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Yamareco

記録ID: 347437
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

絶景の前・奥穂高と涸沢岳 〜重太郎新道より〜

2013年09月21日(土) 〜 2013年09月22日(日)
 - 拍手
GPS
31:33
距離
24.2km
登り
2,410m
下り
2,433m

コースタイム

21日(土)
5:44 上高地バスターミナル出発(河童橋を渡ってからうろうろ)
− 6:24 岳沢登山口 − 8:06 岳沢小屋(休憩) 
− 9:55 岳沢パノラマ − 10:53 紀美子平 
− 11:30 前穂高岳山頂 − 12:09 紀美子平 
− 13:55 奥穂高岳山頂(休憩) − 14:50 穂高岳山荘(テン場)

22日(日)
5:07 涸沢岳へ出発 − 5:19 涸沢岳山頂(ご来光) 
− 6:14 穂高岳山荘出発(ザイテングラードへ) 
− 8:00 涸沢ヒュッテ(休憩) − 8:21 出発(パノラマコースへ) 
− 9:11 屏風のコル − 12:15 新村橋 
− 12:17 明神 − 13:17 上高地バスターミナル
天候 2日とも快晴
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
さわやか信州号
往路:新大阪(20日23:09)−上高地バスターミナル(21日5:20)
帰路:上高地バスターミナル(22日14:15)−大阪(22日22:30)
※往路は前々日にようやくチケット確保。
※帰路は下山してからバスターミナルで購入。
 3連休の中日のためかガラ空き。ただし事故渋滞のため大幅に帰着遅れた。
コース状況/
危険箇所等
〜岳沢小屋
・岳沢小屋まではしっかりした道で問題なし。

〜重太郎新道〜前穂高岳
・重太郎新道は急登が続くので体力消耗するとミスにつながりそう。
 オーバーペースにならないよう、ペース配分に気気を付ける。
・カモシカの立場では長い梯子と急な岩登りが連続。
 一つ一つは特に難易度の高いものではないのですが、
数時間連続するので慎重に。
 (六甲・荒地山の岩はしごがずっと続くイメージ。ちょっと違うか)
・紀美子平から前穂高岳の登りは思った以上に時間がかかった。
 素晴らしい展望に目を奪われていると、
ガレた足元にバランスを崩しそう。
・○、×の目印を常に見ておかないとすぐにルートをはずれます。

〜吊尾根〜奥穂高岳
・吊尾根といっても尾根筋の岳沢側をトラバースして進みます。
 遠くから見ると高度感があるが、
実際には一人歩くのに丁度の道幅があります。
 すれ違いや体力の消耗などでバランスを崩さなければ
怖さは特に感じない。
 (残雪期は厳しいかもしれませんね)
・吊尾根の終盤、奥穂高岳への急登は足腰にくるので、
ここまで余力を残しておきたいところ。

〜穂高岳山荘
・浮石に気をつけながらガレた斜面を進むと、すぐに激下り。
 足元直下に穂高岳山荘の赤い屋根が見えてくる。
・ほぼ90度の梯子を何回か降りる。
最後の一歩をおろすまで気を抜かないよう、
また落石を起こさないように。
・翌朝、落石事故があったようです。

〜ザイテングラード〜涸沢ヒュッテ
・登りの方々が多いので渋滞発生しやすいので気持ちのゆとりをもって。
 (道自体は特に問題ないと感じました)

〜パノラマコース〜新村橋
・涸沢ヒュッテからパノラマコースに入ってすぐに
道幅が狭くてザレたトラバースと、急な岩場が連続。
・慎重に進む必要があるが、危険個所はロープが張ってあり、
 前穂・奥穂を登ってきた人にとっては大丈夫と感じた。
 (奈良・大峰奥駆道のザレた道が続く感じです)
・屏風のコルまでの約1時間は基本的に登りです。
(下山のつもりで歩いていると意外ときつい)
21日(土)
出発。河童橋から眺める焼岳。恰好いい。
2013年09月21日 05:48撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 5:48
21日(土)
出発。河童橋から眺める焼岳。恰好いい。
目指す穂高連峰。右から、明神岳、前穂、吊尾根!、奥穂、ジャンダルム・・
2013年09月21日 06:13撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 6:13
目指す穂高連峰。右から、明神岳、前穂、吊尾根!、奥穂、ジャンダルム・・
岳沢登山口
2013年09月21日 06:25撮影 by  DSC-HX1, SONY
9/21 6:25
岳沢登山口
岳沢のルートはしばらく樹林帯。時折穂高の山並みが見えて気持ち良い
2013年09月21日 07:24撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 7:24
岳沢のルートはしばらく樹林帯。時折穂高の山並みが見えて気持ち良い
穂高が近づいてくる
2013年09月21日 07:56撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 7:56
穂高が近づいてくる
岳沢小屋で休憩。見上げると前穂高・吊尾根・奥穂高が堂々とそびえる。本当に登れるのか・・
2013年09月21日 08:27撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 8:27
岳沢小屋で休憩。見上げると前穂高・吊尾根・奥穂高が堂々とそびえる。本当に登れるのか・・
穂高
2013年09月21日 08:56撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 8:56
穂高
カモシカ立場あたりで長い梯子
2013年09月21日 09:04撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 9:04
カモシカ立場あたりで長い梯子
事故多発とのこと
2013年09月21日 09:19撮影 by  DSC-HX1, SONY
9/21 9:19
事故多発とのこと
岩場も連続。
2013年09月21日 09:19撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 9:19
岩場も連続。
梯子も続く
2013年09月21日 09:30撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 9:30
梯子も続く
ボルダリング
2013年09月21日 09:37撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 9:37
ボルダリング
岳沢パノラマ
2013年09月21日 09:52撮影 by  DSC-HX1, SONY
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岳沢パノラマ
まだまだ先は長い
2013年09月21日 10:29撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 10:29
まだまだ先は長い
紀美子平で荷物をデポ
2013年09月21日 10:51撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 10:51
紀美子平で荷物をデポ
ボルダリング
2013年09月21日 11:10撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:10
ボルダリング
高度が上がって、振り返ると西穂高?と焼岳
2013年09月21日 11:15撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:15
高度が上がって、振り返ると西穂高?と焼岳
山頂手前。ガレているので足元注意
2013年09月21日 11:22撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:22
山頂手前。ガレているので足元注意
前穂高岳山頂
2013年09月21日 11:30撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:30
前穂高岳山頂
常念山脈と槍ヶ岳
2013年09月21日 11:32撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:32
常念山脈と槍ヶ岳
富士山と南アルプス
2013年09月21日 11:39撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:39
富士山と南アルプス
360度の大展望。蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳、燕岳、槍ヶ岳、奥穂高、ジャン、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、そして富士山・・
2013年09月21日 11:39撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 11:39
360度の大展望。蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳、燕岳、槍ヶ岳、奥穂高、ジャン、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、そして富士山・・
紀美子平から吊尾根のトラバースへ
2013年09月21日 12:26撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 12:26
紀美子平から吊尾根のトラバースへ
奥穂高岳とジャンダルムを見上げながら進む
2013年09月21日 12:31撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 12:31
奥穂高岳とジャンダルムを見上げながら進む
すれ違いには気を付ける
2013年09月21日 12:34撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 12:34
すれ違いには気を付ける
振り返って。前穂高と吊尾根トラバース。
2013年09月21日 12:44撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 12:44
振り返って。前穂高と吊尾根トラバース。
もうすぐ稜線に出る
2013年09月21日 12:45撮影 by  DSC-HX1, SONY
9/21 12:45
もうすぐ稜線に出る
稜線に出た。振り返ると前穂高岳の2・3・4峰(恰好いいぞ)
2013年09月21日 12:46撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 12:46
稜線に出た。振り返ると前穂高岳の2・3・4峰(恰好いいぞ)
眼下に涸沢が広がった
2013年09月21日 13:19撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 13:19
眼下に涸沢が広がった
一旦トラバースに戻って、奥穂高への最後の登り
2013年09月21日 13:32撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 13:32
一旦トラバースに戻って、奥穂高への最後の登り
ジャンダルムに人が乗ってますね・・・やっぱりすごいわ
2013年09月21日 13:45撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 13:45
ジャンダルムに人が乗ってますね・・・やっぱりすごいわ
奥穂高岳からジャンへ続く道(来年かな)
2013年09月21日 14:12撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:12
奥穂高岳からジャンへ続く道(来年かな)
奥穂高岳山頂
2013年09月21日 14:18撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:18
奥穂高岳山頂
穂高岳山荘に向けて下る
2013年09月21日 14:20撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:20
穂高岳山荘に向けて下る
涸沢岳と北穂
2013年09月21日 14:24撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:24
涸沢岳と北穂
足元直下の穂高岳山荘
2013年09月21日 14:33撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:33
足元直下の穂高岳山荘
ほぼ90度の梯子を下りる。最後の一歩まで気を抜かない
2013年09月21日 14:44撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:44
ほぼ90度の梯子を下りる。最後の一歩まで気を抜かない
穂高岳山荘到着!にぎやかだ。
2013年09月21日 14:48撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 14:48
穂高岳山荘到着!にぎやかだ。
なにわともあれ、乾杯。常念山脈を眺めながら。
2013年09月21日 15:37撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 15:37
なにわともあれ、乾杯。常念山脈を眺めながら。
テント設営したら早速夕食。今晩は、α米のピラフと、春雨のトマトソース煮込み。そしてビール!
2013年09月21日 17:20撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 17:20
テント設営したら早速夕食。今晩は、α米のピラフと、春雨のトマトソース煮込み。そしてビール!
席を西側に移して夕焼けショーを見ながらの夕食
2013年09月21日 17:46撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/21 17:46
席を西側に移して夕焼けショーを見ながらの夕食
オレンジに染まっていく
2013年09月21日 17:47撮影 by  DSC-HX1, SONY
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オレンジに染まっていく
沈む夕日
2013年09月21日 17:49撮影 by  DSC-HX1, SONY
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沈む夕日
素晴らしい一日だったなあ
2013年09月21日 17:51撮影 by  DSC-HX1, SONY
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素晴らしい一日だったなあ
明日も晴れる
2013年09月21日 18:11撮影 by  DSC-HX1, SONY
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明日も晴れる
22日(日)
ご来光を眺めに涸沢岳山頂へ
2013年09月22日 05:19撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:19
22日(日)
ご来光を眺めに涸沢岳山頂へ
常念岳と朝焼け
2013年09月22日 05:22撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:22
常念岳と朝焼け
槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳。何とも言えない荒涼とした威圧感。
2013年09月22日 05:22撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:22
槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳。何とも言えない荒涼とした威圧感。
涸沢岳から北穂に向かう人
2013年09月22日 05:25撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:25
涸沢岳から北穂に向かう人
常念岳の向こうから陽が昇った
2013年09月22日 05:32撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:32
常念岳の向こうから陽が昇った
オレンジに染まる奥穂高とジャン
2013年09月22日 05:34撮影 by  DSC-HX1, SONY
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オレンジに染まる奥穂高とジャン
前穂高と朝焼け
2013年09月22日 05:37撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:37
前穂高と朝焼け
今日も素晴らしい一日が始まる
2013年09月22日 05:37撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:37
今日も素晴らしい一日が始まる
もう一度、槍ヶ岳・大キレット・北穂
2013年09月22日 05:43撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:43
もう一度、槍ヶ岳・大キレット・北穂
常念岳、北穂、槍、西鎌尾根、双六、三俣蓮華、鷲羽、笠ヶ岳・・・最高です
2013年09月22日 05:43撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 5:43
常念岳、北穂、槍、西鎌尾根、双六、三俣蓮華、鷲羽、笠ヶ岳・・・最高です
ザイテングラードを下って涸沢へ
2013年09月22日 06:32撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 6:32
ザイテングラードを下って涸沢へ
右手には前穂と2・3・4峰
2013年09月22日 06:32撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 6:32
右手には前穂と2・3・4峰
涸沢へ続く道
2013年09月22日 07:13撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 7:13
涸沢へ続く道
振り返ると昨日辿ってきた、前穂、吊尾根、奥穂
2013年09月22日 07:28撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 7:28
振り返ると昨日辿ってきた、前穂、吊尾根、奥穂
奥穂・北穂と涸沢小屋
2013年09月22日 07:54撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 7:54
奥穂・北穂と涸沢小屋
これまた絶景だな
2013年09月22日 07:54撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 7:54
これまた絶景だな
涸沢ヒュッテ到着。今度は家族を連れてこの絶景を楽しもう。
2013年09月22日 07:56撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 7:56
涸沢ヒュッテ到着。今度は家族を連れてこの絶景を楽しもう。
パノラマコースへ。ざれたトラバースが続く。足元注意。
2013年09月22日 08:29撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 8:29
パノラマコースへ。ざれたトラバースが続く。足元注意。
おっ、槍がみえた!
2013年09月22日 08:34撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 8:34
おっ、槍がみえた!
トラバースが続く
2013年09月22日 08:41撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 8:41
トラバースが続く
槍と穂高
2013年09月22日 08:46撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 8:46
槍と穂高
トラバースはまだまだ続く
2013年09月22日 08:49撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 8:49
トラバースはまだまだ続く
槍ヶ岳が全貌を現した。さすがパノラマコース。
2013年09月22日 09:00撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 9:00
槍ヶ岳が全貌を現した。さすがパノラマコース。
稜線に出て屏風のコルもうすぐ。
2013年09月22日 09:02撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 9:02
稜線に出て屏風のコルもうすぐ。
穂高はこれで見納め。ありがとうございました。
2013年09月22日 09:07撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 9:07
穂高はこれで見納め。ありがとうございました。
屏風のコル。耳への往復は1時間弱とのこと、バスの時間がないので断念。
2013年09月22日 09:13撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 9:13
屏風のコル。耳への往復は1時間弱とのこと、バスの時間がないので断念。
ごろごろ地帯を下りつづけて、中畠新道分岐。松高ルンゼと前穂東壁??氷壁の世界だ。
2013年09月22日 10:27撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 10:27
ごろごろ地帯を下りつづけて、中畠新道分岐。松高ルンゼと前穂東壁??氷壁の世界だ。
新村橋到着!
2013年09月22日 11:10撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 11:10
新村橋到着!
徳沢園到着!
2013年09月22日 11:24撮影 by  DSC-HX1, SONY
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9/22 11:24
徳沢園到着!
明神にて明神岳。
2013年09月22日 12:20撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 12:20
明神にて明神岳。
河童橋に戻ってきた!焼岳。
2013年09月22日 13:14撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 13:14
河童橋に戻ってきた!焼岳。

感想

台風一過後の3連休。家族はそれぞれ用事があるので、単独で北アへ。
テント担いで初の穂高を楽しんできました。
1泊2日とはいえ、がっつり歩きたかったので少し骨が折れそうな重太郎新道経由で
初日に前・奥穂を縦走することに。

●重太郎新道
・テント泊装備なのでかなりきついことを覚悟して臨みましたが、
オーバーペースと休み過ぎに注意して
 常に一定のペースで歩くことを心がけたらCTより少し早い時間で奥穂到着。
 せっかくの岩場なのでやはりこのコースは登りで使うのが楽しいと感じました。

●前穂高岳
・紀美子平で荷物をデポして前穂高へ!
 ガレているが意外と広い山頂からは360度の大展望。
 常念山脈、槍ヶ岳、北穂、奥穂、ジャンダルム、西穂、焼岳、乗鞍岳、御嶽、、、
 そして南アルプスと富士山。

●大落石の音
・前穂から紀美子平に戻る途中、大落石の轟音が響き渡った。
 ドーン・・・ごろごろ、、、数分置きに3回ほど。場所は奥穂方面。
 ここからは落石の様子は見えないので場所が特定できず、不安になる。
・吊尾根に進んで行きかう人に尋ねるとどうもジャンダルムの方向から
砂煙が舞い上がっていたとのこと。
 奥穂までの道は問題なさそうですが気を引き締めて進みます。

●吊尾根〜奥穂高岳
・吊尾根は1時間半くらいのトラバースが続いて、稜線に出たら眼下に涸沢の絶景。
 振り返ると前穂、遠くには常念。前方には奥穂とジャンダルムが!
・奥穂からはやっぱりジャンダルムの異様な姿に目を奪われました。
 (余力があれば空身で往復なんて考えていましたが、とても今は無理。来年かな)

●夕焼けショー
・穂高岳山荘ではテン場はすでに埋まっていて、トイレ前に張らせていただくことに。
 ただし夕方までは幕営禁止、明朝5:00撤収とのこと。
・西に沈む夕日、赤く染まる奥穂を眺めながらのビールは最高。
・夜はモンベルのジオラインとヒートテック、ダウンを重ね着して、
靴下を履いてシェラフ#3に潜って20:00就寝。

●槍・北穂のモルゲンロート
・2:00頃から断続的に目が覚めて、朝焼けが始まった5:00に空身で涸沢岳へ出発。
・涸沢岳山頂は想像以上の展望に感動です。
 朝日を浴びる槍ヶ岳から、大キレット、北穂高、そしてこちらに続く縦走路。
 岩稜帯の荒涼とした槍・穂高連峰が暖かいオレンジ色に染まる瞬間に
目も心も奪われます。
・槍と西鎌尾根、双六岳・三俣蓮華岳・鷲場岳、それから笠ヶ岳・・・。
8月に家族で縦走したルートがここからも一望。
 皆、頑張ったなあ。
・写真を撮っていただいた3人の男性・女性パーティは
昨日西穂からジャンを越えて、今から北穂に向かうそうです。
 昨日の大落石は馬の背あたりを通過中に背後で発生したと、
さらりと話されてました。
・ザックを背負って北穂へ向かいたい気持ちで一杯になり、しばらく葛藤。
 でも涸沢・北穂はまた来年、家族との山行に残しておこう。
 そして奥穂・北穂・大キレットの縦走は来年の単独の目標にしよう。

●涸沢〜パノラマコース〜上高地
・ザイテングラードを下って涸沢へ。紅葉がほんの少し始まっていました。
あと2週間?もすれば燃え上がるんでしょうね!
・涸沢からはパノラマコースで上高地に向かう。
(横尾経由のルートは来年の家族山行に残しておきたい)
 ざれたトラバースが続くがすぐに左手に槍が顔を覗かせた。
槍・穂高の展望を眺めながら、屏風のコルまでトラバースを進みます。
・パノラマコースも後半は展望もなくなりきつくなりますが、
ほぼ予定通り13:30に上高地バスターミナル到着。
・本日大阪行の便は余裕で空いていました。


とんぼ帰りの北アでしたが、中身の濃い絶景の2日間。
お会いした皆さん、ありがとうございました。


 

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コメント

まさかの奥穂
こんばんは

お疲れ様でしたhappy01

いや〜奥穂に行かれてたとは
下るだけでも大変な重太郎新道からだと、かなりしんどかったのでは

ジャンは近くで見るとたまりませんよね

また行きたくなりました。
素晴らしい写真をどうもです
2013/9/23 21:47
okirazuさん、こんにちは
夏のレコを拝見して次の北アは穂高と思っていました!

ジャンはちょっと自分にはまだ早かったです。
また来年の目標ですね。

重太郎新道は事前に予習して覚悟はしていましたが
ペース配分を守れば大丈夫でした。
涸沢岳からの槍と大キレット、北穂をまとめてみれる景観は感動ですね。

okirazuさんは稲村でしたか。また拝見します。
2013/9/24 6:33
憧れます!
すごいですね〜
天気も良く何よりでした

写真でも伝わるのですが、やはり実際はもっと
迫力があるんでしょうね〜

いつもの事ながら、山にもtubataroさんにも
憧れてしまいましね〜
2013/9/25 8:50
bamosuさん、こんばんわ
ありがとうございます。

やっぱりジャンダルムと、槍から大キレット・北穂の
風景には圧倒されてしまいました。

毎年1回くらいはアルプスに行ければいいなと思っていたのですが、気が付けば今年は3回目。
はまってしまいました。

またbamosuさんのレコも楽しみにしています!
2013/9/25 22:18
カッコイイー!
tubataroさん、こんばんは。
早くコメントしようと思いつつ、遅くなっちゃいました

すっかり北アの虜ですね〜。
重太郎新道からテン泊装備での登り、
かなりきつそうですけど、
tubataroさん、余裕ですね

それにしても、真っ青な空、夕陽、ご来光と
穂高の稜線、最高ですっ
私までお腹いっぱいになりました
ジャンはあんなに近くに見えるんですね〜。

来年あたり、この辺りに行きたくなりました
んー、行きたいところだらけで困ってますが
2013/9/26 0:16
dolceさん、こんにちは!
ありがとうございます。
重太郎新道と吊尾根は、するめのように歯ごたえがあって、味がありました。

事故も多いようですし少々体力は使いますが、
慎重に進めば展望もよいし、いいコースだと思います。

北アの面白いコースあったらまた紹介ください!
2013/9/26 20:24
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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前穂高北尾根
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