記録ID: 373969
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
2011GW、東北→骨折。(吾妻山、磐梯山と安達太良は敗退)
2011年04月29日(金) 〜
2011年05月02日(月)


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
省略
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
がんばって8時半に起きたが、もたもた準備していたら出発が11時になってしまった。
第三京浜から環八に出ると大渋滞。GWらしさを感じる。
用賀から首都高に乗ると緩和されて、山手通りの地下(C2と言うの?)は池袋あたりまでは快適。が、そこから混み始めて、すり抜けすり抜け、蓮田SAまで来て小休止。
SAに入る待ち行列も2km前から、という、車だったら地獄のような状態だった。
第三京浜から環八に出ると大渋滞。GWらしさを感じる。
用賀から首都高に乗ると緩和されて、山手通りの地下(C2と言うの?)は池袋あたりまでは快適。が、そこから混み始めて、すり抜けすり抜け、蓮田SAまで来て小休止。
SAに入る待ち行列も2km前から、という、車だったら地獄のような状態だった。
日光の分岐あたりまで行けば渋滞緩和するのかと思っていたが、そう甘くは無かった。
矢板を過ぎて黒磯まで来ても、まだ断続的に渋滞している。
パトカーが多くてドキドキするが、よく見ると所轄じゃないのばかり。広島、山口、静岡署のパトカーを、おそるおそる何度か抜いた。
時間に余裕あれば喜多方まで行ってラーメン、とか思っていたが、疲れたし寒くなってきたのでここでラーメンを食う。
500円。味は学食・社食のラーメン程度。
矢板を過ぎて黒磯まで来ても、まだ断続的に渋滞している。
パトカーが多くてドキドキするが、よく見ると所轄じゃないのばかり。広島、山口、静岡署のパトカーを、おそるおそる何度か抜いた。
時間に余裕あれば喜多方まで行ってラーメン、とか思っていたが、疲れたし寒くなってきたのでここでラーメンを食う。
500円。味は学食・社食のラーメン程度。
途中、那須山が見えたのでSAに寄ったが、SAからは何も見えなかった。
白河に入ったあたりから、ものすごく風が強くなる。
高速脇には、「地吹雪注意」という看板があった。冬なら軽く死ねそう。
身を固くして風に耐えながらがんばって走って(こういう時、250の軽いバイクはツラい)、高速を降りると磐梯山。
白河に入ったあたりから、ものすごく風が強くなる。
高速脇には、「地吹雪注意」という看板があった。冬なら軽く死ねそう。
身を固くして風に耐えながらがんばって走って(こういう時、250の軽いバイクはツラい)、高速を降りると磐梯山。
なんか侘びしいところに来たと思って走っていたら、廃ホテル。
でも、まわりにはいろんな施設がそこそこあって営業してるし、車も走っている。
何なのだこのわびしさは。
観光地として実際に侘びしいのか、単に寒いからか(道の脇には所々に残雪)、それとも俺自体が侘びしいのか、はたまた被災地近辺に来ているということが目をくらませるのか。
でも、まわりにはいろんな施設がそこそこあって営業してるし、車も走っている。
何なのだこのわびしさは。
観光地として実際に侘びしいのか、単に寒いからか(道の脇には所々に残雪)、それとも俺自体が侘びしいのか、はたまた被災地近辺に来ているということが目をくらませるのか。
と思っていたら、談話室に「火の鳥」発見。
面白すぎて、つい全部読んでしまった。
高校の時、今回の地震の被災地のひとつ、宮古市の小成(こなり)君の家に遊びに行って、そこで「アドルフに告ぐ」を読んだのを思い出した。
酔っているので何か運命的なものを感じたが、定食屋にこち亀とか島耕作が置いてあるのを、旅情に酔って意味づけようとしているだけかも知れないと思う。
寝よう。
面白すぎて、つい全部読んでしまった。
高校の時、今回の地震の被災地のひとつ、宮古市の小成(こなり)君の家に遊びに行って、そこで「アドルフに告ぐ」を読んだのを思い出した。
酔っているので何か運命的なものを感じたが、定食屋にこち亀とか島耕作が置いてあるのを、旅情に酔って意味づけようとしているだけかも知れないと思う。
寝よう。
この辺は標高800mを超えているのだが、このあたりを中心に大小様々な湖沼が点在しているようだ。地図を見るとすごいのだが、普通に道路を走っていたら分からない。
ポツポツと散歩をしている人を見かける。
あと、チャリダーが結構な数いた。
しかし、賑わっている感は無い。
ポツポツと散歩をしている人を見かける。
あと、チャリダーが結構な数いた。
しかし、賑わっている感は無い。
白布(しらふ)峠(1410m)の駐車場から。
ここから西大巓を経て西吾妻山に向かう登山口がある様だが、見つけられなかった。
中央やや左の平べったいのが西吾妻山の様だ。
ここで、
・西大巓(右の目立つヤツ)は丸い
・西吾妻山(目的の山)は平べったい
という印象を持ったのが、あとで目を曇らせる。
ここから西大巓を経て西吾妻山に向かう登山口がある様だが、見つけられなかった。
中央やや左の平べったいのが西吾妻山の様だ。
ここで、
・西大巓(右の目立つヤツ)は丸い
・西吾妻山(目的の山)は平べったい
という印象を持ったのが、あとで目を曇らせる。
天元台スキー場の駐車場着。
ここに来る途中で、ザックを荷台にくくり付けていたゴムバンドが突然切れた。
2日前に買ったばかりの新品。
切れた片割れはリヤホイールに巻き付いていた。ゆっくり走っていたから良いような物の、高速道路だったらどうすんだと思った。
切れたところを結んでくくり直したが、気になってスピード出せない。後で買いに行かなきゃ。
それと、来る途中、道路をふさぐ雪崩を片付けている作業車が居た。恐るべし。
ここに来る途中で、ザックを荷台にくくり付けていたゴムバンドが突然切れた。
2日前に買ったばかりの新品。
切れた片割れはリヤホイールに巻き付いていた。ゆっくり走っていたから良いような物の、高速道路だったらどうすんだと思った。
切れたところを結んでくくり直したが、気になってスピード出せない。後で買いに行かなきゃ。
それと、来る途中、道路をふさぐ雪崩を片付けている作業車が居た。恐るべし。
先に山に入った人の足跡。
軽アイゼン組が2つ、
スノーシュー組が2つ、
あと、その人達が下りで使ったのか、それとも別方向からの人か、スキーの跡が2人分あった。
アイゼン必要とは思わなかったので今日はずっとツボ足(何も付けない状態のこと)。
軽アイゼン組が2つ、
スノーシュー組が2つ、
あと、その人達が下りで使ったのか、それとも別方向からの人か、スキーの跡が2人分あった。
アイゼン必要とは思わなかったので今日はずっとツボ足(何も付けない状態のこと)。
登り切ると視界が開けた。
事前に調べた情報では、
・西吾妻山は展望がない
・頂上付近に小屋がある
だった。
私のいる小ピークは、そのどちらも満たしていない。
正面には、明らかにここより低いちょっとしたピークがある。
事前に調べた情報では、
・西吾妻山は展望がない
・頂上付近に小屋がある
だった。
私のいる小ピークは、そのどちらも満たしていない。
正面には、明らかにここより低いちょっとしたピークがある。
中央奥が一切経山、右奥が東吾妻山で、左手前が東大巓だろうか。
こうしてみると、吾妻山でひとくくりにされる山々もなかなかのスケールだと改めて思う。
一切経山までの縦走路もある(一泊必要らしい)。
こうしてみると、吾妻山でひとくくりにされる山々もなかなかのスケールだと改めて思う。
一切経山までの縦走路もある(一泊必要らしい)。
さて、ピークは同定できたっぽいが、行くかとなると話は別である。
出来ればトレースをたどりたい。
怪しいところを注意深く見ながら歩いて行くと、今まで気づかなかった、なんか短いスキーのトレースを見つけた。
出来ればトレースをたどりたい。
怪しいところを注意深く見ながら歩いて行くと、今まで気づかなかった、なんか短いスキーのトレースを見つけた。
そう、さっきの小屋過ぎたあと、頂上までのルートは、ズボっとはまる罠が何カ所かあった。
歩いているとズボっとヒザ、下手すると腰まで埋まる。
これは私のはまった跡。
トレース・スキー神は、スキーなのではまらず、ツボ足の大衆ははまるのだ。
歩いているとズボっとヒザ、下手すると腰まで埋まる。
これは私のはまった跡。
トレース・スキー神は、スキーなのではまらず、ツボ足の大衆ははまるのだ。
これ、その直後。
左足がズッポシはまって、どうやっても抜けない。
しょうがないのでストック出してまわりを崩すのだけど、それでも抜けない。
最後は、手で雪を掘ってなんとか抜いた。
5分くらいだと思うけど必死だった。
あとで見たらスパッツに穴が空いてたので、木の枝とか引っかかったのかも知れない。
雨降る中汗かいて自分の左足発掘しながら、SAWみたいないろんな怖いことを考えてしまった。
左足がズッポシはまって、どうやっても抜けない。
しょうがないのでストック出してまわりを崩すのだけど、それでも抜けない。
最後は、手で雪を掘ってなんとか抜いた。
5分くらいだと思うけど必死だった。
あとで見たらスパッツに穴が空いてたので、木の枝とか引っかかったのかも知れない。
雨降る中汗かいて自分の左足発掘しながら、SAWみたいないろんな怖いことを考えてしまった。
ここから、スキー場をぐんぐん下る。
下りは端を歩いてくださいと言われていたので端をゆく。
土台が締まっていて、その上にザラメ雪が乗ってて、とても歩きやすい。
滑るように下る(一度転んだ)。
歩幅プラス30cmくらいで降りれたのではないか。
下りは端を歩いてくださいと言われていたので端をゆく。
土台が締まっていて、その上にザラメ雪が乗ってて、とても歩きやすい。
滑るように下る(一度転んだ)。
歩幅プラス30cmくらいで降りれたのではないか。
これは第二リフトの終点か。
トイレ休憩のついでに、食い忘れてた昼飯(おにぎり)を食う。
ここで、グラサン無くしているのに気づく。そこそこしたヤツだったのに。
左足はまった時に、汗で曇ったので、胸元に引っかけておいたのだった。
教訓:持ち物は、面倒でも必ずポケットかザックにしまう。八ヶ岳でも書いた気もするが。
トイレ休憩のついでに、食い忘れてた昼飯(おにぎり)を食う。
ここで、グラサン無くしているのに気づく。そこそこしたヤツだったのに。
左足はまった時に、汗で曇ったので、胸元に引っかけておいたのだった。
教訓:持ち物は、面倒でも必ずポケットかザックにしまう。八ヶ岳でも書いた気もするが。
下まで降りるとちょうどロープウェイの時間だったので慌てて乗り込んだ。
ほぼ満員状態で息苦しい。
県外の人が多いのなら結構だが、会話聞いてる感じだとなまりがひどいので、ズモトの人が多いのではないか。
ほぼ満員状態で息苦しい。
県外の人が多いのなら結構だが、会話聞いてる感じだとなまりがひどいので、ズモトの人が多いのではないか。
ロープウェイのふもと。
バイクはたぶん私だけ。
雨も降っているし着替えが面倒なのでこのまま帰ろうとしたが、冬用登山靴でギアチェンするのは至難の業と、乗ってすぐに分かったので、靴を履き替えた。
バイクはたぶん私だけ。
雨も降っているし着替えが面倒なのでこのまま帰ろうとしたが、冬用登山靴でギアチェンするのは至難の業と、乗ってすぐに分かったので、靴を履き替えた。
一心不乱に下って、走ってきた。
宿はもう近い。
これは磐梯山。
やっぱりカッコイイ。
このあとは、宿に荷物を置いて、ゴムバンドを買いに行った。
最寄りのホームセンターにいって戻ってくるのに1時間かかった。
明日は雨らしい。とりあえず起きてから考えよう。
宿はもう近い。
これは磐梯山。
やっぱりカッコイイ。
このあとは、宿に荷物を置いて、ゴムバンドを買いに行った。
最寄りのホームセンターにいって戻ってくるのに1時間かかった。
明日は雨らしい。とりあえず起きてから考えよう。
【3日目】
素泊まりで予約していて、3日目は早出して磐梯山と安達太良山のダブルヘッダー決めようと思っていたのだが、昨日の登山で無謀と感じたので、朝飯を頂いてゆっくり攻める事にした。
しゃれていてまずくはないが、被災地から避難しておられる方々が(高年齢層中心)、和食を食べていたのがうまそうで、それ食いたい、kome,miso!と思ってしまい、せっかくの上品なパンを、恨めしく食ってしまった。
意地汚くて日本人ですみません。
素泊まりで予約していて、3日目は早出して磐梯山と安達太良山のダブルヘッダー決めようと思っていたのだが、昨日の登山で無謀と感じたので、朝飯を頂いてゆっくり攻める事にした。
しゃれていてまずくはないが、被災地から避難しておられる方々が(高年齢層中心)、和食を食べていたのがうまそうで、それ食いたい、kome,miso!と思ってしまい、せっかくの上品なパンを、恨めしく食ってしまった。
意地汚くて日本人ですみません。
さて、予報通り雨である。
予報では午後から曇りとあるが、標高高い所なので信用できない。
・午後まで時間潰して、雨が上がったら磐梯山チャレンジ、
・午後も降るようだったら、バスで喜多方行ってラーメンでも、
と決めた。火の鳥は読んでしまったので、談話室にマンガを漁りに行くと、ジョジョの第2部があったので、ゴゴゴ・・・と読み始める。
予報では午後から曇りとあるが、標高高い所なので信用できない。
・午後まで時間潰して、雨が上がったら磐梯山チャレンジ、
・午後も降るようだったら、バスで喜多方行ってラーメンでも、
と決めた。火の鳥は読んでしまったので、談話室にマンガを漁りに行くと、ジョジョの第2部があったので、ゴゴゴ・・・と読み始める。
磐梯山は雲をかぶっていて、これからどうなるとも言い難い。
外に出て来た宿のおじいちゃんも、このあたりの天気は読めないと言っているが、部屋で腐っているよりマシだし、なによりジョジョの続きが無いので、出かけることに決めた。
外に出て来た宿のおじいちゃんも、このあたりの天気は読めないと言っているが、部屋で腐っているよりマシだし、なによりジョジョの続きが無いので、出かけることに決めた。
あっけないほどすぐに最高地点・登山口の駐車所に着く。
宿から15分強しか経ってない。
このあと喜多方行くときも思ったけど、裏磐梯は標高が高いから、こっちから峠までの道のりは短く、向こうから峠に来る道のりは長いんだなと思った。
そう考えると、昨日の峠はなかなかすごい。
宿から15分強しか経ってない。
このあと喜多方行くときも思ったけど、裏磐梯は標高が高いから、こっちから峠までの道のりは短く、向こうから峠に来る道のりは長いんだなと思った。
そう考えると、昨日の峠はなかなかすごい。
東屋みたいなのがあったのでそこで支度をする。
山開きは5月23日と書いてある。
それで人が居ないのか。
で、ここで今日1回目のミス。
何と登山用靴下忘れてきた。
ベースキャンプ近いとラクとかほざいていたら、準備がなおざりになってしまった。
宿が遠くないこともあって戻ることも考えるが、今だからログ見て片道15分と書いたが、現場の感覚では、往復したら1時間ほどのロスと思ったので(デジカメ見ればわかるんだけどね)、普通の靴下でやってみることにする。
冬靴の靴下は厚いので、感覚的にはサイズ1cmほど違う。
決してやってはいけない事だと知っているけど、実験、実験。
山開きは5月23日と書いてある。
それで人が居ないのか。
で、ここで今日1回目のミス。
何と登山用靴下忘れてきた。
ベースキャンプ近いとラクとかほざいていたら、準備がなおざりになってしまった。
宿が遠くないこともあって戻ることも考えるが、今だからログ見て片道15分と書いたが、現場の感覚では、往復したら1時間ほどのロスと思ったので(デジカメ見ればわかるんだけどね)、普通の靴下でやってみることにする。
冬靴の靴下は厚いので、感覚的にはサイズ1cmほど違う。
決してやってはいけない事だと知っているけど、実験、実験。
さて、行きますか。
ミスその2:東屋に登山届けとポストがあったのに気づかず登り始めている。
(途中で、あ、出してねえ、と思った)
ミスその3:この時点で、ザックの中のGPSの電池切れている。
(今回一番痛かった)
ミスその2:東屋に登山届けとポストがあったのに気づかず登り始めている。
(途中で、あ、出してねえ、と思った)
ミスその3:この時点で、ザックの中のGPSの電池切れている。
(今回一番痛かった)
と思って近づいたら、くるぶしくらいまではまった。
すぐに抜いたのと、冬靴&ロングスパッツなので実害は無かった。
山装備強い。
(これはミスにカウントしないことにする。ちなみに、水は冷たかった。)
すぐに抜いたのと、冬靴&ロングスパッツなので実害は無かった。
山装備強い。
(これはミスにカウントしないことにする。ちなみに、水は冷たかった。)
すぐにどん詰まりになって道が分からなくなった。
正しいルートはこの先なのでは、と思うが、あれだけ自信ありげに付いていた前の2人のトレースを考えると、自分の勘を信じるより引き返すのが良い気がしてきた。
正しいルートはこの先なのでは、と思うが、あれだけ自信ありげに付いていた前の2人のトレースを考えると、自分の勘を信じるより引き返すのが良い気がしてきた。
藪まで戻ると、彼らは下に降っていったようだ。
トレースをたどっていく。
下り方にも躊躇がない。せっかく稼いだ高さをどんどん捨てていく。
途中、2〜3mほど滑った。
標高で50mくらい降ったろうか、彼らがまた登ってくるのが見えた。
下にロープがあって道らしきものがあったが、進める気がしないので、登り返して今日はそのまま降りるという。
磐梯山は何度か来ているのかと聞いてみると初めてだそうで、なかなかすごい決断力だなと思う。
トレースをたどっていく。
下り方にも躊躇がない。せっかく稼いだ高さをどんどん捨てていく。
途中、2〜3mほど滑った。
標高で50mくらい降ったろうか、彼らがまた登ってくるのが見えた。
下にロープがあって道らしきものがあったが、進める気がしないので、登り返して今日はそのまま降りるという。
磐梯山は何度か来ているのかと聞いてみると初めてだそうで、なかなかすごい決断力だなと思う。
脳内協議の結果、私もほぼ帰る方針に決めたが、さっきのどんづまりのところでもう一回道を探してみることに決めた。
再び登り返して、目印を確認し、ここからはトレース無いので、念のためアイゼン付けて、ストックも出す。
再び登り返して、目印を確認し、ここからはトレース無いので、念のためアイゼン付けて、ストックも出す。
さっきの藪をまた漕ぐ。
アイゼン付けてると、いろいろ引っかかって藪が漕ぎにくい、というのを経験した。
漕いだ先には、さっき気づかなかった赤印があった。
ところで、ここまで戻ってくるのに40分時間を使っている。
靴下の事はもう忘れている。
アイゼン付けてると、いろいろ引っかかって藪が漕ぎにくい、というのを経験した。
漕いだ先には、さっき気づかなかった赤印があった。
ところで、ここまで戻ってくるのに40分時間を使っている。
靴下の事はもう忘れている。
左にカメラを向けるとこう。
ウグイスの声がずっと聞こえているのだが、ここに立つと、「カラカラ」という石だか岩だかが落ちていく音が聞こえて怖い。
アイゼン引っかけて左に倒れたらと思うと、ちょっと進む気になれない。
藪を調べたが、ルートらしきものは見つけられず撤退を決める。
いま考えると、たぶん、この、「1550」ピークとその先の分岐の中間くらいに居るのだと思う。確かめるすべは無いが。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=373616&l=1400425
撤退はヨシとして、GPSの電池切れが返す返す残念。
あと、2万5千分の一の地図、持ってくべきだったなあ。
ミスその4:東北の春山なめていた。GWだし、そこそこトレースあると思ってた。コンパスかGPSたよりに自力で行くくらいの覚悟と準備するべきだった。
ウグイスの声がずっと聞こえているのだが、ここに立つと、「カラカラ」という石だか岩だかが落ちていく音が聞こえて怖い。
アイゼン引っかけて左に倒れたらと思うと、ちょっと進む気になれない。
藪を調べたが、ルートらしきものは見つけられず撤退を決める。
いま考えると、たぶん、この、「1550」ピークとその先の分岐の中間くらいに居るのだと思う。確かめるすべは無いが。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=373616&l=1400425
撤退はヨシとして、GPSの電池切れが返す返す残念。
あと、2万5千分の一の地図、持ってくべきだったなあ。
ミスその4:東北の春山なめていた。GWだし、そこそこトレースあると思ってた。コンパスかGPSたよりに自力で行くくらいの覚悟と準備するべきだった。
さて、あとは帰るだけ。
トレースとかあまり気にせず降りてたら、こんなとこ通ったっけ?という所に出た。
通ってない。んで、赤印密集しているから、これが本来の登山道なのだろう。
雪があるので道を無視して自由に登ってたと言うことらしい。
トレースとかあまり気にせず降りてたら、こんなとこ通ったっけ?という所に出た。
通ってない。んで、赤印密集しているから、これが本来の登山道なのだろう。
雪があるので道を無視して自由に登ってたと言うことらしい。
本来の登山道は、所々地面が見えている。
ちょっと降ってみたが、泥が嫌なので結局登り返して雪の斜面を降りた。
ところで、この近辺で猛烈な便意に襲われた。
人としてのありようを考え、覚悟を決めかけたときに、下痢止め(トメダイン)の存在を思い出して、かがみ込んで震えながら口にした。
神だ、コレ。
2〜3回のよじれるようなピークを乗り切ったら、ウソみたいにしずんで、人でいることができました。
ありがとう、トメダイン。
そうだ補給しておかないとね。
ちょっと降ってみたが、泥が嫌なので結局登り返して雪の斜面を降りた。
ところで、この近辺で猛烈な便意に襲われた。
人としてのありようを考え、覚悟を決めかけたときに、下痢止め(トメダイン)の存在を思い出して、かがみ込んで震えながら口にした。
神だ、コレ。
2〜3回のよじれるようなピークを乗り切ったら、ウソみたいにしずんで、人でいることができました。
ありがとう、トメダイン。
そうだ補給しておかないとね。
中ノ湯跡。
上から見ると、あそこに降りる必要は無く、このまま左を行けば良いようだ。
知ってるから選べる、ということだろう。
やはり、事前準備・調査ナシに、雪山(春でも)、というのは良くないと改めて思う。
上から見ると、あそこに降りる必要は無く、このまま左を行けば良いようだ。
知ってるから選べる、ということだろう。
やはり、事前準備・調査ナシに、雪山(春でも)、というのは良くないと改めて思う。
途中で寄った道の駅。
売ってるおっちゃんが、「ヘッケルの刃物はいいよ、ドイツのステンは一番」とおばちゃんに説明してて、おばちゃんは鎌を買ってて、なんか笑った。
なぜかAKBの生写真売ってて、それも笑えた。
売ってるおっちゃんが、「ヘッケルの刃物はいいよ、ドイツのステンは一番」とおばちゃんに説明してて、おばちゃんは鎌を買ってて、なんか笑った。
なぜかAKBの生写真売ってて、それも笑えた。
ここでミスその4。
まこと食堂は、朝7時からやってると知っていたので、当初計画では、今日磐梯山と安達太良山のダブルヘッダー決めたあと、明日の朝ここで食って実家帰ろうと思っていた。
が、明日休みじゃん!
どっかのブログで、喜多方の店はGW中休み無し、と言うのを見てたので安心していたらこうだった。
幸い難を逃れたが、明日来てコレ見たら立ち直れない。
そしてミスその5。営業時間もとっくに過ぎてる。
5時くらいまではやってると勝手に思ってたが、もし磐梯山ちゃんと登れててここに来てたらアウトだった。
どっちも結果オーライだが、ちょっと下調べがひどすぎ。彼女いたら怒られる。いたらだけど。
それとは関係なく、並んでいる前のカップルの男は怒られてたけど。
まこと食堂は、朝7時からやってると知っていたので、当初計画では、今日磐梯山と安達太良山のダブルヘッダー決めたあと、明日の朝ここで食って実家帰ろうと思っていた。
が、明日休みじゃん!
どっかのブログで、喜多方の店はGW中休み無し、と言うのを見てたので安心していたらこうだった。
幸い難を逃れたが、明日来てコレ見たら立ち直れない。
そしてミスその5。営業時間もとっくに過ぎてる。
5時くらいまではやってると勝手に思ってたが、もし磐梯山ちゃんと登れててここに来てたらアウトだった。
どっちも結果オーライだが、ちょっと下調べがひどすぎ。彼女いたら怒られる。いたらだけど。
それとは関係なく、並んでいる前のカップルの男は怒られてたけど。
出て来た。
決して洗練されてなくて、ジャンクフードオーラがある。
田舎帰って食うものはアレでしょ、的な、じゃじゃ麺に近い思い出食品感か。
ウマイ。シンプルかと思ってたら、神座みたいな優しい感じがある。
でも、厨房見えないが、来るたび味違うんじゃねえの?という感じは否めなくて、というか、山登って腹減ってて、まずくないんだから、文句の出るはずがない。
決して洗練されてなくて、ジャンクフードオーラがある。
田舎帰って食うものはアレでしょ、的な、じゃじゃ麺に近い思い出食品感か。
ウマイ。シンプルかと思ってたら、神座みたいな優しい感じがある。
でも、厨房見えないが、来るたび味違うんじゃねえの?という感じは否めなくて、というか、山登って腹減ってて、まずくないんだから、文句の出るはずがない。
【4日目】
朝。
雨こそ降っていないが、今日も天気は良くない。
宿を立つとき、宿泊者のおっちゃんが、兄ちゃん、コレ持ってげ、と、水で作れる非常食をたくさんくれた。本当は逆なんだろうなと思いながらありがたく頂戴した。
朝。
雨こそ降っていないが、今日も天気は良くない。
宿を立つとき、宿泊者のおっちゃんが、兄ちゃん、コレ持ってげ、と、水で作れる非常食をたくさんくれた。本当は逆なんだろうなと思いながらありがたく頂戴した。
風の強さが半端無い。
鯉のぼりが組んずほぐれつに暴れ狂っている。
バイクの止める向きを間違えたら倒されそうなほど。
昨日、宿の主人が、安達太良は風が強いので有名、ふもとで上の様子聞いて、無理そうなら諦めた方が良い、と言っていた。確かにと思う。
後で知ったんだが、この日東北はすごい風だったんだってね。ただでさえ風の強いところに、ゲタ履いた感じなのかな。
鯉のぼりが組んずほぐれつに暴れ狂っている。
バイクの止める向きを間違えたら倒されそうなほど。
昨日、宿の主人が、安達太良は風が強いので有名、ふもとで上の様子聞いて、無理そうなら諦めた方が良い、と言っていた。確かにと思う。
後で知ったんだが、この日東北はすごい風だったんだってね。ただでさえ風の強いところに、ゲタ履いた感じなのかな。
はい、倒されました。
立ちゴケという感じではなく、飛ばされたという感じか。
左に転げて、肩をしたたか打ちました。
これは、起こそうとするが、左肩が痛くて力が入らず、呆然としながら、とりあえず写真撮ってた。
立ちゴケという感じではなく、飛ばされたという感じか。
左に転げて、肩をしたたか打ちました。
これは、起こそうとするが、左肩が痛くて力が入らず、呆然としながら、とりあえず写真撮ってた。
しばらく立ちつくしていたら、通りがかりのお兄さん2人が、起こすのを手伝ってくれた。
しかし、起こしたは良いが、気合入れて押さえておかないとまたすぐに倒されそう。
ゴンドラ関係者らしき人がやってきて、すぐに帰った方が良いと言った。
もちろんゴンドラはやってないとのこと。
帰りたいのだが、左肩の痛みがひどくて、バイクの向きを変えることすら出来ない。
風が収まるのを待って、何とか方向転換してバイクにまたがった。
風怖い。一刻も早く風の弱いところに降りたい。
途中、岳温泉という雰囲気の良い温泉街を通ったがスルーして一目散に下へ。
しかし、起こしたは良いが、気合入れて押さえておかないとまたすぐに倒されそう。
ゴンドラ関係者らしき人がやってきて、すぐに帰った方が良いと言った。
もちろんゴンドラはやってないとのこと。
帰りたいのだが、左肩の痛みがひどくて、バイクの向きを変えることすら出来ない。
風が収まるのを待って、何とか方向転換してバイクにまたがった。
風怖い。一刻も早く風の弱いところに降りたい。
途中、岳温泉という雰囲気の良い温泉街を通ったがスルーして一目散に下へ。
二本松ICの近くにイトーヨーカドーがあったのでひとまずバイクを停める。
この後どうするか迷ったが、近くに病院を発見したので寄ってみる。
保険証のコピーが初めて役に立った。
結果は、鎖骨骨折、全治3週間だって。鎖骨固定帯というのを付けられた。
この後どうするか迷ったが、近くに病院を発見したので寄ってみる。
保険証のコピーが初めて役に立った。
結果は、鎖骨骨折、全治3週間だって。鎖骨固定帯というのを付けられた。
時間はもう14時近い。
とりあえず、痛み止めを飲みたかったので、すぐ近くにあったデニーズへ。
この4日間、放射能のことはほとんど気にせず、雨は浴びたし、宿の水も飲みまくっていたが、さっきの病院でのレントゲン2発のほうが、シーベルト的には高いのではないだろうか。
とりあえず、痛み止めを飲みたかったので、すぐ近くにあったデニーズへ。
この4日間、放射能のことはほとんど気にせず、雨は浴びたし、宿の水も飲みまくっていたが、さっきの病院でのレントゲン2発のほうが、シーベルト的には高いのではないだろうか。
カレー食いながらこれからどうするか考える。
帰るにせよ予定通り実家に行くにせよ、ここはほぼ中間地点で、行き先は別として、
(1)強引にバイクで行く
(2)ここにバイクを置いて後で取りに来る
(3)動けるようになるまでこの辺に泊まる
という選択肢を考えたが、後が面倒なのは嫌だし、特にこのあたりに泊まる喜びも見つけられそうにないので(1)を選択、実家に帰ったら小言の嵐になりそうなので、自宅に帰ることにした。
実家に電話して帰れないと言ったら(自宅近辺で転んだことにした)、40になって何やってんだと言われた。確かに。
バイクに荷物をくくり直していたら、福島のおっちゃんが声をかけてきて、よその人がここに来るのは簡単だが、俺たちはここから逃げられないとグチりながら、俺も昔はバイク乗ってた、昔は良かった、今の行政は何をやってんだ、と、熱い思いを一くさり語っていった。
帰るにせよ予定通り実家に行くにせよ、ここはほぼ中間地点で、行き先は別として、
(1)強引にバイクで行く
(2)ここにバイクを置いて後で取りに来る
(3)動けるようになるまでこの辺に泊まる
という選択肢を考えたが、後が面倒なのは嫌だし、特にこのあたりに泊まる喜びも見つけられそうにないので(1)を選択、実家に帰ったら小言の嵐になりそうなので、自宅に帰ることにした。
実家に電話して帰れないと言ったら(自宅近辺で転んだことにした)、40になって何やってんだと言われた。確かに。
バイクに荷物をくくり直していたら、福島のおっちゃんが声をかけてきて、よその人がここに来るのは簡単だが、俺たちはここから逃げられないとグチりながら、俺も昔はバイク乗ってた、昔は良かった、今の行政は何をやってんだ、と、熱い思いを一くさり語っていった。
さて、帰るか。
ここは那須高原だが、風はまだ強い。
肩は、バイクに乗ってるときは何ともなかったが、ヘルメットとか痛くてかぶれない。
シートにヘルメットを置いて頭をねじ込むようにしてなんとかかぶった。
もう部屋に帰るまで脱がない。
ここは那須高原だが、風はまだ強い。
肩は、バイクに乗ってるときは何ともなかったが、ヘルメットとか痛くてかぶれない。
シートにヘルメットを置いて頭をねじ込むようにしてなんとかかぶった。
もう部屋に帰るまで脱がない。
撮影機器:
感想
昔の記録を転載。
ツーリング記録も兼ねていたので、GPSのルートがバイク走行部分も含んでいます。
詳細は写真コメント参照。
311の地震の後、東北出身者として、GWは東北に金を落とすのが良いと考えて出かけて、骨折して帰って来たのでした。
酔って書いたらしく、支離滅裂な所ありますが、修正はしていません。
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