絶景の前・奥穂高と涸沢岳 〜重太郎新道より〜
- GPS
- 31:33
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,410m
- 下り
- 2,433m
コースタイム
5:44 上高地バスターミナル出発(河童橋を渡ってからうろうろ)
− 6:24 岳沢登山口 − 8:06 岳沢小屋(休憩)
− 9:55 岳沢パノラマ − 10:53 紀美子平
− 11:30 前穂高岳山頂 − 12:09 紀美子平
− 13:55 奥穂高岳山頂(休憩) − 14:50 穂高岳山荘(テン場)
22日(日)
5:07 涸沢岳へ出発 − 5:19 涸沢岳山頂(ご来光)
− 6:14 穂高岳山荘出発(ザイテングラードへ)
− 8:00 涸沢ヒュッテ(休憩) − 8:21 出発(パノラマコースへ)
− 9:11 屏風のコル − 12:15 新村橋
− 12:17 明神 − 13:17 上高地バスターミナル
天候 | 2日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
往路:新大阪(20日23:09)−上高地バスターミナル(21日5:20) 帰路:上高地バスターミナル(22日14:15)−大阪(22日22:30) ※往路は前々日にようやくチケット確保。 ※帰路は下山してからバスターミナルで購入。 3連休の中日のためかガラ空き。ただし事故渋滞のため大幅に帰着遅れた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜岳沢小屋 ・岳沢小屋まではしっかりした道で問題なし。 〜重太郎新道〜前穂高岳 ・重太郎新道は急登が続くので体力消耗するとミスにつながりそう。 オーバーペースにならないよう、ペース配分に気気を付ける。 ・カモシカの立場では長い梯子と急な岩登りが連続。 一つ一つは特に難易度の高いものではないのですが、 数時間連続するので慎重に。 (六甲・荒地山の岩はしごがずっと続くイメージ。ちょっと違うか) ・紀美子平から前穂高岳の登りは思った以上に時間がかかった。 素晴らしい展望に目を奪われていると、 ガレた足元にバランスを崩しそう。 ・○、×の目印を常に見ておかないとすぐにルートをはずれます。 〜吊尾根〜奥穂高岳 ・吊尾根といっても尾根筋の岳沢側をトラバースして進みます。 遠くから見ると高度感があるが、 実際には一人歩くのに丁度の道幅があります。 すれ違いや体力の消耗などでバランスを崩さなければ 怖さは特に感じない。 (残雪期は厳しいかもしれませんね) ・吊尾根の終盤、奥穂高岳への急登は足腰にくるので、 ここまで余力を残しておきたいところ。 〜穂高岳山荘 ・浮石に気をつけながらガレた斜面を進むと、すぐに激下り。 足元直下に穂高岳山荘の赤い屋根が見えてくる。 ・ほぼ90度の梯子を何回か降りる。 最後の一歩をおろすまで気を抜かないよう、 また落石を起こさないように。 ・翌朝、落石事故があったようです。 〜ザイテングラード〜涸沢ヒュッテ ・登りの方々が多いので渋滞発生しやすいので気持ちのゆとりをもって。 (道自体は特に問題ないと感じました) 〜パノラマコース〜新村橋 ・涸沢ヒュッテからパノラマコースに入ってすぐに 道幅が狭くてザレたトラバースと、急な岩場が連続。 ・慎重に進む必要があるが、危険個所はロープが張ってあり、 前穂・奥穂を登ってきた人にとっては大丈夫と感じた。 (奈良・大峰奥駆道のザレた道が続く感じです) ・屏風のコルまでの約1時間は基本的に登りです。 (下山のつもりで歩いていると意外ときつい) |
写真
感想
台風一過後の3連休。家族はそれぞれ用事があるので、単独で北アへ。
テント担いで初の穂高を楽しんできました。
1泊2日とはいえ、がっつり歩きたかったので少し骨が折れそうな重太郎新道経由で
初日に前・奥穂を縦走することに。
●重太郎新道
・テント泊装備なのでかなりきついことを覚悟して臨みましたが、
オーバーペースと休み過ぎに注意して
常に一定のペースで歩くことを心がけたらCTより少し早い時間で奥穂到着。
せっかくの岩場なのでやはりこのコースは登りで使うのが楽しいと感じました。
●前穂高岳
・紀美子平で荷物をデポして前穂高へ!
ガレているが意外と広い山頂からは360度の大展望。
常念山脈、槍ヶ岳、北穂、奥穂、ジャンダルム、西穂、焼岳、乗鞍岳、御嶽、、、
そして南アルプスと富士山。
●大落石の音
・前穂から紀美子平に戻る途中、大落石の轟音が響き渡った。
ドーン・・・ごろごろ、、、数分置きに3回ほど。場所は奥穂方面。
ここからは落石の様子は見えないので場所が特定できず、不安になる。
・吊尾根に進んで行きかう人に尋ねるとどうもジャンダルムの方向から
砂煙が舞い上がっていたとのこと。
奥穂までの道は問題なさそうですが気を引き締めて進みます。
●吊尾根〜奥穂高岳
・吊尾根は1時間半くらいのトラバースが続いて、稜線に出たら眼下に涸沢の絶景。
振り返ると前穂、遠くには常念。前方には奥穂とジャンダルムが!
・奥穂からはやっぱりジャンダルムの異様な姿に目を奪われました。
(余力があれば空身で往復なんて考えていましたが、とても今は無理。来年かな)
●夕焼けショー
・穂高岳山荘ではテン場はすでに埋まっていて、トイレ前に張らせていただくことに。
ただし夕方までは幕営禁止、明朝5:00撤収とのこと。
・西に沈む夕日、赤く染まる奥穂を眺めながらのビールは最高。
・夜はモンベルのジオラインとヒートテック、ダウンを重ね着して、
靴下を履いてシェラフ#3に潜って20:00就寝。
●槍・北穂のモルゲンロート
・2:00頃から断続的に目が覚めて、朝焼けが始まった5:00に空身で涸沢岳へ出発。
・涸沢岳山頂は想像以上の展望に感動です。
朝日を浴びる槍ヶ岳から、大キレット、北穂高、そしてこちらに続く縦走路。
岩稜帯の荒涼とした槍・穂高連峰が暖かいオレンジ色に染まる瞬間に
目も心も奪われます。
・槍と西鎌尾根、双六岳・三俣蓮華岳・鷲場岳、それから笠ヶ岳・・・。
8月に家族で縦走したルートがここからも一望。
皆、頑張ったなあ。
・写真を撮っていただいた3人の男性・女性パーティは
昨日西穂からジャンを越えて、今から北穂に向かうそうです。
昨日の大落石は馬の背あたりを通過中に背後で発生したと、
さらりと話されてました。
・ザックを背負って北穂へ向かいたい気持ちで一杯になり、しばらく葛藤。
でも涸沢・北穂はまた来年、家族との山行に残しておこう。
そして奥穂・北穂・大キレットの縦走は来年の単独の目標にしよう。
●涸沢〜パノラマコース〜上高地
・ザイテングラードを下って涸沢へ。紅葉がほんの少し始まっていました。
あと2週間?もすれば燃え上がるんでしょうね!
・涸沢からはパノラマコースで上高地に向かう。
(横尾経由のルートは来年の家族山行に残しておきたい)
ざれたトラバースが続くがすぐに左手に槍が顔を覗かせた。
槍・穂高の展望を眺めながら、屏風のコルまでトラバースを進みます。
・パノラマコースも後半は展望もなくなりきつくなりますが、
ほぼ予定通り13:30に上高地バスターミナル到着。
・本日大阪行の便は余裕で空いていました。
とんぼ帰りの北アでしたが、中身の濃い絶景の2日間。
お会いした皆さん、ありがとうございました。
こんばんは
お疲れ様でした
いや〜奥穂に行かれてたとは
下るだけでも大変な重太郎新道からだと、かなりしんどかったのでは
ジャンは近くで見るとたまりませんよね
また行きたくなりました。
素晴らしい写真をどうもです
夏のレコを拝見して次の北アは穂高と思っていました!
ジャンはちょっと自分にはまだ早かったです。
また来年の目標ですね。
重太郎新道は事前に予習して覚悟はしていましたが
ペース配分を守れば大丈夫でした。
涸沢岳からの槍と大キレット、北穂をまとめてみれる景観は感動ですね。
okirazuさんは稲村でしたか。また拝見します。
すごいですね〜
天気も良く何よりでした
写真でも伝わるのですが、やはり実際はもっと
迫力があるんでしょうね〜
いつもの事ながら、山にもtubataroさんにも
憧れてしまいましね〜
ありがとうございます。
やっぱりジャンダルムと、槍から大キレット・北穂の
風景には圧倒されてしまいました。
毎年1回くらいはアルプスに行ければいいなと思っていたのですが、気が付けば今年は3回目。
はまってしまいました。
またbamosuさんのレコも楽しみにしています!
tubataroさん、こんばんは。
早くコメントしようと思いつつ、遅くなっちゃいました
すっかり北アの虜ですね〜。
重太郎新道からテン泊装備での登り、
かなりきつそうですけど、
tubataroさん、余裕ですね
それにしても、真っ青な空、夕陽、ご来光と
穂高の稜線、最高ですっ
私までお腹いっぱいになりました
ジャンはあんなに近くに見えるんですね〜。
来年あたり、この辺りに行きたくなりました
んー、行きたいところだらけで困ってますが
ありがとうございます。
重太郎新道と吊尾根は、するめのように歯ごたえがあって、味がありました。
事故も多いようですし少々体力は使いますが、
慎重に進めば展望もよいし、いいコースだと思います。
北アの面白いコースあったらまた紹介ください!
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