丹沢主脈【東野BS→蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉BS】
神奈川県
スーゼ
その他1人 
体力度について
- GPS
- 15:08
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,053m
- 下り
- 2,163m
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東野BS0840→登山口0940→八丁坂ノ頭分岐1155→姫次1220-1300→地蔵平1335→蛭ヶ岳1515
■1月12日
蛭ヶ岳0910→棚沢ノ頭1010→丹沢山1100-1130→竜ヶ馬場1150→塔ノ岳1230-1240→金冷シ1255→小丸分岐1315→鍋割山1345
鍋割山1450→後沢乗越1540→二俣1645→大倉BS1750
| 天候 | 11日：晴れのち曇り 12日：曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000800576-1/rt:0/nid:00128788/dts:1389549600 ■津久井神奈交バス やまなみ温泉 → 奥相模湖経由 → 東野行 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000800558-1/rt:0/nid:00128799/dts:1389549600 ■神奈川中央交通 大倉 → 渋沢駅北口行 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable/cs:0000800127-1/rt:0/nid:00127910/dts:1389636000 |
写真
今回は藤野駅からバスを乗り継いでスタートです。
バスの転回場の近くに公衆トイレがあります。
尾根ルートの登山口です。
トレースがありそうなので、ここから登ってみます。
モノレールと交差します。
積雪が増えてきたので、ここでアイゼンを装着して登攀効率を高めます。
黍殻山方面への縦走路を窺います。
充分に踏まれていて歩きやすそうな感じですね。
■写真6 - 姫次蛭ヶ岳と檜洞丸を望みます。富士山は見えませんでした。
テーブルが設置されているので、ここでランチにします。
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蛭ヶ岳と檜洞丸を望みます。富士山は見えませんでした。
テーブルが設置されているので、ここでランチにします。
地蔵平から先は断続的に階段が現れるのですが、積雪量が多くて階段が埋もれて坂が出来上がっていました。
崩落地より、この日最後の展望です。
歩いてきた姫次方面と、大きな山容は大室山でしょうか。
…予想どおりガスに包まれた山頂です。
丹沢は気難しく、なかなか晴れてくれません。
外に居ても仕方ないので、小屋内のストーブで暖を取りながら談笑タイムです。
ところが、日没直前に一瞬だけ天候が回復して、夕焼けと富士山が！
■写真12 - 蛭ヶ岳さらに、自炊部屋からは秦野の夜景まで！
薄っすらと雲がかかっているので星空の撮影はできませんでしたが、満足して就寝します。
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さらに、自炊部屋からは秦野の夜景まで！
薄っすらと雲がかかっているので星空の撮影はできませんでしたが、満足して就寝します。
■写真13 - 蛭ヶ岳おはようございます。
日付が変わりまして2日目の朝です。
冬は早立ちしないので、日が登ってからゆっくり起床です。
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おはようございます。
日付が変わりまして2日目の朝です。
冬は早立ちしないので、日が登ってからゆっくり起床です。
お世話になった蛭ヶ岳山荘のエントランス。
食堂にもなる無駄のない設計です。
外に出たら出発…の前に、蛭ヶ岳から初めて見る景観を堪能します。
ここから富士山を見るのは初めてです。
富士山から少し右に目をやると、南アの南北オールスターズも一望できます。
さらにその右を。
最奥に見えるのは穂高連峰でしょうか。
富士山の左側は一面の雲海が！
丹沢で、こんな素晴らしい光景に出会えるなんて。
霧氷も綺麗に出来上がっています。
青空に白い霧氷が映えますね。
改めまして、丹沢最高峰を撮り直しです。
もちろん富士山を背景に含めて。
エビの尻尾を観察してみます。
これくらいの標高だと育つには至らず、着氷して溶けての繰り返しでしょうか。
そんな霧氷を額縁に、青と白の世界を切り取ってみました。
名残惜しいですが、そろそろ移動しないと行程に支障が出てしまいます。
中ノ沢乗越の登り返しです。
急峻に見えますが、特に苦労しませんでした。
鬼ヶ岩の登り返しです。
鎖は雪で埋もれているところもありますが、歩行に支障はありません。
まだまだ充分な積雪量の稜線です。
離合のときに膝上まで踏み抜くときもありました。
霧氷は蛭ヶ岳〜丹沢山のエリアで着氷していました。
条件がよければ、もっと南部でも見られるのでしょう。
蛭ヶ岳山荘と、どちらに泊まろうか悩んだ、みやま山荘です。
夕食の焼肉は惹かれますよね。
山頂標識と、後に辛うじて部分的に見える富士山。
ここで少し休憩です。
左は大山でしょうか。
今日は、ここで休憩されている方が多かったです。
相変わらず人がたくさんの山頂です。
鉛色の空を見上げ、人々は何を思うのでしょうか。
海側は暗雲から天使の梯子が降り注いでいました。
遠方に薄っすらと相模湾を望めます。
鍋割山の手前から、歩いてきた主脈を見上げます。
標高1,700m未満とは思えないほど、堂々とした山脈でした。
■写真34 - 鍋割山いつか食べてみたいと思っていた、鍋割山の鍋焼きうどん。
遅めの到着だったので、あまり待たずに食べられました。
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いつか食べてみたいと思っていた、鍋割山の鍋焼きうどん。
遅めの到着だったので、あまり待たずに食べられました。
この行程で最後の展望になります。
天気予報の通り、午後は晴れ間が出てきました。
■写真36 - 大倉BS粛々と林道を歩いて到着しました。
遅い時間までバスが運行しているので、あまり時間を気にせず歩けました。
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粛々と林道を歩いて到着しました。
遅い時間までバスが運行しているので、あまり時間を気にせず歩けました。
感想
日帰り山行がメインの山域で、なかなか泊まる機会のない丹沢。
日帰りで主脈を歩ききるレコが多い中で、敢えて緩く行程を組んで1泊2日で歩いています。
丹沢主脈縦走路を完全に追随していませんが、月夜野行の始発バスに間に合わない方や、星空と夜景を楽しみたい方、ついでに鍋焼きうどんも食べたい方向けの行程です。
■東野BS→蛭ヶ岳
道路は凍結の可能性あり。スリップ注意です。
稜線までは尾根ルートと釜立沢ルートがありますが、今回は尾根ルートを選びました。
なので、黍殻避難小屋は経由していません。
モノレールとの交差地点の辺りから、安定した残雪があります。
勾配が急峻な箇所もあるので、早めにアイゼンを履いてしまうのもアリです。
今回は利用しませんでしたが、焼山への主脈縦走路もトレースは完璧でした。
それでも行き会うハイカーは少なく、静かな雪山ハイクを楽しむことが出来ます。
積雪期なりに標準CTの大幅超過を覚悟するも、僅かな遅延で済みました。
が、今後ドカ雪が降った場合は、どうなるかは分かりませんね。
地蔵平〜蛭ヶ岳の間の階段は直してくれたようで歩きやすかったです。
蛭ヶ岳付近の積雪は10〜50cm程度ですが、吹き溜まりを踏むと膝上まで沈むところもあります。
蛭ヶ岳山荘の宿泊客は、連休初日ながら10名強ほど。ちょっと淋しいか。
そのうち自炊組は3名程度。みなさん、おでん定食を召し上がったようです。
こちらは担ぎ上げてきた食材を使って、ちょっと贅沢に牛鍋パーティーです。
ただ、残念なことにカメラのレンズが曇ってしまい、写真は撮れませんでしたが…。
飲料水が有料なので、自前で済ませたいなら必要な分だけ担ぎ上げる必要があります。
丹沢は水場が乏しいですよね。仕方のないことですけれども。
午後はガスに包まれていた丹沢も、夕方から翌朝にかけて晴れた時間帯もあり、夜景と富士山が撮影できました。
頑張って三脚を担ぎ上げましたが、結局使う機会なし…。
小屋番の当番は自称シティーボーイの方で、面白い話から難しい話まで、いろいろと話してくれました。
年の功とでも言うのでしょうか。楽天的ですが経験を踏まえた持論には重みがあります。
■蛭ヶ岳→大倉BS
寝室は寒く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。寒さ対策が足りなかったようです。
なぜか早朝から寝室でパッキングする人が多く、延々とビニール袋をガサガサと…。
そんなの食堂でやれと。
朝は僅かな時間帯だけ奇跡的に晴れて、素晴らしい展望と雲海を目に焼き付けてきました。
丹沢との相性が悪いので、また展望なしかと項垂れていた矢先のサプライズです。
そんなこんなで出発予定時刻より1時間も遅く蛭ヶ岳を後にしました。
山頂からの展望を堪能するなら、尊仏山荘か蛭ヶ岳山荘ですね。穴場だと鍋割山荘とか。
出発後、程なくしてガスに包まれてしまったので粛々と歩きます。
雪は標高1,300m付近まで安定して積もっていて、こちらも完璧にラッセルされていて歩きやすかったです。
思ったよりも賑やかな丹沢山を過ぎ、思ったとおり賑やかな塔ノ岳に到着します。
丹沢では大山と並んで人気の山ですが、常に西からの風が吹いているので山頂での休憩は厳しそうです。
往来で渋滞する大倉尾根には行かず、金冷シから鍋割山方面へと寄り道します。
お目当てはもちろん鍋焼きうどんです。具だくさんで美味しかったですよ。
だいぶ遅い時間になりましたが、林道まで降りてしまえばヘッデンでも余裕なのでゆっくり下山します。
途中の沢で靴やアイゼンの泥汚れを落としたので、CTは長めになっています。
林道を歩いている最中に日没となりヘッデンを使用します。
終盤に大倉BSへの山道を指す指導標がありますが、従わなくても大倉BSに着けるようです。
泊まりの山行だったので、駅から歩いて湯花楽に寄り道してみました。
ちょっと割高感はありますが、特にサウナが充実していてサウナ好きの同行者はご満悦の様子でした。
こっそり拍手
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