ぐるっと中央アルプス正方形 伊那前岳~木曽駒~檜尾岳

2021年08月11日(水) 〜 2021年08月12日(木)

• GPS: 16:08
• 距離: 21.8km
• 登り: 2,280m
• 下り: 2,582m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:44
• 合計: 11:26

6:38 北御所登山道入り口バス停
7:33 7:40 蛇腹沢登山口
8:21 8:24 清水平
8:51 9:14 うどんや峠
10:01 10:02 小屋場
10:38 10:58 七合目
11:37 11:39 八合目
11:52 11:54 伊那前岳
12:10 12:10 伊那前岳九合目ピーク
12:18 12:18 乗越浄土
15:47 16:31 木曽駒ヶ岳
16:41 16:42 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
16:47 16:48 中岳
16:57 16:57 天狗荘
18:04 宝剣山荘

2日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:58

5:38 宝剣山荘
6:00 6:11 宝剣岳
6:30 6:31 三ノ沢分岐
6:34 6:35 サギダルの頭
6:40 6:40 極楽平
6:50 6:50 島田娘
8:00 8:13 濁沢大峰
9:30 9:38 檜尾岳
10:03 10:05 檜尾避難小屋
10:13 10:16 小檜尾岳
11:02 11:03 シャクナゲのピーク
12:00 12:17 赤沢の頭
13:26 13:29 檜尾登山口
13:34 13:36 檜尾橋
13:36 ゴール地点

天候

曇り~霧雨　風は微風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

菅の台バスセンター駐車場利用。4時半到着時に既に乗車券売り場は長蛇の列。駐車場は広大なので余裕で停められます。バスで伊那前岳入山口の北御所バス停へ（590円）下山は檜尾岳登山口の檜尾橋バス停から菅の台BCへ（420円）

コース状況／危険箇所等

終始大変よく整備されたコースです。もちろん宝剣岳や縦走途中の濁沢大峰周辺の岩場はそれなりの注意が必要です。

その他周辺情報

菅の台BC隣接の駒ヶ根ファームスで食べられるすずらんソフトは、牛乳の風味が活きている大変おいしいソフトクリームでお薦め。

写真

8/11 8:06

バスの乗車は長蛇の列で、始発から約40分遅れでようやく乗車。北御所登山口でバスを降りて1時間ほどの林道歩きがあります。登山道はよく整備されていて歩きやすい道が続いています。

8/11 8:14

清水平に到着。広い平坦地になっていて、以前学校登山がこのルートで実施されていた際は休憩場所として使われていたようです。この写真右手、登山道わきに湧き水が出ていて充分な量で取水可能。

8/11 8:15

伊那前岳のこのルート、前半はカニコウモリが群生

8/11 8:39

展望が開けた場所から空木岳が見えました。当初計画では木曽殿山荘にもう一泊して空木から下山予定でしたが、天候が心配なため宝剣山荘一泊で檜尾尾根を下る計画に変更。

8/11 8:39

うどんや峠でおにぎり休憩。

8/11 9:21

ヤマハハコ

8/11 9:38

気持ちいい樹林帯を歩きます

8/11 9:48

小屋場跡に到着。たしかに昔小屋があったらしい残骸が砂に埋まっていました。

8/11 10:14

森林限界を超えて南アルプスの展望

8/11 10:14

先週土日に登った甲斐駒。左には鋸岳

8/11 10:14

同じく土日にテン泊で登った仙丈

8/11 10:19

伊那谷の市街地も見渡せます。この尾根はここからが展望の開けた好ルート。

8/11 10:19

濃ヶ池のあるカール地形とその左の尾根は木曽駒山頂に続く馬の背

8/11 10:23

伊那前岳の山頂も見えてきました

8/11 10:47

南の方の稜線は雲が掛かっています

8/11 10:47

8/11 11:17

花崗岩で出来た山です。

8/11 11:21

8/11 11:24

八合目に到着

8/11 11:24

あと100mほど標高をあげると伊那前岳。

8/11 11:25

8/11 11:27

写真上の方、横のすじ状になった雲…

8/11 11:29

彩雲が出ました。

8/11 11:31

すでにチングルマは果穂になってます。

8/11 11:31

オンタデ

8/11 11:36

宝剣も見えてきた

8/11 11:36

こっちから見る宝剣岳かっこいいです。

8/11 11:36

下にはロープウェイの駅であるホテルの建物。ほとんどの入山者は日帰りのようです。

8/11 11:36

宝剣の上に人も見えます

8/11 11:40

行くぞ！木曽駒！って、全然違う方向を指さしてる。小屋泊なのにテン泊並みの荷物なのは素泊まり2泊分の食料と調理器具のせい。今回は長野県民割でお安く泊まらせていただきます。クーポン券ももらえるので、お酒はそれで調達予定。

8/11 11:42

伊那前岳~乗越までの素晴らしい稜線歩きの始まり。

8/11 11:46

勒命石（ろくめいせき）の副碑。本当の勒命石はこの近くにあるらしいです。

8/11 11:53

木曽駒山頂から北東へ緩やかに伸びる馬の背。

8/11 12:02

今宵の宿、宝剣山荘が見えてきました。

8/11 14:56

受付を済ませて缶ビール一本いただきました。そのあと1時間くらい昼寝して、木曽駒山頂へ向かいます。

8/11 15:03

天候は曇りになりました

8/11 15:09

8/11 15:10

8/11 15:10

歩いてきた伊那前岳からの稜線も見えます

8/11 15:10

8/11 15:12

テント場も本日は空いているようです。天候があまり良くない予報のためでしょうか

8/11 15:12

8/11 15:24

8/11 15:26

木曽駒山頂到着

8/11 15:30

足もとに頂上木曽小屋の屋根。今シーズンは休業のようです。

8/11 15:31

木曽前岳をズーム

8/11 15:31

麦草岳。冬に七合目避難小屋泊で登りました。

8/11 15:31

御嶽は半分雲に隠れています

8/11 15:33

時間も遅いので人はまばら。

8/11 15:33

伊那側の祠

8/11 15:33

8/11 15:34

8/11 15:35

槍穂高も見えました

8/11 15:41

8/11 15:41

宝剣の方にはまだ人が見えます

8/11 15:41

また三ノ沢にも行ってみたい。

8/11 15:41

明日歩く予定の稜線

8/11 15:42

8/11 15:42

空木岳の砂礫斜面の下端、駒峰ヒュッテも確認できます。

8/11 15:42

南駒ケ岳も何年か前にハイマツ漕いで登りました。越百までの周回は楽しかった。

8/11 15:44

東には南アルプス

8/11 15:45

富士山も頭をのぞかせています

8/11 15:45

仙丈ヶ岳

8/11 15:45

北岳

8/11 15:45

間ノ岳

8/11 15:45

農鳥、西農鳥あたりは雲が掛かっています

8/11 15:45

こっちから見る塩見岳は鋭鋒

8/11 16:20

さて、風も冷たくなってきたので下山します。

8/11 16:26

お腹もすいてきました。

8/11 17:21

夕飯はまず馬刺しで一杯。ニンニクを漬け込んだオリーブ油としょうゆでいただきました。

8/11 17:21

次にお肉焼いて、野菜サラダも添えて。

8/12 5:25

翌朝、5時出発予定が少し遅れました。まずは宝剣を通過します。

8/12 5:33

ガスっているので高度感なし。ただ岩の表面が濡れていてちょっとやっかい。慎重に足を置いていきます。

8/12 5:35

8/12 5:39

8/12 5:41

山頂到着。真っ白で何も見えず。

8/12 5:50

濡れてすべるのであの先はパス。

8/12 6:13

8/12 6:20

中央アルプス固有種のヒメウスユキソウがあちこちたくさんありました。時期的にはすこし遅かったようです。

8/12 6:30

島田娘あたりを通過。

8/12 6:45

島田娘を大きく下る斜面にでたら一瞬視界がひらけました！素晴らしい！東斜面から雲が生まれています。

8/12 6:51

これから歩くと思うとわくわくします。

8/12 6:51

8/12 6:54

振り返ると青空。でも本日の青空はこの時だけでした。

8/12 6:56

8/12 7:04

ちょっと南アルプス的な尾根すじ

8/12 7:05

三ノ沢岳を振り返る

8/12 7:07

8/12 7:16

8/12 7:20

このコース、実際はなかなかのアップダウンです。

8/12 8:00

濁沢大峰に到着。この時間すでに濃いガスの中。

8/12 8:09

こんなステップも打ってあって、特に難しい岩稜帯ではありませんが濡れているので滑りやすいです。

8/12 8:09

8/12 8:15

8/12 8:27

このハシゴを下ったところがちょっとしたお花畑になっています。

8/12 8:29

ハクサンフウロ

8/12 8:30

エゾシオガマ

8/12 8:30

ヤマハハコ

8/12 8:30

ウサギギク

8/12 8:30

8/12 8:30

シナノキンバイ

8/12 8:31

カラマツソウ

8/12 8:32

ミヤマアキノキリンソウが咲いているので高山植物もそろそろ終盤かな。

8/12 8:37

以前来た時はなかったと思う木製のステップ

8/12 8:37

タカネナデシコ

8/12 9:18

檜尾岳に到着しましたが相変わらずの天気なので早々に下山。滞在時間30秒。

8/12 9:19

8/12 9:20

8/12 9:21

避難小屋に下る斜面にも花がたくさん咲いています。

8/12 9:24

エゾシオガマがたくさん

8/12 9:25

ミヤマダイコンソウ

8/12 9:25

8/12 9:25

ホソバトリカブト

8/12 9:26

イブキトラノオ

8/12 9:26

8/12 9:45

避難小屋の手前、鞍部が整地されています。避難小屋のリニューアル工事の作業場になっているようですが、工事終了後はテント場になるのかも。ここにあった四角い石積みも崩されていました。現在檜尾避難小屋は使用できないので写真左にあるプレハブ小屋が避難小屋として利用でき、写真中央にはトイレも設置されていました。

8/12 9:28

仮設避難小屋の内部。二段にしつらえてあり、詰めれば10人くらいは寝られそうです。シュラフは2つ置いてありました。緊急時にはありがたい配慮です。

8/12 9:46

仮説避難小屋

8/12 9:51

新しい避難小屋はすでに費用調達のクラウドファンディングも終了し、目標予算を大幅に上回る資金が集まったようです。来年7月から40名収容に有人小屋として利用開始。楽しみですね。

8/12 9:52

従来の避難小屋もそのまま利用する形でこの後ろにくっつける形で増築されます。

8/12 9:52

これは檜尾岳方面から俯瞰した位置関係。写真中央にある石組みが崩されて周辺を整地してありました。

8/12 10:01

さて、雨が降り出す前に下山します。ここからはスピードアップ。

8/12 10:21

歩きやすい道が終始続いていてどんどんペースを上げられます。

8/12 10:22

8/12 10:30

8/12 10:55

8/12 10:58

8/12 11:27

尾根すじを一気に下る

8/12 11:35

猿がこっち見てました。

8/12 11:41

赤沢の頭まで来てお昼休憩。

8/12 11:49

朝起きてメスティンで炊飯しておいた高菜明太ご飯。高菜の酸味がおいしい。ちょっと明太子多すぎですが。

8/12 12:08

どんどん下る

8/12 12:13

どんどん下る

8/12 12:20

8/12 13:24

ほとんど休まず檜尾橋のバス停に到着。ちょうど13:36のバスが来て、ほとんど待つことなく乗ることができました。

撮影機器：

D3400 ボディ ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ シュラフシーツ

感想

tobi8549

当初計画は宝剣山荘と木曽殿山荘の二泊で伊那前岳~木曽駒ヶ岳~空木岳と縦走する予定でしたが、13日の天候が思わしくなく、その状況で空木の登山道を下るのはちょっと心配だったので途中で1泊に短縮したプランに変更。それでも重い装備（ちょっと贅沢な食材を二泊分パッキング）のせいもあってかなかなかハードな周回となりました。下山してたどったコースを地形図で見ると偶然に正方形に近い形になっており、うどんや峠、宝剣山荘、檜尾岳の3か所で方向転換した感じになっていました。

コメント

ひさやま

tobi8549さん，こんにちは。はじめまして。

8/11に，ボクも北御所バス停から入山しました。
コースタイムからすると，蛇腹沢登山口までの林道でお目にかかってるようです。
すみません，ごあいさつした程度のことだったと思いますが…

あれから１泊２日で木曽駒ヶ岳〜檜尾岳を歩かれたんですね
檜尾の避難小屋は建て替え中なんですね。たのしみですね

伊那谷にお住まいのようで，山が近くて本当にうらやましいです。
またどこぞのお山でお目にかかるのを楽しみにしています

tobi8549

hushiyamaさん　こんにちは。コメントありがとうございます。
私は一本先のバスで北御所をスタートしたと思うのですが、途中追い越していかれたのが多分hushiyamaさんでしたね。
桂木場からJRまで歩きですか！大変お疲れ様です。将棋頭山への稜線も楽しいルートですね。

昨年まではバス＆ロープウェイの年パスがあったので地元の利を活かして木曽駒へもいろんなルートで登っていましたが、今シーズンは久しぶりでした。雷鳥も話題になっているので会えるのを期待していましたが今回は発見できませんでした。

信州の山、たくさん楽しんでください。
またどこかの登山道でお会いできるのを楽しみにしております。