間ノ岳〜三峰岳〜西農鳥岳〜農鳥岳



- GPS
- 48:02
- 距離
- 54.5km
- 登り
- 5,677m
- 下り
- 6,367m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:12
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:59
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
8月から計画していた白峰三山縦走、天候不良や、コロナによる緊急事態宣言により延期続きでやっと決行出来ました。
前日に奈良田駐車場に車泊し、平日の為広河原行きのバスは8時41分発と遅めの出発となりました。
そういえば、南部で高速降りて、すぐにローソンがありましたが、ここが買い物最終的な感じで、途中セブンイレブンも見えましたが、先に左折する為、ローソンがベストかと思います。以降お店はありません(自販機はいくつかありました)
奈良田からのバスは満員で、ギリギリセーフ💦細い道を1時間近く乗って広河原に到着。
最初の目的地白根御池小屋まで登って行きます。わりと登りやすかったけど、10月にしては暑いと感じました。小屋で休憩してから、大樺沢二俣分岐から左俣コースへと向かいます。今回は北岳はスルーするのでこちらのコースを選びました。
この道最初はゆるくて歩きやすかったけど、どんどん険しくなり、沢沿いの石がゴロゴロしていて、目印もわかりにくくて、少し道から逸れてしまいました。結構登りが辛くなって来た時に八本歯のコルに突入…階段登りが多く、心が折れそうでした。16時を回り北岳山荘が遠くに見えるけど、なかなか辿り着けない…そんな時に山荘から電話が来ました。今どの辺ですか❓と…やばい遅れてると少し焦りましたが、慌てずに来てくださいねと優しい言葉がけをしてもらいました。最近事故も多いし、この時間なら心配されても仕方ないですね。
そこから頑張って17時前には何とか到着出来ました。久しぶりの登山だからなのか、それとも体力が落ちているのか少しバテ気味の登りとなりました。北岳山荘の部屋は全てパーティションで仕切られほぼ個室状態、敷布団のみで枕はありません。トイレは洋式でキレイでした。夕食を食べて疲れたのか、消灯待たずに寝てしまいました。消灯は20時です。夜中に1度起きて星空を見に行きましたが、思ったほどキレイではなかったです。
翌日朝5時に朝食を食べて、今日の目的地農鳥岳へと出発…本日も天気最高です。間ノ岳までの稜線では、富士山がキレイに顔出していて、ほんとにヤバいです。前回歩いた時はガスっていたので、今回は最高の稜線歩きです。間ノ岳山頂に着いて、体力ちょっと回復したかもと、ザックをデポして三峰岳までピストンしました。次はいよいよ農鳥小屋まで下って行きます。間ノ岳山頂からの360度の絶景も素晴らしい〜
小屋までの景色も紅葉真っ盛りって感じです。ここから目に入ったのが、農鳥フォント?くっきりわかるノウトリと書いた目立つペイント、小屋まですごくわかりやすくペイントされていてありがたかったです。とにかくペイントが多い(笑)
そして、前方に人がこっちを見てる…?
あれはもしかして、噂の農鳥おじさんではないでしょうか?小屋のご主人が、定位置で登山者を見守ってる姿でした。いろんな噂がありますが、とっても感じの良い方で、なんというか、お茶目な方です。そしていつも登山者の心配をしているのではないでしょうか?別れの挨拶は「グッドラック」
「アニョハセヨ」
なんだかよくわからない見送り方ですが、楽しいおじさんです。
さぁ、農鳥岳目指して出発ですが、目の前の高い山を見ると心が折れそうですが、行くしかない!
まずは西農鳥岳を目指します。辛い登りですが、紅葉も見頃で絶景です。これだから辛くても頑張れるんですね!ペイントも多く、道迷いはなさそうです。西農鳥制覇、そして次は農鳥岳へと進みます。ここまでは岩の稜線歩きです。道は少し険しい感じで、西側を巻きながら続いています。周りの景色が本当に素晴らしくてつい止まっては写真を撮ってしまいます。
そして農鳥岳山頂登頂〜
ここでお昼ご飯を食べて、少し休憩しました。
ずっと富士山が見えていて、南アルプスは黄色い紅葉が多いですが、それなりにほんとにキレイでした。
お腹も満たされて、今回の目的の山頂登頂も終わり、大門沢小屋へと下って行きます。この時下りだからと心の中では楽勝的な感じでしたが、それは大きな間違いでした。ここから標高差2000m近くの下りが始まるんです。最初は絶景続きの稜線下りで満足感100%でしたが、そのうちに鬼のような辛い下りが待っていました。ガレ場の急坂、滑りやすくゆっくり行かないと危険!そして樹林帯に入っていき大きな石も多く、急坂が続きます。長い長い下りが続きます。足元がかなり悪く、足が悲鳴をあげているのが分かります。下り続けて沢の音が近づいて来ました。もうすぐか?と思わせるだけで、まだまだです。心が折れる寸前で目的地大門沢小屋到着。
かなりキツい下りに足はパツンパツン、喉はカラカラでした。受付して、寝床拝見…ここも板で仕切られてほぼ個室です。
寝袋、毛布、枕は貸してくれます。枕使うならタオル持参がお約束です。
夕飯食べて、また疲れてしまい、消灯前に寝てしまいました。こちらも消灯20時です。
ここのトイレは覚悟が必要です。超ぼっとんトイレなので…それでもないよりはありがたいですよね!
翌朝食事は5時、今日は下山のみ、ここから約3時間の下りです。食事終わって荷物まとめて奈良田へGO!
ここから、またキツい沢沿いの下りが続きます。まず最初の沢に掛かる木の橋…橋の間から沢が見える、これバランス崩したら落ちそう…ちょっと恐怖です。こんな橋がもうひとつありました。とにかく激下りばかり続きます。ロープがないと降りれない所や、急坂、クネクネ道やらでたった3時間の下りは甘く見てはいけません。そして最後の吊り橋が見えてきました。この吊り橋結構揺れます。ここまで来たら終わり近い…と思ったら間違い…
まだまだ終わりません。登山道が終わって林道に出ますが、まだ1時間近く歩くんです。さすがに長い下り、ようやく奈良田第1発電所が見えてきました。ここからは工事用の車両がたくさん通るので、気をつけて歩きます。警備の方が今日水曜日だから、奈良田温泉休みだよと教えてくれました。もっと先の湯島の湯ならやってると教えてくれたので良かっです。
車道を歩いて歩いて、やっと奈良田駐車場到着、無事に白峰縦走の旅が終わりました。
帰りに湯島の湯に立ち寄り、こちらは掛け流し温泉で露天風呂はぬるめでどんだけでも入っていたい良い温泉です。
3日間天気に恵まれて、かなり体力使いましたが、最高の景色を満喫できる山旅となりました。
残すは3000m級制覇は聖岳のみ
落ちた体力戻して、来年制覇したいと思います。
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