岡山県鏡野町 雨上がりの国有林道〜霰ヶ山 三密なし＆沢＆動植物
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:00
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 741m
- 下り
- 737m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 3:56
歩行距離10.5km、歩行時間3時間30分、歩行数17,800歩、消費カロリー1,730Kcal
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。上りでは登山口＜写真32＞をスルーしてしまい、別の踏み跡を辿ってすぐに登山道に合流しました。登山口までの国有林道は、一部、路肩が多少崩壊していたり、溝状に掘れて水が流れていたりするので、大雨後は避けたほうがいいでしょう。 なお、今回のルート以外はヤブコギを避けて通れないようです。 登山口＜写真32＞から霰ヶ山（あられがせん）頂上＜写真28〜31＞までは、濡れていると滑りやすそうな黒土の斜面が多いです。以前は丸太と土の階段状で歩きやすかったのですが、その後、かなり崩れたらしく、階段は半分以上なくなっていました。それでも案外滑りにくく、土がふかふかの所を選べば大丈夫です。往路では登山口をスルーしてしまいましたが、復路ではちゃんと登山口に下りられました。 往路は登山口＜写真32＞をスルーしてしまい、缶ビール2本が転がった側に踏み跡があったので、大雨で周辺が荒れたのかもしれないと、勘違いに気づかないまま、斜面に取り付きました。雨上がりで取り付き点は崩れやすく、掴んだ木もボロッととれそうでしたが、細い踏み跡は明瞭ですぐに登山道に合流できました。 缶ビールはそのままにしてありますので、これを見たら引き返しながら斜面を見上げて登山口のプレート＜写真32＞を探しましょう。足元に土留めの丸太が横向きに半分埋まっているので、そのほうが目に入りやすいかもしれません。 |
| その他周辺情報 | 国道179号線を北上すると、道の駅奥津温泉があります。緊急事態宣言のため、レストランは休業中、売店は時間短縮営業中です。また、県道65号線を北上すると「のとろ温泉 天空の湯」があります。レストランは休業中、温泉は営業中です。 |
写真
01ヤマジノホトトギス作業道の入口に自動車1台分のスペースがあり、周辺に集中して咲いていました。ヤマホトトギスは花被片が反り返っていますが、ヤマジノホトトギスは平開きです。
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作業道の入口に自動車1台分のスペースがあり、周辺に集中して咲いていました。ヤマホトトギスは花被片が反り返っていますが、ヤマジノホトトギスは平開きです。
02ツユクサこれも出発点付近にたくさん咲いていました。夏から秋にかけて咲きます。花弁3枚のうち上の2枚は青くて大きく、下の1枚は半透明で小さく、その間におしべが6本あります。
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これも出発点付近にたくさん咲いていました。夏から秋にかけて咲きます。花弁3枚のうち上の2枚は青くて大きく、下の1枚は半透明で小さく、その間におしべが6本あります。
03ゲンノショウコ赤花日本の三大民間薬の一つといわれ、古くから下痢止めの薬草として広く用いられました。夏から秋にかけて咲き、西日本では赤花、東日本では白花＜写真10＞が多いのですが、ここは両方咲いていました。
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日本の三大民間薬の一つといわれ、古くから下痢止めの薬草として広く用いられました。夏から秋にかけて咲き、西日本では赤花、東日本では白花＜写真10＞が多いのですが、ここは両方咲いていました。
04マツカゼソウミカン科で唯一の草です。毒草ではありませんが鹿が嫌うせいか、この辺りは鹿がいる気配がしませんでした。この後、予定外の作業道を歩いていることに気づき引き返しました。数分のロスタイムですが、沢音とマツカゼソウが楽しめてよかったです。
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ミカン科で唯一の草です。毒草ではありませんが鹿が嫌うせいか、この辺りは鹿がいる気配がしませんでした。この後、予定外の作業道を歩いていることに気づき引き返しました。数分のロスタイムですが、沢音とマツカゼソウが楽しめてよかったです。
05岩をまく小滝国有林道に入り、しばらくは立尾川沿いの道を歩きました。コンクリートの橋の上から沢をのぞくと、このような小滝が見られました。動画も撮りました。
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国有林道に入り、しばらくは立尾川沿いの道を歩きました。コンクリートの橋の上から沢をのぞくと、このような小滝が見られました。動画も撮りました。
06ヤブジラミ二筋小滝＜写真07＞を見ようと下りる途中に生えていました。ヤブに生え、果実にカギ状に曲がった刺があり、シラミのように衣類にくっつくことからこの名がつけられました。直径3mm程の小さな夏花ですが、まだ咲き残っていました。よく似たオヤブジラミは花がうっすら紫色を帯び、花期が少し早めです。
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二筋小滝＜写真07＞を見ようと下りる途中に生えていました。ヤブに生え、果実にカギ状に曲がった刺があり、シラミのように衣類にくっつくことからこの名がつけられました。直径3mm程の小さな夏花ですが、まだ咲き残っていました。よく似たオヤブジラミは花がうっすら紫色を帯び、花期が少し早めです。
岩の左右に分かれた流れが滝壺で合流します。標高600mを越えてもまだ水量が豊富でした。動画も撮りました。
08コジャノメ花には見向きもせず、樹液や鳥糞に群がります。ヒメジャノメに似ていますが、翅の裏側を貫く白い筋模様が微妙に湾曲し、後翅裏側の上から4つ目の蛇の目模様がはっきり見えます。
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花には見向きもせず、樹液や鳥糞に群がります。ヒメジャノメに似ていますが、翅の裏側を貫く白い筋模様が微妙に湾曲し、後翅裏側の上から4つ目の蛇の目模様がはっきり見えます。
09砂利道に水流れ標高680mで大きくカーブする道に水が流れていました。水はそのまま沢に合流していきます。すぐ後ろに砂防ダムがありました。この後、何度か林道の端に水がちょろちょろ流れていましたが、音を立てて流れていたのはここだけです。歩きながら動画も撮ってみました。
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標高680mで大きくカーブする道に水が流れていました。水はそのまま沢に合流していきます。すぐ後ろに砂防ダムがありました。この後、何度か林道の端に水がちょろちょろ流れていましたが、音を立てて流れていたのはここだけです。歩きながら動画も撮ってみました。
赤花＜写真03＞は出発点付近だけでしたが、白花は広範囲に咲いていました。
11シラヤマギク法面に大きめの株がありました。夏から秋にかけて咲きます。秋に咲く白いキクはいくつかありますが、花弁のように見える舌状花はまばらにつき、下の方の葉がハート形なのでわかりやすいです。
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法面に大きめの株がありました。夏から秋にかけて咲きます。秋に咲く白いキクはいくつかありますが、花弁のように見える舌状花はまばらにつき、下の方の葉がハート形なのでわかりやすいです。
霰ヶ山（あられがせん）の南北に連なる真庭市と鏡野町の境界尾根上にある862m峰の東の林道からようやく霰ヶ山が見えました。
13シハイスミレ？まさかの春の花(?_?)しかもあまり見ることがない淡いピンク色の花が咲いていました。葉や花柄が根元から出ていたので、無茎種です。距は白く細かったです。側弁の毛の有無までは確認していませんが、葉の質感などからヒナスミレではなくシハイスミレかもしれないと思いました。葉裏は緑色でしたが、秋には緑色になるようです。
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まさかの春の花(?_?)しかもあまり見ることがない淡いピンク色の花が咲いていました。葉や花柄が根元から出ていたので、無茎種です。距は白く細かったです。側弁の毛の有無までは確認していませんが、葉の質感などからヒナスミレではなくシハイスミレかもしれないと思いました。葉裏は緑色でしたが、秋には緑色になるようです。
14翅を広げたムラサキシジミ♂
オスはメスに比べて青が濃い藍青色で、面積も大きいです。翅を広げるまでまったく気が付きませんでした。一度だけ、我が家の庭にも来たことがあります。翅を広げているところを動画に撮りましたが、動きはありませんでした。
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ムラサキシジミ♂
オスはメスに比べて青が濃い藍青色で、面積も大きいです。翅を広げるまでまったく気が付きませんでした。一度だけ、我が家の庭にも来たことがあります。翅を広げているところを動画に撮りましたが、動きはありませんでした。
翅裏は地味な褐色で、うっすら模様があります。とても＜写真14＞と同じチョウとは思えません。
林道から少し奥に入ってみました。標高が上がるにつれ、傾斜が急になり、段々の滝が増えてきます。動画には三段くらい映っています。
17ヨシノアザミ＆スズキフタモンハナアブ？
ヨシノアザミの名は発見者で岡山県高梁（たかはし）市出身の吉野善介氏の名に由来します。スズキフタモンハナアブはニセスズキフタモンハナアブとほとんど区別がつかないそうです。連れが草丈170cm程のヨシノアザミの側で茎を支えてくれたので、微妙に揺れる様子を動画に撮りました。
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＆スズキフタモンハナアブ？
ヨシノアザミの名は発見者で岡山県高梁（たかはし）市出身の吉野善介氏の名に由来します。スズキフタモンハナアブはニセスズキフタモンハナアブとほとんど区別がつかないそうです。連れが草丈170cm程のヨシノアザミの側で茎を支えてくれたので、微妙に揺れる様子を動画に撮りました。
18ツリフネソウ文字通り、花の形が帆掛船を吊り下げたように見えます。花の後ろ側の渦巻状の部分（距）には、甘い蜜が入っています。花数は少なかったです。
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文字通り、花の形が帆掛船を吊り下げたように見えます。花の後ろ側の渦巻状の部分（距）には、甘い蜜が入っています。花数は少なかったです。
19ヤマハギ日本には8種類のハギの仲間が分布しますが、本種が最も一般的です。“ハギ”といえば、通常はこのヤマハギを指します。花序の柄が長いのが特徴です。動画のBGMはツクツクボウシです。
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日本には8種類のハギの仲間が分布しますが、本種が最も一般的です。“ハギ”といえば、通常はこのヤマハギを指します。花序の柄が長いのが特徴です。動画のBGMはツクツクボウシです。
20シコクママコナ8月から10月にかけて咲きます。長さ2cm程の花は内部に黄色い部分がありミヤマママコナに似ていますが、苞に鋸歯があります。岡山県は北部と南部で分布が異なるようで、よりメジャーなはずのママコナのほうは南部でしか見たことがありません。
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8月から10月にかけて咲きます。長さ2cm程の花は内部に黄色い部分がありミヤマママコナに似ていますが、苞に鋸歯があります。岡山県は北部と南部で分布が異なるようで、よりメジャーなはずのママコナのほうは南部でしか見たことがありません。
21我々に気が付いたニホンジカ親子
登山口＜写真32＞をスルーしたことに気づかず歩いていると、10m程前方にいました。人間を見るのは初めて？耳を前方に向けて大きく広げ、警戒しています。ソーシャルディスタンスを保ちにらめっこ状態です。
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ニホンジカ親子
登山口＜写真32＞をスルーしたことに気づかず歩いていると、10m程前方にいました。人間を見るのは初めて？耳を前方に向けて大きく広げ、警戒しています。ソーシャルディスタンスを保ちにらめっこ状態です。
22食事しながら警戒するニホンジカ親子
よく見ると、親子とも食事中です。口元に注目すると、まるで木枯し紋次郎のようです。いや、草だからドカベンの岩鬼君か。若い方々には意味不明ですが…
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ニホンジカ親子
よく見ると、親子とも食事中です。口元に注目すると、まるで木枯し紋次郎のようです。いや、草だからドカベンの岩鬼君か。若い方々には意味不明ですが…
23逃げることにしたニホンジカ親子
先に子鹿が飽きてしまい、「もういいよぉ」とモグモグを再開。続いて母鹿が子鹿に前脚で「もう行くよ」とサインを送りました。よそに気を取られていた子鹿は一度はタイミングを逃しました(-"-)
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ニホンジカ親子
先に子鹿が飽きてしまい、「もういいよぉ」とモグモグを再開。続いて母鹿が子鹿に前脚で「もう行くよ」とサインを送りました。よそに気を取られていた子鹿は一度はタイミングを逃しました(-"-)
24回れ右したニホンジカ親子我々を敵ではないと判断し、慌てる様子もなく、ぴょんぴょん飛び跳ねながら仲良く去っていきました。ちなみに、ニホンジカの場合、夏毛は成獣にも白斑が出ます。デカいバンビではありません。そういえば、バンビは外国の鹿でしたね(*^^*)立ち去るまでバッチリ動画を撮り、後でコマ送りしてじっくり表情やしぐさをチェックしました。
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我々を敵ではないと判断し、慌てる様子もなく、ぴょんぴょん飛び跳ねながら仲良く去っていきました。ちなみに、ニホンジカの場合、夏毛は成獣にも白斑が出ます。デカいバンビではありません。そういえば、バンビは外国の鹿でしたね(*^^*)立ち去るまでバッチリ動画を撮り、後でコマ送りしてじっくり表情やしぐさをチェックしました。
25薄茶色のキノコ登山口がなくなったものと勘違いし、崩れやすい斜面に取り付き細い踏み跡を辿ると、すぐに登山道に合流できました。たまにキノコが生えているくらいです。これはカサの直径4cm、高さ7cm程で裏にはひだがありました。
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登山口がなくなったものと勘違いし、崩れやすい斜面に取り付き細い踏み跡を辿ると、すぐに登山道に合流できました。たまにキノコが生えているくらいです。これはカサの直径4cm、高さ7cm程で裏にはひだがありました。
26ホコリタケの仲間ホコリタケの仲間は成熟すると上部中央に穴が開き、胞子が飛び出します。つつくと胞子が埃のように出ることがありますが、これは完全に空っぽのようでした。
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ホコリタケの仲間は成熟すると上部中央に穴が開き、胞子が飛び出します。つつくと胞子が埃のように出ることがありますが、これは完全に空っぽのようでした。
27タゴガエル？木の下に隠れていたところを隠し撮りしました(-"-)左右の背中線が内側に曲がっていればヤマアカガエルかタゴガエル、まっすぐならアカガエルですが、この角度ではわかりづらいです。全体的な雰囲気からすると、一番見慣れているタゴガエルのようです。ちなみに、タゴガエルは岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。
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木の下に隠れていたところを隠し撮りしました(-"-)左右の背中線が内側に曲がっていればヤマアカガエルかタゴガエル、まっすぐならアカガエルですが、この角度ではわかりづらいです。全体的な雰囲気からすると、一番見慣れているタゴガエルのようです。ちなみに、タゴガエルは岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。
28霰ヶ山頂上より富栄山＆大空山
少し手前から動画を撮りながら歩きました。頂上より東北東方面を望むと、右に大空山、中央には先週登った“悪魔の棲む富栄山（ふえいざん）”( ´艸｀)が見えました。詳細は先週の活動メモにて。
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富栄山＆大空山
少し手前から動画を撮りながら歩きました。頂上より東北東方面を望むと、右に大空山、中央には先週登った“悪魔の棲む富栄山（ふえいざん）”( ´艸｀)が見えました。詳細は先週の活動メモにて。
東南東方面には扇山が見えました。扇山の西麓に白賀（しらか）渓谷があります。
30霰ヶ山頂上より天ガ山南東方面に天ガ山（あまがせん）が見えました。尖っているので存在感があります。頂上からの景色を動画に撮りました。BGMはソウシチョウです。
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南東方面に天ガ山（あまがせん）が見えました。尖っているので存在感があります。頂上からの景色を動画に撮りました。BGMはソウシチョウです。
31霰ヶ山山頂プレート越しに三角点「霰ヶ山」
標高1,074.1mの霰ヶ山頂上です。北西方面はササや木々が生い茂り、大山（だいせん）や蒜山（ひるぜん）はもはや幻の風景となっています(+_+)
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三角点「霰ヶ山」
標高1,074.1mの霰ヶ山頂上です。北西方面はササや木々が生い茂り、大山（だいせん）や蒜山（ひるぜん）はもはや幻の風景となっています(+_+)
32霰ヶ山登山口往路で見落としたプレートです。以前は道端に道標がありましたが、壊れてなくなり、代わりに法面を見上げるとこれがありました。足元に土留めの丸太が横向きに半分埋まっているので、そのほうが目に入りやすいかもしれません。ここをスルーしたおかげで親子鹿＜写真21〜24＞を見ることができました(^^)/
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往路で見落としたプレートです。以前は道端に道標がありましたが、壊れてなくなり、代わりに法面を見上げるとこれがありました。足元に土留めの丸太が横向きに半分埋まっているので、そのほうが目に入りやすいかもしれません。ここをスルーしたおかげで親子鹿＜写真21〜24＞を見ることができました(^^)/
33サワオトギリ花の直径は1cm程で、もう少し大きいオトギリソウとは違い、黒点は花弁と葉の縁にだけあります。また、葉には白斑のように見える明点が目立ちます。
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花の直径は1cm程で、もう少し大きいオトギリソウとは違い、黒点は花弁と葉の縁にだけあります。また、葉には白斑のように見える明点が目立ちます。
34アケボノソウ砂利道に水が流れている所＜写真09＞まで戻ってきました。沢に流れ込む水を見下ろして初めて気づきました。動画にはミンミンゼミの鳴き声が入っています。
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砂利道に水が流れている所＜写真09＞まで戻ってきました。沢に流れ込む水を見下ろして初めて気づきました。動画にはミンミンゼミの鳴き声が入っています。
ゴールし、靴を履き替えようとして気づきました。名前はメジャーですが関東には生息しておらず、岡山県では準絶滅危惧種です。
花は直径5mm程で花弁の幅がキンミズヒキより狭く、おしべがより少なく5〜8本しかないのが特徴です。周辺に数株ありました。
37オオヒヨドリバナヒヨドリバナは厳密には、葉が裂けるキクバヒヨドリと、裂けないオオヒヨドリバナに分けられます。1株だけでした。ゴール後にも写真を撮ることになるとは思いませんでした。ここを出発点にしてよかったです(^^♪
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ヒヨドリバナは厳密には、葉が裂けるキクバヒヨドリと、裂けないオオヒヨドリバナに分けられます。1株だけでした。ゴール後にも写真を撮ることになるとは思いませんでした。ここを出発点にしてよかったです(^^♪
38タイリンキンシバイ帰宅途中、たまたま路肩が花壇のようになっていました。別名をヒペリカム・ヒドコートといいます。キンシバイよりも大輪で花の直径は5cm以上、花弁の先端はくぼみます。また、ビヨウヤナギよりもおしべが短いです。
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帰宅途中、たまたま路肩が花壇のようになっていました。別名をヒペリカム・ヒドコートといいます。キンシバイよりも大輪で花の直径は5cm以上、花弁の先端はくぼみます。また、ビヨウヤナギよりもおしべが短いです。
同じ路肩です。ピンクと白のコスモスがたくさん咲いていました。
40白いコスモス＆セイヨウミツバチ
動画を撮っていると、セイヨウミツバチがやってきました。ニホンミツバチよりも腹部の赤みが強く、黒い縞模様は腹部の先端のほうが幅広です。花粉や蜜を吟味するため効率の悪い動きをするニホンミツバチとは違い、せわしなく隣へ隣へと花を移動するので、受粉のためにわざわざ導入されたのもうなずけます。
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＆セイヨウミツバチ
動画を撮っていると、セイヨウミツバチがやってきました。ニホンミツバチよりも腹部の赤みが強く、黒い縞模様は腹部の先端のほうが幅広です。花粉や蜜を吟味するため効率の悪い動きをするニホンミツバチとは違い、せわしなく隣へ隣へと花を移動するので、受粉のためにわざわざ導入されたのもうなずけます。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【三度目も無人の霰ヶ山】
鏡野町の西端にある霰ヶ山（あられがせん）は、「鏡野名山50山」のひとつで、平成18年発行の鏡野町登山ガイドにも掲載されています。過去に2015年9月下旬、2019年6月下旬に訪れました。いずれも山行中に誰一人会うことはありませんでした。人がいないせいか、2015年には若い牡鹿が林道に出てきたり、
2015年9月27日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-728774.html
2019年にはソウシチョウの集団が飛び回ったりしていました。
2019年6月23日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1904260.html
したがって、普段なかなか見られない動物に会えるだろうと期待が膨らみました。
実はこの霰ヶ山の北東麓に「のとろ温泉」があります。1週間前に“悪魔の棲む富栄山（ふえいざん）”( ´艸｀)から下りてきた所です。
詳しくは https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3480417.html
決して悪魔との再会を求めたわけではなく、今度は心を和ませてくれる森の妖精に会いに行きました(*^^*)三度目の今回も、三密もヤブも避けられ楽しいだろうという期待通りでした。
【霰ヶ山登山口までの林道は花・昆虫・水が豊富】
霰ヶ山（あられがせん）は地形図上では余川近くまで延びる東尾根道と北の方から回ってくる谷沿いの道があるように見えますが、実際には今回設定した立尾川沿いの南からアプローチし、林道を4�勸幣緤發い董�霰ヶ山の東尾根に取り付きます。他のルートはヤブコギを避けて通れないようです。
林道の道端では予想以上に花や昆虫が見られます。また、水が流れている大小多くの谷があるので、水の音に癒されます。詳しくは写真や動画で紹介しています。
【登山口の見落としが森の妖精へと導く(?_?)】
霰ヶ山（あられがせん）登山口＜写真32＞が近づくと、注意深く登山口を見ていたはずが、なぜかスルーしてしまったようです。程なく、我々の10mぐらい前に、こちらを見ている動物らしきものがいることに気が付きました。よく見ると、ニホンジカの親子＜写真21〜24＞でした。
ちなみに、ニホンジカの場合、夏毛は成獣にも白斑が出ます。向かって右は母鹿で、デカいバンビではありません。そういえば、バンビは外国の鹿でしたね(*^^*)
さて、この親子、どちらも耳を前方に向けて大きく広げ、警戒しながらこちらをじっと見つめています。しかも餌を口にくわえたまま(#^.^#)特に子鹿のほうは、細長い茎が口元から垂れ下がり、まるで木枯し紋次郎のようです。いや、草だからドカベンの岩鬼君か。若い方々には意味不明ですが。完全にフリーズでしたが、顔はこわばっておらず、少なくとも我々が敵でないことはわかってくれたようでした。
そのうちに子鹿が飽きてしまい、「もういいよぉ」とモグモグを再開。
「あれ、大丈夫な奴でしょ、もう行こうよ」
母鹿もそう思ったらしく、前脚で「もう行くよ」とサインを送りました。しかし、よそに気を取られていた子鹿は一度はタイミングを逃しました(+_+)「あっ、ごめん」と顔を見合わせ、母鹿が子鹿に再び「そろそろ行くか！」今度は顔を子鹿に向けてから、思いっきり回れ右、今度こそ我々と反対方向に駆けていきました。よく見ると、のんきにぴょんぴょん飛び跳ねています。どうやら、逃げたのではなく、立ち去ったようです。
ほんの1分程の出来事でしたが、その一部始終を動画で紹介しています。先週はルートファインディングの失敗で悪魔に導かれましたが、今回は森の妖精に導かれたような気持ちになりました(^^)/
鹿は神鹿（しんろく）と呼ばれる神聖な動物とされており、傷つけたり粗末な扱いをしてはいけないという風習が古くから残っています。奈良時代に春日大社が建立された際、主神である武御雷命（たけみかづちのみこと）が白い鹿に乗ってやってきたという伝承があり、それ以来、奈良では鹿を神の使いとして保護するようになりました。霰ヶ山の東方面にある白賀（しらか）渓谷にも白鹿伝説があり、天皇に献上したところ、めでたいと喜ばれ税を免除されたとの記録が残っています。
突然現れた森の妖精（親子鹿）のおかげで、先週の不幸（もちろん、今となっては笑い話です）が忘却の彼方に消え去るほど温かい気持ちになりました。
【あっという間に霰ヶ山頂上】
ニホンジカの親子を見送り、まだ登山口をスルーしたことに気づかず、林道を歩きました。数本並んでいるミツマタに小さなつぼみができているのを確認し、連れがふとGPSを見てやっと行き過ぎたことに気づきました。
この辺りだったかと斜面をきょろきょろすると、缶ビール2本が転がった側に踏み跡が。大雨で周辺が荒れたのかもしれないと、勘違いに気づかないまま、斜面に取り付きました。雨上がりで取り付き点は崩れやすく、掴んだ木もボロッととれそうで、連れは復路ではもう少しマシな道が見つかりますようにと願っていたそうです。
幸い、細い踏み跡は明瞭ですぐに登山道に合流できました。ソウシチョウやヤマガラ、メジロの鳴き声を聞きながら、たまにキノコに目を向け、わずか30分程で頂上に到着しました。
天気はあまりよくなかったものの、東方面は展望が効き、“悪魔の棲む富栄山（ふえいざん）”( ´艸｀)と一週間ぶりのご対面(*^^*)無人の霰ヶ山（あられがせん）頂上でのんびりし、元来た道を引き返しました。階段がなくなった登山道は案外滑りにくく、復路ではちゃんと登山口に下りられました。
次回も雨上がり山行になるかもしれません。三密を避け、安全な場所を考えたいと思います。
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