神室連峰縦走・役内口から山屋口


- GPS
- 24:56
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 2,653m
- 下り
- 2,761m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:29
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 9:36
天候 | 一日目 晴れ 二日目 晴れ 一時にわか雨 三日目 霧から雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新宿BT22:40-横手駅6:50 さくら観光 \3168 横手6:12-横堀6:48 奥羽本線 \510 横堀駅-役内登山口 仙秋タクシー \5710 復路 新庄-池袋 つばさ150号 \12790 山形新幹線は指定席のみとなった |
コース状況/ 危険箇所等 |
・展望の好い稜線は左右が切れ落ちた痩せ尾根。遠望して山頂直下の左を巻いているように見えても実際は右側斜面に生えている樹木がこんもり見えているに過ぎない。 ・ザンゲ坂に残雪あり、登りなのでつぼ足で済んだが下りの場合アイゼンがあった方が良い。 ・神室山からの下りに急傾斜の残雪ありアイゼンを使った方が良かった。 ・小又山から火打岳の途中残雪の出口が判りづらい箇所があった。藪に突っ込み右往左往した。 ・杢蔵山の肩から杢蔵山への途中では痩せ尾根の土が抜けて、一段下のザレた様に見える中の岩を足場にする箇所があり、樹を掴みながら通過したが緊張した。 ・八森山西峰から一杯森に向けて通過する水場の曲沢の渡渉点がスノーブリッジとなっていた。雪渓と沢身との高さが一番低い箇所で繋がっていたが、いくつか穴が開いていた。他は雪渓と沢身との間に高さがある。八森山側は急傾斜なのでアイゼンを着用して落ちる覚悟で穴が開いた点を渡る。幸運にも無事渡れた。 ・杢蔵山を下り金杢水過ぎて杢蔵山荘への尾根の取付きの残雪が高さある急傾斜となっていた。アイゼン着のキックステップとピッケル代用のストックで登った。 水場 --------------------------------------------------------------------------------- ・神室小屋の水場は雪渓が多く残っており、場所が判らず結局融雪した。 ・中ノ先の手前で雪渓の雪解け水が流れ出しおり取水した。 テント泊可能地 --------------------------------------------------------------------------------- 天狗森 小又山 火打岳 剣ヶ先 八森山北一杯森分岐 八森山への登り 八森山西峰 曲沢渡渉点付近の右岸 一杯森 |
その他周辺情報 | スーパー銭湯しみずの湯 \450 ビール\350 |
写真
装備
備考 | ピッケル |
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感想
コロナ禍による新庄行と横手行早着のバス便運休の為、計画は長らく保留となっていたが横手行便の復活より今回可能となった。
評判通りの1300m標高の山とは思えない山容と両側が切れ落ちた稜線には驚く。遠目に稜線直下の左側を登山道が通っているように見えても、右側斜面の樹々の樹冠がこんもり見えているのに過ぎないのだった。そんな痩せ尾根でも一部を除き登山道は確りしていた。予想以上にコース上には残雪があり緊張とすることもあったが変化があって楽しめた。
それ以上に花の山であった事には感激した。一部を除き途切れることなく群生が続き、特にカタクリは登山道にまで咲き誇り足の踏み場がないほどだった。他には、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ツバメオモト、エンレイソウ、オオバキスミレ、ミツバオウレン、イワウチワ、イワカガミ、イワキンバイ、イワハタザオ、ミネザクラ、タムシバ、ムラサキヤシオ、ブナ、コミネカエデ、ハウチワカエデ、タケシマラン、チゴユリ、オサバグサ、クルマバソウ 等々。こんな多量の花は初めてだった。
一日目 役内口パノラマコース登山口から杉植林はブナを主体とした新緑の尾根となる。ムラサキヤシオ、タムシバが現れ、残雪が出てくると春の花が現れる。831m峰を過ぎると東側の展望が開け、山伏岳、高松岳、栗駒山が望めた。1130mざんげ坂の手前で一時的ではあるが残雪が一面を覆うようになる。夏道が露出している所でも斜面には残雪が残り、雪に伴い花も増える。第3ピーク1288m峰前後からさらに展望も開け、残雪のたっぷりついた平頂の前神室山に向け尾根が広がる。台山尾根 小又山 火打岳も見えるようになる。神室山に向け尾根が痩せ、左手の萌黄色新緑と残雪の西ノ又沢源頭が美しい。水晶森分岐、有屋口分岐、レリーフピークコース分岐を過ぎ、雪が消えたばかりの西ノ又沢側にカタクリが密集する。神室山に着き四方に根を張る神室連峰と明日の行く先を眺めながら、小屋と水場に向かう。
二日目 お世話になった小屋の掃除して出発、神室山でご来光と斜光の山並みを堪能する。鞍部への急な残雪の下りにヒヤッとしたあとは、花と展望の径。残雪と痩せ尾根の夏道。低山とは思えない山容に驚く。気温も高く、小又山からの登り下りの繰り返しに消耗する。評判の火打岳北峰の登りは、ステップの付いた綺麗な径で登りやすい。下手にロープなど設置されていないのが径の為に好ましい。火打岳からも花と展望は続く、径は比較的楽になった。中先の手前の雪渓で雪解け水が取れて、この先適地があるかわからないので剣ヶ先で幕営とした。翌日確認したが、この先幕営可能地は市町境の八森山北・一杯森分岐、八森山への登り数か所、八森山西峰、曲沢水場右岸周辺、一杯森等。
三日目 風に叩かれた為の浅い眠りから3時に起きると結露と一面の霧。ゲイターとストームクルーザー着で出発。次第に雨に変った。八森山への登りからは下道は確りしているものも登山道にはみ出した笹や、倒れ掛かって生えている樹々、倒木跨ぎや潜りに苦労する。ほどなくカメラのバッテリー切れとなり気分は下山を急ぐのみとなったが、相変わらずの花には癒される。八森山西峰から水場の曲沢までの下りで樹の根が浮き上がって外傾した径に気を遣う。曲沢に着くと急斜面のスノーブリッジとなっておりアイゼン着用。右岸から一杯森の尾根に登り返す。右の支沢にも雪渓が詰まっている。仁田手前から望む杢蔵山は堂々たる山容だった。杢蔵山への登りで雨に煙る八森山と曲沢の低山とは思えない眺めに感心する。杢蔵山の肩から緊張する痩尾根の登山道を進み杢蔵山に着くも急ぎ下山する。杢蔵山からは本降りとなった。もう何もないだろうと高を括っていると、金杢水を過ぎ杢蔵山荘への尾根に取り付く所で高さと傾斜のある残雪が現れた。またアイゼンを出してキックステップで登る。全身びしょ濡れで杢蔵小屋に着き休憩する。山屋コースは沢沿いのブナ新緑と徒渉ありの変化に富んだ好いコースだった。雨の中下山を急ぎながら、ゆっくり再訪したいと考えていた。
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2022/05/20 一日目
8:18 役内口パノラマコース登山口410m 誤って662mと校正した。(+252)
アイスブレーカーLS、ストック2本出して出発。既に周囲の新緑が美しく期待が膨らむ。パノラマコース入口標柱「神室山6.5km 前神室山4.5km」と登山コース案内板。登山道は良く踏まれ明瞭。
8:32 左に進んだ後、右折してキケマンが群生している小沢を渡る。堰堤を見て右の尾根に取り付きを見る。
8:35 植林の尾根に取り付き。 スミレ咲く。
8:53 550m ブナ現る。東北のブナは健康そうだ。
9:12 670m AL928(+258) 気持ち好い新緑の中を進む 17.5°
9:14 680m いっぷく平700m標識 ここで高度計の校正を間違えたことに気付く。標識の700mに校正し直す。ヤマレコの640mのいっぷく平マーカーは間違っているようだ。地形から見ても680m地点が正しいように思う。
9:25 720m ムラサキヤシオ現る。
9:27 730m 前神室山北尾根合流手前 「神室山山頂4.5km登山口1.0km」標柱 登山口の標柱と計算が合わない。
9:36 770m 尾根が右に曲がる所の北斜面に初めて残雪を見る。前神室山北尾根合流点には気づかなかった。タムシバ
9:42 800m 樹間から山伏岳 高松岳が見えた。
9:46 831m峰 東側の展望が開ける。 山伏岳 高松岳 前森山 虎毛山 降り際から前方880m圏峰からの尾根を見る。
9:59 870m カタクリ現る。ハウチワカエデの新緑。タムシバ、ムラサキヤシオ ムシカリ
10:11 920m 薄っすら栗駒山も見えた。
10:13 930m 東側に雪庇の名残を見ながら稜線上の綺麗な夏道を行く。ハウチワカエデの花
10:22 960m 平坦な稜線のルート上に残雪をみるが区間は短い。
10:28 1000m 前方に西俣沢に向け新緑と残雪の尾根を降ろす第一ピークを望む。
10:38 1030m ミヤマカタバミ スミレ
10:41 第1ピーク 1040m AL1058(+18) 17.8℃「前神室山2.1km登山口2.4km」標柱と古い山名板あり。
10:44 1040m 下り始めより 樹間に第二ピークを望む
10:46 1030m小鞍部より 第二ピーク 1214m峰 1173m峰 1286m峰を望む。ムシカリ
10:57 1070m 展望 山伏岳 高松岳 栗駒山 前森山
10:59 1080m シラネアオイ現る。タムシバ
11:05 第二ピーク1095m峰 前方の1220m圏峰を望む
11:19 1120m キクザキイチゲ現る。白から青、紫まで色のバリエーションがある。
11:23 1130m ルート上に残雪が現れて傾斜が増してくる。
11:29 1160m 残雪が全面を覆うようになった。見ると最近の踏み跡がある。急ではあるが何とかツボ足で済ませた。
11:35 1180m やっと傾斜が緩むとざんげ坂の標識があった。樹間から役内川下流、湯沢市方向を見る。1220圏峰まで残雪が覆う。
11:41 1200m AL1224(+24) 神室山 前神室山が見えた。エンレイソウ現る。
11:59 1220m圏峰 AL1235(+15) 一時的に夏道露出。
12:03 小鞍部に降ってから登り返した1220m カタクリ群れ咲く。 展望開豁 三角石山 1214m峰 山伏岳 高松岳 栗駒山 前森山 虎毛山 焼石岳 馴染みのない山域なので名前の分からない山並み多数。多数のカタクリ群生。ミネザクラ イワキンバイ シラネアオイ ハシバミ
12:23 第3ピーク1288m峰 AL1296(+8)「前神室山0.5km登山口4.0km」標柱あり。稜線は夏道。ミネザクラ イワウチワ ショウジョウバカマ
12:32 1280m 前神室山の肩の北東広尾根は一面残雪が覆う。
12:36 1300m 肩の一角で笹の夏道となる ショウジョウバカマ ミツバオウレン現る。
12:48 前神室山△1342.0 「神室山2.0km登山口4.5km」標柱あり。行く先を見ると前神室山付近は広尾根。有屋口分岐の1325m峰 レリーフピーク1360m圏峰 神室山 小又山 火打岳 避難小屋も見える。台山尾根から神室ダムに向け枝尾根が伸びる。三角石山 山伏岳 高松岳 栗駒山 前森山 虎毛山 シラネアオイ
西ノ又沢を繞る1173m峰 1286m峰 レリーフピーク。源頭部の新緑が美しい。
13:02 水晶森分岐 1310m 「前神室山0.1km水晶森3.5km神室山1.9km」標柱あり。水晶森への夏道は明瞭。ハウチワカエデの蕾 イワカガミ ヒメイチゲ ムシカリ
13:14 1240m鞍部から花多数 イワキンバイ イワハタザオ ムシカリ ブナ雄花序 タムシバ ノウゴウイチゴ ハウチワカエデ花 黄色いショウジョウバカマ ツバメオモト現る。ムラサキヤシオ ミネザクラ アオキ ショウジョウバカマ
13:56 有屋口分岐1325m峰 標柱が倒れている。有屋口方向に少し進むと八幡神の石碑あり。休憩する。ここのミネザクラは赤みが少ない。
14:12出発 ヒメイチゲ 白いキクザキイチゲ
14:25 1350m圏峰「栗駒国定公園 神室山」レリーフ 鉄小鳥居と地蔵、供えられたカップ酒 ステンレス鳥居と剣 イワカガミ ミツバオウレン
14:31 西ノ又コース分岐、標柱あり。西ノ又コースに少し入った所にキクザキイチゲとカタクリが群れ咲く。振り返る1350m圏峰からの西又コースの尾根の山肌はとても1300m級の低山とは思えない眺め。
14:42 1310m鞍部 ロープの下がる痩せた岩場 水晶森 黒森 ミネヤナギ
14:52 神室山△1365.0 石碑と祠あり。水場の辺りを見下ろすと雪渓が厚い。四方に根を張る神室連峰の眺め。山伏岳 高松岳 栗駒山 前森山 虎毛山 禿岳 明日の行程の神室山からの急な降り様子を偵察する。確り残雪が付く。
15:00 神室山避難小屋 雪囲いはなく、解放されていた。先客が一名、後ほどお話しした所、同コースとの事だが、明後日の天気が悪いの明日親倉見に降りるとの事。本日残雪上に見た踏み跡はこの方の物だった
15:09 避難小屋から台山尾根方向に向かい直ぐ左の刈られた径に入る。えぐれた急な径をロープで下り雪渓に立つ。さらに50mくらい降ったが水流は現れなかった。ツボ足で降ってきて傾斜もありこれ以上降ると登りが辛くなるのであきらめた。小屋直下で雪を取ることにした。
16:00前に神室山避難小屋に戻る。中は清潔で綺麗、毛布とマットがある。自分のマットは出さずありがたく使わせて頂いた。出発時2.5Lで残1L、融雪合わせて5L準備して麻婆春雨とウイスキーで夕食。夜勤明けと夜行バスで疲れたので早々に横になる。
2022/05/21 二日目
3:10起床 10.4℃ よく眠れた。
4:34 お世話になった小屋の掃除して カルフワセーター、ウィンドリバー着用で出発。神室山よりご来光山を拝む。伏岳 高松岳 前森山 虎毛山 栗駒山が良く見える。
4:49 1320m圏峰前の鞍部への急傾斜の残雪が着いている。アイゼンを着ける手間を惜しみ、少し急な登りになっていて先に見えない右側を避け、左側から笹につかまりキックステップで残雪の切れた土の上に降った。そこから夏道まで巻くには足場がなかった為、さらに笹藪を下巻いた。素直にアイゼンを着用して右の雪の急斜面を降るのが正解だった。ウインドリバー脱。
5:03 1320m圏峰の南端 根ノ先口との分岐 道標あり。十里長峰方向の先に禿岳を見る。コミネカエデ オオバキスミレ現る。ムラサキヤシオ
5:26 1130m鞍部 11.05℃ カルフワセーター脱 スラブの様な十里長峰の山肌に見入る。
5:39 1140m圏峰 行く先を見る。稜線直下の左側を登山道が通っているように見えるが、実際は右側斜面の樹々の樹冠がこんもり見えているのに過ぎない痩せ尾根。
5:48 1120m カタクリが登山道にまで群れ咲く。 エンレイソウ
5:54 1150m圏長稜 ツバメオモト 花数が多く球状になっている。倉手沢の雪渓と新緑が美しい。カタクリとカンスゲが混生している。
6:17 1140m 残雪の平坦地ありこの辺から天狗森に向けて尾根が広がる。イワハタザオ
6:43 天狗森△1302.1 AL1322(+20) 展望良し 右の切り開きの径を入った所に三角点あり。
7:04 1210m 根ノ先沢に多数の枝尾根が降りる。残雪と新緑が美しい。
7:09 1214m標高点前後は 残雪上を行く。
7:24 1220m 登山道にまでカタクリが群れ咲く。ムラサキヤシオ キクザキイチゲ
8:01 1350m 火打岳までのルートを見る。月山、葉山を望む。小又沢に向かって3本の尾根が降りる。台山尾根の上に鳥海山。
8:06 小又山△1366.5 AL1387(+20.5) CAL1366 平坦地 火打岳まで近く見えるがかなり降るようだ。 そのルートの稜線からも四方に枝尾根が伸びる。休憩。
8:21 出発。
8:46 1280m圏峰 AL1285(+5) この辺がサンショ平か。雪渓の詰まったスガサイ沢に延びる尾根の新緑が美しい。権現山への尾根の山肌はスラブ様に見える。
8:54 1250m 花には早いがシャクナゲをみる。
8:58 1260m峰黒滝峰? オオカメノキ 鳥海山 最上川左岸の市町境の山々
9:26 1070m AL1073(+3)
9:46 1080m圏峰 ブナ雄花序 コミネカエデの花
9:52 1071m峰との鞍部に残雪。
10:05 1071m峰手前を巻く。山頂は通らない。
10:20 1020m AL1021(+1)
10:22 1010m 残雪の出口を失い藪に迷った後、藪を漕いで大横川側に出た。
10:32 1000m最低鞍部より AL1002(+2) タムシバ
10:38 1010m AL1016(+6) 砂利口 道標が倒れている。砂利口への径は明瞭。火打岳北峰と本峰が屹立する。 大横川へ延びる尾根の残雪と萌黄色の943m峰が美しい。
10:57 1040m 火打岳北峰を間近に見る。山肌はスラブではなく草が生えている様にも見える。登りは急ではあるが、ステップの付いた綺麗な径で登りやすい。下手にロープなど設置されていないのが径の為に好ましい。
11:16 火打岳北峰 本峰を望みアップダウンの繰り返しもこれで最後と安堵する。大尺北尾根 火打新道
11:21 1140m鞍部 登り返して
11:26 1170m ガンバレ看板であと10分。
11:34 1210m肩 また下りと登り
11:40 火打岳 △1237.8 AL1240(+2.2) 山頂に三名居られた。土内からの二人組と少しお話。グラノーラでランチ。
12:07 大尺山に向け出発。
12:41 1190m 大尺山の肩 登山道は山頂を通らない。降って、
12:49 1130m 小荒沢 最上川左岸の市町境の山々を見る。行く先の中先、剣ヶ先、烏帽子山、八森山、一杯森。土内方向には水を張ったばかりの水田が見える。中先前の鞍部から登り返して、
13:11 1070m 巻道の登山道に雪渓の雪解け水が流れているので取水する。尾根への復帰は厚みを持った雪渓にツボ足キックステップで取付く。雪渓の横は春。シラネアオイ カタクリ
13:52 987m標高点鞍部 小荒沢源頭に雪渓が豊富に残る。オオバキスミレ 枝尾根の新緑が美しい。
14:11 槍ヶ先 △1050.4 AL1082(+31.6) CAL1051 三等三角点あり 烏帽子山 八森山 一杯森 土内
14:54 設営完了 風がある。
水4Lで出発 中ノ先前1.5L補給 槍ヶ先着残3L
2022/05/22 三日目
3:00起床 13.4℃ 酷い結露。一晩中風に叩かれよく眠れず、途中から耳栓を使用した。
霧で真っ白だが、風があるので時々晴れ間が見える。
4:24 ストームクルーザーで出発 9.9℃ 湿度95%
4:33 1020m鞍部 沢源頭の雪渓に立ち尾根筋に登り返す。下道ははっきりしているが、笹が被る。 シラネアオイ
4:42 1000m 前方に烏帽子山の所以と思われる岩が見えてくる。
4:48 烏帽子山1032m峰 AL1059(+27) 何もなし。
5:10 950m圏峰 雨が降り出す。タケシマラン チゴユリ ツバメオモト
5:38 1030m 八森山北・一杯森分岐 一杯森方面は笹が被る。標柱あり。平場あり。
5:43 八森山に進んで1030m 笹が被る 平場あり。ブナ雄花序と新芽 コミネカエデの花と新芽 オサバグサ ミネザクラ
6:22 八森山・薬師原口分岐
6:26 八森山1098m峰 樹林に囲まれ何もなし ムラサキヤシオ
6:31 八森山西峰1090m圏峰 展望地らしいが残念ながら真っ白。平場あり。 学校登山の記念板が複数ある。
6:34 下り始めの1080mに祠あり。
6:41 1050m 尾根の際を進むようになる。雨に煙る前方の高まりは一杯森辺りか。ショウジョウバカマ
6:59 920m 沢音が聞こえるようになると尾根末端を巻いて曲沢が近づく。若いブナ美林
7:04 880m 曲沢徒渉点 急で少し薄くなって穴が開いているスノーブリッジをアイゼンを着けて渡る。 右岸でアイゼンを洗う。 右岸の雪渓が詰まった枝沢から雪解け水が流れる。
7:26 870m 枝沢の右岸尾根の取付きが急だ。
7:43 960m 一杯森東側分岐の道標の手前で尾根に乗る。
7:50 一杯森の肩960m 山頂標のある展望地。平場あるが岩勝ち。デジカメが完全電池切れの為、スマホに切り替えるが使い方が良く分からないのでシャッターを押すだけ。
7:52 少し進んで右に入った所に三角点があった。△976m
7:58 一杯森西側・萩野口分岐 道標あり。
8:20 880m 平坦地のブナ美林。スラっと伸びてこれまでのようにブナが曲がりくねっていない。
8:33 810m 両側が沢源頭の最低鞍部。仁田854m峰と杢蔵山を望む。
9:11 940m 杢蔵山肩への登りより 末端が曲沢に切れ落ち、低山とは思えない大きな山容の八森山を見る。肩へ登り切ると稜線は痩せて、曲沢側に外傾して土が抜けた箇所を樹々に掴まりながら通過する。
9:37 杢蔵山△1026.1 三角点あり。 この辺りから雨が強くなった。気持ちはもう下山のみ。
金杢水を過ぎ杢蔵山荘への尾根に取り付く所で、高さと傾斜のある残雪が現れまたアイゼンを出してキックステップで登り上げる。
10:16 880m 尾根の夏道に復帰。
10:22 890m 全身びしょ濡れで杢蔵山荘で休憩しているとほどなく山屋口から到着されたお二方から三角山にタクシーが入るとの情報を得た。三角山へのエスケープを考えたが、外に出ると雨脚は弱まり晴れ間も見えてきたので予定通り山屋口を目指す。
11:24 580m 枝沢に滝を見る。何度か徒渉したり沢身を降ったり。
11:31 560m 沢の出合で徒渉する。
11:44 520m 三ノ滝 クルマバソウ
12:04 430m 一ノ滝手前 禿不動明王碑 杉植林の中綺麗な径が続く。
12:15 360m 一ノ滝からの渓谷遊歩道と合流する。
12:21 350m 杢蔵山登山口 登山道案内板あり。杢蔵山荘で出会った方のであろう駐車一台あり。タクシーを呼ぶが、杢蔵山登山口では解らないようで説明に難儀した。
水2Lで出発登山口着残1.5L
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