剱岳 雷鳥荘から午前中往復登山 百名山94座目


- GPS
- 06:58
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,526m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:58
5:32 雷鳥沢
5:35 浄土橋
6:26 別山乗越 剱御前小舎(2760m)
6:58 剣山荘(2475m)分岐
7:26 一服剱

7:57 前剱(トラバース)
8:24 カニの縦バイ
8:46 剱岳(2999m)


9:06 カニの横バイ
9:10 梯子場
9:40 前剱 (2813m)

10:07 一服剱

10:40 剣山荘分岐
11:09 別山乗越 剱御前小舎(2760m)
11:47 浄土橋
11:49 雷鳥沢
12:00 雷鳥荘(2370m)
12:15 みくりが池温泉
登山 3時間22分
下山 3時間02分
往復 6時間36分
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
連休中の立山駅ではロープウェイに乗るのに1時間以上待つ場合があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
剱岳 鎖場・ガレ場が多くあります 難所では一番遅い一のペースになってしまうので少人数であっても渋滞が発生しがちです 5番鎖場では前を歩いている方が落石を起こし、下方の下山道を歩いている方にあたりかけました。落石を起こした当の本人は気付いていません このようなコトが多いので落石には要注意です 雷鳥荘 雷鳥荘宿泊の際は一泊二食で計算されます 朝食代わりのお弁当は無料です 弁当・朝食を食べなくても請求されます その旨の説明はフロントにて一切無いのでご注意ください 他の宿泊者の方でその旨知らずにお弁当を貰っていない方が居ました (他のコトも含めフロントの対応は良くない) みくりが池温泉 ![]() お風呂は雷鳥荘の方が広く快適 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
雷鳥荘に家族を置いて単独で剱岳登山
<雷鳥荘〜別山乗越>
5時に起床
身支度を整え玄関で朝食としてお弁当を食べる
雷鳥荘では宿泊費に朝食orお弁当が含まれているが、フロントではその旨の案内は一切しない
そのため実質無料でお弁当をもらえるコトも知らずに出発する方が多く、その旨を説明すると貰っておくべきだったとボヤいていました
5:24雷鳥荘を出発
雷鳥沢へ向け一旦標高100mほど下る
途中雷鳥沢テント場ではお花畑ならず色とりどりのテント畑となっている
雷鳥沢へ降り浄土橋をわたる
冬場にはこの橋は撤収されるそうだ
大日分岐2265mから別山乗越(剱御前小舎)2760mまで雷鳥坂標高差約500mを50分かけて一気に登る
別山乗越(剱御前小舎)では剱御前岳ご来光登山者が多くおり剱御前岳から蟻の行列のように剱御前岳から多くの人々が下山してきた
<別山乗越〜一服剱>
別山乗越から剱岳頂上が顔を現す
剣山荘方面を目指して左手の剱御前岳巻き道を進む
反対側の別山を巻いて剣沢小屋から続くルートは多くのハイカーが別山乗越を目指して歩いている
暫く歩くと剣山荘が視界に入ってきて剱岳が全貌を現す
また同時にラジオ体操第二が聞こえてきた
どうやら剣沢小屋ではラジオ体操を流しているようだ
別山乗越から約30分歩いて剣山荘分岐に到着
約60m一旦降りて剣山荘を経由して直線的に一服剱を目指すか
アップダウンを避け、遠回りになるものの稜線の水平道で一服剱を目指すか少々悩みどころだが、アップダウンを避ける水平道を進む
この稜線の水平道だが、ハイマツの枝払いが殆ど出来ておらず、ハイマツ漕ぎに少々苦労させられる登山道となっていた
剣山荘からの登山道と合流して急坂を登る
2番目の鎖場るとほどなく一服剱
目の前には前剱が聳え立っている
<一服剱〜剱岳>
一服剱から武蔵のコルへ一旦坂を下り前剱へとり付く
ここは急登のガレ場で踏み跡が多い
グルッとう廻りするような踏み跡を辿ると一番ラクなのだが、皆直登する踏み跡を辿り苦労されている
特にこれらの道を下山しているオバ様たちからの落石に注意しながら進む
3番・4番の鎖場を通過
ここまでの鎖場では鎖は持たずに登攀
一服剱から30分かかって前剱へ登りつめる
前剱の頂上は帰りに立ち寄ることにして登山道本線の巻き道をそのまま進む
この先を眺めてここで初めて気が剱岳はアップダウンが激しい山であるコトに付いた
一気に高度を吐き出し平蔵のコルへ向けて下る
5番鎖場
ここから平蔵のコルそしてカニの縦バイにかけて鎖場の連続
ここで少し渋滞です
この写真にうつっている方が落石を起こし、左下方の下山道を歩いている方にあたりかけました
幸いにして私が叫んだので当たりませんでしたが、落石を起こした当の本人は何も気付いていません
山ではこのようなコトが沢山あります・・・
私も気をつけなければなりません
ここではタラップが渡してあり、右手が深い谷になっているので多少高度感があります
私の前を歩いていた白人の方がビビッている
Are you ok??
と聞いたが、困った顔をして座りこんでしまった
今日は相手をしている時間的余裕がないので彼を抜かして先へ進む
タラップを渡って今回初めて鎖を握って進むこととなる
5番鎖場をすぎ 先行者を追い越し6番鎖場通過
平蔵の頭の7番目鎖場では鉄棒をステップとして登山
頭下るとき、下山者とクロスするところがありここで下山者が渋滞中
8番目鎖場「平蔵のコル」はそして9番目鎖場(カニのタテバイ)にかけて鎖場のオンパレード
カニのタテバイでも先行のオバ様たちで少々渋滞
当の本人達は
「渋滞が無くてよかったわね〜」
と喜んでいた、
貴方達が渋滞を作っているのですよ
カニのタテバイをすぎ少し登ると別山尾根ルートで最危険箇所カニの下山専用ヨコバイ標識と急勾配を下る鎖場が見えた
ここからのパッと見は危険そうには見えない
カニのヨコバイ分岐から先鎖場はないが稜線のガレ場で歩きにくい
多くの人が歩む稜線のガレ場ルートの他に5〜10m東側斜面下ったところにトラバースするように道がついている
険しいうえに人の多い稜線を歩くよりトラバース道を歩く方がラクなのでこちら進む
早月尾根分岐(道標)もホンの数m下を歩いたので通らず
多くのパーティとすれ違ったが別の道を歩いたのでお互い退避することなくサクサクと進むことが出来た
早月尾根分岐を通過すると程なく雷鳥荘から3時間20分で剱岳山頂に到着
剱岳2999m登頂
百名山94座目
頂上は薄いながらもガスっており眺望はよくない
50名程度のハイカーが休憩しており外国人も多い
頂上の標識で写真を撮るのも順番待ちが必要だった
<剱岳〜前剱>
山頂で12分休憩したのち下山開始
モト来た道を進む
ガレ場歩きで落石を起こしてはいけないので神経をつかう
行きと同じように早月尾根分岐付近はトラバース道を進む
カニのヨコバイにはトラバース道を進む間にゆっくり進むパーティを一気に追い越したコトとなり、幸いにして誰も居ない
何故こんなところが剱岳一番の難所なんだろう??
そぅ考えながら鎖を持つこと一気に下る
そうすると、足元の岩に矢印のペイントがあり、鎖がクルブシ高さで水平に右手に伸びている
鎖を持たずに進もうとしたが、足場がない
矢印の先は断崖で足場が見えないが右斜め下には明瞭に足場が見える
目の前には断崖へ向かって矢印がある つまりここで鎖を持って下に足を出して水平移動しなければならない
鎖をピンと張って足を出す
足がかりの見えないところに足を下ろす
この一歩に恐怖心を感じた
特にホンの50センチ程度だが、矢印より先へズレたところで下降したので特に見にくかったのかもしれない
足さえおければ、カニのヨコバイの如く、そのまま足を左へずらしながら横歩きすれば難所は終わり
次は梯子場
この梯子、つくりはシッカリしていて問題ないのですが、なぜか、梯子の一番上のところまでわざわざタラップがあり始めの第一歩が下り難い
一番上のタラップが無いほうが上体を安定させて取り掛かることが出来て下りやすいと思うのだが・・・??
梯子を下ると鎖場だが、ここから先は鎖を持たなくても進むコトが出来る
平蔵のコル・平蔵の頭も難なく通過
登りで落石があった箇所を慎重に通過
登山時はトラバースした前剱頂上に立ち寄る
前剱2813m登頂
前剱で家族連絡しようと携帯電話を操作するが、ソフトバンクは残念ながら圏外
記念撮影を済まし下山を続ける
<前剱〜別山乗越>
前剱からの急なガレ場一気に下る
踏み跡が多い上に浮いた石が多く落石を起こさないように気をつけなければならない
殆どのハイカーの方は自分の直前の方歩いた、直登(直下り)ルートを進むが、膝への負担が大きいので極力ジグザグに進む勾配の緩いルートを進む
武蔵のコルから一服剱に登り返すと目の前には剣山荘が見える
下山時もハイマツ漕ぎのある遠回りだが、登り返しのない稜線ルートチョイス
このルートの一番良い点は人が少ないことだ
誰もいないちょっとした展望広場で休憩
別山からの剣沢のカールが美しい
剣山荘分岐から別山乗越にかけて緩やかに登り返し
道が良いのでとても歩きやすい
登り坂にも係らず、下りとほぼ同じペースで別山乗越に到着
<別山乗越〜みくりが池温泉>
別山乗越からソフトバンクも電波が入る
家族に連絡を試みるが、繋がらない
仕方がないので雷鳥坂を下山し始め暫くすると、
「今からトロリーバスに乗ります。黒部ダムまで往復3時間観光してきます」
とメールが・・・
12時には室堂へ帰着するって言ったのにぃ
あぁ〜こんなことなら別山乗越から別山〜真砂〜雄山と縦走すれば良かった
しかしココまで下ればもぅ登り返す気にもならない
仕方がないのこの先一気にペースを落としノンビリとみくりが池温泉へ
さらにここで3時間時間を潰して家族と合流したのであった
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