栗駒山(2回目)


- GPS
- 10:13
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 954m
- 下り
- 940m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 10:08
天候 | 霧のち快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース全般 危険な箇所はないが、登山道はぬかるみや大きな岩が多くて、歩きにくいところがある。 |
その他周辺情報 | 登山口の須川温泉に日帰り入浴できる温泉2軒あり。 ○「須川高原温泉」 http://www.iwate-onsen.com/401001.html ○「栗駒山荘」 http://www.kurikomasanso.com/ 今回はこちらを利用。日帰り入浴は16時までだった。露店風呂から見える秣岳、鳥海山の眺めが最高! |
写真
感想
2021年09月19日(日)【栗駒山】
21年前の2000年8月、下山時に激しい雷雨に遭遇した栗駒山。
3年半前に東京に転勤してきてから、紅葉シーズンに行きたいと考えていたが、みなさんのヤマレコを見ているうちに、早る気持ちを抑えられなくなってしまい、紅葉の最盛期には少し早いけど、台風一過の好天予報の3連休を利用して栗駒山に行ってきました。
前日昼頃に東京を車で発ち、深夜割引を使うために一関ICの手前の金成PAで車中泊。当日の朝5時頃に須川温泉の栗駒山荘に到着した。登山者らしき人影は見えなかった。
天気予報どおりの曇り空の下、秣岳登山口まで車道を歩いてから、落葉樹の深い森の中に続くコースに入った。クマ対策のためにも素早く通り過ぎた方がいいのだか、ガスの漂うブナなどの落葉樹の森はとてもすばらしくて何度も足を止めては見入ってしまった。
緩やかな登山道を30分ほど登ると落葉樹の森を抜けて、眺めの良い登りに変わったが、山稜を覆うガスはまだ取れそうで取れなかった。
ガスが薄くなった時に微かに見えた秣岳を目指して登っているうちに、ガスの切れ間から遠望が効くようになって、雲海の上に鳥海山が顔をのぞかせてくれた。
それほどの急坂もなく登山口から1時間ほどで青空が広がる秣岳の山頂に着いた。北から東にかけて展望が開けていて、山腹に雲がかかる栗駒山や雲海に浮かぶ先月歩いたばかりの焼石岳の眺めがすばらしかった。
そのうち栗駒山の山腹にかかる雲も取れて、栗駒山のどっしりとした山体を眺めながら縦走を始めた。なだらかな広い稜線を進むと小さな湿原に出た。さらに灌木のトンネルを通って小さな岩頭を越えると広いしろがね湿原に出た。青空の下、湿原の草紅葉の向こうに見える鳥海山や奥羽山脈の山々が素晴らしかった。
栗駒山との鞍部あたりから栗駒山に向けて灌木のトンネルを緩やかに登った。残念ながら眺めは灌木で遮られて良くなくて、足元の岩や木の根やひどいぬかるみに注意して歩くほかなかった。それでも高度を上げるにつれて、背後に秣岳へと連なる広い稜線の眺めが広がっていった。
展望岩頭まで登ってくると、池沼が点在し、色づき始めた栗駒山北面も見渡すことができた。鳥海山や焼石岳を始めとする奥羽山脈の山々の眺めはさらに素晴らしかった。
色づき始めた広い稜線を進むと天狗平を経て、栗駒山山頂への最後の登りとなった。稜線は細くなって南側が切れ落ちているので、栗駒山南面の眺めも広がった。紅葉シーズンのピークはこの山腹が真っ赤に染まるのだろう。
山頂部のなだらかな稜線を進むとたくさんのハイカーで賑わう栗駒山の山頂に着いた。山頂は南側に開けているが、あとの三方は微妙に灌木で囲まれていて、特に鳥海山などの西側の眺めは得られなかった。このためであろうか、ハイカーの一部の方々は登山道をほんの少しばかり西へ歩いた登山道脇に陣取って、鳥海山などを眺めながらお昼を摂っていた。
私も久々に青空の下でお昼を摂ったあと、登山道をかなり西へ戻って鳥海山や月山、奥羽山脈の山脈の眺めを心ゆくまで楽しんだ。
結局、山頂部には1時間半ほどもいただろうか。東栗駒山から栗駒山の山容を眺めるべく、山頂を後にしてメインコースの急坂を下った。
裏掛コース分岐あたりまで下ってくると広くてなだらかな稜線に変わり、右手(西側)に栗駒山のきれいな山容を眺めながら進むと稜線上の小さな岩頭である東栗駒山の山頂?に着いた。
栗駒山の山容を目に焼き付けたあと、笊森避難小屋を目指して裏掛コース分岐まで戻り、山と高原地図では破線となっているコースに入った。眺めの良い登山道だが、しばらく進むと石がゴロゴロした悪路の急な下りとなった。磐井川の源頭部に出てこれを渡ると分岐があり、朽ちた道標?に従って左折して下ると、再び磐井川を渡った。
磐井川沿いに少し下ると登山道は消えてしまい、大きな岩がゴロゴロした沢の中を岩伝いに下るが、すぐに笊森避難小屋への分岐に出た。
ここから笊森避難小屋まではほぼ平坦な登山道が続いた。笊森避難小屋からは東側に笊森のピークを望むことが出来た。小屋の中はきれいだが、団体さんで賑やかなので早々に退散し、栗駒山を眺めながら分岐まで戻った。
あとは須川温泉まで、たくさんのハイカーと前後しながら、また時折赤く色づいた栗駒山を見上げながら、ぬかるみや岩が多いトラバースや急な下り坂を淡々と歩くだけだった。須川温泉の手前の広大な湿原、名残ヶ原からは栗駒山の最後の素晴らしい眺めを楽しむことができた。
おしまい。
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