強風吹き荒れる甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
- GPS
- 30:30
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,500m
- 下り
- 2,507m
コースタイム
2日目 七丈小屋キャンプ場7:30-八合目御来迎場8:15-甲斐駒ケ岳山頂9:25-七丈小屋キャンプ場11:55-五合目小屋跡12:35-刃渡り13:25-笹の平分岐点14:10-竹宇駒ケ岳神社14:50
天候 | 21日,22日 晴れ(山頂付近強風およびガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
竹宇駒ケ岳神社からすでに若干の雪がありました。 上り始めてから直ぐに雪道歩きとなります。トレースには5合目あたりからアイゼンの跡が確認できるようになっておりました。これからの時期は5合目からの上り返しではアイゼンをつけていたほうが安心かと思われます。 天候次第ですが、荒れた場合は森林限界後の稜線ではかなりの強風が吹きます。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
12月の三連休を利用して黒戸尾根のルートで甲斐駒ケ岳に挑戦してきました。
前日までの荒天の影響で、登山道には登り始めて直ぐの地点から雪がついておりました。ただ、思ったより人が多く入っていて終始トレースに助けられました。一番始めでラッセルを強いられたら敗退していたと思います。先行していただいた方には感謝です。
黒戸尾根は標高差2200mのルートだけあってかなり登りがいがありました。距離も結構あり、その上ひたすら単調な樹林帯の中を歩くので途中で嫌になってきます。初日は七丈小屋までの登りで終始アイゼン無しでだったのですが、五合目から先の登り返し辺りからは梯子と鎖場が多数現れてきて、つま先で踏ん張らないと登れない急坂の連続となりますので、アイゼンをつけた方が良かったです。今更ながら、装備の切り替えポイントの重要さを身にしみて感じました。
七丈小屋は営業されていて、水場もしっかり使える状態でした。久々の冬山テント泊でしたが、新しく調達した冬用シュラフのお陰で、比較的快適に過ごすことができました。
翌朝は暴風で山頂へのアタックが躊躇されましたが、行けるところまで行き、無理なら諦めるということで頂上を目指すことに。八合目の森林限界を超えた辺りから吹き曝しの地帯となり、強風の洗礼に遭いましたが、進めないほどではなく、トレースも続いていたので前進することに。
幾つもの険しい岩陵を超え、念願の甲斐駒ケ岳山頂に着きました。山頂では荒れ狂う様な強風が吹き荒れ、周りの視界も濃いガスに覆われ、殆ど効きませんでした。時折顔を覗かせる南アルプスの峰々を写真に納め、早々に山頂を退散しました。帰りは滑る様に登山道を下り、早々に登山口まで戻って来ました。
黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳は冬山としては比較的入り易いですが、距離と標高差は相当ありますので、それなりの覚悟が必要と思われます。
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