三峰山・後白髪山(横川林道から) 任務遂行後、ガスに巻かれて結果オーライ


- GPS
- 10:52
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,575m
- 下り
- 1,655m
コースタイム
天候 | 晴れ、曇、ガス。 0-15℃。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
市営バスはフリー乗降区間なので、斉野神を過ぎた横川林道ゲート前で降ろして貰いました。仙山線の始発に乗って陸前白沢駅で降りると乗れます。 ●18:34定義発のいつもの市営バス JRはダイヤ改正があったそうで、乗り継ぎが微妙なカンジでした。熊ヶ根駅まで歩いて、19:34発に乗りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長倉尾根の1200付近、三峰山頂上、三峰山と後白髪山の間の谷、後白髪山の1334付近で、sofotbankの携帯がつながることがありました。 |
写真
感想
横川林道経由で長倉尾根から三峰山に登り、後白髪山でガスに巻かれて来ました。船形山には届かず残念無念です。
どうも最近覇気がありません。疲れやすくなって、身体が重いです。昔よりも、歩けなくなっている気がする。これが三十代と四十代の差なのだろうか−。こんなふうに考えることがしばしばな今日この頃、雪山もそろそろ終わり山開きもボチボチということで、とある任務を帯びて山歩きに出掛けることにしました。
「歩いたことの無いこの時期の長倉尾根に行き、hana_ffさんに促された三峰山問題を解決して、あわよくば船形山を踏んでしまおう」という任務なのですが、実は先月末に泉ヶ岳から長倉尾根を歩こうとして果たせず結果的にスプリングバレーに降りるという大失態を秘かに演じているので、自分のことは信用できません。負担を少しでも減らすべく、KaSさんのレコで知った「横川林道は途中まで除雪されている」という情報をアテに、井戸沢林道から長倉尾根に出ようというショートカットプランを練り上げます。軽量化も徹底しようかと思いましたが、結局はしないで正解でした。
横川林道の東側を歩いたのは1年3ヶ月ぶりでしたが、あまり変わっていませんでした。林道を横切る沢、黒鼻山、野鳥やフキノトウなどを眺めながら、熊鈴をガンガン鳴らして進むと、雪もかなり融けて除雪終了地点まではスンナリです。ここからは軽アイゼンをつけてさらに奥へ。3月末のKaSさんのときよりもかなり雪解けが進んでいて、林道から雪が消えるのもそう遠くないという印象でした。井戸沢林道へは夏道の通りに進入しましたが、ショートカットを連発して、長倉尾根の1007p方面を目指すと、古めの山スキーのトレースもあり、自ずと長倉尾根に合流しました。踏み抜きが怖いので、軽アイゼンの上からワカンを履いてダラダラ汗を流しながら広い尾根を行きます。ペースは上がりませんでした。
この日の問題点は、変わりやすい天気。午前中は15℃くらいまで上がることもあり、上着いらずで歩ける一方、太平洋方面から曇天が忍び寄り、三峰山の直下ではガスに包まれることもありました。お日様が隠れると気温は一気に5℃まで低下。アウターを急いで羽織らなければなりません。三峰山でミッションを果たしている間も、後白髪山が隠れたり現れたり。「船形は時間的にムリとして、ピストンで戻るのが賢明かな〜。それとも行っちゃって大丈夫だろうか?」と悩みますが、そこは「後白髪なら危険も少ないし、まあなんとかなんべ」と割り切って周回コースを選択しました。
ところが、三峰山・後白髪山分岐までが本日の核心部。ところどころ夏道が出ていますが、灌木と倒木に囲まれて思うように進めません。結局谷に降りていくショートカットを選択してなんとか切り抜けましたが、「もう少し雪の多い時期に来れば楽だったのに」と後悔します。それでも後白髪山までは好天で、部分的にピッケルも使いながら楽しく歩くことができました。
さて、二ヶ月ぶりで最愛の後白髪山に至り、休みも取らずに「雪庇の様子でも見て行くかね」と帰り旅を始めたのですが、そこはまさに風雲急。あっという間にガスに巻かれて視界20-30mになってしまいます。気温も0℃まで下がりました。今日はもちろんトレースはないので、知らない場所ならツェルトにくるまって天気の回復を待つところ。核心部の後に、クライマックスが待っていました。
フリースを着て、地図を眺めなら出した結論は、とりあえず雪庇の様子を見るのは諦め、横川林道にエスケープすること。かつ、夏道の横川コースはかなり東に逸れるので、もっと南に行こう、というものでした。あとは本能に任せて、より安全な場所を通る以外ありません。後白髪山の南と東は、標高1300あたりから急降下になるので、尻セードを交えながらガンガン下ります。途中から名前の分からない谷に降りていきますが、雪の状態が良くて雪崩はなさそうでした。コンパスの指し示す方角は確実に真南なので、手応えを感じながら進むと、急降下を始めてから1時間も掛からずに空沢橋に出て、ショートカット大成功です。残りはバス時間に合わせてノンビリ歩き、定義&自宅に帰って来ました。
derakkuma「今日は快心のショートカット。空沢橋に出るルートは、たぶん後白髪山からの帰路としては、雪のある季節なら最短・最速だと思うよ。ガスに包まれて結果オーライだね」
yome「あっそう。で、ちゃんと山名板つけられたの?」
derakkuma「(写真を見せながら)はい、こんなカンジです」
yome「あー、これ、ビフォーアフターにしないと分かりにくいかもね」
derakkuma「分かりました。ヤマレコの写真はそうしておきます」
yome「美術は5以外取ったことがない嫁が作ったって、付け加えておいてね」
derakkuma「・・・そこしか興味ないんデスカ?」
久々にderakkumaらしい「この人ちょっとダイジョーブかしら?」的な山行をエンジョイし、「体型も性格も丸くなってはいけない!」と痛感した土曜日でした(ヽ゜ω゜)ノ
蛇ヶ岳山頂付近でそちら方面の写真を撮っていた時、不思議なエネルギーを感じて、目を凝らしていたのですが、残念ながら見えませんでした ^^;
崇高な任務達成、おめでとうございます+ありがとうございました。(奥様の美術5の成果を楽しみに)是非近いうちに見に行きます。それまで強風等でとばされないように(祈)。井戸沢林道から登る手があったのですね。今度やってみますね(でも、雪がある時だけですよね)。遠くから見える後白髪山の一筋の雪道は快適そうなのですが、実際はかなり大変なんですね。
それにしても、GPSの軌跡をみると、三峰山から後白髪山へのショートカット、後白髪山からの直滑降(笑)と驚きのルート取りです(300mの水平距離で250m降下している時があったようですよ)。もし船形山まできたら沿面距離35キロ超え、累積標高は3000m近くになり、超人というより仙人の域 (驚)。
Derakkumaさん。こんにちは。
これぞkumaさんらしい山行ですよね。19日は街でも午後から曇って割と気温が下がってきました。
三峰山の山名板、写真17と18ですね。きれいですよ。三峰山は仙台から天気が良ければ、いつでも立派に見えるいい山ですからね。山名板は今まで寂しい状態でした。その内実物を見に行きます。
ルート整備お疲れ様でした。
でも、立派な山名板と朽ち果てた支柱が不釣り合いですね。
次回は是非、丸太担ぎ上げて根性見せて下さいよ
ノコギリで手頃な倒木切って加工したほうが早いですかね。
体が重くなったとか言っちゃってますが、27kmも歩ければ何の問題もないでしょう。deraさんのレコは写真からはM度が伝わり難いのですが、距離とか見るとゲゲッ!!
先月末の敗退レコ?読みたかったな〜。
Derakkumaさん、こんにちは。
無事hana_ffさんより受けた密命mitsumei(mitsumineの山名板取付け)の完遂、お疲れ様です。
設計製造(Yome様謹製!写真22)は、完璧
それにしても、3月の国土地理院の標高改訂発表、たかだか±1mですが、東北の山々
本題の山歩き、後白髪周辺はもはやkumaさんの庭ですか。冬眠から覚めた熊のように残雪の上を自由自在にショートカットで、余裕の陽のあるうちのゴール!行程長も少しはダウンサイズ?と思えば27km超
人並み離れた、距離、さすがkumaさんです
昨年行った三峰山、確かに標識ボロボロでしたが、
そこにyome様作の三峰山の山名板が付いたんですね〜
師匠にあやかるため、今年必ず拝みに行きたいと思います。
井戸沢林道ですが、「いどさわしけいはし」と「いどさわばし」があり、「いどさわばし」の掛かる井戸沢本流(?)の左側を登り、斜めにショートカットして行きました。あとは北に進むだけで長倉尾根に出ますので、オススメです。普通はエスケープに使うのだと思いますが、KaSさんのおかげでアプローチに使えることが分かりました。感謝です。雪が無いときはいったん熊の平に出るんだと思います。井戸沢林道の最奥まで行ってみたい気もしますが、どうなっているんでしょうね?
三峰から遠く船形を眺めて、誰が居るんだろうなって、想像を巡らせていましたが、まさかKaSさんがいらしたとは。不思議なエネルギーの正体は、きっと船形を諦めたワタクシの怨念ですね。
後白髪山からの直滑降、尻セードのやりすぎで、お尻が少々痛くなってしまいました。トレースするときには、お気を付けくださいませ(ヽ゜ω゜)ノ
最近チョット自重気味の山行が多かったので、「何かオカシイ」と思って自分を取り戻すべく長めの旅に出てみました。derakkumaのエッセンスが詰まったワイルドな一日だったと思います。少し若返りましたかね?
三峰と後白髪はいつも揃って見えるので、私にとっては双子のような存在です。船形山のスケさんとカクさん、運慶と快慶、というところでしょうか? これからも番人として登山者を見守って頂きたいです(ヽ゜ω゜)ノ
丸太担ぎ上げですか。ノコギリで倒木細工するよりもM度高いですね。林道には伐採中の杉がたくさん積んであるんですが、支柱にするにはちょっと太いですかね。根性はお見せしたいんですが、TPOが難しいですねぇ。
写真はなるべくMっぽいのを避けるようにしています。ピッケル使って雪庇の下を通過したり、面倒臭そうなブッシュで踏み抜いた写真とか、あんまり楽しくないですからねぇ。ご想像にお任せするということで・・・。
敗退レコは恥ずかしすぎるんでupしません。帽子は無くすし、踏み抜きは凄まじいしで、空回りすることもあるんだと学習した次第でございます(ヽ゜ω゜)ノ
山名板なんですが、向きを考えると船形が後に見えたほうがイイと思いまして、ああなってしまいました。寿命が来ている支柱にちょっとしたフシがあって、これが邪魔をしているために頑丈そうなところに打ち込めず、上の釘が微妙なカンジになってしまいました。3月の標高改訂前に山名板を作っていたので、「三峰山が変わっていたらどないしよ」とか思っていたのですが、新聞で名前を見掛けなかったのでそのまま打ち込んで来ちゃいました。ま、仮の山名板ということで。
今回の後白髪山からの空沢歩きは超オススメです。ガスの中、横川コース方面らしき尾根を左に見遣って、気合いで飛び込みましたが、珍しくドンピシャの読図でした。おかげで微妙にMレコっポクなくなってしまいまして、こんなこともあるんですねぇ(ヽ゜ω゜)ノ
毎度どうもです〜。いやー、最初は船形に行くつもりだったのですが、暑さと三峰への登りが結構キツクて予定より遅れ、挫折してしまいました。雪の締まり具合にもよりますが、長倉尾根はシンドイですね。逆走が正解だと思います。くたびれました。
栗駒はまだまだスキーが楽しめそうですね。シーズンが長いのは嬉しいです。ゴールデン・ウィークまでは充分に楽しめるかと。禿岳が一段落したようなので、mommutさんの山スキーレコ、そろそろ拝みたいですね(ヽ゜ω゜)ノ
私にあやかっても、ロクなことがないと思いますが、雪山はオススメですよ〜。なにより景色が違います。とりあえず必要なのは軽アイゼンくらいですかね。もちろんワカンかスノーシューがあったらもっと機動力が上がってgoodですが、レインウェアを着てスパッツをつけてストックのバスケットを変えるだけで楽しみが格段に広がります。
「危険じゃないかな?」っていう気持ちを、少しずつ安全に自分で克服していく過程が楽しいですかね。山歩きは人それぞれですが、新しい経験は何事にも代えがたい魅力だと思って、電車やバスに揺られています(ヽ゜ω゜)ノ
三峰山の偽ピークを山頂だと思い帰路についた者から致しますと、山名板は大変ありがたや〜です(笑)
ゴールデンウィークあたりに後白髪山登山の計画をしてるんですが熊さんのホットスポットだったりするんですかね?
熊鈴鳴らしまくりってのが意味深です。
お久しぶりです〜。
えー、なだらかーな広尾根を持つ後白髪山には、確実にリアル熊さんがいます。個人的な経験で言わせて貰えば、定義林道4km地点よりも北側、横川林道よりも西側であれば、どこで出会っても文句は言えないですね。後白髪は急峻な地形が少ない(滝も少ない)ので人間にとって比較的安全な山ですが、それは熊さんにとっても住みやすい場所、ということだと思います。船形連峰の中では、長倉尾根の熊の平付近と並んで、確実にホットスポットですね。
まあでも、鼻唄でも歌いながら熊鈴鳴らしていれば大丈夫だと思いますよ。GWだと、むしろルートをどうするか、という問題が大きいかもしれないです。横川コースは登山口までで疲れ果てる可能性がありますし、後白髪コースの夏道はまだ出ていないかもしれないし、雪庇を使う冬限定コースも雪庇の状態次第ではただの遠回り、なんてことに。でも、そういう不確定要素こそが楽しいトコロです。ぶっちゃけ天気さえ良ければなんとかなりますが、灌木や倒木の出具合によっては進退窮まったりしますので、気を付けてくださいませ(ヽ゜ω゜)ノ
meikenのレコでDさんに・・・なんてコメントしておきながら失礼しました
何故かこのレコ拝見してなかったんです
お約束?を実行して頂き感謝です
三峰山の山頂に立てるのはいつになるか??ですが。
共同制作の奥様にもよろしくです
どこかでyome様にお会いしたいです
本当にありがとうございました
いや〜、 「hana_ffさん、いつ気づいてくれるかな〜。気づいてくれたら、どんな反応してくれるかな〜♪」ってSとMな気持ちでモンモンとしていました(爆)
三峰山の山名板、最初から最後までyomeが作った、みたいに一般的には理解されているようですが、実際には私もかなり手を入れてますからね。ホームセンターに行って木材を選んでニスを買って来たり、書体を選んでパソコンでプリントアウトして、鉛筆の粉をまぶしてカーボン紙の代わりにしたり、彫刻刀で書体に溝を作ったり。・・・まあ削りと仕上げはyomeですが、derakkumaもなんだかんだ頑張ったという真実を、hana_ffさんにだけはトクベツに伝えておきます(爆)
危惧されたぐらつきがあるみたいなんで、やっぱりいずれは支柱の丸太を担ぎ上げないとダメかもしれないですね。気長にお待ち下さいませ(ヽ゜ω゜)ノ
不合格の私です
支柱の丸太をザックに入れて電車乗る姿が見たいと思う
奥様との共同制作という事にしておきましょう
施工日は山頂で乾杯できたら・・・
いたってノーマルなhanaでした
ですが、ごく一部で「第二弾を!」という要望を頂いておりますが(爆)、もう少しネタが深まるまでしばらく寝かせて置いたほうが良いような気がしております。それでも、やるとしたら第二弾というよりはversion upですかね。まあ、今現在のコンパクトさがそれなりに気に入ってはいるのですが。
丸太はザックに入らないですよ〜。丸太を丸出しで地下鉄に乗るのは、かなり来てますね。「ベガルタ仙台サポです」とかトボケてもダメでしょうね。いや〜、なんとかするのが大変そうです(ヽ゜ω゜)ノ
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