初秋の🍁平ヶ岳〜鷹ノ巣登山口ピストン
- GPS
- 11:31
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,752m
- 下り
- 1,748m
コースタイム
- 山行
- 10:56
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:31
天候 | ☀️晴れのち🌥くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鷹ノ巣登山口〜下台倉山 樹林帯を過ぎると急登のヤセ尾根が続きます。ザレ場の両側が切れ落ちた斜面があるのでヘッデン山行をする場合は特に注意が必要です。 下台倉山〜台倉山〜白沢清水 樹林帯のアップダウンを過ぎると燧ヶ岳、会津駒ヶ岳が見え素晴らしい景色です。白沢清水の水場は確認していません。 白沢清水〜池ノ岳〜平ヶ岳 再び樹林帯歩きはぬかるみが多く、足元を取られやすいです。木道を通る箇所がありますが、老朽化している場所があり早朝は湿っていて滑って転倒しました。樹林帯を過ぎるとひらけた場所へ出て池ノ岳が見えます。沢筋のような登りはぬかるんで粘土のような土がかなり滑るので注意が必要です。池ノ岳直下は急なガレ場で登山道も狭かったです。稜線に出ると池塘と草紅葉の景色が広がっています。 しばらく木道を歩くと山頂に到着します。山頂は狭く見通しはありませんでした。最高点まで歩くと3県の県境地でしたがその先は通行止めでした。 平ヶ岳〜玉子石〜池ノ岳 平ヶ岳を見ながら木道を歩きます。木道は片側通行なので行き違う時に草花を踏まないように道を譲りつつ歩きました。途中に整備された平たい場所があり、過去に幕営地だったようですが現在は宿泊は禁止しているようです。 |
その他周辺情報 | 燧の湯 https://www.aizu-concierge.com/spot/905/ 日帰り入浴600円 銀山平温泉白銀の湯 https://niigata-kankou.or.jp/spot/11614 日帰り入浴650円 清四郎小屋 http://www.seisirou.com/ 登山バッジ620円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
携帯トイレ
ファーストエイドキット
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
|
感想
コロナ禍でなるべく日帰りの山へ!
自粛中のフラストレーションがたまりにたまってしまい、心身の健康のために緊急事態宣言中ではありますが百名山日帰り最難関の平ヶ岳行きを計画しました。
せっかくならばプリンスルートではないルートでということで、アプローチに自宅から6時間、出発は暗闇の早朝3時予定なので登山口に前泊することにしました。
前日はゆっくり出発して、檜枝岐の燧の湯で温泉に入り登山口に到着する頃には日が落ちました。
早めに就寝しましたが、暑くて窓を開けたおかげで蚊が車内に侵入し寝苦しく、睡眠不足のまま出発することになりました。
トイレに行くと、3時前に駐車場に到着した先行者のパーティが登山口へ向かいました。
我々もヘッデンを付けて歩きます。
始めは平坦な道から分岐を曲がると、橋を渡り樹林帯からヤセ尾根に。
暗くて周囲が見えず、ザレ場や急登のロープに注意しながらとにかく無我夢中で登りました。
核心部を過ぎたあたりで甘酒を投入し、台倉山まで登り視界が開けるとご来光が見えました。
遠くの山々は雲海で囲まれて、日差しがまぶしく燧ヶ岳が朝日を浴びて堂々としていました。
日が出るまでうっすらガスの中にいたので心配でしたが天気は良くなりそうでした。
白沢清水からはぬかるみの道と老朽化した木道に足を滑らせて転んでしまいました。
池ノ岳が見えてからも沢筋後のような登山道がとても登りづらく、時には粘土のような泥で滑りながらも稜線まで登りました。
稜線に出ると今までの苦労が嘘みたいな、池塘が広がる素晴らしい尾瀬のような草紅葉の木道で、遠くに二等辺三角形の美しい山容の平ヶ岳の山頂部の姿が見えました。
残雪期の至仏山から何度か見ていた平ヶ岳の雪のない姿にしばし感動しました。
緩やかな斜面を登ると、プリンスルートから来た沢山の人々で賑わっていました。
三角点の分岐の手前からは、お馴染みの尾瀬周辺の名だたる山々が見えて眺めが良かったです。
木道の先にはひっそりと山頂の看板がありました。
最高点まで歩くと風が冷たくすっかり秋の気配を感じました。
最高点と思われる所は行き止まりで、新潟、群馬、福島の3県の県境のようでした。
山頂でお待ちかねのコーラを飲みながら、お昼を食べて玉子石に向かいました。
途中で整備された以前の幕営地のような場所を通過し、平ヶ岳の裏側を見ながらしばらく歩くとようやく玉子石が見えました。
池塘をバックにまん丸の石が見えて登山者が代わる代わる写真を撮っていました。
私たちも記念撮影をして下山道へ戻りました。
下山時は、朝のぬかるみが多少乾いていた箇所もありましたが、ぬかるみでは足を取られながら、木道では滑りながら歩きました。
だんだんと疲労が蓄積してきて、台倉山まで来ると大分疲れがたまっていました。
怪我に注意するために、下台倉山でも休憩して再び甘酒を投入しました。
登りの時には見えなかったヤセ尾根の全貌が見えてビックリしました。
暗闇の中、よく登ったなぁ…と。
道幅は狭く急坂で滑り落ちないように慎重に下山しました。
樹林帯を通過して分岐まで来ると平坦な道に戻りました。
橋を渡り、最後はブナの樹林帯が雰囲気が良く登山口に到着した頃にはヘロヘロになっていました。
気がつけば1日中ヘッデンを付けたままで、自分にかまう余裕もなく無事踏破出来ました!
尾瀬の国立公園ということもあり、なんとなく今まで訪れた周辺の山々に雰囲気が似ていて、なんだか安心しながら歩きました。
核心部であるヤセ尾根は厳しい面もありましたが、山頂部は名前の通りに平たい美しい景色が広がり疲れた気持ちを和ませてくれました。その姿はとても山深い場所にあって主張することなく、とても奥ゆかしい山のようにただ人々を待っているように感じられました。
同行者が初めて来た頃に比べると、山頂部は人で賑わい手つかず感は無くなってしまっていたと言っていました。
しかし、人気の山として人々を受け入れる姿になったのならば、森林保護のための老朽化した木道は尾瀬のように整備していただけると私のような怪我人も減らせる気がしました。
それから難しいのかもしれませんが、プリンスルートもスタンダードな登山ルートになればもっとチャレンジする人が増えて、この山の魅力も沢山の人々に知ってもらえる気がしました。
帰ってから見た歩数系は50000歩を叩き出し、今までの山歩きで一番長い時間と距離を歩き、なおかつ百名山を踏破できて、とても達成感のある山旅になりました。
日帰りで平ヶ岳を行かれるとはお二人とも速いですね 余裕の時間に下山され流石です
しかもあのヤセ尾根を暗い中登られるとは
明るい中でみたらちょっとビックリ ですよね。。。
玉子石分岐の「以前の幕営地のような場所」で実は私はテン泊しました
地元の観光協会に事前TELしたら、姫池周辺のデッキや平にしたテン場は自由に張ってOKですとのこと。ただ、山と高原地図には妙なことが書いてあったのでデカザックで登る姿は皆に怪しまれました(笑)
当時の記録↓です。似た様な時期に登ってましたね。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-711883.html
コメントありがとうございます😊
実は日帰りにしたのは、「現在は自然保護のため、幕営禁止」の文字を見たからです。笑
過去の山行記録から、姫ノ池で張った記録を見て、こんな所に張ったら素晴らしいだろうなぁ…と思って調べたのですが、禁止になってからは日帰りの記録ばかりで、意を決して挑みました😎
Shumaeさんのテン泊は幕営🆗の時だったようですね❗️レコ見ましたが、公共交通機関で繋いでいるのも痺れました…😌
ヤセ尾根が暗闇歩きになってしまったのは、日曜日の山行だったので帰宅時間を逆算しての出発時間になり、結果的には稜線で御来光のタイミングがバッチリだったのでご褒美がありました。
プリンスルートが解禁されれば、残雪期に魅力的な斜面を目指せたり?チャレンジする人が増えて、平ヶ岳の魅力を沢山の登山者に知ってもらえたりするのかなぁ…とか山行時間も長かっただけに、思い入れも出来てしまいました。
でも、次に行くとしたらテン泊出来たら気持ち良いだろうなぁ☺️
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