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Yamareco

記録ID: 3540588
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

畳岩(予定していた飛騨尾根は地震の為撤退)

2021年09月19日(日) 〜 2021年09月20日(月)
 - 拍手
yy0419 その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
27:15
距離
13.2km
登り
1,701m
下り
1,701m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:52
休憩
1:39
合計
11:31
5:55
5:56
5
6:51
7:05
53
7:58
9:15
407
16:02
16:08
73
17:21
2日目
山行
1:37
休憩
0:09
合計
1:46
7:11
42
7:53
8:01
31
8:48
8:48
7
8:57
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
沢渡駐車場 1日700円
沢渡〜上高地定額タクシー 片道4,600円
バス 上高地〜沢渡地区 片道1,300円
コース状況/
危険箇所等
畳岩は定められたルートがないので、都度ルーファイで抜けられそうなルートを見極め登っていきます。全体として緩傾斜ながら逆層スラブのため、ミスすると止まらずに転落する可能性があります。今回はワンポイントで2回ロープを出しましたが、まともにスタカットでロープ登攀するピッチなく、縦走路まで抜けられました。また取付は一般ルートの上部から沢を少し下って向かったのですが、案の定ガレは不安定で崩れやすく、距離はあっても下から詰めた方が歩きやすいと思われます。
上高地の朝
明け方まで雨だったようで、まだ雲が残っています。
2021年09月19日 06:03撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 6:03
上高地の朝
明け方まで雨だったようで、まだ雲が残っています。
岳沢登山道
岳沢に出て開けるところ。西穂の稜線が見えてきました。
2021年09月19日 06:56撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 6:56
岳沢登山道
岳沢に出て開けるところ。西穂の稜線が見えてきました。
霞沢岳も雲間から現れます
2021年09月19日 06:56撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 6:56
霞沢岳も雲間から現れます
岳沢小屋テラスにて
久々にいい天気です。今年はなかなか天気に恵まれなかったので。
2021年09月19日 08:16撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 8:16
岳沢小屋テラスにて
久々にいい天気です。今年はなかなか天気に恵まれなかったので。
岳沢小屋
2021年09月19日 09:14撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 9:14
岳沢小屋
テント設営後、畳岩に向かいます
天狗沢登山道にて。
2021年09月19日 09:58撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 9:58
テント設営後、畳岩に向かいます
天狗沢登山道にて。
ここから登山道を離れて取付に向かいます
雪渓のあるあたりが取付です。
2021年09月19日 10:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 10:21
ここから登山道を離れて取付に向かいます
雪渓のあるあたりが取付です。
ガレの下り
容易に岩崩れが起きます。足運び、足の置き場を慎重に選びます。
2021年09月19日 10:28撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 10:28
ガレの下り
容易に岩崩れが起きます。足運び、足の置き場を慎重に選びます。
いよいよ畳岩登攀開始
基本ロープは出しませんが、しょっぱなからなかなかの辛さです。
2021年09月19日 11:09撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 11:09
いよいよ畳岩登攀開始
基本ロープは出しませんが、しょっぱなからなかなかの辛さです。
まずは右側のピナクルを目指します
2021年09月19日 11:36撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 11:36
まずは右側のピナクルを目指します
ピナクルに向けてスラブを登ります
2021年09月19日 11:47撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 11:47
ピナクルに向けてスラブを登ります
だんだんピナクルが近付きます
2021年09月19日 11:51撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 11:51
だんだんピナクルが近付きます
草付き混じりのスラブのたびたび出現します
2021年09月19日 12:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 12:13
草付き混じりのスラブのたびたび出現します
これぞ畳岩という広大なスラブ
2021年09月19日 12:57撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 12:57
これぞ畳岩という広大なスラブ
天狗の頭が天を突きます
2021年09月19日 12:57撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 12:57
天狗の頭が天を突きます
青空と雲と大スラブ
2021年09月19日 13:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:08
青空と雲と大スラブ
上高地が間近に見下ろせます
2021年09月19日 13:09撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:09
上高地が間近に見下ろせます
弱点を見つけながら延々と続くスラブを詰めます
2021年09月19日 13:14撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:14
弱点を見つけながら延々と続くスラブを詰めます
まだまだスラブが続きます
2021年09月19日 13:26撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:26
まだまだスラブが続きます
正面の岩山あたりがゴールになります
2021年09月19日 13:47撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:47
正面の岩山あたりがゴールになります
西穂への主稜線
だいぶ高度が上がってきました。
2021年09月19日 13:52撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:52
西穂への主稜線
だいぶ高度が上がってきました。
両側が迫って徐々にルンゼ状に
2021年09月19日 13:54撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 13:54
両側が迫って徐々にルンゼ状に
一度ルンゼに降りて対岸へ
ルンゼを詰めるのは悪く危険なので岩の弱点を詰めます。
2021年09月19日 14:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 14:08
一度ルンゼに降りて対岸へ
ルンゼを詰めるのは悪く危険なので岩の弱点を詰めます。
縦走路出た
ゴールです。
2021年09月19日 15:15撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 15:15
縦走路出た
ゴールです。
縦走路ジャンダルム方面
ここから上は岩壁は見当たりません。畳岩の頂上です。
2021年09月19日 15:15撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 15:15
縦走路ジャンダルム方面
ここから上は岩壁は見当たりません。畳岩の頂上です。
前穂から明神への稜線
2021年09月19日 15:15撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 15:15
前穂から明神への稜線
西穂への稜線
2021年09月19日 15:30撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 15:30
西穂への稜線
天狗のコルへの道
一般ルート中最難関と言われるルートだけに、一般ルートながら楽には下れません。
2021年09月19日 15:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 15:43
天狗のコルへの道
一般ルート中最難関と言われるルートだけに、一般ルートながら楽には下れません。
天狗沢の下り
ガレガレで岩なだれ注意です。今から思えばここを下っているときに地震に遭っていたらどうなっていたことか…
2021年09月19日 16:11撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 16:11
天狗沢の下り
ガレガレで岩なだれ注意です。今から思えばここを下っているときに地震に遭っていたらどうなっていたことか…
岳沢小屋到着
この直後最初の一番大きな地震が来ました。
2021年09月19日 17:23撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 17:23
岳沢小屋到着
この直後最初の一番大きな地震が来ました。
テン場の朝
地震の影響を鑑みて本日予定していたジャンダルム飛騨尾根はやめて下山することにしました。
2021年09月19日 17:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/19 17:38
テン場の朝
地震の影響を鑑みて本日予定していたジャンダルム飛騨尾根はやめて下山することにしました。
上高地からの穂高連峰
もったいないくらいいい天気です。
2021年09月20日 08:49撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/20 8:49
上高地からの穂高連峰
もったいないくらいいい天気です。
昨日の朝は見えなかった焼岳もよく見えます。
2021年09月20日 08:53撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/20 8:53
昨日の朝は見えなかった焼岳もよく見えます。
河童橋と穂高岳の定番アングル
2021年09月20日 08:54撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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9/20 8:54
河童橋と穂高岳の定番アングル

感想

今回はジャンダルム飛騨尾根を目的とした山行でしたが、19日夕方から飛騨地方というか穂高周辺を震源とする群発地震が発生。震度4とは思えないほどの大揺れの本震の後、20時過ぎくらいまで絶え間ないほどの余震が繰り返されました。本震や大きな余震の際は周辺の沢という沢がことごとく大規模な岩なだれが生じて、沢から煙が立つようにほこりが舞い上がります。登山道自体も崩壊している箇所が生じていてもおかしくないと思われ、未明にヘッデンでスタートし、コルからガレ沢を下ってアプローチしなければならない飛騨尾根に行くことはリスクが高すぎると判断、2日目は明るくなるまでテントでゆっくりと寝た後で、のんびり朝食を取り、撤収して上高地に下山しました。この周辺では去年から地震が続いていますが、まだやはり落ち着いてはいないようですね。

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コメント

詰め去年とルート変えてルンゼ攻めたんですね、去年は滅茶苦茶しょっぱかったです(笑)
ライブカメラの動画見てたらコブ沢と畳岩の西端の崩落の土石凄まじかったので心配だったんですがジャンダルム飛騨尾根中止、無事下山されてなによりです。
2021/9/20 20:58
畳岩の詰めは意図してというよりか、結果的にこうなった感じです。
地震は恐ろしかったです。岳沢の周りはコブ沢天狗沢をはじめ、あらゆる沢が岩崩れを起こしていました。扇沢では南稜取付より小屋側まで岩石が転がってきました。岳沢では河原にテントを張っている人もいて、その人たちは移動したのかどうか。
とても恐ろしくて寝れそうにないと思っていたのですが、朝の5時まで熟睡してしまいました。
2021/9/20 21:33
プロフィール画像
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奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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