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記録ID: 385332
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

強風吹き荒れる甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)

2013年12月21日(土) 〜 2013年12月22日(日)
 - 拍手
tktn3180 その他1人
GPS
30:30
距離
16.6km
登り
2,500m
下り
2,507m

コースタイム

1日目 竹宇駒ヶ岳神社8:35-笹の平分岐点:10:30-刃渡り12:30-五合目小屋跡13:40-七丈小屋キャンプ場15:10
2日目 七丈小屋キャンプ場7:30-八合目御来迎場8:15-甲斐駒ケ岳山頂9:25-七丈小屋キャンプ場11:55-五合目小屋跡12:35-刃渡り13:25-笹の平分岐点14:10-竹宇駒ケ岳神社14:50
天候 21日,22日 晴れ(山頂付近強風およびガス)
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
竹宇駒ケ岳神社からすでに若干の雪がありました。
上り始めてから直ぐに雪道歩きとなります。トレースには5合目あたりからアイゼンの跡が確認できるようになっておりました。これからの時期は5合目からの上り返しではアイゼンをつけていたほうが安心かと思われます。
天候次第ですが、荒れた場合は森林限界後の稜線ではかなりの強風が吹きます。
予約できる山小屋
七丈小屋
本日の装備はこんな感じ
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本日の装備はこんな感じ
竹宇駒ケ岳神社の駐車場です。結構停まっています。
竹宇駒ケ岳神社の駐車場です。結構停まっています。
登山道入り口
竹宇駒ケ岳神社で無事の帰還を祈願しました
竹宇駒ケ岳神社で無事の帰還を祈願しました
神社のすぐ近くにある吊橋です。
神社のすぐ近くにある吊橋です。
上り始めると直ぐに雪道となりました。
上り始めると直ぐに雪道となりました。
今日は相方がいたので私のショットも。
ピッケルが落ちそうです。
今日は相方がいたので私のショットも。
ピッケルが落ちそうです。
笹の平分岐点に着きました。
笹の平分岐点に着きました。
はるか遠くに金峰山が見えました。
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はるか遠くに金峰山が見えました。
こちらは鳳凰山の稜線越しの富士山です。
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こちらは鳳凰山の稜線越しの富士山です。
鳳凰山です。左側に地蔵岳のオベリスクが確認できます。
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鳳凰山です。左側に地蔵岳のオベリスクが確認できます。
刃渡りに着きました。相方のマットを止めるザックの紐が片方外れてました。
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刃渡りに着きました。相方のマットを止めるザックの紐が片方外れてました。
後ろを振り返るとこんな感じです。八ヶ岳は上部に雲がかかってます。
後ろを振り返るとこんな感じです。八ヶ岳は上部に雲がかかってます。
五合目小屋跡に着きました。ヘルメット、ダブルアックスの装備を整えたクライマーの方々のテントが張ってありました。
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五合目小屋跡に着きました。ヘルメット、ダブルアックスの装備を整えたクライマーの方々のテントが張ってありました。
五合目より、甲斐駒ケ岳の山頂を望みます。山頂は風が強そうです。
五合目より、甲斐駒ケ岳の山頂を望みます。山頂は風が強そうです。
これから上っていく峰々です。
これから上っていく峰々です。
五合目小屋よりさらに下った鞍部に到着しました。ここから登り返します。
五合目小屋よりさらに下った鞍部に到着しました。ここから登り返します。
ここからはこんな梯子や鎖場がいっぱいです。
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ここからはこんな梯子や鎖場がいっぱいです。
鳳凰山がくっきり見えました。
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鳳凰山がくっきり見えました。
途中こんな鎖場が。鎖は冷たく、足場は悪いため結構大変です。
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途中こんな鎖場が。鎖は冷たく、足場は悪いため結構大変です。
七丈小屋にたどり着きました。
七丈小屋にたどり着きました。
確実に氷点下ですが水場は生きておりました。
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確実に氷点下ですが水場は生きておりました。
こちらは第二小屋です。
こちらは第二小屋です。
小屋からちょっと離れた場所にキャンプ場がありました。今宵はテント泊ですのでこちらに寝床を作ります。
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小屋からちょっと離れた場所にキャンプ場がありました。今宵はテント泊ですのでこちらに寝床を作ります。
寝床を張りました。今宵は相方とこの寝床で過ごします。
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寝床を張りました。今宵は相方とこの寝床で過ごします。
日も傾きかけて下界の明かりが望めました。
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日も傾きかけて下界の明かりが望めました。
すっかり暗くなり…
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すっかり暗くなり…
宴会開始です。今夜は二人でこれだけ消費しました。
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宴会開始です。今夜は二人でこれだけ消費しました。
翌朝、夜明け前の鳳凰山です。
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翌朝、夜明け前の鳳凰山です。
風が若干収まるのを待ち、装備を整え出発です。
風が若干収まるのを待ち、装備を整え出発です。
山頂はまだ風が強そうです。
山頂はまだ風が強そうです。
八合目御来迎場に着きました。森林限界を超えるとより強い風に晒されることに。
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八合目御来迎場に着きました。森林限界を超えるとより強い風に晒されることに。
振り返ると巻いてきた黒戸山が見えます。
振り返ると巻いてきた黒戸山が見えます。
風は強いですがトレースは続いています。
風は強いですがトレースは続いています。
八ヶ岳の先に蓼科山が見えました。
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八ヶ岳の先に蓼科山が見えました。
9合目の2本の剣です。よくあんなところに剣を設置できたものだと感心するばかりです。
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9合目の2本の剣です。よくあんなところに剣を設置できたものだと感心するばかりです。
天に向かって突き上げるような岩峰です。
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天に向かって突き上げるような岩峰です。
ガスが立ち込めていたためブロッケンが現れました。
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ガスが立ち込めていたためブロッケンが現れました。
いよいよ山頂が近づき、祠が見えてきました。
いよいよ山頂が近づき、祠が見えてきました。
厳しい風の中を行く相方です。
厳しい風の中を行く相方です。
霞の向こうに浮かぶ北岳です。
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霞の向こうに浮かぶ北岳です。
山頂に着きました。
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山頂に着きました。
山陽の看板です。文字が見やすくなっておりました。
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山陽の看板です。文字が見やすくなっておりました。
看板とともに記念撮影です。
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看板とともに記念撮影です。
こちらは一瞬顔を覗かせた仙丈ケ岳です。
こちらは一瞬顔を覗かせた仙丈ケ岳です。
北岳方面は徐々にガスが取れてきて…
北岳方面は徐々にガスが取れてきて…
一瞬でしたがここまで望むことができました。
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一瞬でしたがここまで望むことができました。
富士と鳳凰は頑張ってこのショットが限界でした。
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富士と鳳凰は頑張ってこのショットが限界でした。
下りは滑るようにしてきたため特に写真も撮っておりませんでした。ということで竹宇駒ケ岳神社に戻ってきました。
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下りは滑るようにしてきたため特に写真も撮っておりませんでした。ということで竹宇駒ケ岳神社に戻ってきました。
登山口に無事戻り、今回の参考が終了しました。
登山口に無事戻り、今回の参考が終了しました。

感想

12月の三連休を利用して黒戸尾根のルートで甲斐駒ケ岳に挑戦してきました。
前日までの荒天の影響で、登山道には登り始めて直ぐの地点から雪がついておりました。ただ、思ったより人が多く入っていて終始トレースに助けられました。一番始めでラッセルを強いられたら敗退していたと思います。先行していただいた方には感謝です。
黒戸尾根は標高差2200mのルートだけあってかなり登りがいがありました。距離も結構あり、その上ひたすら単調な樹林帯の中を歩くので途中で嫌になってきます。初日は七丈小屋までの登りで終始アイゼン無しでだったのですが、五合目から先の登り返し辺りからは梯子と鎖場が多数現れてきて、つま先で踏ん張らないと登れない急坂の連続となりますので、アイゼンをつけた方が良かったです。今更ながら、装備の切り替えポイントの重要さを身にしみて感じました。
七丈小屋は営業されていて、水場もしっかり使える状態でした。久々の冬山テント泊でしたが、新しく調達した冬用シュラフのお陰で、比較的快適に過ごすことができました。
翌朝は暴風で山頂へのアタックが躊躇されましたが、行けるところまで行き、無理なら諦めるということで頂上を目指すことに。八合目の森林限界を超えた辺りから吹き曝しの地帯となり、強風の洗礼に遭いましたが、進めないほどではなく、トレースも続いていたので前進することに。
幾つもの険しい岩陵を超え、念願の甲斐駒ケ岳山頂に着きました。山頂では荒れ狂う様な強風が吹き荒れ、周りの視界も濃いガスに覆われ、殆ど効きませんでした。時折顔を覗かせる南アルプスの峰々を写真に納め、早々に山頂を退散しました。帰りは滑る様に登山道を下り、早々に登山口まで戻って来ました。
黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳は冬山としては比較的入り易いですが、距離と標高差は相当ありますので、それなりの覚悟が必要と思われます。

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技術レベル
5/5
体力レベル
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