記録ID: 346061
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
憧れのジャン、西穂〜奥穂縦走日帰り
2013年09月19日(木) [日帰り]


- GPS
- 10:10
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,894m
- 下り
- 1,893m
コースタイム
7:05上高地
7:15西穂登山口
8:50西穂山荘
10:15西穂山頂
11:10間ノ岳山頂
12:07天狗岳山頂
12:25天狗のコル(天狗沢経由岳沢小屋分岐)
13:45ジャンダルム
14:32奥穂山頂
15:20紀美子平
16:15岳沢小屋
17:17河童橋
7:15西穂登山口
8:50西穂山荘
10:15西穂山頂
11:10間ノ岳山頂
12:07天狗岳山頂
12:25天狗のコル(天狗沢経由岳沢小屋分岐)
13:45ジャンダルム
14:32奥穂山頂
15:20紀美子平
16:15岳沢小屋
17:17河童橋
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡〜上高地間バス 1200円 上高地〜沢渡間のシャトルバスは最終17時だが、 松本行きに乗って沢渡で降りればOK。最終は18時。 季節運行かもしれないので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は上高地バスターミナル横で出せます(紙、鉛筆あり)。 西穂登山口にもポストありますが、紙と鉛筆は未確認。 上高地から西穂山荘までの道はとてもよく整備されていて、段差も小さく登りやすい。印もしっかりついています。 西穂は独標から西穂山頂までは一部岩場ありますが、さほど緊張する部分は無し。 赤岩岳まではあまり高度感を感じる部分は無い。 間ノ岳の前後から高度感が始まり、さらにザレザレの所が多く、人が多いと落石に非常に気を使う区間。 間ノ岳と天狗の間にある、噂の逆層のスラブ。遠目に見ると垂直に登っているように見えたが、実際には45度位?思ったほど傾斜は無い。ただ足がかりが非常に少ないため、岩が濡れているとかなり厳しい部分と思われる。また段差が結構大きく、膝を目いっぱい折り曲げながら登ったので、ここで足が攣りました。 書き漏れたが西穂から天狗のコルあたりまではスラブ状の滑る岩が多いので、雨天時は注意が必要そう。 天狗岳から天狗のコルまでの下りも気が抜けない。最後の鎖は足の置き場が遠く、鎖にかなり頼らざるを得ないので少し怖い。 天狗のコルから岳沢に下る天狗沢は、本当にルート?と思えるほど見た目がガレている。登る人もいるようだがあまりおススメできない。 ルートに戻って天狗のコルからの登りは、しばらく怖い部分は無し。ただ砂礫でザレている所を登っていくので、スリップと落石に注意。上部の方で大きい岩がゴロゴロしている所があり、稜線が太くなっていて、ペンキが見えなくなる部分があるが、どこからでも行ける模様。私は行ったり来たりしていましたが、反対側から見たらどれもOKだった様子。 ここを登りきるといきなり目の前にジャンダルム登場。ジャンダルムはこちら側(西穂側)から登れます。黄色の真新しいペンキでルート書いてありました。実際このルートを越えるような方なら誰でも登れるようなレベルだったかと思います。 ジャンを登ったところから下りて、ペンキの指示通り岳沢側を巻くのですが、この巻き道がかなり怖いです。鎖が付いておらず、小さいホールドに足を置きながら行くのですが、なにより下がかなり深く切れ落ちています。今回一番危険を感じました。 ここから二つばかり小さいピークを越えると、最後の難関馬の背です。馬の背の歩き方は人それぞれですが、私は登りだったので稜線のすぐ下に足がかりがあるところはそこを歩いて頂点の部分をしっかり掴むように、何もないところでは体勢を落としてしゃがみ歩きをしながら手で岩を掴んでいました。下りは・・・私は無理です。 〈補足〉 昨日は眠かったので、他の方の山行記録を見ながら書き忘れを足しておきます。 ・上高地〜西穂山荘で猿に遭遇。鳴き声もかなり聞かれたので、人がいるよアピールのために鈴があると良いかも。 ・西穂〜奥穂ルート間でのヘルメットの着用率は大体70%位。人の多い週末などは落石の危険も増えるので欲しいかも。またすれ違った方に聞いたのですが、自然の落石も多いそうです。 ・岩場での手がかりは、必ず掴むときに割れていないか確認。スラブ状の岩は繋がっているように見えても、ひびが入っていてぐらぐらしている場合があります。 ・ルート中2か所、ビバークポイントあり。1か所は逆層スラブの下、もう1か所は忘れてしまいました。あと天狗のコルの避難小屋跡地も可能っぽい。 ・下山後の温泉は沢渡大橋脇の梓湖畔の湯へ。露天もあって眺めが良く、お店の人の対応もとても気持ち良い。ただ大きくなく、カランは4つか5つしかないので、10人連れとかで行くと待つことになります。 |
写真
感想
まず西穂〜奥穂は本来6時間半のコースタイムなので、西穂山頂出発が10時半というのは遅すぎました。コースタイム通りなら日が暮れてしまう。日帰りで頑張るなら、暗いうちに上高地出発しなきゃいかんですね。
対向の方とのすれ違いで待つ場面が結構ありました。特に週末にこのルートを行く方は、渋滞によるタイムロスを相当考慮に入れるべきかと。
西穂を私の少し前に発った韓国人のパーティが赤岩の頭でワイワイ食事していてその横をパスしたのですが、、私が間ノ岳についてもまだワイワイやっていました。しかも声がここまで届いている・・・元気良いのはさすがですが、今日どこまで行く予定だったのでしょう?
このルートは非常に長く、間に水もトイレもないので準備は万端に。途中で嫌なブツもありました。早く台風ででも吹き飛んで行ってしまえ><
この縦走路は奥穂側と西穂側で難しさが違うのかな〜と少し思いました。奥穂〜ジャン〜天狗のコルの分岐までは切れ落ちているところが下まできれいに切れ落ちており、高所恐怖症の私にはこっち側の方が怖かったです。
西穂側の方はスラブ状の岩が多いので、滑りやすいのが気になります。また剥がれたようなガレた浮石が多いので、落石にも気も使います。でも切れ落ちているところが、下の方が崩れた石で広がっているので傾斜が緩く見え、私にはこちらの方がまだ優しく感じました。
9月半ばでぼちぼち涼しいかな〜と思って行きました。上高地に朝7時についた時は息も白いほどでしたが、稜線は暑く、まだまだ残暑厳しい頃、という感じでした。
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kunugida さん、初めましてritaと申します。
その韓国人パーティーって13人くらいですか?
私は18〜19日にかけ西穂山荘に宿泊し、西穂高岳ピーク→山荘→ロープウェイコースで行ってきました。
前日に西穂山荘に到着するのも、夕方くらいだったし、翌日(19日)の宿泊は「奥穂」って言ってましたが、朝は6時過ぎの出発。しかも歩行ペースがゆっくりで、看板や景色が良いと、その度に記念写真。
カメラも1台ではなく、それぞれの
西穂山頂に10時。このペースで大丈夫か?と心配になりました。
奥穂の次の日は、槍で泊まる。その次は上高地で泊まると…そのグループの数人と話をしたら、そんなことを言ってました。
無事に到着したかしら
ritaさんコメントありがとうございます
そうです、そのパーティだと思います。
朝6時の出発時刻は決して遅すぎるわけではないと思いますが、観光気分でペースが遅かったんですね。
11時の時点でまだ西穂山頂から先の最初のピーク、赤岩岳だったんで、正直暗くなるまでに着けたのか不安な位・・・まあ歩くペースが遅いわけではなさそうなので、、時間が厳しくなってくれば、休憩抑えてさっさと行けば問題ないのでは、とは思います。
とりあえずニュースとかでは何もないので、無事に着けたのだと思います。
山行記録を拝見しましたが、山頂の少し手前ですれ違っていたようですね。お互い無事下山できてな何よりでした
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