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Yamareco

記録ID: 355486
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

初めての北アは白馬岳(猿倉-大雪渓-白馬岳-杓子岳-鑓ヶ岳-鑓温泉-猿倉)

2010年07月22日(木) 〜 2010年07月24日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
56:00
距離
19.0km
登り
2,245m
下り
2,229m
歩くペース
ゆっくり
2.93.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7月22日
 白馬駅10:27着-11:55猿倉行きバス-12:22猿倉12:30
 13:25白馬尻小屋(テント泊)

7月23日
 05:05出発-大雪渓-06:35大雪渓終点06:40
 07:30避難小屋-08:20白馬岳頂上宿舎08:30
 09:05白馬岳09:55-11:27杓子岳11:50
 12:45鑓ヶ岳13:10-14:55鑓温泉小屋(テント泊+温泉入り放題)

7月24日
 04:50出発-06:00杓子滝-07:00小日向ノコル
 08:20猿倉-08:50発白馬駅行きバス-09:15白馬駅
 10:03発松本行き-11:50?松本駅(昼ごはん)
 12:41発小淵沢行き-13:58小淵沢駅(乗り換え)
 14:08発高尾行き-16:32高尾駅(乗り換え)
 16:33発東京行き  
天候 7月22日・・ガスのち晴れのちガス
7月23日・・ガスのち晴れのちガス
7月24日・・晴れ?
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
猿倉で登山届けを必ず書いてからスタートしてください。

以下危険箇所
◆大雪渓・・・落石注意。要アイゼン
        21日に1メートルほどの岩が落石し
        一人お亡くなりになっています。
        クレバスがあるので注意。
        雪渓が白くなく透明な箇所は下に水が流れているところ・・           割れたらぞっとします。一人ずつ乗り越えたほうがいいかもよ。

◆小雪渓・・・トラバース(ぜったいに転んではだめ・・)
       不安な方はアイゼンを!
       落ちたら馬尻まで滑落しますよ・・・

◆杓子岳の登りは急斜面でガレていて登りにくい。落石、ずり落ち注意!

◆鑓ヶ岳からの下りで、鑓温泉の手前に雪渓が一箇所あり斜めにトラバース
  ここも不安な方はアイゼンを付けたほうがいいでしょう
  どこまで落ちるか分らない。鑓温泉の少し手前にクサリ場あり。

◆鑓温泉〜小日向ノコル・・・大きな雪渓を4、5回?トラバース
       アイゼンを付けたほうがいいでしょう。
       どこまで落ちるか分らない

その他
雪渓は基本的に弁柄がつけてある。落石の音というのは1個の石が
  カラカラ・・コロコロとではなく、ガラガラガラガラガラーと
一斉にいくつもの石が落ちる音がします。
白馬三山はどれも東側が切れ落ちています。
杓子岳は山頂にいてもすぐそこで落石の音がします。
杓子岳の上でジャンプすると崩れ落ちる感じ・・・

感想

白馬岳との出会いは昨年秋の鳳凰山。あの時は観音からものすごい景色で北アルプスが一望できて白馬岳まで見えていました。そして、新田次郎の小説「強力伝」で大雪渓と方位盤のことを知りました。大雪渓を登ってみたい、、、

今年7月に入って白馬のレポがアップされ始めて白馬の地図とガイドブックを買い読み始める。読み始めるとなんと youtaro さんのピーカンの白馬のレポでもう思いは募るばかりです。

八ヶ岳を縦走する予定で買っていた18きっぷだったがせっかくだからもっと遠くへ、、鹿島槍?いやもっと北! お天気はまずまずということで即効で計画を立てて準備をして白馬へ行ってきました。

平日の始発電車はガラガラ・・白馬駅まではなんども乗り換えます。高尾、大月、甲府、松本でやっと6時間後に白馬駅に到着する。先ずは駅前の蕎麦で腹ごしらえしてバスを待ちます。平日ですから10人も乗ったか乗らないかくらいでした。

猿倉で登山届けを提出して白馬尻に向かいます。もう少し早くこれたら頂上小屋でテント張れるのですが、、やっぱり危険です。昨日大雪渓で1mの大岩の落石に直撃され1名死亡しています。これを聞いたらこの日登る気などおきません。。

白馬尻ではテントは一人でした^^。平日ってこんなもん?翌日大雪渓へ向かい軽アイゼンを着け一歩一歩なにも考えず登ります。考え事するとだいたい転びます。。。
先行者を1人追い越して トップになりかなり緊張します。

落石の音もすさまじいです。 ガラガラガラガラガラガラーって、、どんだけ〜 大雪渓の終点に着くとお花畑がしばらくあって今度は小雪渓をトラバースします。アイゼンなしでも行けそうでしたが、、 谷底を見てふと考えた・・・・

やっぱり着けよう! 笑うやつなどいないはず。小雪渓を渡りきるとほっとしてお花畑を登りますが景色もガスばかりなのでぱっとしません。モチベーションもダウン・・・

頂上宿舎について少し休憩しましたが小屋の方が掃除してるだけで だれもいません。白馬山荘でも関係者に挨拶。「どこからですか?」と関係者。「馬尻からです!」と答えると「早いですね!」と、何が?足が?着くのが?、、早くも遅くもないと思う。

ガイドブックによると馬尻で1泊、頂上で1泊、鑓で1泊の 3泊4日で紹介されています・・ですからきっと早いのです。

白馬岳に向かうがガスガス・・・山頂もガスガスでもうだめ。50分ねばって晴れるのを待ってみたがだめ。今日は晴れないの?トホホ。白馬山荘でバッジを買って杓子岳に向かいます。白馬岳を下り始めると晴れてきました。いつものことですが・・・。
ガイドブックでは杓子岳は登らないで通過するようになっています。登り始めてから理由が分りました。胸を突くような急勾配とガレガレ大雪渓より緊張します。

もうコリゴリ。もう白馬岳の2度目は無いかなぁ・・・と思いましたが杓子岳からの眺めを見たときはまた来るだろうと思いました。

杓子岳で長時間休憩しましたが東の絶壁では落石の音がしています。自分がいるところが崩れ落ちるんじゃないかと思いました。

杓子をあとにして鑓ヶ岳へ向かいます。かなり下ります。そして 下った分は登ります。鑓ヶ岳の方が高いのです。鑓ヶ岳からは期待していた剱岳は見えず麓と黒部湖のみ。無念・・ でもどっしりとした山肌だけはよく分りました。

鑓から次はお楽しみの温泉♪とルンルン気分でしたがまさかの雪渓トラバース!聞いてないよ!雪渓の手前で1人休憩中の方がいました。挨拶して先に通過します。

そしてどんどん下りますが、先ほどの方が雪渓トラバース中に転倒! えっ・・・・・尻餅だったよですが、、、、なにやってるの・・・ 大丈夫かしら・・・

しばらくまた下ってまた雪渓の方を見るとあの方、またスタート地点で休憩・・・どうしたのかしら・・・まさかノーアイゼン、ノーストックで立ち往生?まさかね。助けに行くか・・・・いや無理・・・・無責任?

無理なら上の天狗の小屋にでも避難しろ!と思う。人の心配してると危ないです。私はクサリ場ですから。鑓温泉に着いてテントの受付(500円)+温泉(300円)。

小屋泊まりの方は無料。足湯はみな無料。先ずは温泉♪極楽!で風呂上りにビール! テントに戻ってラーメン!昼寝!さらにウィスキーを飲んで夜飯食べてよっぱらって温泉2回目♪シュラフにもぐりこんで爆睡Zzz・

翌朝、妙高山からご来光を眺めて出発です。たぶん1番です。雪渓をなんどかトラバースします。小日向のコルの手前でまさかの登り。後を追ってきた山ガール?に追い抜かれます・・・屈辱!

そんなに急がなくてもバス間に合うでしょ?すごい言い訳。猿倉で山ガール?に挨拶してアイスを食べてバスに乗る。乗車は山ガール?1名、おじさん1名、自分の計3名でした。こんな極楽気分が味わえる山旅はいままで経験したことがなくよかった。また来るかも・・でも大雪渓はもういいかなぁ。

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