紅葉のテント縦走。大展望の槍から双六、雨で笠はあきらめ下山。

2021年09月24日(金) 〜 2021年09月26日(日)

• GPS: 56:15
• 距離: 34.8km
• 登り: 2,627m
• 下り: 2,687m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:21
• 休憩: 0:41
• 合計: 9:02

4:36 鍋平駐車場
5:06 5:11 新穂高登山指導センター
5:13 5:14 中崎山荘 奥飛騨の湯
5:32 5:33 小鍋谷ゲート
6:07 6:10 穂高平小屋
6:55 6:55 白出沢出合
8:08 8:08 滝谷避難小屋
8:13 8:20 藤木レリーフ
9:03 9:20 槍平小屋
11:20 11:21 飛騨沢千丈乗越分岐
12:00 12:06 千丈乗越
13:38 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 4:13
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:24

7:17 槍ヶ岳山荘
7:58 7:58 千丈乗越
9:18 9:18 左俣乗越
10:07 10:08 硫黄乗越
11:07 11:17 樅沢岳
11:41 双六小屋

3日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:26

7:23 双六小屋
7:26 7:26 双六池
7:56 7:57 くろゆりベンチ
8:08 8:08 花見平
8:19 8:21 弓折乗越
8:52 8:52 鏡平山荘
9:25 9:25 シシウドヶ原
9:46 9:47 イタドリが原
10:01 10:01 チボ岩
10:12 10:13 秩父沢出合
10:51 10:51 小池新道入口
11:13 11:28 わさび平小屋
11:42 11:42 笠新道登山口
11:53 11:53 中崎橋
12:06 12:06 お助け風穴
12:20 12:23 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:34 12:45 新穂高温泉駅
12:49 ゴール地点

歩数
一日目　32834歩
二日目　19869歩
三日目　30244歩

天候

一日目　晴れ
二日目　晴れ、午後ガスがち
三日目　冷たい雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

鍋平駐車場　無料　トイレあり　水は飲用ではないと書いてありました。
（20時に着いたのに、すでに新穂高温泉の駐車場は満車で鍋平にあげられてしまいました　涙）

帰りは第一ロープウェイ利用
400円　荷物代100円で　500円
ロープウェイ降りてから鍋平の駐車場までは舗装路で緩い下り道ですが案外距離があります。

※松本から新穂高に向かうと新島々のセブンイレブンが最終コンビニになります。
その先は何も買えませんのでご注意ください。

コース状況／危険箇所等

鍋平からの下り道はなかなかに急でした・・・
ヘッデンで下ることになると思うので滑らないようご注意ください。
新穂高温泉のPにあぶれるとツライものがある・・・・

登山センターのところから、双六に向かう左俣谷コースと槍に向かう右俣谷コースに分かれますので間違えないようご注意ください。

◆新穂高〜槍
白出沢出会いまでずっと林道歩き。槍平小屋まではゆるゆる登っていきます。
槍平小屋に水有り。その少し上部に最終水場がありました。
小屋から先はどんどん斜度があがっていきます。
テント荷物だと、最後の千丈沢乗越から小屋までがめっちゃつらかったです。
全コース整備は良いし危険個所は無いと思います。
ただ長いですよ〜〜〜。

◆西鎌尾根
千丈沢乗越からしばらくの区間のみ岩場で鎖が連続します。
それを抜けたらのどかな天国稜線です。
小さなアップダウンはありますがほぼほぼ水平道かと・・・

◆双六から新穂高温泉（小池新道）
柏原新道に次ぐ北アルプス高速道路ではないかと・・・（笑）
めちゃくちゃ歩きやすい道です。
途中「鏡平山荘」「ワサビ平小屋」があり安心して歩けます。
雨で道は沢と化していましたが、石を敷き詰めたような道なので泥濘とかありませんでした。

※携帯電波（docomo）
4日間になるので基本機内モードにしていたため行程中はわかりません。
鍋平P　〇
槍ヶ岳山荘、テント場　〇
双六小屋前　　〇
双六テント場　×　（ソフトバンクのみ〇だそうです）

その他周辺情報

◆槍ヶ岳テント場
今回は予約不要でした。
２０００円　水は天水５００ml１００円で分けてもらえます。
小屋で申し込みをして、割り振られた番号の場所に張ること。
早めだと少しは広めのところもらえますが、後半になるとテントの床面積しかないサイトになってしまいます。
キャパ一杯になると殺生迄降りるしかなくなりますが、今回はぎりぎり大丈夫な感じで６時過ぎに来た人も脹れていました。（残り３サイトくらいだった）

◆双六テント場
この日は要予約でしたが、二日前で取れました。
かなり数を絞っているようでガラガラ感があります。
水は無料。

※今回は岐阜県の緊急事態措置が出ているという事で、槍は１４時から、双六は１６時からしかアルコール類販売していただけませんでした（涙）持ち込みのアルコールも外テーブルで飲むこと禁止との事でした。
双六のペットボトル飲料は、お茶とポカリ以外はすべて売り切れでした。

◆下山後の温泉
平湯の森　６００円
広大でかけ流しの文句なしの温泉です。
緊急事態措置として休憩所は閉鎖中。
休憩できる場所は玄関近くのホールのみでした。

写真

9/24 5:10

朝です。新穂高登山センターまで、鍋平からヘッデンで降りてきました。右俣林道を槍に向かって進みます。

9/24 5:41

旧　ショートカットルートは完全に廃道化していた。

9/24 5:44

あら？新しくショートカットルートが作られていた。
しかし取り付きの急傾斜を見て林道を進んでしまったの（さっきの表示に林道進んでも同じ時間と書いてあったから・・・

9/24 6:07

だけどめっちゃ遠回りだったわ！！
ショートカットルート使う事お勧めします。

9/24 6:30

吊り尾根が見えてる

9/24 6:53

白出沢出会

9/24 6:53

奥穂高へは通行不能らしい・・・

9/24 7:00

ついに林道が終わって登山道に入る

9/24 7:44

この看板「緊急避難場所につき、キジ打ち等禁止」と書いてある。ワロタ。

9/24 8:08

でる事で有名な「滝谷避難小屋」
コワいから覗きませんでした。

9/24 8:08

滝谷を渡ります。

9/24 8:12

これはダメな人はダメだろうな〜〜〜
結構高さがあるし、下の激流がコワすぎです。もう一本分幅があればいいのにな。

9/24 8:16

藤木レリーフ。
関西から来た3人組さんとお話しする。金剛山のシャツ着てらしたので「シブいですね」って言ったら「どこの山だかわかります？」って聞くから「千早赤阪村から登るとこでしょ？」ってなんともローカルな会話をする。ワタシもともと関西人だから（笑）

9/24 8:59

木道が出てきたら・・・

9/24 9:03

槍平小屋到着
さっきの3人組さんのザックだ〜〜〜

9/24 9:04

二度目の朝ご飯

9/24 9:22

テン場です。
数年前雪崩事故がありましたね。
こんなところでなんで雪崩？って思っちゃう開放的な場所。

9/24 10:17

最終水場

9/24 10:57

うひょーーーキレイ
でもあの尾根まで登らなきゃいけないのよね！！

9/24 11:19

ここから左へ。
千丈沢乗越への急登

9/24 11:20

中崎尾根（奥丸山ルート・走破済み）
紅葉きれいだね。
奥丸山まで激急登を登ったらこんなになだらかな天国尾根です（藪だけど（笑）しかもアザミで痛かったな）

9/24 11:59

めっちゃしんどかったけど、登った！！

9/24 12:00

千丈沢乗越

9/24 12:23

バテバテでここからが地獄でした。
このルート登るのたぶん4回目。そんなにつらいと思った覚え無いんだけどなあ・・・

9/24 13:08

登っても登っても登り道！！グダグダ登る！！
小屋泊装備の若いお兄ちゃんもかなりへばってたから、ま、いいか♪

9/24 13:23

やった〜〜〜
やっと着いた！！

9/24 13:28

小屋だ〜〜〜〜
とりあえず、あの喉越しを〜〜〜〜〜〜♪

9/24 13:36

と、思ったらビールは2時からじゃなきゃ売らないって・・・
何その嫌がらせ！！

9/24 13:38

しかたないからCCレモン。
美味しいよ・・・CCレモンは美味しいよ？？？でも今私が求めているのは君じゃないんだよ〜〜〜涙

9/24 13:40

穂先にはたくさん人が取りついていた。
でも私は今回は登らないことに決めてきていた（先週大規模に崩落してたから）何回も登ってるから別にいいんだわ♪

9/24 14:55

ですもんね
メットも持ってこなかったし（レンタルありますけどね）

9/24 13:55

テント場はまだガラガラで上段の少し広めのところをいただけた。もっと早い人は孤立スペースもらってた。
25番。あの奥だね。わ、すごいいい場所じゃない？

9/24 13:56

遅くなると、下段の「テントの床面積ぎりぎりの広さ」しかないところになるみたい。

9/24 14:39

張った。とりあえず前室広げられるスペースはあった。

9/24 14:45

へへ、ビール売ってくれなくてもいいも〜〜ん。
フルボトル担いできたも〜〜ん♪

9/24 15:09

てことで、一人うまうまタイム

9/24 14:57

頑張ってね〜〜〜〜
関西組さんも、もう登ったかな？

9/24 15:27

テントを開けると真正面に大喰岳というステキなロケーション。

9/24 17:09

下段もいっぱいになってきた。

9/24 17:42

アーベント槍

9/24 17:44

夕日の時間。
絶景

9/24 17:45

いい風景だ
一番左の緑色のが私のテント

9/24 17:49

沈んでからもしばらくキレイでした。

9/24 17:58

晩御飯は「カレーメシ」の中身だけ持ってきた

9/24 18:09

お鍋で煮て作るとお湯かけて作るより美味しいよ。

9/24 18:00

夕日の名残がいつまでも美しかった。

9/25 5:17

おはようございます。朝です。

9/25 5:23

夜明け前の西鎌尾根
左奥が黒部五郎、真ん中奥が薬師。その右の黒い三角が水晶。
ワタシここから見えるピーク全部踏んでると思う。

9/25 5:23

御来光を見るために登っている人たちがいました。
穂先で御来光は最高だろうな。

9/25 5:37

出た

9/25 5:44

下は、殺生ヒュッテ。
奥は、常念〜蝶の稜線

9/25 5:48

丁度「今パンが焼きあがりましたので販売を始めます」という放送が入ったので買っちゃった♪「スパイシーチキン」500円。パリパリサクサクのパンにニクニクしいチキンソーセージが入っていてウマウマでした。

9/25 5:52

パンも焼けたが、笠〜双六も焼けてる♪

9/25 5:56

トイレの電気スイッチ
夜間つかないなら、そもそもいらなくね？と突っ込んでしまったワタシ（笑）

9/25 5:56

モルゲン槍

9/25 6:00

大喰岳
奥は焼岳でその奥は乗鞍
あ、ここから見えるピークすべて踏んでると思ってたが、しまった、焼岳は踏んでないわ！！

9/25 6:22

テントには霜が降りていました。私のテントは陽当たりが良かったのでもう溶けて乾いていますが日陰のテントはまだ白かった。

9/25 7:15

出発しようとしたら、昨日のハイスピードな関西グループさんとバッタリ会ってしまったので記念撮影。ヤマップのマッピーさんだそうです。顔出しOK許可いただいてます。初槍登山、快晴で良かったですね♡

9/25 7:17

行くよ西鎌

9/25 7:27

足元はシモバシラでザクザク

9/25 7:58

昨日ひーひー言いながら登った千丈沢乗越迄、下りはあっという間！！

9/25 8:04

そらまあ、きついわな！！
逆光でよくわからんけど（笑）

9/25 8:19

西鎌尾根
最初はイワイワの鎖ゾーン

9/25 8:29

でも、すぐにのどかになります。

9/25 8:39

シラタマノキ

9/25 8:44

リンドウ

9/25 8:45

もう槍があんなに遠くなった。

9/25 9:00

ヤマハハコはまだたくさん咲いていました。

9/25 9:12

見て、こののどかな天国ロード♪
左奥手前の台形のお山が樅沢岳。
あれを越したらすぐ双六小屋。

9/25 9:17

佐俣乗越

9/25 9:16

本日の一番の登りはここ。佐俣岳。

9/25 9:22

ドライフラワー化したウスユキソウ

9/25 9:25

アズマギクかな？

9/25 9:50

天国の縦走路

9/25 9:54

硫黄尾根

9/25 9:54

もう槍さんはあんな彼方

9/25 10:10

硫黄乗越

9/25 10:21

ウサギギクがぎりぎり残ってた。

9/25 10:31

来た道

9/25 10:34

イブキジャコウソウかな

9/25 10:43

よっしゃ〜〜〜！！
樅沢岳に来た。

9/25 10:48

昔、ao-haちゃんと新穂高温泉から槍の穂先踏んで一気に双六目指したとき、ここでバテてナメクジみたいに登ったの思い出した（笑）たったこれだけの登りが富士山みたいに見えたのよ。

9/25 10:53

左が鷲羽、奥は野口五郎かな？
あの真ん中に見えるとこキレイだな。

9/25 10:53

アップで。
ほら、あそこにテント張ったら最高だろうな

9/25 11:03

ドライフラワー化したヤマハハコ

9/25 11:04

お、着いた。

9/25 11:04

樅沢岳
三角点的頂上

9/25 11:05

ナナカマドと三俣蓮華〜鷲羽稜線。

9/25 11:06

少し行くとまた山頂標識

9/25 11:06

ここが最高地点的山頂
本物の最高地点まで行けるみたいだから行ってみる。

9/25 11:07

ハイマツの藪でした。

9/25 11:17

さあ、あとは下るだけ

9/25 11:30

見えてきたよ

9/25 11:40

着いた

9/25 11:40

しかし、こうだった！！
販売も16時から19時までだけとな！！
生ビーとカレーと思ってたのに気がそがれた。

9/25 12:09

テント張り張り。
今日はペグ持ってきたもんね。
しかし、なんとここにペグ忘れてきたらしく・・・帰ってからザックの中に居なかった（がーん）安物のペグ持って行っててよかった。

9/25 12:33

展望を楽しみながら・・・

9/25 12:39

お腹へってるんだった・・・テントに戻ってやっぱり中身だけ持ってきた「緑のたぬき」作って食べた。うん、カレーメシもカップ麺も鍋で煮て作ったほうが美味しい。
100均のウォーターバッグ役に立ちます。プラパいらないわ。

9/25 12:58

あとはテントでまったりと・・・（笑）

9/25 15:45

だってガスだも〜〜ん。

9/25 16:24

最終的にテントの数はこれくらいでした。
最高潮に張ってある時を知ってるだけに、絞りすぎじゃないの？と思っちゃう。

9/25 17:16

晩御飯はペペロンチーノ、ソーセージ添え。
パスタのゆで汁はトマトポタージュスープに。

9/25 19:12

夜のテント場の雰囲気大好き。

9/26 5:33

朝です。
外は霧雨ですのでテント内で朝ご飯。

9/26 7:21

雨が本降りになってきました。無理やり先に進む人やらあきらめて帰るヒトやら。もう一日停滞するという人やら・・・ワタシどうしようかな・・・・

9/26 7:56

小屋に天気予報見に行ったら本日は終始雨。昼頃雷の恐れあり。明日もガスという予報だったので降りることにしました。

9/26 8:09

雪田の雪ももうありません。

9/26 8:19

緑の笠と播隆平の紅葉を楽しみにしてきたんだけど・・・
また来年来ることにするよ。

9/26 8:33

弓折中段あたりの風景が良い。

9/26 8:36

鏡池を見下ろす。
この辺りの紅葉が一番いい感じ

9/26 8:52

鏡平山荘。夏には至福のかき氷もコーヒーフロートも今日は欲しくありません・・・・(;^_^A
あっさり通過する。

9/26 8:54

鏡池
逆さ槍は無いけど紅葉はきれいでした。

9/26 9:12

道はずっと沢と化してた。

9/26 9:46

イタドリヶ原
休憩ポイントですが雨じゃね・・・

9/26 10:11

秩父沢
もう、今日はノンストップですわ・・・

9/26 10:50

やっと林道に出ました。
奥丸山ルートはここから入ります。
自転車デポしてある・・・どこ行ったんだろ？

9/26 11:07

ワサビ平小屋
そうめんも今日はいりません。
小屋のお兄さん「今日は今シーズンで一番ホットコーヒーが売れてます」って言ってた（笑）

9/26 11:20

暖かいうどんを注文した。けんちんうどんだった。めっちゃ美味かった。っていうか、カッパしっかり着込んでノンストップでいいペースで降りてきたにも関わらず体がすごく冷えてた。これは稜線行ってたら低体温症になってたかもしれない。

9/26 11:41

笠新道入り口。
ここから降りてくるはずだったのにな。

9/26 12:37

新穂高着いた。
ロープウェイ駅です。

9/26 12:51

チケット買いましたがなにか？
運賃400円荷物代100円です。
30分おき発車でした。

9/26 12:58

シースルーロープウェイ。
だいぶん前に冬季登山に使って以来だな。
こんな天気だから乗客は7人だけでした。

9/26 13:00

雨はすっかり上がりました。
笠をあきらめたのは間違いだったかなあ？

9/26 13:23

駐車場まで意外と距離がありました。
鍋平駐車場はこうなってます。
上の方が登山口に近いがトイレは一番下の鍋平園地駐車場にしかありません。

9/26 13:24

私はトイレのある鍋平園地に置きました。
もうガラガラやん・・・

9/26 17:09

平湯の森に行ってとにかく温まった。
やはり結構冷えていた・・・

9/26 15:37

お腹すいたので、いったんお風呂から出て平湯の森内のレストランへ。朴葉味噌定食1100円。ん？前はこれに飛騨牛が3切れ付いたのがあって、本日もそれ狙いだったのにメニューから消えてた。お腹を満たして、またお風呂に入りに行きました。だって早く帰ると中央道の渋滞に引っかかるんだもん。
おかげさまで渋滞全くなしで帰る事が出来ました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

tekutekugo

9月はお仕事まとめて、連休下さいって施設長にお願いしてたら、なんと5連休が付いてた これは気合を入れてどこか行くしかあるまい
どこ行こう・・・東鎌行きたいなと思ったけど、先週地震で崩れたばかりだし、涸沢もガラガラ崩れたそうだし・・・岩稜帯は避けたほうが良さそうだ。
で、槍・・・え？槍・・・そりゃあナイやろ
ですが、ま、穂先に登らなきゃええんちゃう？
槍のテント場は予約不要と書いてあった。
あの争奪戦で有名な槍のテント場
一度あそこでテン泊したいとずっと思っていたけど、丁度通過時間になってしまってテン泊する時間に行った事が無いのよね。
一杯になると殺生のテント場まで降ろされてしまうので一抹の不安はあったけど行くことにした。だから早めにスタートして、なるべく頑張って歩いた。
だがしかし、4日分の食料を入れたザックは予想外に重くてピッチが上がらなかった。つらかった〜〜〜最後の登りが泣けた。でも1時半小屋到着。
とりあえずビールよね・・・って受付に行ったら、なんとビールは2時からじゃなきゃ売りません。もう少しだから待っててねって・・・
いやいや、今なんですよ、飲みたいのは！！今飲まなきゃどうするんですか ホント泣きたくなりました。

槍のテント場は前日は強風で大変だったとの事でしたが、この日は無風でした。朝には霜が降りていたけど、寒い思いせず過ごせました。ロケーション最高のいいテント場でした
そして翌日はハイライトの西鎌尾根歩き。ここはホントに楽園ルートです。
コースタイムも4時間程度なので、テントをカラカラに乾かしてから出発。
快晴でゴキゲンでした。ゆっくりゆっくり景色を堪能しながら歩く。
行きかう人も少なく静かな道でした。
双六に到着したけど、やっぱりアルコール禁止令が出てて・・・
仕方ないからテント張ってまったり過ごしておりました。

朝起きたら雨が降ってた。本日は一日雨、雷の恐れもありと双六のボードに書いてあったので下山することにしました。ムリは禁物ですもん。
スタスタ降りた割には体が全く温まらず冷えてましたね。
稜線行ってたら低体温症になってたかもしれません。

ワサビ平小屋でうどんを食べて温まりました。小屋のお兄さんは、この雨で北アの紅葉は終わりますね。って言ってました。季節の移ろいは早いですね。

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参考までにこの下に私の低体温症体験記書いときます（ヤマレコ登録以前なのでレコ無いです）気が向いたら読んでみてください。
低体温症は自覚なしに忍び寄ります。怖いですよ。

※あれは9月末か10月初めだったかと思います。
同年代女性二人で上高地から槍、南岳、大キレットという計画を立てました。
初日だけ雨であと二日は晴れの予報だったので決行。テントは止めて小屋泊に変更。
初日はやはり雨でカッパ着て上高地から歩き始めました。
ふたりおしゃべりしながら槍へ向かう。雨は小降りでしたがカッパで汗かいてる感じ。槍沢ロッジで休憩取った時、汗冷えしそうだから先へ進もうかって進んでいった。
普通におしゃべりも出来たし精神状態はまともだったと思います。
ただ、疲れが出て来てスピードは落ちてきていました。
殺生小屋付近で、あともう少しだね・・・って話しながら
私はさしていた折り畳み傘をしまおうとするが、ん？うまく巻けない・・・
適当に巻いて、相方にコレ、ザックのサイドポケットに入れてくれる？って渡したら彼女も傘をきちんとつかむことが出来ず、ポケットに入れることが出来ない・・・
あれ？おかしいぞ？ワタシだけじゃなくて彼女もおかしいぞ！！
と思ったので、槍ヶ岳山荘迄行けるよという彼女を無理やり引っ張って殺生小屋に飛び込んで宿泊手続きをした。
汗でびしょびしょに濡れていた服をすべて乾いたものに着替えてお布団に潜り込んでいたら・・・30分ほどして全身にスゴイ震えが来たんです。
この時になって初めて、私はかなりヤバい状態だったんだと気が付きました。
深部体温ギリギリのところまで下がってたって事ですよね。
あのまま、槍ヶ岳山荘を目指していたら途中で動けなくなっていたことでしょう。
この日のこの判断は金メダル級だったなと今思います。

暖かいお布団でゆっくり休んで、朝、目を覚ますと、外は一面の銀世界になっていました。歩いていたら気が付きにくいけどかなり低温だったのね。

懲りないおばちゃんたちは大喜びで快晴の槍の穂先に登って雪だるまを作ったのでありました。もちろん、大キレットも大快晴のなか渡り切りました（笑）

晩秋の冷たい雨の中を歩くという事はとても危険を伴うという話でした。
皆様も少しでもおかしいと思ったら、すぐに体を温められる行動をとってください。

この時のもう一人のアホなおばちゃんはao-haちゃんです（さらしてやる ）
マイナス20℃の冬の上高地に手袋忘れて来るわ、冬の八ヶ岳でインフルエンザ発症するわ、日向八丁でカメラ落とすわ・・・トンデモはっぷんな女ですが 、一緒に難しいルートを次々制覇してきた最強最良の山友さんです。
コロナのせいでずっとご一緒できてないけど、早くまた一緒に行けるようになるといいね〜〜〜

コメント

tomhig

なんとまぁ贅沢な山行で。
私、上高地と岳沢しか行ったこと無いんですが新穂高からの槍や西鎌尾根はなんとなく良さげですね。
低体温症、残雪期の塩見でなりかけました。
標高上げれば雪になるだろうとたかく食って雨の中歩いたら歯の根が合わなくなりだーれも登ってこない鹿塩ルートなもんで登山道で幕営、着替えて寝袋にくるまってもなかなか震え止らずで…。
雪より雨の方がタチ悪いもんです。

テントサイトのあのスッカスカさ、どうにかならんですかね。
換気悪そうな小屋内ならともかくテン場みたいな開放的な場所で感染なんて考えられんのですが。

tekutekugo

トムさん
そうね〜〜〜このルートも良いですよ。
個人的には上高地からのルートの風景のほうが好きだけど、新穂高から周回しようと思うとこうなるのよね
でもトムさんには奥丸山ルートお勧めです。
誰にも会わずに槍に行ける唯一のルートです。
多分北鎌より行く人少ないです。

テントサイトのスカスカはおいといて・・・
小屋到着時にビール一本飲むことが何故ダメなんだ！！
あの、爽快感は何よりの楽しみなのに〜〜〜
小屋のバカ高いビールなんかそう何本も飲めるものじゃなし、巷の居酒屋飲みと同じ感覚で制限しないでほしいわ。
山なんか知らないお役所仕事、もういい加減にして！！

さだお

なんてこった！またもや憧れのルートだ〜!
私の場合、途中小屋１泊追加されますけどね（笑）
アルコール禁止令と笠は残念でしたねぇ(╯︵╰,)ま、でもワイン持っていってるじゃないっすか〜さすが！
しかしもう秋が終わっちゃうんですね。早いなぁ。もうちょっと堪能したかったなぁ。
それよりも低体温症の話、コワイ！！
自覚症状がないっていうか、やっぱり自分では判断できないんですね。
山をはじめてから濡れ、冷えには十分注意していますが今一度、注意して楽しみます！！

tekutekugo

ちゃださん
アルコール禁止令はひどすぎでしょ？
８月に行ったときはそんなこと無かったのに・・・
４時なんてもう寒いよ。テントでビールなんか飲めやしない・・・
と思ったら、４時になったら、テント泊の人たち、かなりの人数が小屋行ってビール抱えて帰ってきてた。
やっぱ、必需品なんだよねえ・・・・
低体温症はホントに気が付かないうちになってて、気が付いた時には動けなくなるから気をつけなくちゃね。
槍行くのに一泊するなら槍沢ロッジが良さそうだよね
ワタシがこの辺で泊まってみたい小屋は、夕食にワインが付くヒュッテ大槍です

cocoK

よくテント担いで初日に槍まで行ったね〜〜！
しかも4日分の食料＋ボトルワイン一本！
ワタクシなら遭難するから、テントなしの小屋泊であろう！

もうそろそろ、軽量テン泊の時期は終了だね。
今年も北アを十分に満喫したかしら？

アルコール禁止令は厳しいが、アル中には休肝日になっていいんじゃない？
あ、持参してるから休肝日にならないか(笑)

これからはスノキャンの計画だね〜〜！
え？まだ早い？

tekutekugo

ここちん
そうね〜〜体力的に結構ギリだったかも。
槍の穂先は、もちろん行く前から登らないつもりだったんだけど
登るつもりであっても無理だったかもしれない。
よたよたの足で登って石でも落としたら、ゴメンですまない事態が起こるもんね
ま、早々にワイン飲んじゃったから、どのみちムリでしたけど〜〜〜
やっぱ岩稜帯は飲酒走行禁止ですよね
最近のワインボトルは軽いペットだから助かります。
ビー二本分より軽いもん。
コスパではなく酔いパも良好だしね
スノキャンでホットワイン、いいね〜〜〜

ao-ha

テント荷物で初日に槍、さすがだねぇ
槍のテント場よさそうですね。でも私には無理だ〜〜！！
というか、最近近場の日帰りが多くてテン泊してない。まだ、もうテン泊は無理とは言いたくないので、なんとか体力つけなくては〜〜です

低体温症体験記、ん？結局名前をさらすんかい？！
あれは12年前の9月中旬だったようです。でもほんと、自覚症状まったくなく、あと少しだから槍ヶ岳山荘までは行けると思ってた。だからあの時のtekuちゃんの素早い判断力はすごいと思いましたよ。小屋で着替えてかなり暖かくしても震えが止まらない、食欲もない…これってかなりヤバイと思ってもどうしたら戻るかわからない。でもゆっくり休んだら翌朝は普通に元気になって、本当に感謝！！
確か、あの日遭難者もあったのでは？遭難者にならなくてよかった。
え？もしかしてtekuちゃんは命の恩人だったってこと？？あの判断は金メダルです。
でも、いい経験になりました。今後も十分気をつけたいですね。
で…、トンデモはっぷんなこともやらかしてますが（なんでかなぁ？？）、また落ち着いたらご一緒してね〜〜！！

tekutekugo

ao-haちゃん、おひさ
ワタクシの自作タイベックシュラフカバーの感想も聞かねばならないのでテント泊お願いしますよ
（あれ？まだ渡してもいなかったっけ ）
あれって９月中旬だったんだ！！それで銀世界か〜〜〜〜
山は怖いのお・・・・
キレットの出だしもガチガチに凍ってたもんね
そうそう、あの日は仙丈乗越で二人、やはり低体温症で動けなくなってたのを通報を受けた槍ヶ岳山荘のスタッフが救助に行ったって、南岳で聞いたんだっけ・・・
あのまま突進していたら私たちも間違いなくそうなってたね
で、トンデモはっぷんなことも・・・え？？？「も」？？？・・・「ばかり」の間違いじゃないのぉ〜〜〜
でも１２年前の９月半ばってきちんと記録付けてるとこがすごいわ。
きっちりしてるのかドジっ子なのかどっちなんじゃ〜〜い

キキ

テク姉さん、こんにちは♪

ビーの落胆ぶりが目に浮かびます。。
それも2回も！！💦
レコ見ながら笑っちゃったけど！😁
素朴な疑問ですが時間制約の意味が、、、

それにしてもテク姉さんのレコ見てると、
テント山行はやっぱり最高〜♪って思わされてしまいますね！マジック！😆
でも担ぎながらこんな距離も標高も歩けないからテク姉さん見て楽しんでおきます😉

今回もとっても楽しいレコでした♪
所々に現れる秋色紅葉もステキ！

tekutekugo

kikiさん
落胆なんてもんじゃないですよ。
槍の穂先から一気に横尾あたりまで落とされた気分でした。
小屋のお兄さんの言ってる言葉がわかりませんでした〜〜〜
山小屋で酔ってくだ巻いてるのなんか１００名山制覇自慢オジサンだけじゃんね（山小屋あるあるだと思わない？ ）
まあ、テント張ったら、以前は近くに張った人たち集まって飲みながら情報交換したものですが、コロナ時代になって話しかけるのも嫌がられそうで躊躇してしまいます。
テント引きこもりで、コミュ障になりそうじゃ
緊急事態宣言も解除されたからビール買えるぞと思ったら、北アはもう小屋締めのシーズンですね。
５０代最後の夏、終わっちゃったな・・・・