手続き後、小屋前にザックを置き指間15分の→光岳に行く。 その他の周辺状況 長野県飯田市側遠野郷からのアクセツ 日本のチロル「上栗の里」の下方(走り易い)、R152から右折(上島トンネル)は時間制限の通交。 わかり易いのは4キロの「矢筈トンネル」流れにままR152(秋葉街道)に入り南下。まもなく左手にミニ道の駅「村の茶屋」でトイレ休憩。しばらく南下「上村小学校」手前左折。 斜めの細い道に登る。どんどん高度を上げると日本のチロルといわれる集落に入る。細い道をクネクネ周りながら右左に走る。高度感もありドライブのテクニックがいる。トップに達し急坂をクネクネ下る。下方の道と「合流」。ハンドル操作を誤ればヤバイようなところ。帰りは登る方なので容易かも。当日行き帰りはチロルの集落の中を通る。 集落の外れから易老渡Pまで30分ほど。小さな落石が散見される細い道を走る。中程でガードマンがいて8:30〜17:00まで「時間通交制限」をしている。下山の折は16:00までに通交してくれとのこと。いずれにしてアクセツは命懸けの感じがした。 |
写真
左手に水がサラサラ流れる
天上の小川
ホースの筒から
勢いよく冷水がとうとうと
流れている
少し離れてもう一箇所有り
ここで「ただ水」をたっぷり補給
ものすごくお得感があった
汗まみれ塩分満載の顔、
贅沢に顔まで洗い、
爽やかな気分
心機一転
茶碗がやたらに大きく
ごはんは少ない
おかわりの押し売り(^O^)もあり、
半分おかわり
中には4の1の上品な奥様もいたな
おいしくいただき天気は上々
気分が良く高揚感あり
昨日のアレはなんだっかと
感想
感想/記録
☆前日
中央道飯田icから東に矢筈トンネルに向かい。遠山郷に入り日本チロルの中を通過遠山川沿いに聖岳の登山口基地「聖光小屋」に入る。
前日小屋に予約を入れたが満員とのこと。それほど多いかと不思議な気がした。当日キャンセル空きを狙ったが。小屋に鍵が掛かっていた。人の気配がしたのか男が出てきた。体調が悪いと管理人さん。お客は極力とらないと一人なのでまかない出来無い。10人ぐらいは精一杯と語る。ご本人はやめたのだが後釜がいなく、泊り客ははたまた迷惑なのだろう。人跡未踏なロケーションで同情したな。小屋裏の小奇麗なトイレのある駐車場兼テント場。管理人さんは東屋の中でテントを張っても良いといわれた。当初、自分達1台のみであったが最終に7台ほど車中泊テントは2張。茨城、京都ナンバーそれぞれ遠方からやってきた。
☆当日
5時過ぎに起床。ガスコンロでサトーのご飯と即席味噌汁、ソーセージ等で慌ててすます。
テントを速効片付け。易老渡Pまで2キロの道を戻る。駐車場は多少空きがあり車を止め6時頃スタート。林道を一旦戻り遠山川に懸かる赤い鉄の橋を渡る。
大きな熊出没の看板、音の大きな熊鈴を付ける。
出足は檜の植林地帯をトラバース道狭いので要所にトラロープ脇見すると転げ落ちそう。
樹相は高度を上げるに連れミズナラ等温暖性からブナ、ダテカンバ亜寒帯のトウヒ、コメツガに変化する。
第1ポイント、唯一のフラットな空間「面平」まで標高差600mがまんの登り。
さして、危険箇所なし。少々の急坂、パワーのある登山者ならグイグイ高みを目指せる。
同時刻にスタートしたお二人、中高年の茨木のソロ男性、京都のご夫婦健脚。一度は追い付いたが、その後消えてしまった。結果、目的地まで1時間以上のタイムラグがあった。
9時頃に昨夜光小屋の泊まった登山者が続々下りてきた。一応皆さんの言葉、雨も降ったし二日間なんも見えんかったと。確か天気予想はお日様マークが続いたのにと。
1日前月曜日にBS放送で日本100名山「光岳」をやっており、
樹林でなんにも見えない稜線上の易老岳を「疲労岳」とかいってたな。
ヤマレコでも剣岳の早月尾根よりもキツイと。
易老岳で10分休憩後、稜線上第2ステージ開始。相変わらずガスで視界不良。
樹林帯を緩やかにどこまでも下り、大崩壊地「三吉ガレ」に、なんにも見えない。
光小屋まで最後の仕上げはガレ場の登り1時間、けっして急坂ではない。
濡れた石ころを滑らない様にぬって、エンドレスと思わせる坂道。登山路の咲く紫のトリカブトいま時分の定番の花、撮る気力もなく帰りに撮るバイと。
出る言葉は一丁楽しくない愚痴も出る。既に7時間遥かに超える。
水が豊富に出ていた水場2箇所に達し、初日目もまもなく終える。
小屋につき直ちに宿泊手続き、予約名も覚えて貰っていて寝床を案内され、
二人1ブロック与えら余裕だった。
今日の内にと山頂を踏むことに向かう、15分ほど緩やかに登ると光岳山頂。丁度
中高年のご夫婦が100名山達成でハグの現場に出会う。祝福の拍手。
後続の4人組、韓ドライケメン俳優モドキのガイドに案内された女性3人組、てかりで99座目といい、エンドは明日「聖岳」にめがけて縦走、100名山完成だそうだ。
100名山のエントリーがなければ忘れ去られる「てかり」100名山ハンターの最後のターゲットかも。
☆翌朝
県営光小屋は「7時30分消灯」長い長い夜が始まる。早く寝る分夜中に目が開く、窓の外に目を凝らすと満点の星。明日は好天と希望を抱く。翌朝4時灯りがつき男管理人さん、開口一番「今んとこ快晴」ですと。気まぐれな山の天気に寄り添う言葉。小さな食堂から朝焼けの富士山が印象的だった。2日目、思いもよらなかった太陽のプレゼント、山の神様に感謝感謝の下山となった。
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