八ヶ岳【美濃戸-行者小屋-赤岳-阿弥陀岳-行者小屋-赤岳鉱泉-美濃戸】

2021年10月23日(土) [日帰り]

• GPS: 07:32
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,497m
• 下り: 1,488m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:32
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:29

5:22 やまのこ村
5:28 5:28 美濃戸
6:21 6:21 中ノ行者小屋跡
7:10 7:24 行者小屋
8:13 8:14 地蔵の頭
8:17 8:25 赤岳天望荘
8:51 8:56 赤岳頂上山荘
9:02 9:03 赤岳
9:02 9:02 竜頭峰分岐
9:07 9:08 竜頭峰分岐
9:13 9:14 キレット分岐
9:21 9:22 文三郎尾根分岐
9:39 9:40 中岳
9:48 9:49 中岳のコル
10:09 10:15 阿弥陀岳
10:31 10:33 中岳のコル
10:40 10:44 阿弥陀岳北稜
10:45 10:45 中岳のコル登山道水場
10:57 10:57 阿弥陀岳分岐
11:27 11:28 行者小屋
11:33 11:33 中山乗越
11:46 11:54 赤岳鉱泉
12:24 12:25 堰堤広場
12:45 12:46 美濃戸山荘
12:50 やまのこ村

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸のやまのこ村の駐車場を利用（1,000円）

コース状況／危険箇所等

例年より早い積雪でした。

写真

10/23 5:23

暗い中、歩き始めます。
阿弥陀岳が見えています。

10/23 5:29

美濃戸山荘を越えると分岐です。
南沢ルートを行きます。

10/23 6:00

樹林帯を登っていきます。

10/23 6:20

岩室です。

10/23 6:22

赤嶽神社が祀られていました。

10/23 6:23

橋に霜が付いています。
慎重に渡ります。

10/23 6:29

南沢ルートのお気に入りショットです。
最も低い部分の峠に向かって登っていく感じが好きなんです。

10/23 6:33

だいぶ積雪が出てきました。

10/23 6:34

峠が近づいてきました。

10/23 6:36

道端に紅一点がありました。

10/23 6:48

峠を抜けて、広い河原に出ました。
真正面に横岳が見えています。

10/23 6:48

大同心が立派です。

10/23 7:03

屏風のように立ちはだかる横岳。
この景観が素晴らしい！！

10/23 7:22

行者小屋に到着しました。
この眼前に広がる横岳の姿が大好きです。

10/23 7:22

こちらは赤岳です。

10/23 7:23

阿弥陀岳は、昨夜の積雪で真っ白です。

10/23 7:39

行者小屋から阿弥陀岳を目指す予定でしたが、予想外の積雪なので地蔵尾根から時計回りに回ることにしました。

10/23 7:44

階段を登る際は、細心の注意が必要です。

10/23 7:46

だいぶ登ってきました。
雲が出てきました。

10/23 7:46

硫黄岳、横岳も雲の中に入りました。

10/23 7:57

地蔵ノ頭の直下まできました。
勾配がきつくなってきました。

10/23 8:00

この高度感、たまりません。
チェーンアイゼンだと少々不安です。

10/23 8:03

こんなところにお地蔵さまがいらっしゃいました。

10/23 8:11

地蔵ノ頭に到着しました。

10/23 8:11

雲が上がってきて、ガスに巻かれました。

10/23 8:12

こちらのお地蔵さまは、よくお会いしています。
稜線上は風が強いです。

10/23 8:12

横岳は全く見えません。

10/23 8:13

野辺山方面は晴れていて、よく見えています。

10/23 8:14

赤岳方面も雲の中です。

10/23 8:16

赤岳展望荘に向かいます。

10/23 8:19

赤岳方面が少し雲が上がってきました。

10/23 8:19

富士山も見えました。

10/23 8:22

赤岳展望荘で休憩していると、突如、雲が晴れました。

10/23 8:25

さて、赤岳の頂上を目指します。

10/23 8:25

奥秩父方面です。
雲がキラキラしてきれいです。

10/23 8:49

赤岳の北峰に到着しました。

10/23 8:49

ガスってて展望はよくありません。

10/23 8:49

西方面は雲がなく、中央アルプスが一望できます。

10/23 8:50

ガスが晴れてきて、南峰が見えてきました。

10/23 8:50

阿弥陀岳も見えてきました。

10/23 8:53

雲が完全にとれました。

10/23 8:53

南アルプスもしっかり見えるようになりました。
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳ですね。

10/23 8:57

頂上標柱には、エビの尻尾が育ってます。

10/23 8:57

阿弥陀岳のガスもとれました。

10/23 8:57

ガスが晴れると大展望が広がりました。

10/23 8:58

北峰です。

10/23 9:00

権現岳とその奥に広がる南アルプス。
絶景です！！

10/23 8:59

南アルプスの北部も一望です。

10/23 9:00

富士山も。

10/23 9:00

富士山のアップです。

10/23 9:03

赤岳を後にして、阿弥陀岳に向かいます。

10/23 9:05

ここからの岩場の下りは慎重に。

10/23 9:14

阿弥陀岳を目の前にして、ゆっくり下りていきます。

10/23 9:16

風が強いので雪が飛んできて痛い！

10/23 9:18

横岳の雲もとれました。

10/23 9:18

横岳のアップです。
行きたかったー！

10/23 9:21

文三郎尾根の分岐です。

10/23 9:24

ほんと、風が強い。

10/23 9:28

赤岳と中岳のコルまできました。
八ヶ岳ブルーが美しい。

10/23 9:28

振り返って、赤岳を仰ぎ見ます。

10/23 9:39

阿弥陀岳にまた雲がかかってしまいました。

10/23 9:39

赤岳にはまだ雲がかかっていません。

10/23 9:39

八ヶ岳のキレットです。

10/23 9:45

阿弥陀岳に登り返します。

10/23 9:48

この登りは、八ヶ岳きっての急登です。

10/23 10:10

阿弥陀岳の頂上まできました。

10/23 10:13

赤岳方面にはガスがかかってしまいました。

10/23 10:17

下山を開始します。

10/23 10:31

コルまで来ました。

10/23 10:54

だいぶ下りてきました。
赤岳が見納めです。

10/23 11:00

行者小屋に戻ってきました。
このあと赤岳鉱泉を経由して美濃戸に向かいます。

10/23 11:32

中山乗越です。

10/23 11:46

赤岳鉱泉に到着しました。

10/23 11:53

アイスキャンディーの準備は万端のようです。

10/23 12:24

北沢の登山道の終点です。

10/23 12:33

きれいな苔の林床です。

10/23 12:42

紅葉もきれいに。

10/23 12:50

美濃戸まで下山しました。
真っ白な阿弥陀岳が樹幹から見えています。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

SALEWA　MS CLOW GTX

感想

tomtan

通常シーズンの締めくくりに八ヶ岳をガッチシ歩こうと、南八ヶ岳の周遊縦走（阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳）を計画していたのですが、前日から冬並みの冷え込みによる積雪で、南八ヶ岳が一変していました。
美濃戸から南沢ルートを歩き始めて、中間あたりで雪が表れ、行者小屋からは真っ白な稜線が確認できたので、急遽、ルートを変更することにしました。
雪を覚悟してチェーンアイゼンだけを持ってきていたのですが、横岳の縦走には自信が持てなかったため、登るのは赤岳と阿弥陀岳だけにして、急登が続く地蔵尾根を登りに使うことにしました。

行者小屋でチェーンアイゼンとヘルメットを装着して、樹林帯に入っていき、すぐに地蔵尾根に取り付きます。
しばらくすると階段が表れました。雪が積もっていて滑りやすく、慎重にならざるを得ません。また、鎖を使いながら岩を登るようなシーンも何回かありました。
地蔵尾根は、やはり下りには向いていないようでした。

地蔵ノ頭が近づくと、風が強くなり、稜線上は吹き曝しになり、体温がどんどん奪われていくのがわかりました。
手や足の指がかじかんでいくのを感じながら、歩き続けるようにして、風を避けられる場所でのみ休憩をとるようにしました。

赤岳展望荘から赤岳へのルートも、下りには使いたくない急登で岩場が続きますが、登りに使う分には、それほど難儀はしませんでした。
ゆっくりと慎重に登り、赤岳の頂上に立つことができました。
このルートであれば、3月などの積雪期に冬山装備でなら登れそうな気がします。

赤岳の頂上で展望をひととおり楽しんだのちに、阿弥陀岳に向かい、岩場を下っていきます。ここの岩場は、岩がごつごつしていて足の置き場が比較的見つけやすいので、下りでもそれほどの難しさは感じませんでした。
ただし、岩場を過ぎたところから、風が強くなり、雪を巻き上げ、それが顔にあたり、とても痛かったです。
サングラスをもっていかなかったので、余計にツラかったです。

中岳を通過して、最後の登りの阿弥陀岳の東壁は、日射のためか雪は少なく、土が露出しているところが多かったので、夏と同じような感じで登ることができました。
阿弥陀岳の頂上にはだれもおらず、一人で静かな頂上を満喫し、下山を開始しました。

下山は、阿弥陀岳からいったん行者小屋に下り、南沢ルートではなく、中山乗越を越えて赤岳鉱泉を経由し北沢ルートで下山することにしました。
雪が多く、アップダウンや大きな石が多い南沢ルートより、遠回りでも歩きやすい北沢ルートの方が早く下山できると思ったので、こちらを選択しました。
やはり、北沢ルートは雪が少なく、赤岳鉱泉でアイゼンを脱ぎ、美濃戸まで無事下山することができました。