快晴の木曽駒で2つのリベンジを無事に果たせました
- GPS
- 02:56
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 542m
- 下り
- 578m
コースタイム
ホテル千畳敷でビールとランチでマッタリし、13:55発のロープウェイで下山しました。
天候 | 申し分のない快晴・眺望も最高(稜線上は木曽谷側からの強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
もっと駐車場が混んでるかと思ったけど、7時半で10台ほど。おかげでバス停に至近の場所に駐車できました。 ※千畳敷へは菅の台から専用バスとロープウェイを乗り継いで登ります(往復3800円)冬季はバスの始発は8:15です(チケット売り場は土日だけのため、バス降車時に支払、又はロープウェイ駅でセット券購入)。 ※今回はWebクーポン券を利用(3900円で往復費用+ホテル千畳敷ランチ+こぶしの湯100円割引券) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト ホテル千畳敷のロープウェイ乗り場横に用紙とともに設置されています。 ●千畳敷カール〜八丁坂〜乗越浄土〜伊那前岳 カール部も八丁坂も雪の状態は落ち着いているようで、もっと降雪が増えたり、寒暖差で弱層部が形成されたりすると危険度は増えるでしょう。朝は雪も締まっているためアイゼンが効いて登りやすいです。 乗越浄土への最後の急登部はまだ着雪が少なく、ところどころ夏道の岩を抑える針金部が露出しているところもあります。アイゼンを引っ掛けないような注意が必要です。 今回は時間に余裕があったので、乗越浄土から10分ほどの伊那前岳の最高点2911m部分まで行ってみました。近いながらも宝剣岳の眺めや、乗越浄土からは見えない木曽駒ヶ岳のおおらかな山姿を北東面のカール越しに眺めることが出来るビューポイント地でした。 ●乗越浄土〜中岳〜木曽駒ヶ岳 初めて乗越浄土へ来た方は、木曽駒方面へはどちらに進むのか迷ってしまうでしょう。宝剣の頂を左に見ながら、その右手前にある小屋(宝剣山荘)へ進み、山荘の向こう側を宝剣とは反対方向に進むと、なだらかに盛り上がっている中岳へと進めます。 中岳山頂へ登ると、ようやくその向こうにある木曽駒ヶ岳を確認することが出来ます。 一旦、頂上山荘のある鞍部へ下って、最後に100m弱を登り返して木曽駒山頂です。 木曽駒山頂には2つの駒ヶ岳神社(伊那、木曽)があります。 宝剣から空木・南駒に続く中央アルプス主稜線や三ノ沢岳、恵那山、木曽谷を挟んで大きな山塊が印象的な御嶽山、北アルプス方面も間近に乗鞍岳、笠、槍穂、そして後立山へと白い屏風のような連なりが確認出来ます。 伊那谷を挟んで甲斐駒から続く南アルプスのオールスターをすべて確認でき、塩見の左向こうには富士山も見えます。 今回は眺望クリアな状態だったため、美ヶ原、霧ケ峰、八ヶ岳だけでなく、その向こうに奥秩父の山、浅間山なども確認できました。 ※今回は天候条件がサイコーな状況だったと思いますが、それでも稜線上は常時強風が木曽谷側から横殴りに吹き付け、素肌を出してはいられない状況でした。 これだけの好条件でこれですから、普段はもっと耐風姿勢による歩行遅延、視界悪化による道迷い(幅広な稜線部なので、方向感がなくなる恐れあり)、凍傷備えなど、厳しい状況対策必須だと思います。夏の安易な木曽駒とは雲泥の差です。 ●ホテル千畳敷 ロープウェイ山頂駅を併設しているホテルです。 標高2600mを超える天空の地に一年じゅう誰でも登ってこれて、千畳敷の絶景を見ることができるのには、ただただ驚きです。 今回はセット券にランチが付いていたので、レストランでマッタリとビールを飲みながら、千畳敷カールの絶景を堪能しました。 セット券のランチはカツカレー又は千畳敷飯(ソースかつ丼をオシャレにアレンジした感じ)からチョイス可能(食後コーヒー付)。千畳敷飯、美味しかったです。 ●こぶしの湯 バスセンターから車で10分弱。 サウナや、南アルプスを望める露天風呂のあるキレイな日帰り風呂施設です。 休日で混んでるかと心配しましたが、適度な混み具合でユックリ温泉に浸かることことが出来ました。 食堂も併設されているようです。 |
写真
感想
私にとって木曽駒は、これまで因縁の山でした。
初めて木曽駒に登ったのが、2009年初夏。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-42814.html
安易に登りたくないと、テント装備を背負って北御所登山口から登ってテント泊し、空木まで稜線縦走する予定でしたが、大雨と強風で装備ズブ濡れ、体も冷え切って、ソソクサと木曽駒山頂だけを踏んで、あえなく撤退でした。
登るには登ったんですが、雨と強風の山頂はただタッチしただけの証拠残しだけ。どんな風景・眺望が拡がるのか、分らず仕舞。
そして、その眺望リベンジと雪山堪能を狙った、2010年4月(春雪)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-61261.html
これは今だに忘れてはならない教訓となった雪崩撤退。
リスクを考えること、撤退する勇気の必要性を痛感した山行でした。
2010年秋にも中央アルプス主稜線縦走に出かけたんですが、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-82260.html
連休初日の悪天で2泊3日計画を止め、1泊2日に変更しながら、前日悪天の影響でロープウェイ運行開始が大幅に遅れたために木曽駒を諦めて、宝剣から南下縦走でスルー(その代わりに三ノ沢岳に登れましたが)。
これまで3度も計画しながら満足な木曽駒登山出来ていないことが、ずっと引っかかっていたのを今回クリアできたうえ、最高の天気と眺望を満喫することが出来、大満足の雪山山行となりました。
それにしても、バスとロープウェイを乗り継いで、いきなり標高2600mを越える銀世界まで行けて、そこからすぐに厳冬期装備で日帰り半日コースで標高3000m弱の高峰へ登れるとは、改めて驚きです。
下山後はゆっくりお風呂で体を温め、3連休最終日にも関わらず渋滞なしの中央高速を快適に飛ばして帰路につきました。
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