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記録ID: 42871
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳

2009年07月19日(日) [日帰り]
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yamamichi その他1人
GPS
09:50
距離
12.3km
登り
1,922m
下り
1,922m

コースタイム

広河原テント場4:25→5:50二俣→8:55北岳山頂→9:05旧山頂→10:10肩ノ小屋11:10→14:15広河原
天候 土砂降り、時々暴風雨
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
[前日]
 前日に芦安からバスで広河原入りしてテント泊。
 風が強く小雨がぱらつくかなりの荒天。
 テントの数は釣り客を除くと5〜6個。
 同じバスで来た人の大半はどうやら山頂の小屋に泊まるようで、バスを降りる
 とそのまま登山道に吸い込まれていった。
 バスの中で小屋の手伝いに行く人と一緒になったが、この連休はどの小屋も
 だいたい200%程度の込み具合とのこと。

[広河原→二俣]
 少し準備に手間取って予定より30分ほど遅い、4:25に出発。うっすらと
 空が明るくなってきていたため、ヘッドランプはすぐに使うのをやめて
 しまった。
 二俣までは雨もやんでおり、軽快に登っていく。雨が降ったせいか、
 川の推量が増えており、どこかの橋が流されていたら困ると思ったが
 幸いそういった場所もなく、順調に高度を稼ぐ。

[二俣〜小太郎尾根の分岐]
 雪渓を歩いていると雨が降り出す。
 今年は残雪が多いらしく、左俣ルートは雪渓の上を登っていかなければ
 ならないため、今日は右俣ルートを選ぶ。
 ちなみに、雪渓はけっこう堅く、登山靴でステップを切っても滑るぐらい。
 6本爪以上のアイゼンが無いと左俣を登るのはかなり危ないと思われる。

[肩の小屋〜北岳山頂]
 稜線に出た瞬間からまっすぐ歩けないぐらいの強風にさらされる。
 雨も強く、雨具の隙間から水が入ってきて体が徐々に濡れていく。
 手袋も軍手に毛が生えたようなものを使っていたのですぐにぐっしょり
 濡れてしまい、寒さを覚える。
 それでも何とか北岳の山頂まではたどり着いたが、気温も低いため、
 長くはいられない。
 間ノ岳に向かう稜線に足を踏み入れてみたが、数分おきに岩にしがみついて
 いないと飛ばされてしまいそうなぐらいの突風がくるためまったく進むことが
 できなかった。後で小屋で間ノ岳からやってきた人に出会ったが、そこまで
 大変ではなかったとのことなので、どうやらタイミングが悪かったらしい。
 肩の小屋〜北岳山頂までの風もかなり強かったが、間ノ岳へ続く稜線上の
 風速は軽く秒速20mを超えていたと思われる。

 北岳山荘へは、稜線下のルートを使えば何とかたどり着けそうだが、本日の
 目標にしていた間ノ岳は、前述の通り、命の危険を感じたのですぐに引き返して
 肩の小屋に逃げ込む。

[下山]
 小太郎尾根の分岐までは強風の中を進む。登りほど風の影響を受けることは
 なかったが、それでもやはりしんどかった。
 それ以降は土砂降りの雨の中を足元に気をつけながらくだっていく。
 テント場も前日以上の強風が吹き荒れており、道具が飛ばされそうになるのを
 苦労しながら片付けをして引き上げる。


総括
 雨と霧と風のオンパレードで、特筆すべきことはなにもないが、
 北岳はさほど体力的につらい山ではない。
 岩場も鎖場もほとんどなく、急登らしい急登もない。
 個人的には、天気さえよければ始発のバスで広河原に入って、
 間ノ岳まで往復することも余裕でやれそうな気がする。
 ともあれ、南アルプスまで行ってひとつの山の姿もまともに
 見ることができなかったのは残念であった。

二俣への道
二俣への道
雪渓出現
雨・・・
ようやく山頂
古い山頂
2009年07月20日 09:38撮影 by  CA001, KDDI-CA
7/20 9:38
古い山頂
テントが飛びそうなぐらいの暴風
by  CA001, KDDI-CA
テントが飛びそうなぐらいの暴風
帰りは土砂降り
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