白馬岳



- GPS
- 32:45
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,897m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
7月21日 7:00白馬山荘出発-12:00白馬大池-13:00白馬大池発-18:00栂池自然園
天候 | 7月20日 曇り時々晴れ 7月21日 夜半〜明方:強雨、朝:曇時々小雨、午後:強雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉にて登山カード提出 白馬乗鞍岳⇒天狗原の下山コースは大岩ゴロゴロに加え,雪渓・雪田が有り、距離からの予想以上に時間が掛かりました。 |
写真
感想
初めての北アルプス。
直前までテレビ、新聞、Webの天気予報にクマなく目を通し、天気がもつ事を祈りながら山行を決意。
前日マイカーで八方駐車場へ乗り込み車中泊。
心配された雨も当日朝は降ることなく、曇天の中 猿倉行きバスへ乗り込む。(ココで一眼レフカメラを車中に忘れてきた事が発覚。その後バッテリー切れにおびえながらコンパクトデジカメにて撮影・・・)
白馬尻を目指して林道を進んでいると、雲が切れ始め青空が覗き、晴れ渡った大雪渓を眼前に拝むことができた。「来てヨカッター!・・・」と大感激。
大雪渓の中程は、ガスの中を黙々と登ることになるが、高山に来ている雰囲気に溢れ、これもまたヨシ。
ネブカッピラが見えてくるあたりから再び晴れ間が覗き、杓子岳を左手に仰ぎ見ながら白馬山荘までの快適な山旅を満喫しました。
翌日は一転雨空。ガスの中、山荘を出発。展望も無いままに白馬岳頂上を通過し小蓮華山へ。雷鳥坂を過ぎ白馬大池が遠くに見え隠れするようになる頃からガスが晴れてきて、遥か富山湾方面には雲の切れ間より光が差し込んでいるのが見える。
右手側には雲海が広がり、夢に見た「雲上の稜線歩き」を堪能しながら白馬大池へと下る。
白馬大池山荘で昼食をとっていると雨足が激しくなり、下山を急ぐべく早々に出発。乗鞍岳頂上付近では雷鳥に先導されながら雨の中を進むも、疲れの見える妻と娘はペースが上がらず。
ロープのある雪渓を渡ったあとの、大岩がゴロゴロとした下りでは、雨ですべる為子供が怖がって更にペースが落ちる。
加えてガスで見通しが利かない為、地形図から読み取るルートと実際に岩に書かれた印を追うルートが合っているのか自信が持てず、登り返して確認するなど余計な時間を費やしてしまう。
雨足は更に激しくなり、潅木のトンネルを抜ける下山路は川と化し、栂池自然園の最終ロープウェイの時間が迫ってくる。
天狗原の湿原は脇目も振らず木道を早足で通過し、つづら折れの山道(川床?)を急ぐ。
途中標識等の案内も少なく、栂池まであとどれ位掛かるのか掴めない為不安が募り、子供達は泣きながら歩いている。
土砂崩れで分断された山道を一人づつ確保しながら梯子とロープを使い何とか通過。
前方の山道が砂利で整地されているのを目にし、終点が近いことを察してやっと不安から逃れられた。
村営栂池山荘のスタッフの方々には、夕食が終了していたにも関わらず、急な宿泊を快く迎えていただいて大変感激致しました。
先行されていたパーティーの方たちが、後続の我々が下山してこないのを心配し、村役場に通報し、最終ロープウェイを遅らせてもらえないかと交渉して頂いたと後で聞くに及び、様々な方にご心配とご迷惑をおかけした事を恐縮するともに、登山においては自己責任だけではないという事を反省させられた。
おまけで一泊伸びた為に翌日の日食は、澄んだ空気の上にある薄雲に、ハッキリと三日月形を肉眼で見ることができたのが、無事に下山できた事とともに幸運でした。
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