西穂山荘から西・奥・前穂高を経て上高地へ

2021年09月24日(金) [日帰り]

• GPS: 10:10
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,405m
• 下り: 2,253m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:30
• 休憩: 0:40
• 合計: 10:10

3:50 西穂山荘
5:40 5:55 西穂高岳
8:20 8:35 ジャンダルム
9:15 9:25 奥穂高岳
10:30 10:30 前穂高岳
14:00 14:00 河童橋
14:00 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

前日昼前に上高地へはいり、2時間ぐらいかけて西穂山荘にて宿泊。松本電鉄が一部バス代行運転中とは知らなかった。

コース状況／危険箇所等

ルートマークがなかなか見つけられない箇所、結構使い古された鎖、浮石、落石などは要注意。次第に注意散漫になりがちなので、その点も注意。

写真

9/24 5:33

独標、ピラミッドピークを振り返る。日の出は近い。

9/24 5:42

西穂高山頂付近で日の出を迎える。風は少し冷たいが気持ち良い朝。

9/24 5:42

北アルプス北部の秋色の山々に朝日が当たりだした。

9/24 5:47

赤石岳から独標を振り返る。シャープな姿が美しい。

9/24 5:59

間ノ岳中腹から赤石岳を振り返る。

9/24 5:59

間ノ岳、天狗岩、さらにジャンダルム方面とピークが続く。それぞれのピークの間は深いキレットとなっており、アップダウンが続く。

9/24 6:06

天狗岩から深いコルを挟んだ次の斜面。どんな斜面かワクワク。

9/24 6:06

振り返ると夜明け前に登山道を照らしてくれた月と笠ヶ岳が後方に位置を変えていた。

9/24 6:26

天狗のコルからの上り返しの頭。だいぶ西穂高が遠くなってきた。

9/24 6:27

前方にはジャンダルム方面が大きく見えてきた。足元は3000メートルを超えたころだが、まだ見上げる高さ。

9/24 6:38

振り返って、名前はよく知らないが先鋒状のピークが美しい。

9/24 6:41

よく崩壊せずに残っていると感心したくなる、逆層スラブの重なり。

9/24 6:45

数日前の地震の影響で崩れないかと心配したくなる岩の重なり。だが足元の岩は徐々に硬さを増してくる感触あり。

9/24 6:45

せり出してくる岩、岩、岩。

9/24 6:58

高度は確かに上がってきているが、同じような岩稜のアップダウンにだんだん位置感覚を失っていく。

9/24 6:58

もうそろそろジャンダルムへの上りかと思ったが、また深い谷が待っていた。

9/24 7:20

逆層スラブを登っっていった岩山は結構どっしりした姿だった。

9/24 7:30

ジャンダルムに向けた最後の上り。

9/24 7:59

ジャンダルム手前から西穂高方面を振り返る。

9/24 8:01

ちょっとしたコルを挟んでジャンダルム。南側からみると、ちょっと微笑ましい姿。

9/24 8:20

ジャンダルム山頂から西方を眺める。高度感が素晴らしい。

9/24 9:02

これぞジャンヌダルムという場所から一枚。両手を広げて威嚇するような姿が勇ましい。

9/24 9:05

馬の背の先に奥穂高山頂が近づいてきた。ここからはリッジをガンガン進めば山頂にたどり着く。

9/24 10:36

込み合う奥穂は早々に離れ、今日もう一つのお目当ての前穂高岳山頂。色づき出した涸沢カールを見下ろして一休み。

9/24 10:55

前穂も登ったし、そろそろ下るかと腰を上げると、あっという間に穂高に雲がかかってきた。今日の舞台はこれで終わりですと言わんばかりの演出！

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ナイフ ヘルメット

備考

ヘルメット、グローブ、長ズボン

感想

1sttrail

十数年ぶりの西穂から奥穂への縦走。天気、体調、コースコンディションに恵まれ楽しく充実した一日だった。
久しぶりで記憶が薄らいだせいか、または本当に変わってしまったのか定かではないが、記憶上のルートと大きく違う箇所がいくつかあり、それはそれで別ルートの可能性を探る楽しみがあった。
途中、マーキングがよく見えずに違う方向に行きかけたこともあったが、晴れて視界がよかったので、焦らずに本来のルートに戻ることができた。ガスっていたり、疲れていたりすると判断が鈍って危険な場所にたどり着かないとも限らないので、やはり天気のよさと十分な体力が必要なコースには違いない。
とくに穂高は下りも要注意の山であり、今回のルートでは岳沢山荘あたりまでは気が抜けず、そこまでは丁寧に足の踏み場所を確かめながら進んだ。
コース上での緊張感を決して忘れないことを前提としたうえで、今回のルートは日本屈指の素晴らしい縦走路だとつくづく感じた。