浄土山〜雄山〜別山〜劔御前小舎 剱岳の大展望を満喫♪

2021年08月31日(火) 〜 2021年09月01日(水)

• GPS: 10:20
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,283m
• 下り: 1,280m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:26

9:02 室堂
9:46 9:49 室堂山展望台
10:30 10:30 浄土山
10:40 10:41 浄土山南峰
11:05 11:15 一の越山荘
12:18 12:34 雄山
12:48 12:51 立山
12:57 12:57 大汝休憩所
13:09 13:11 富士ノ折立
13:44 13:55 真砂岳
14:40 14:40 別山南峰
14:50 14:54 別山北峰
15:03 15:03 別山南峰
15:28 剱御前小舎

2日目

• 山行: 2:08
• 休憩: 1:22
• 合計: 3:30

6:12 剱御前小舎
7:09 7:15 浄土橋
7:17 7:17 雷鳥沢キャンプ場
7:22 7:30 雷鳥沢ヒュッテ
7:39 7:39 雷鳥荘
8:10 9:15 みくりが池温泉
9:33 9:36 みくりが池
9:42 室堂

天候

一日目　曇り後晴れ
二日目　雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

扇沢駅手前の市営駐車場に駐車（無料）

コース状況／危険箇所等

登山道、標識等よく整備されています
登山者の多い急な岩場では、すれ違いの際、落石に注意
距離を保って安全確保が大切と思います

その他周辺情報

みくりが池温泉
http://www.mikuri.com/
日帰り入浴は9:00から

写真

8/31 6:44

扇沢駅
電気バスで赤沢岳の真下を通り抜けて黒部ダムへ向かいます。快晴の予感にわくわく(^.^)

8/31 6:48

大好きな言葉
裏腹な気持ちが、自分にも確実に存在している気がします

8/31 6:49

お久しぶりです♪
この前は、いつ来ましたっけ？どのくらいご無沙汰していたやらわかりません！

8/31 7:45

黒部ダムに到着
麓は晴れでも、標高が上がるとやや曇り

8/31 7:45

黒部源流方面は深い谷と長い尾根に囲まれ、懐かしい思い出がいっぱい！でも、ロッジくろよん付近はまだ歩いていないので、またいつか…

8/31 7:47

今日も豪壮な観光放水

8/31 7:48

黒部別山
険しさ故に来る度惹かれます。地図では三角点がありますがどうやって設置したのか、想像力を掻き立てられます

8/31 8:19

鹿島槍
山の形ではっきりそれと分かるのは、10日前に登ったばかりだから(^^ゞ

8/31 8:19

針ノ木
今年、縦走を思い立ったものの、行けずに残念

8/31 8:19

ダム湖の上を伸びる針ノ木の稜線の背後が懐かしい針ノ木谷

8/31 8:19

水晶岳付近が見えているのでしょう

8/31 8:26

雲の合間に大観峰

8/31 9:00

室堂駅に到着
浄土山に向かって歩行開始。やや雲が多め！

8/31 9:01

室堂駅後ろに奥大日岳の稜線

8/31 9:03

稜線の右から左に縦走します。早起きが辛く、未踏の部分もあり、無事歩き通せるかちょっと心配(:_;)

8/31 9:06

浄土山は端正な形の山。名の通り極楽浄土を象徴。

8/31 9:10

小雨がぽつぽつ
予報は晴れの筈なのに(:_;)

8/31 9:11

ヨツバシオガマ？
見事に花盛り(^.^)

8/31 9:12

タテヤマリンドウでしょう

8/31 9:14

ヤマハハコも大株

8/31 9:23

ウサギギク

8/31 9:29

残雪と大日岳

8/31 9:35

室堂駅とミクリガ池

8/31 9:46

五色ヶ原は丁度雲に隠されていますが、その背後に見えているのは薬師岳ではないかと思います。薬師から越中沢を越え、五色ヶ原山荘迄の縦走の辛さは今でも忘れられません！

8/31 9:46

正面にお鑓様のシルエット

8/31 10:02

やや左奥に見えるのは笠岳、その右が黒部五郎でしょうか？

8/31 10:24

立山
正に神の座す厳かな雰囲気に圧倒されます。先人たちも同じ思いで眺めたことでしょう。神の姿をしている山に感動を禁じ得ません

8/31 10:25

軍人慰霊碑

8/31 10:29

わあおっ！
いきなり、天を衝く劔が見えました(*_*)

8/31 10:31

チシマギキョウ
烏帽子小屋前の群落の見事さを思いだします。もう行く機会はないかもしれないけれど、今年も登山道脇を紫に染めて綺麗に咲いたでしょうか？

8/31 10:36

五色ヶ原山荘が右奥に小さく見えました

8/31 10:40

展望台と富山大学立山研究所、左に龍王岳

8/31 10:41

龍王岳にも寄ろうと思って来ましたが、小屋に着く時刻が遅くなるかと心配になり、このまま雄山に向かうことにしました（往復多めに見積もっても20分程度と思うのですが）

8/31 10:51

鹿島槍

8/31 10:59

雄山神社がはっきり

8/31 11:00

優雅に広がるカール

8/31 11:04

一の越山荘に近づきました

8/31 11:05

一ノ越からミクリガ池
背後に大日岳（左）と奥大日岳が仲良く並んでいますね。明日は、奥大日を往復する計画ですが、予報が悪くなり、どうなることやら…

8/31 11:15

雄山の厳しい登りに向かって出発。初めて登った日を今でもありありと思い出す、初心者だった自分にとって印象に残る登山道。今は赤ペンキマークが登り、黄色ペンキマークが下りと分けられているのに驚きました。登山者が多く、落石の危険が当然伴いますし、有難い登山道の整備です。

8/31 11:31

頭を突き出した龍王岳と平坦な浄土山の対比が面白いですね(^.^)きつい登りで、一の越山荘は早くも足元。

8/31 11:35

龍王岳の左に鬼岳

8/31 11:53

五色ヶ原
長い縦走を経て、五色ヶ原山荘での温泉の心地良さは忘れられません

8/31 11:56

ミクリガ池とミドリガ池
まるで箱庭(*_*)

8/31 12:00

尖峰は針ノ木
左にどっしりと蓮華。針ノ木の様に目立ちはしないけれど、長野市街から良く見え、何故かその大きな存在感にほっとする山。

8/31 12:00

お鑓様方面は大分曇って来ました。ひょっとしたら雨になる？

8/31 12:01

見飽きない五色ヶ原方面

8/31 12:01

雄山頂上に近づき、人の姿迄くっきり！

8/31 12:07

剱岳
今日の最終目的地は、その手前の花崗岩の美しい白い稜線上の劔御前北峰。そこまでまだまだ遠くアップダウンに苦しめられそう(T_T)

8/31 12:15

感慨深いです！
再びここに立とうとはつい最近まで考えていませんでした。今までの無事への感謝も含め、お祓いをして頂きました。

8/31 12:16

ここに立つ人は皆自然の険しさと人生とを重ね合わせ、自らの願いを込め、祈りを捧げて来たのでしょう

8/31 12:16

振り返った神社

8/31 12:18

来て良かった！
恐れ多くもかしこくも、神の住まわれる地に…

8/31 12:30

稜線越しに見る表銀座の裏銀座の重なりに感無量

8/31 12:35

左に劔、右に大汝峰
最高の眺め

8/31 12:47

言葉は要りません
後で考えると、この日は神様のくれたご褒美でした

8/31 12:52

大汝山
頂上は険しい岩峰！初めて立ちました＼(~o~)／

8/31 12:52

足下に黒部ダム、背後正面に蓮華岳

8/31 12:58

天空の散歩道が続き、爽快！こんな幸せもあるので止められません(^.^)

8/31 13:06

懐かしの鹿島槍と爺
10日後にこうして見られる幸運に感謝！

8/31 13:07

富士ノ折立

8/31 13:13

山懐に抱かれるミクリガ池が穏やか

8/31 13:27

真砂岳
多分山頂を通過するのは初めてだと思います。気付くと周りに人影も殆どなく、静かな尾根♪

8/31 13:28

振り返った浄土山と室堂山

8/31 13:30

穢れない白い雪と花崗岩が、神の世界を思わせるのでしょうか？

8/31 13:30

美しく優雅に広がるカール

8/31 13:30

振り返った立山
随分急坂を下ったのですね(*_*)

8/31 13:33

内蔵助山荘
黒部ダムから歩いてこの山荘に泊まりに来たくなりました。全く足は辛くなるばかりなのに、次から次へと湧いて来る夢が手に負えません！

8/31 13:33

美しい花崗岩の山肌が青空に映えます

8/31 13:37

言葉は要りません

8/31 13:47

内蔵助山荘の背後に鹿島槍

8/31 13:48

とうとう念願だった真砂岳山頂に立ちました。左に五竜、鹿島槍、爺が並んで見えていると思います♪

8/31 13:48

振り返った立山

8/31 13:55

足下に雷鳥沢、濛々と上がる噴煙！稜線でも微かに硫黄臭が漂っています。

8/31 13:55

歩いて来た尾根が一目で見え、蟻の歩みでもなんとか踏破できると満足する瞬間♪

8/31 14:08

しかし、満足も束の間、行く手にはまだ最後の急坂が待っていたのでした(:_;)

8/31 14:13

別山
目的地まで全て見える道筋は、モチベーションを上げるのか下げるのか？人によりけり、体調によりけり？

8/31 14:20

気持ちの萎えそうになった時は、振り返って辿った尾根を眺めましょう！ちっぽけながら頑張った自分の足跡を確認し、自分を甘やかしましょう(^^;

8/31 14:30

内蔵助山荘
左の針ノ木の形が美し過ぎ！

8/31 14:38

息が上がりながら急坂に耐え、大分高度を稼ぎました。山頂は近い！

8/31 14:40

別山頂上
別山北嶺迄確か行った記憶はあるのですが、祠の記憶なし。

8/31 14:40

初めて来た日、視界がなく、印象が薄かったのでしょう。なんとまあ、こんな素晴らしい剱岳の展望台だったとは(*_*)

8/31 14:40

言葉は要りません
眺められる幸運に感謝するのみ

8/31 14:43

再び北峰にも足を伸ばします

8/31 14:43

なんとチングルマの花が岩陰で咲き残っていました！周りは皆とうに花を散らしているのに奇跡？

8/31 14:47

今夜お世話になる剣御前小舎が見え、この分だと四時前に確実に着けそうです！一安心♪

8/31 14:51

別山北峰から剱岳

8/31 14:52

感無量
もう登ることはないでしょう。美しい山、険しい山それぞれを胸に秘めた思い出と共に、飽かずに眺めるのが至福の時と思う年齢になりました

8/31 14:52

剣山荘
初めての劔岳登山で宿泊、入浴できたのが嬉しかったのを覚えています

8/31 14:53

立山と龍王岳

8/31 14:54

黒部別山
白馬へと続く北アルプス稜線に雲がかかり、はっきりせず、残念

8/31 14:57

小さな池があったのですね

8/31 15:00

別山

8/31 15:03

北アルプスが雲に覆われかけても、劔岳は本当に美しく姿を見せてくれています(^.^)今日、劔岳に登った方々は最高だったでしょうね！

8/31 15:15

真砂岳と立山と龍王岳
これだけ景色が楽しめれば思い残すことはありません

8/31 15:21

願ってもない幸運でした

8/31 15:23

劔沢キャンプ場？

8/31 15:26

劔御前と劔御前小舎
漸く今夜の宿に到着です♪

8/31 17:18

五時を過ぎても、未だ劔岳はくっきりと見えていました

8/31 17:20

龍王岳の右に遥かに見えるシルエットは薬師でしょうか

8/31 17:22

そろそろ見納め
明日の天気が気になります。急遽、出発日を一日早めて正解でした。週間天気では大雨の予報も出ており、朝から雨になるかも…

9/1 6:03

二日目
劔御前小舎を出発時、視界殆どなく、大日岳に向かって数メートル進むと尾根を吹き抜ける横殴りの風に飛ばされそうになりました。ここから新室堂乗越の間は未踏ですが、大日三山は縦走していますし、無理をすることはないと、即座に諦め、雷鳥沢に下りました。下るに従い風は収まり、雨も左程気にならず、ほっとしました。

9/1 7:13

称名川に架かる木橋
架け替えられたばかりの様子に安心。濃霧で何も見えず、足元の激流が不安でした(T_T)

9/1 7:55

辛うじて見える標識

9/1 7:57

みくりが池温泉
せっかく来たので日帰り入浴できる九時まで待たせてもらい、冷え切った体を温めました。しかし、その間に風雨が一段と強まり、時折雷鳴も聞こえる始末(T_T)神様は一日目にご褒美を下さり、二日目に試練をお与えになりました！でも、感謝あるのみ(^^ゞ

9/1 10:57

黒部ダム
殆ど人影無し！曇っていますが、室堂近辺の風雨は嘘のよう！やはり立山は厳しい自然の支配する山域と実感です。秋の深まりにつれ、山々は再び雪に埋もれ、人の踏み入れない世界になる日もそう遠くないでしょう。

9/1 11:04

さようなら
またいつか…

感想

kyom4

週間天気予報で、9月1日と2日は共に晴れ予報がずっと動かず、
狙いを定めて剣御前小舎に9月1日一泊の予約を入れました。
ところが直前になって、予報が変わり、9月1日は雨！
前日ががまだ良さそうなので、小舎に変更の連絡を入れました。

扇沢駅では快晴の予感にわくわくしましたけれど、
黒部ダムに到着時は、麓は晴れていても、やや曇り、
室堂駅から浄土山に向かって歩行開始すると雲が多め！
久々の早起きが辛く、無事歩き通せるかちょっと心配になり
それに小雨がぽつぽつ、予報は晴れの筈なのにと気が滅入ります。
緩やかな石段脇で、ヨツバシオガマ、ヤマハハコ、ウサギギク など
短い季節を彩る秋の花々に、慰められました。

展望台で、五色ヶ原は丁度雲に隠されていましたが、
その背後に見えているのは薬師岳ではないかと思い、
薬師から越中沢を越え、五色ヶ原山荘迄の辛さを思い出しました。
縦走の苦しみも、忘れてしまうから又出かけられるのでしょう。

雄山の厳しい登りは、初めて登った日がありありと目に浮かび、
初心者だった自分にとって印象に残っている登山道。
赤ペンキマークが登り、黄色ペンキマークが下りと分けられ、
登山者が多く、落石の危険が当然伴うので、有難い登山道整備です。

雄山で、今までの無事への感謝も含め、お祓いをして頂きました。
剱岳の眺めが素晴らしく、手前に目的地の別山も見えています。
白く美しい花崗岩のたおやかな稜線上の劔御前ですが、
そこまでまだまだ遠くアップダウンに苦しめられました。

真砂岳も、山頂を通過した記憶が曖昧で、今回は新鮮です。
気付くと周りに人影も殆どなく、とても静かな尾根ですし、
山頂では、左に五竜、鹿島槍、爺が並んで見え、絶景！

目的地まで全て見える道筋は、モチベーションアップかダウンか？
人によりけり、体調によりけりでしょうが、最後の辛い登りでした。
気持ちの萎えそうになった時は、振り返って辿った尾根を眺め、
ちっぽけながら頑張った自分の足跡を確認し、
自分を甘やかし、呼吸を整えました。

北峰迄確か行った記憶はあるのに、別山頂上の祠の記憶は皆無。
視界がなく、印象が薄かったのでしょう。
こんな素晴らしい剱岳の展望台だったとは(*_*)
眺められる幸運に感謝しながら、再び北峰にも足を伸ばしました。

今夜お世話になる剣御前小舎が意外に近くに見え、
この分だと四時前に確実に着けそうで、心も落ち着き、剱岳を眺望。
もう登ることはないでしょうけれど。美しい山、険しい山、
それぞれを胸に秘めた思い出と共に、飽かずに眺めるのが
至福の時と思う年齢になりました。

翌朝、劔御前小舎周辺は視界殆どなく、大日岳に向かっうと
数メートルで尾根を抜ける横殴りの風に飛ばされそうになりました。
ここから新室堂乗越の間が未踏なのが残念ですが、
大日三山は縦走していますし、無理をすることはないと断念。
雷鳥沢に下るに従い、風雨も収まり、やはり安全第一。

せっかく来たので日帰り入浴できる九時まで待たせてもらい、
みくりが池温泉で冷え切った体を温めました。
しかし、その間に風雨が一段と強まり、時折雷鳴も聞こえる始末！
神様は一日目にご褒美を下さり、二日目に試練をお与えになりました！
でも、剱岳の大展望を楽しませて頂けて、感謝あるのみ(^^ゞ

リタイヤ寸前、生活のダウンサイズを心細く感じたものですけれど、
天気を選んで出かけられる自由は今更ながら、本当に有難く、
今回は一日早めた結果、天国と地獄の天気の異変に遭遇、
年金生活も時には案外、かつてより幸せかもしれません。

コメント

simokita

　立山縦走お疲れさまでした。私も剱岳登頂時、同じコ−スを周り剣山荘泊でしたが、水洗トイレで、シャワーもあり感激しました。
　長野方面の天候が悪く、急遽第二次北海道遠征に変更、本日出発し、途中駒ケ岳を登り芦別登山口まで来ました。石狩、ニペツ、アンヌプリ、大千軒岳、６座予定しております。来年は残り３座となります。

kyom4

同じコースで歩かれたのですか
私が剱岳に初めて登ったのはもう20年近く前の話で
お風呂の記憶は鮮烈ですが、水洗トイレ、シャワーはない時代でしでした
そんな昔に歩いたコースを再び辿り、こんなにアップダウンがあり長かったのかと
改めて自分の年齢と体力の衰えを実感しましたけれど、
別山からの剱岳の展望を今回初めて楽しむことができ、嬉しいです

このところ、週間天気予報が全く当てにならず、
予報頼みではどんな目にあうかわからないと嘆きつつ歩いています。
でも、一歩足を踏み入れれば、下山迄は自己責任、
天候の変化に応じて、極力無理はしないよう、心がけています。
天候不順に、気が急く時もあるかと思いますが、
くれぐれも無理なさらないようにと願っております。
北海道の方が天候が安定しているのなら、切り替えも凄く大事ですね
山の名前にそれぞれ、思い出が重なり、懐かしいです
どうかお気をつけて！