記録ID: 345924
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
深夜0時スタートで富山湾から剱岳へ〜TJARに憧れて〜(早月川河口⇒早月尾根⇒剱岳⇒雷鳥平⇒室堂)
2013年09月22日(日) 〜
2013年09月23日(月)



- GPS
- 22:27
- 距離
- 43.6km
- 登り
- 3,605m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
日本一過酷な山岳レース『トランスジャパンアルプスレース(TJAR)⇒ http://www.tjar.jp/ 』に憧れて、そのスタート地点である日本海の『富山湾』から『剱岳』まで、標高差約3,000mを1日で一気に登ってきました。
※トレランではありません 一切走らない歩きのみのタイムです
<1日目>
0:00ミラージュランド(早月川河口)0:15⇒0:42早月大橋⇒1:05国道8号魚津滑川バイパス通過⇒1:15北陸自動車道通過⇒1:47河川敷脱出⇒2:13入会橋⇒2:44豊隆橋3:00⇒4:26剣橋⇒5:00(馬場島まで8km地点)5:25⇒6:00上原砂防ダム6:15⇒6:20剣青少年研修センタ(馬場島まで6km地点)⇒6:57(馬場島まで3km地点)⇒7:45馬場島荘8:30⇒12:00早月小屋12:25⇒15:05剱岳15:40⇒17:38剣山荘
行動時間:17時間38分
<2日目>
剣山荘5:08⇒5:19クロユリのコル5:21⇒6:28剣御前小舎6:38⇒6:45剣御前6:50⇒7:02三角点7:07⇒7:19剣御前⇒7:25剣御前小舎7:36⇒8:30雷鳥平キャンプ場8:50⇒9:03雷鳥荘9:45⇒10:15室堂
行動時間:5時間7分(雷鳥平・雷鳥荘付近でだいぶ遊んでいます)
……全行程歩きだと1日目は頑張っても室堂までかな?私の場合……
※トレランではありません 一切走らない歩きのみのタイムです
<1日目>
0:00ミラージュランド(早月川河口)0:15⇒0:42早月大橋⇒1:05国道8号魚津滑川バイパス通過⇒1:15北陸自動車道通過⇒1:47河川敷脱出⇒2:13入会橋⇒2:44豊隆橋3:00⇒4:26剣橋⇒5:00(馬場島まで8km地点)5:25⇒6:00上原砂防ダム6:15⇒6:20剣青少年研修センタ(馬場島まで6km地点)⇒6:57(馬場島まで3km地点)⇒7:45馬場島荘8:30⇒12:00早月小屋12:25⇒15:05剱岳15:40⇒17:38剣山荘
行動時間:17時間38分
<2日目>
剣山荘5:08⇒5:19クロユリのコル5:21⇒6:28剣御前小舎6:38⇒6:45剣御前6:50⇒7:02三角点7:07⇒7:19剣御前⇒7:25剣御前小舎7:36⇒8:30雷鳥平キャンプ場8:50⇒9:03雷鳥荘9:45⇒10:15室堂
行動時間:5時間7分(雷鳥平・雷鳥荘付近でだいぶ遊んでいます)
……全行程歩きだと1日目は頑張っても室堂までかな?私の場合……
天候 | 9月22日:晴れ〜お昼頃からガスガス 9月23日:晴れ(稜線付近のみ時折ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
3列独立シート(トイレ付きバス) 7,000円/人 23:55魚津IC⇒(タクシー)⇒0:00ミラージュランド駐車場 2,080円 復路:室堂⇒(黒部立山アルペンルート)⇒扇沢 扇沢⇒(特急長野行きバス)⇒大町温泉郷(温泉入浴のため途中下車) 大町温泉郷⇒(特急長野行きバス)⇒長野駅 長野駅⇒(新幹線あさま)⇒大宮 -------------------------------------------------------------------- <参考HP> 富山地方鐡道(東京〜富山高速バス) http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=743 魚津交通(タクシー) http://www.uozu-kotsu.co.jp/pc.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 馬場島荘の玄関入り口脇にあります 【道の状況】 <早月川河口〜馬場島> ・河口付近から約10km(県道141に出るまで)は川沿いの未舗装路を通ります 河川敷で真っ暗なので道が分かりにくく注意が必要です ・北陸自動車道の下をくぐり2kmは広い直線の土手を歩きます この辺りは風通しがよく少し寒いくらいでした また土手から上る道が時々出てきます。右手へ行くと川から離れてしまうので、ひたすら直進します ・その後土手から離れて水路が張り巡らされた水田地帯(栗山地区)を県道141まで歩きます Google Mapsで見た時は水路が入り組んでいて迷子にならないか心配だったのですが、水路沿いに道があるので道なりに行けば141に出ることが出来ました (水路の水量というか水かさが結構あります。柵などがあるので落ちることはないと思いますが、結構怖いので気をつけてください) ・県道141に入るとずっと車道歩きになります(ここでこのルート初の自販機アリ) ・入会橋から早月川右岸に渡ると大規模養鶏場があります。人の気配はあるのですが、とにかく匂いが凄いです(ここにも自販機あり) ・養鶏所を過ぎると人家も少なくなります そしてその先の箕輪発電所の所でまた左岸に渡り返すのですが、ここで141号を直進しないように! ここはトンネルをくぐらずに県道67の発電所への橋を渡ります (橋の所に県道67の標識があるので多分迷わないと思います) ・箕輪発電所から暫くは直線道路で歩いていて気持ち良いですが、4〜5km程歩くと通行止めのゲートが出てきます ゲートは通れないのでここから道路を離れて左手の未舗装路へ入り、河川敷のようなところを暫く進むと再び先ほど別れた車道と合流します。 その車道をしばらく進むと剣橋。剣橋からは県道333と名前が変わります (剣橋の手前付近にある自販機が最後の自販機だったように思います) ・剣橋からは右岸の直線道路が続きます この時点で4:30頃だったので、馬場島へ向かう登山者の車に次々と抜かされるようになりました (車に轢かれないように注意!) また長い直線道は眠気を誘います…とにかく眠くて仕方なかった ・そしてまた橋が現れるので左岸へ渡ります。馬場島まで8km地点です(この辺りでようやく日の出) ・地図を見るとこの付近に「中村酒店」があるようですが、お店らしきものは見当たりませんでした(食べ物・飲み物等の補充はアテにしないほうが良いです) また剣青少年研修センターも廃屋でした ・馬場島まで3km地点を過ぎると徐々に上り坂になります 白萩発電所を過ぎると、標高760mの馬場島もそろそろです ※県道141までの河川敷の道は1人だとかなり心細いです ※海から馬場島まで標高760mですが、約30kmかけて上がっていくのでほぼ平地を延々と歩いている感じです。 馬場島まで3km地点からやや上り坂になった感はありますが、キツイ上りではありません <馬場島〜剱岳> ・馬場島からの早月尾根は急登で有名ですが、土嚢などでしっかり整備されているのでとても登りやすく、急登でもそれ程疲労を感じませんでした。 ・早月小屋を過ぎて剱岳が近くなってくると、鎖場が出てきたりそれなりに岩登りの要素が出てきます。三点支持ができていれば問題ない程度です ・馬場島から剱岳までの標準CTは9時間と言われてますが、ちょっと緩めのコースタイムかもしれません ・早月尾根は標高200m毎に標識が出てくるので登る際に励みになります (あまり正確な標高ではありませんが、目安にはなります) ※早月尾根は水場に乏しいので、真夏を避けた時期に歩くのが良いと思います <剱岳〜剣山荘><剣御前小屋〜室堂> 前回のレコ参照 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-38811.html <剣山荘〜剣御前小屋/巻き道ルート> ・剣山荘の裏手から黒百合のコルを目指します ・実は尾根上の登山道を通って剱御前まで行くつもりだったが、コルからはいきなりのハイマツ漕ぎで踏跡も薄く不明瞭だったので、諦めて巻き道ルートを行くことにした。(黒百合のコルから三角点までは廃道だったらしいです) ・コルから巻き道に入る辺りは少し荒れてますが通行に問題はありません 時々ゴーロ帯がありますが基本的に気持ちのよい巻き道でした。 <前回2008年9月に登った時と変わっていたもの> ・剱岳山頂の祠が無くなってた! ・剣沢小屋がテン場の下方に移動し新しくなってた! ・室堂の地獄谷が通行禁止になってた!(前回歩いておいてよかった〜) 【山小屋】 ・早月小屋:予約満員時は宿泊拒否されます HPやガイドブックには予約希望程度にしか書いてありませんが鵜呑みにしないほうが良いでしょう http://www.net3-tv.net/~hayatsuki/ 早月小屋は山小屋ですので、ご予約無しでもご宿泊いただけますが、3名様以上のグループの皆様や週末(金、土 や祭日)はお一人様の方でもご予約頂ける様宜しくお願いします。(早月小屋HPより転載) ・剣山荘:15:00頃剱岳山頂から予約を入れたのですが、快く宿泊させてくれました 前日は3枚布団に2人の混雑でしたが、この日は1人1つの布団で寝れました (でもほぼ満員状態で夕食も3回戦までありました) 夕飯はハンバーグやエビフライ・鯖の塩焼きがメインで美味しかったです トイレも水洗・シャワー室もあり・夜も常夜灯で明るくてインフラは下界並の小屋です シャワー室は使用時間が決められているようです(18:00ではもう使えませんでした) http://www.net3-tv.net/~kenzansou/framepage1.html 【水場】 ・馬場島:キャンプ場の水場を利用 ・早月小屋:水場はなく小屋で水を購入(2リットル800円) ・剣山荘:外に水場はありませんが、小屋内の水道は飲料可 【トイレ】 ・各山小屋 【温泉】 ・雷鳥荘:AM10:30〜なので入れませんでした ・みくりが池温泉:AM9:00〜ですが大混雑だったので諦めました なので以前利用した大町温泉郷の薬師の湯にて入浴 前回のレコ参照(針ノ木岳〜赤岩尾根から薬師の湯へ) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-212511.html ※急いでアップしたので、誤字・脱字・タイプミスがあるかと思いますが、スルーしてください |
予約できる山小屋 |
|
写真
【9月21日23:50 魚津IC到着】
池袋から高速バスに乗って魚津インターに到着。
予定では23:10到着予定だったが、都内一般道の渋滞で40分遅れの到着となった。
←インターを下りて直ぐの駐車場には、公衆電話とバイオトイレがある
池袋から高速バスに乗って魚津インターに到着。
予定では23:10到着予定だったが、都内一般道の渋滞で40分遅れの到着となった。
←インターを下りて直ぐの駐車場には、公衆電話とバイオトイレがある
そして聖地巡礼(笑
TJARの録画を見てみると、この場所でスタート前の選手たちが荷物の最終チェックなどをしている。「この場所かー!」と盛り上がる!
←ミラージュランド駐車場にあるトンネル(上は県道1号線)
TJARの録画を見てみると、この場所でスタート前の選手たちが荷物の最終チェックなどをしている。「この場所かー!」と盛り上がる!
←ミラージュランド駐車場にあるトンネル(上は県道1号線)
【0:15 富山湾出発】
そして海岸へ出ていよいよ出発。
本当はレースと同じ0:00ちょうどにスタートしたかったのだが、バスが遅れたので仕方ない。(ミラージュランドに着いたのが0:00だからいいかと納得する)
←お約束として波打ち際まで行き、波にタッチしてから富山湾を後にした。
そして海岸へ出ていよいよ出発。
本当はレースと同じ0:00ちょうどにスタートしたかったのだが、バスが遅れたので仕方ない。(ミラージュランドに着いたのが0:00だからいいかと納得する)
←お約束として波打ち際まで行き、波にタッチしてから富山湾を後にした。
←真っ暗で何も写ってないようですが、川沿いをひたすら進みます。
ここはかすかに轍があるものの道幅も狭く辺りは草ボーボー…そして真っ暗闇
なんていうのかは分からないが、とにかく草の実(種子)が沢山くっつくので、後で全部取るのに大変だった。
ここはかすかに轍があるものの道幅も狭く辺りは草ボーボー…そして真っ暗闇
なんていうのかは分からないが、とにかく草の実(種子)が沢山くっつくので、後で全部取るのに大変だった。
【0:42 早月大橋通過】
実はここでちょっと道を間違えてしまった
早月大橋の約100m手前に河川敷へ入る道があったのだが、本当はここを左手に入って行った方が良かったようだ。
直進して橋の上へ出たものの先へ続く道はなくここで行き止まり。
実はここでちょっと道を間違えてしまった
早月大橋の約100m手前に河川敷へ入る道があったのだが、本当はここを左手に入って行った方が良かったようだ。
直進して橋の上へ出たものの先へ続く道はなくここで行き止まり。
【0:48】
しかし100mも戻るのは嫌だったので、少し戻ったところにある道を右手に入り、早月大橋の下をくぐってその先の地点から河川敷へ入ることにした。
←暗くてよく見えないが、ここが河川敷へ入る分岐
分岐を入って直ぐに右手へ入る踏み跡があるが、そこは無視して突き当りまで行くと河川敷沿いの未舗装路に出る
しかし100mも戻るのは嫌だったので、少し戻ったところにある道を右手に入り、早月大橋の下をくぐってその先の地点から河川敷へ入ることにした。
←暗くてよく見えないが、ここが河川敷へ入る分岐
分岐を入って直ぐに右手へ入る踏み跡があるが、そこは無視して突き当りまで行くと河川敷沿いの未舗装路に出る
【1:15 北陸自動車道通過】
北陸自動車道の下を過ぎてしばらくいくと、河川敷の道がいつのまにか土手の道に変わっていた。この辺りは道幅も広い直線道で、とても歩きやすい。しかし風の通り道なのか、川上から流れこんでくる風が強く少し寒い。月明かりで道が白く浮き上がるように明るかったのでせめてもの救いだった。
←北陸道付近。ぽつんとある建物はスギノマシンという会社…最初ラブホかと思ったw
北陸自動車道の下を過ぎてしばらくいくと、河川敷の道がいつのまにか土手の道に変わっていた。この辺りは道幅も広い直線道で、とても歩きやすい。しかし風の通り道なのか、川上から流れこんでくる風が強く少し寒い。月明かりで道が白く浮き上がるように明るかったのでせめてもの救いだった。
←北陸道付近。ぽつんとある建物はスギノマシンという会社…最初ラブホかと思ったw
【1:47 河川敷歩き終了】
ここからは水路沿いを県道141とクロスするまで歩きます。真っ暗闇の中水路の水音が不気味に響き渡りますが、県道141に出てしまえば後は道なりなので安心。
しかし気楽な県道歩きですが、入会橋までは地図で見た時よりも意外と長く感じられ、道を間違ったのかとちょっと焦った。
(養鶏場建設反対のノボリが沢山現れると入会橋は近いです)
ここからは水路沿いを県道141とクロスするまで歩きます。真っ暗闇の中水路の水音が不気味に響き渡りますが、県道141に出てしまえば後は道なりなので安心。
しかし気楽な県道歩きですが、入会橋までは地図で見た時よりも意外と長く感じられ、道を間違ったのかとちょっと焦った。
(養鶏場建設反対のノボリが沢山現れると入会橋は近いです)
【2:44 豊隆橋到着】
養鶏場を過ぎるとぐっと民家が少なくなり、また暗闇の車道歩きが続きます。
なんとなく山が近くなった感があったので、ここで熊鈴を装着して先ヘ進み、その先の箕輪発電所へと続く橋を渡ります。
←この橋の手前を直進してしまうととんでもない方向へ行ってしまうので注意!
養鶏場を過ぎるとぐっと民家が少なくなり、また暗闇の車道歩きが続きます。
なんとなく山が近くなった感があったので、ここで熊鈴を装着して先ヘ進み、その先の箕輪発電所へと続く橋を渡ります。
←この橋の手前を直進してしまうととんでもない方向へ行ってしまうので注意!
←発電所の橋は豊隆橋というそうです
さて、ここに丁度良い場所があったので、ザックを下ろしはじめての休憩を取った。
時々発電所の機械音がクマの唸り声に聞こえてビビったが、軽く行動食を食べたら少し元気になった
さて、ここに丁度良い場所があったので、ザックを下ろしはじめての休憩を取った。
時々発電所の機械音がクマの唸り声に聞こえてビビったが、軽く行動食を食べたら少し元気になった
しかし楽しく歩いて行くと、道路の先には通行止めのゲートが現れた…こんな場所地図にはなかったような…(後で確認してみたらちゃんとありました)
結果的に後で車道に合流するのだが、そこまでは真っ暗な河川敷の道を歩いていくので不安で不安で仕方なかった。
←車道と合流し剣橋が近くなってくると自販機があった
結果的に後で車道に合流するのだが、そこまでは真っ暗な河川敷の道を歩いていくので不安で不安で仕方なかった。
←車道と合流し剣橋が近くなってくると自販機があった
徐々に白みつつある東の空を眺めながら「月明かりに照らされた筋状の雲が、まるで白いオーロラみたいだな〜」と思いながら黙々と歩を進めた
(徹夜でナチュラルハイになっています)
←参考までに…劔橋のたもとにある地図
(徹夜でナチュラルハイになっています)
←参考までに…劔橋のたもとにある地図
【5:25 馬場島まで8km地点出発】
そして25分休んで再び出発。
道路へ出ると馬場島まで8kmの看板…あともう少し!
←逆光で見えないが馬場島まで8kmの看板
そして写真ではうまく写ってないが、この日の朝焼けは真っ赤で本当に凄かった!
そして25分休んで再び出発。
道路へ出ると馬場島まで8kmの看板…あともう少し!
←逆光で見えないが馬場島まで8kmの看板
そして写真ではうまく写ってないが、この日の朝焼けは真っ赤で本当に凄かった!
【7:45 馬場島荘到着】
そして10分程あるいて馬場島荘に到着!
実際に海を出発したのが0:15だから、ちょうど7時間30分かかりました。
実は馬場島荘には食堂があるのでここで温かいものでも食べようと思っていたのですが、まだ営業前だったみたいで掃除中…仕方ないのでスポーツドリンクだけ購入して出発することにした。
そして10分程あるいて馬場島荘に到着!
実際に海を出発したのが0:15だから、ちょうど7時間30分かかりました。
実は馬場島荘には食堂があるのでここで温かいものでも食べようと思っていたのですが、まだ営業前だったみたいで掃除中…仕方ないのでスポーツドリンクだけ購入して出発することにした。
急な尾根を越えると、眼下に早月小屋が突然出現!もう着いたも同然!
しかしこの頃にはガスもかかり始め、上空は不穏な空模様…今日はここで1泊して明日剱岳を目指そうと心に決めた
←お昼の12:00時点でテン場は混み混み。
しかしこの頃にはガスもかかり始め、上空は不穏な空模様…今日はここで1泊して明日剱岳を目指そうと心に決めた
←お昼の12:00時点でテン場は混み混み。
【12:26 早月小屋出発】
小屋前のベンチで軽く行動食を食べ、カロリー補給してから剱岳へ向かいます
次の山小屋の剣山荘まではCT5時間はかかるので、かなり急がなくてはならない。
とりあえず目処がつくまでは、黙々とひたすら休まずに登ることにした。
小屋前のベンチで軽く行動食を食べ、カロリー補給してから剱岳へ向かいます
次の山小屋の剣山荘まではCT5時間はかかるので、かなり急がなくてはならない。
とりあえず目処がつくまでは、黙々とひたすら休まずに登ることにした。
【15:05 剱岳到着】
そして早月小屋から2時間40分で剱岳に到着。ヤバイ!1日で海から3000m登っちゃたよ!
ここで剣山荘に連絡して宿泊予約が取れたし、到着が遅くなる旨も伝えたので、いくらか気持ちの余裕ができた。
また山頂でのんびりしてる登山者も多数いることから、安心して30分以上も休んでしまった。
←以前あった祠がなくなってる剱岳山頂
そして早月小屋から2時間40分で剱岳に到着。ヤバイ!1日で海から3000m登っちゃたよ!
ここで剣山荘に連絡して宿泊予約が取れたし、到着が遅くなる旨も伝えたので、いくらか気持ちの余裕ができた。
また山頂でのんびりしてる登山者も多数いることから、安心して30分以上も休んでしまった。
←以前あった祠がなくなってる剱岳山頂
この頃になると15時間以上歩きっぱなしで流石に足の疲労度もMAX!
此処から先は難所が続くので、とにかく事故を起こさないように、慎重にゆっくりながらも確実に下っていくことにした。
←カニのヨコバイ(通過後に振り返ってみた)
此処から先は難所が続くので、とにかく事故を起こさないように、慎重にゆっくりながらも確実に下っていくことにした。
←カニのヨコバイ(通過後に振り返ってみた)
←同じく黒ユリのコルから剣御前への尾根道ルート
ハイマツ帯の入り口に薄い踏み跡があるが、途中から不明瞭な感じ
なによりも朝露でレインウェアを着用しないと下半身がびしょ濡れになりそうな予感…今からレインウェアを着込むのが面倒だったので、ここは素直に巻き道を進むことにした。(どうやら廃道になっていた模様)
ハイマツ帯の入り口に薄い踏み跡があるが、途中から不明瞭な感じ
なによりも朝露でレインウェアを着用しないと下半身がびしょ濡れになりそうな予感…今からレインウェアを着込むのが面倒だったので、ここは素直に巻き道を進むことにした。(どうやら廃道になっていた模様)
【6:50 剣御前出発】
一通り山頂を満喫後、三角点まで足を延ばしてみることにした
相方は足が痛いようなのでここで別れて、1人で三角点を目指すことにした。
←人多すぎの剣御前を違って、三角点へ行く道には誰も居ない
一通り山頂を満喫後、三角点まで足を延ばしてみることにした
相方は足が痛いようなのでここで別れて、1人で三角点を目指すことにした。
←人多すぎの剣御前を違って、三角点へ行く道には誰も居ない
【7:25 剱御前小舎到着】
約50分で三角点までのピストン終了!
ここで剣御前で別れた相方と合流。
時間的には立山を縦走して一ノ越から室堂へ下ることも出来たが、相方の調子が悪そうなので、無理をせずに雷鳥沢へ下ることにした。
←剣御前小舎前の公衆トイレ
約50分で三角点までのピストン終了!
ここで剣御前で別れた相方と合流。
時間的には立山を縦走して一ノ越から室堂へ下ることも出来たが、相方の調子が悪そうなので、無理をせずに雷鳥沢へ下ることにした。
←剣御前小舎前の公衆トイレ
【9:03 雷鳥荘到着】
雷鳥荘は比較的新しそうな施設。
…が、入浴は10:30からとのことで温泉には入れなかった。
そして気が抜けたまま雷鳥荘外のベンチへ移動。そこでビールを飲みつつ、山旅最後の余韻を楽しんだ。
雷鳥荘は比較的新しそうな施設。
…が、入浴は10:30からとのことで温泉には入れなかった。
そして気が抜けたまま雷鳥荘外のベンチへ移動。そこでビールを飲みつつ、山旅最後の余韻を楽しんだ。
【10:00 みくりが池温泉通過】
みくりが池温泉に入ってみると、ここの入浴時間は9:00からで入浴は可能なようだった。
しかし温泉は混雑している模様…ここでの入浴は諦めて大町温泉郷へ寄り道することにした。
みくりが池温泉に入ってみると、ここの入浴時間は9:00からで入浴は可能なようだった。
しかし温泉は混雑している模様…ここでの入浴は諦めて大町温泉郷へ寄り道することにした。
感想
昨年、栂海新道から日本海を目指した時の感動が忘れられず、今年は日本海から剱岳へ挑戦!
登山口まで約30kmの車道歩きと標高差3,000mの登り、そして1日の行動時間約18時間!
とにかく眠かったし、足も結構痛くてボロボロでした。
でも「憧れのルートを海から登ったぞー!」という達成感はひとしお!
特に夜の富山湾〜馬場島までの歩きが怖いながらも結構楽しかった。
この日は中秋の名月から3日後だったので、夜道も明るく月明かりだけで歩けたのがその理由の一つ。
徹夜で誰もいない道を夜通し歩いていたのでハイになってたというのもあるかも…まさにトランス!
とにかく夜が明けるのが惜しいようなそんな気分でした。
そしてそのまま早月尾根へ。
予定では1日目は早月小屋で1泊して、体調を整えてから早朝のガスの少ない時間帯に剱岳へ登るつもりでしたが、この日の早月小屋は満員でお昼12:00の時点で宿泊拒否!!
交渉しても「絶対ダメ!」の一点張りだったので、仕方なく剱岳を越え次の山小屋剣山荘まで行くことにしたのですが……
……まぁこれはこれで良かったかも……
なんたって一日で3,000mを一気に登るという偉業(おバカなこと?)を達成出来た!
こんなことがなければやるつもりはなかったけど、奇しくもトランスジャパンアルプスレース並に自分の限界に挑戦できて嬉しかった!
そして苦難を乗り越え剱岳山頂を踏んだ時には、もう言葉に出来ないくらい最っ高ーな気分でした *・:\(*^▽^*)/:・*
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剱岳のレコを検索してこちらのレコにたどり着きました
TJARのコースを丹念にたどっていらっしゃる(スタート地点から舗装道路30kmまで!)のにびっくりしました
うちは昨年南アルプス南部でTJARの選手と遭遇し、初めてTJARのことを知りましたが、皆さんホントに超人ですよね!
そして1日で日本海から剱岳まで登られたTIROLさんも同じく超人の仲間だと思います
素敵なレコを見せていただき、ありがとうございました
こちらこそはじめまして
TJARは昨年のNHKスペシャルで知った口ですが、TV映像でスタート直後に川沿いの道と舗装路に分かれて走る選手を見て、どうせなら最短距離の川沿いの道を行ってみよう!とGoogle Mapsなどでルートを調べつくしました
SOULdCATさんは昨年南アルプス南部で選手と遭遇されてるんですね
私も昨年のお盆の時期は4泊5日で聖岳〜光岳へ縦走予定だったのですが、大雨のため途中下山してしまいました
もしあのまま縦走していたら選手やSOULdCATさんとすれ違ったかもしれませんね(笑)
コメントどうもありがとうございました!
とにかく凄いです。お疲れ様でした
TJARと同じ様に日本海から歩くというのは凄過ぎて言葉もありません。
というか、もうこれは何かに取りつかれたというような感じですね
登山口まで30km弱歩いていていますが、普通ならそれだけでも大変ですよね
そこから登山開始なんてもう執念とでもいうような感じに見えます。
この挑戦は体力的自信と周到な準備をされていた上のことと思いますが、3000mの剣山荘まで行ってしまうのがとにかく凄いです。
結果的には早月小屋の宿泊拒否はラッキーでしたね
ありがとうございます。いやホント疲れました
登山口までの30kmは肉体的には疲れましたけど、精神的には凄く楽しかったです
ほぼ平坦な道なのでちょっと長めの散歩気分だったし、月明かりがまるで昼間のようだったので歩いていて気持ちよかったです
…実は本当に何かに取り憑かれていたのかも(笑)
でも早月小屋の宿泊拒否は目の前が真っ暗になりましたよ
時刻は12:00で次の小屋まで行ける時間でしたが、夜通し歩いた体内時計的にはもう夕方くらいだったのでかなりショックでした。
結果的にはhachiさんがおっしゃられるようにラッキーでしたけどね
ちょっと普通じゃ出来ない経験もできて、凄く心に残る山行でした
TIROLさん
西奥縦走のレコにコメントしようかと思ったのですが、こっちのレコがあまりにもすごいので、こちらに書かせていただきます
というかすごいの一言です、0:00に早月の河口スタートなんてまさにTJARじゃないですか
1日で標高差3000m、すばらしい
早月小屋の宿泊拒否は小屋の姿勢としてはどうかと思いますが(時間が早すぎましたかね)、結果オーライですよね
剣山荘のトンカツもおいしいし、小屋は新しいし、ビールは生だし
とにかくこのレコに影響されました、来年できればチャレンジしてみたいですね
無理かな〜
コメントありがとうございます。
今回はTJARを意識して頑張ってみました
とはいっても私は走るのは苦手なので完全に歩きですけど
でもまさか1日で3,000mも歩けるとは思ってませんでした…やればできるもんですね
早月小屋の宿泊拒否は確かに時間が早すぎたんだと思います。まさか夜0:00から歩いてるとは思ってないでしょうから(笑)でもま、ホント結果オーライでした
そういえば剣山荘といえばトンカツが有名なんですよね…私が泊まった時はエビフライとハンバーグとかでしたがとても美味しかったです
ところでsakura0725さんも北方稜線から剱岳に行かれたそうで、本当凄いです!
私もいつかは北方稜線から劔を目指したいです
お互いチャレンジ精神旺盛なようなので頑張りましょー!
sakura0725さんなら絶対このルート行けますよ
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