奥多摩湖から高尾へ 笹尾根全山縦走

2022年03月20日(日) [日帰り]

• GPS: 14:34
• 距離: 41.1km
• 登り: 2,640m
• 下り: 2,984m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:40
• 休憩: 0:54
• 合計: 14:34

距離 41.1km 登り 2,640m 下り 3,004m

6:40 深山橋バス停
6:46 6:51 陣屋バス停
6:55 6:56 ムロクボ尾根登山口
7:25 橋沢尾根
8:08 8:09 ツネの泣坂
8:14 8:15 ヌカザス山
8:21 8:22 ツネ泣峠
8:36 入小沢ノ峰
8:52 鶴峠分岐
9:16 9:21 三頭山西峰
9:25 9:26 御堂峠
9:27 9:28 三頭山
9:33 9:34 三頭山東峰
9:35 三頭山
9:46 ムシカリ峠
9:50 三頭山避難小屋
9:56 9:57 大沢山
10:04 ハチザス沢ノ頭
10:19 10:20 クメケタワ
10:44 10:46 槇寄山
10:48 10:49 西原峠
10:59 田和峠
11:12 数馬峠
11:24 藤尾分岐
11:38 笛吹峠
11:50 丸山
12:02 入沢山
12:09 小棡峠
12:27 土俵岳
12:37 日原峠
13:07 13:08 浅間峠
13:15 栗坂峠
13:30 坊主山
13:48 13:49 熊倉山
13:54 13:55 軍荼利山
13:59 14:00 軍刀利神社元社
14:11 三国山
14:25 14:26 生藤山
14:28 丸山
14:40 茅丸
14:52 14:53 連行峰
15:12 山ノ神
15:17 大蔵里山
15:22 大蔵里山（東峰）
15:37 醍醐丸
15:50 醍醐峠
15:56 15:57 高岩山
16:08 16:09 和田峠
16:26 16:29 陣馬山
16:39 陣馬高原下方面分岐
16:43 南郷山
16:54 16:55 奈良子峠
16:58 萩の丸
17:11 明王峠
17:16 17:17 底沢峠
17:24 堂所山南巻き道分岐
17:28 17:29 堂所山東巻き道分岐
17:44 72番鉄塔
18:08 18:16 景信山
18:20 景信山南巻き道交差
18:39 18:40 小仏峠
19:01 19:07 城山
19:09 五十丁峠
19:21 一丁平
19:29 大垂水峠(学習の歩道)分岐
19:41 もみじ台
19:51 高尾山
20:04 高尾山薬王院
20:16 20:17 神変山
20:20 20:21 霞台園地
20:26 リフト山上駅
20:38 金比羅台園地
20:58 20:59 高尾山ちか道入口
21:14 高尾駅

天候

晴れ 後 曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

青梅駅までマイカーでアクセス、駅前のコインパーキングを利用（550円／日）
青梅駅からJR青梅線・西東京バスを乗り継ぎ深山橋へ
高尾駅に下山後はJR中央線・青梅線を乗り継ぎ青梅駅に戻りマイカーを回収
※奥多摩駅6:05発の始バスに乗るために青梅駅までマイカーでアクセスしています

コース状況／危険箇所等

■深山橋〜三頭山
標高差1,000mを一気に登ります。ムロクボ尾根はかなり急登で一部ロープあり。
無駄な体力消耗をしないようにゆっくり登ることを心掛けました。。
標高1,300mより上は薄っすら積雪あり、三頭山山頂で積雪1cm弱。
凍結はしていないのでチェースパイク無しで問題ありませんでした。

■三頭山〜浅間峠
狭義の「笹尾根」とはこの区間を指すらしい。
（もっと正確には槙寄山〜浅間峠の区間が狭義の笹尾根）
アップダウンは多少ありますが登りも下りも非常に緩くてとても歩きやすいです。この区間はずっと早歩きで歩きました。トレランガチ勢の方も多いです。

■浅間峠〜和田峠
浅間峠以西とは雰囲気が変わり、アップダウンが激しくなります。熊倉山、生藤山、茅丸、醍醐丸といくつものピークを通過するが、登り返しがかなり辛い…。

■和田峠〜高尾山
陣馬山の階段地獄さえクリアすればあとはよく整備された陣馬ー高尾縦走路です。景信山から先はナイトハイクに突入しましたが、整備された縦走路なので夜間でも安心して歩けます。この区間から眺める関東平野の夜景は圧巻。

※実は、この縦走を計画するにあたっては当初逆向きの高尾から奥多摩を目指す案も検討しました。奥多摩駅から初バスを乗り継いで深山橋をスタートしようとするとどうしても歩き始めが6時半過ぎになるのですが、ロングトレイルに臨むのに6時半というスタート時間はどう考えても遅すぎます。ならば、早朝3時頃に高尾を出発して深山橋を目指した方が明るいうちに下山できるし良いのではないか…？
しかし深山橋の終バスは19時台。もしも万が一、歩くペースが遅れて終バスを逃せば最悪の事態になるし、バスの時間を意識しながら急勾配のムロクボ尾根を駆け下るようなことは絶対に避けたい…。
などとあれこれ考えた結果、終バスに乗り遅れるリスクを選ぶよりは、陣馬山から先はナイトハイクと夜景を楽しむつもりで歩こうということで、奥多摩から高尾へ向かって歩くことで落ち着きました(´ω`;)

写真

3/20 5:14

昭和レトロ感に溢れる青梅駅の通路

3/20 5:16

青梅駅から奥多摩行の初電に乗り込みます

3/20 6:02

奥多摩駅で鴨沢西行の始バスに乗り換え

3/20 6:37

深山橋バス停で下車

3/20 6:39

今日はここからスタート！
目指すは遥かなる高尾駅です(=゜ω゜)ノ

3/20 6:54

深山橋・三頭橋を渡って三頭山登山口

3/20 7:06

いきなりムロクボ尾根の急登が始まる(´ω`;)

3/20 7:26

朝靄に陽が差し込んで神秘の世界に😳

3/20 8:12

ヌカザス尾根との合流点直下付近で急登はピークに…
ここはひたすら我慢して登るしかありません(;´Д｀)

3/20 8:14

ヌカザス尾根との合流点
少しだけ急登はマシになる

3/20 8:36

入小沢ノ峰

3/20 8:36

標高1,302m
入小沢ノ峰の辺りから登山道に薄っすらと雪が付き始めました…

3/20 8:57

標高1,400mくらいですっかり白く

3/20 9:11

凍結の上に新雪が乗っている状態
これをうっかり踏むとスッテンします(´ω`;)

3/20 9:11

山頂付近でも積雪は1cm未満なのでトレランシューズで問題なく歩けました

3/20 9:14

三頭山（西峰）に登頂
今日は先が長いのに登りに2時間半もかかってしまったよ…

3/20 9:15

三頭山から望む富士山

3/20 9:22

3/20 9:16

雪化粧の石尾根

3/20 9:27

三頭山に長居をする余裕はありません
サクッと中央峰を踏みに来ました

3/20 9:28

東峰にもタッチ

3/20 9:32

東峰展望所

3/20 9:29

関東平野方面は意外と雲が多いです

3/20 9:35

霜柱と新雪
これが溶ける前に登頂できて良かった…
あと1〜2時間もしたら泥濘地獄に変わるでしょう(;´Д｀)

3/20 9:48

三頭山避難小屋
トイレをお借りしました

3/20 9:54

大沢山

3/20 9:55

大沢山からの富士山も綺麗だけど少し雲が増えてきました

3/20 9:55

大沢山から先の雪は溶けていました
やっぱり南斜面は溶けるの早いね

3/20 10:02

東京都民の森はここまで
僕は笹尾根（西原峠）へ進みます

3/20 10:43

槙寄山

3/20 10:43

富士山はほとんど雲に隠れてしまった

3/20 10:46

笹尾根の快適な縦走路
トレイルランナーにバンバン抜かれます(笑)

3/20 11:10

数馬峠

3/20 11:10

う〜んどんどん雲が増えるなぁ

3/20 11:20

おぉ、笹っぽくなってきた

3/20 11:36

笛吹峠

3/20 11:35

笛吹峠の石碑
「大日」と刻まれているが、いつ頃からここに置かれているのだろうか？

3/20 11:50

丸山
ここら辺は標高1,000m前後を行ったり来たり

3/20 12:26

土俵岳
この辺りで僕のTwitterを見たという方から声を掛けられました。びっくり😇

3/20 12:26

本当に歩きやすい道が続く
ずっと早歩きをしていられます

3/20 12:27

どんよりしてきたなぁ

3/20 12:36

読めません😇

3/20 12:36

日原峠
ここはハセツネのコースなんだねぇ

3/20 13:08

浅間峠

3/20 13:08

浅間峠の休憩舎

3/20 13:36

浅間峠まではずっと緩やかな道が続いていたけど、この辺りから少し様子が変わってきました…(´ω`;)

3/20 13:44

道祖神と山の神の碑

3/20 13:47

熊倉山

3/20 13:58

軍刀利神社

3/20 13:59

由緒について

3/20 13:59

刀の形が刻まれた祠

3/20 14:10

三国山
山梨・神奈川・東京の三県境です

3/20 14:17

生藤山
この辺りのアップダウンはかなりキツくて体力の消耗が激しくなってきました

3/20 14:27

生藤山から茅丸までは今日のルートでは珍しく岩場やヤセ尾根がありました

3/20 14:37

茅丸
久しぶりに展望が良いです

3/20 14:38

江の島と丹沢大山が良く見えます

3/20 14:39

丹沢主脈は雨雲の中

3/20 14:47

アップダウンの激しい道が続きます

3/20 15:26

巻きたくなるけど全山縦走で頑張る…！

3/20 15:35

醍醐丸

3/20 16:06

和田峠に到着
時刻はちょうど午後4時
下山のタイミングとしては丁度良くて、ここで陣馬高原下からバスに乗るという最大の誘惑が頭をよぎりますが今日は何としても高尾まで歩きとおします（｀・ω・´）

3/20 16:07

和田峠を横切るときに気づいたのだけど、神奈川県側の車両通行止めはいつの間にか解除されていたんだね…

3/20 16:09

さあ陣馬山に向かぞ！って
なんじゃこりゃぁぁぁ(;´Д｀)

3/20 16:23

無心で階段地獄を登り詰めて陣馬山へ

3/20 16:26

お馬さん

3/20 16:25

雲は多いけど筑波山まで見えてる😳

3/20 16:25

スカイツリーもクッキリと

3/20 16:27

遠くに日光連山も見えます

3/20 16:27

西側は相変わらず天気が悪くて奥多摩方面は雨雲に覆われてしまいました

3/20 16:31

南方向は相模湾、江の島、三浦半島に房総半島まで見渡せました

3/20 17:00

明王峠
ここでナイトハイク突入前のカロリー補給をしました

3/20 17:01

富士山は全然見えません😇

3/20 18:08

景信山でナイトハイクに突入

3/20 18:10

関東平野の眺めは夜景に変わりつつあります

3/20 18:11

都心方面の夜景が最高に美しい

3/20 18:45

小仏峠を通過
小仏名物、中央道の大渋滞が眼下に望めます(笑)

3/20 19:03

午後7時、小仏城山まで来ました
ここも夜景が最高です

3/20 19:03

スカイツリーが本当に目立ちます

3/20 19:44

高尾山への登り返し
歩き疲れた足にはこの石段が想像以上に堪えます(;´Д｀)

3/20 19:49

最後のピーク、高尾山に到着！
この時間なので山頂独り占めと思いきや、流石は高尾山。ナイトハイカーがちらほら歩いていました(笑)

3/20 19:51

高尾山からの夜景

3/20 20:04

夜の薬王院を通過

3/20 20:37

金毘羅台
だいぶ八王子の夜景が近づいてきたのを感じます

3/20 20:37

ここから金毘羅台歩道で高尾駅へ向かいます

3/20 20:58

午後9時、里に下りました！

3/20 20:59

最後は甲州街道を歩いて高尾駅へ

3/20 21:14

高尾駅に到着(∩´∀｀)∩
奥多摩湖深山橋から41.1kmを無事完歩

3/20 21:47

青梅駅に置いてきたクルマを回収に向かいました

撮影機器：

DMC-GF6 Panasonic

SO-02L Sony

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） GPS 保険証 携帯 タオル カメラ お昼ごはん ストック

感想

kuge

今回歩いたルートの詳細は冒頭の「コース状況／危険箇所等」に書いた通りです。

昨年4月の奥武蔵周回以来、およそ1年ぶりとなる40km超えのロングトレイルです。
「次のロングはこのコースにしよう」と昨年のうちから心に決めていた奥多摩から高尾への笹尾根全山縦走ルートを実行しました。

30km地点を超えてから感じる足の重さ、下山してから何日も続く筋肉痛、普段の山歩きとは比べ物にならない疲労感…。忘れかけていたロングトレイル独特の感覚がすべて蘇りました(笑)

でも、14時間以上も山の中を歩き続けて一つの尾根道を縦走して、夜景を見ながら下山をする。その充実感は最高に楽しいものです。昨年の奥武蔵周回の時も思ったけれど、もはやアドベンチャーの世界ですよ😆

毎週は遠慮したいけれど、たまになら無性にやりたくなるロングトレイル。
次の目標は箱根外輪山一周か、山中湖ー丹沢大倉尾根縦走かなぁ？


ところで、浅間峠の手前あたりでスマホでルート確認をしていたら、僕のTwitterを見たという方から突然声を掛けられました。同じコースを縦走しようとして、前日にリサーチをしていたら偶然にも僕のアカウントが引っ掛かったらしいです。いやもう恥ずかしい…(笑)😇
でも、同じ日に奥多摩から高尾を目指して同じコースを歩いている人がいることを知れてとても励みになりました！声を掛けていただき嬉しかったですm(__)m