ツクモ草に会いに赤岳山荘〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳山荘縦走

2022年06月02日(木) [日帰り]

• GPS: 10:36
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,525m
• 下り: 1,525m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 1:56
• 合計: 10:36

4:46 赤岳山荘
4:51 4:51 美濃戸
6:11 6:11 中ノ行者小屋跡
7:10 7:26 行者小屋
7:33 7:34 阿弥陀岳分岐
8:14 8:15 赤岳主稜チョックストーン
8:21 8:24 文三郎尾根分岐
8:36 8:38 キレット分岐
8:46 8:47 竜頭峰分岐
8:50 9:01 赤岳
9:03 9:04 赤岳頂上山荘
9:25 9:25 赤岳天望荘
9:28 9:29 地蔵の頭
9:37 9:44 二十三夜峰
9:52 10:08 日ノ岳
10:13 10:19 鉾岳
10:25 10:32 石尊峰
10:45 10:45 三叉峰
10:53 10:54 横岳（無名峰）
10:58 11:09 横岳
11:23 11:23 台座ノ頭
11:39 11:47 硫黄岳山荘
12:07 12:15 硫黄岳
12:48 12:49 赤岩の頭
13:34 13:34 ジョウゴ沢
13:39 13:39 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
13:43 13:54 赤岳鉱泉
14:46 14:47 堰堤広場
15:16 15:18 美濃戸山荘
15:22 赤岳山荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤岳山荘の駐車場に駐車：　駐車料　1000円/日
平日だったため、朝4時半時点で約10台程度が駐車していた。

コース状況／危険箇所等

残雪があると危ないと思い軽アイゼンを持って行ったが、樹林帯の中の登山道（行者小屋手前、文三郎尾根、赤岩の頭下部）に一部残雪がまだ残っているが、アイゼンの必要性は無かった。
文三郎尾根、赤岳山頂直下の岩場、横岳の縦走路は、滑落すると大事故につながるため、注意して歩きたい。また、落石を起こさないとともに、不可抗力の落石対策としてのヘルメット着用
日が出るまで気温は0度だった。太陽が出ていても、尾根筋の気温は10度以下だった。風があると体感温度は氷点下になるため、防寒対策は必須!!

その他周辺情報

道の駅小淵沢の駐車場は、車中泊の車が多数利用していた!!

写真

6/2 4:34

早朝の八ヶ岳山荘!!

6/2 4:35

八ヶ岳山荘の駐車場に駐車!!この時点で十数台駐車していた!!　登山の準備!!

6/2 4:52

美濃戸山荘から南沢ルートで行者小屋を目指した!!

6/2 4:52

南沢ルートと北沢ルートの分岐!!

6/2 5:03

しばらく沢沿いに林の中を進むと、私より少し前に出発した方が、かがみこんで写真を撮っていた!!　カメラの先に可愛いホテイ蘭が!!

6/2 5:04

可愛いい布袋蘭!!

6/2 5:13

美人姉妹の布袋蘭!!

6/2 5:33

黄花ノ駒ノ爪!!

6/2 6:06

ヨゴレネコノメ!!

6/2 6:08

巨岩の麓に石仏!!

6/2 7:12

これから登る横岳!!

6/2 7:12

これから登る赤岳!!

6/2 7:26

行者小屋から文三郎尾根経由で赤岳を目指して出発!!

6/2 7:26

行者小屋のテント場!!

6/2 7:31

文三郎尾根の登り始めの樹林帯には、残雪が残っているが、ツボ足で問題なし!!　気温は、0度だった!!

6/2 7:48

文三郎尾根の急傾斜の階段登場!!

6/2 7:57

振り返ると雪をいただく北アルプスの槍穂高が見えていた!!

6/2 7:57

右に峰の松目、奥は霧ヶ峰高原、更に奥に北アルプスの後立山連峰〜槍穂高の山並み!!

6/2 7:57

中央に赤岳鉱泉の赤い屋根が見えている!!

6/2 7:57

横岳〜大同心の荒々しい岩峰!!

6/2 8:15

中岳〜阿弥陀岳!!　左奥に中央アルプスの木曽駒ケ岳〜空木岳が見えている!!

6/2 8:15

文三郎尾根のマムート階段!!

6/2 8:20

階段に刻印されているマムートの社章!!

6/2 8:22

文三郎尾根から赤岳と阿弥陀岳の分岐に出た!!　左奥に権現岳とギボシ!!

6/2 8:22

権現岳とギボシの後ろに南アルプスの北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈岳!!

6/2 8:22

青空に向かって屹立する阿弥陀岳!!

6/2 8:36

これから登る赤岳の岩場!!

6/2 8:52

赤岳山頂に到達!!

6/2 8:53

頂上山荘〜横岳〜硫黄岳〜天狗岳の眺望、後方に浅間山が見えている!!

6/2 8:54

南アルプスを背景に赤岳山頂で記念撮影!!

6/2 8:55

赤岳山頂にて!!　山頂にいた方に撮ってもらった!!

6/2 8:58

赤岳山頂には、1等三角点が設置されている!!

6/2 9:02

頂上山荘から赤岳山頂を振り返る!!

6/2 9:02

阿弥陀岳!!　

6/2 9:04

これから登る横岳!!　後方に浅間山!!

6/2 9:17

下ってきた赤岳を振り返る!!

6/2 9:23

赤岳展望荘!!

6/2 9:24

赤岳展望荘入口!!

6/2 9:28

地蔵の頭からこれから登る横岳を望む!!

6/2 9:31

中岳〜阿弥陀岳!!

6/2 9:31

荒々しい横岳!!

6/2 9:40

次から次へと鎖場や階段が現れる!!

6/2 9:51

岩場に咲くオヤマノエンドウ!!

6/2 9:52

オヤマノエンドウ!!

6/2 9:54

オヤマノエンドウをズームアップ!!

6/2 9:56

やっと出会えたツクモグサ!!

6/2 9:57

ツクモ草の群落!!　ここまで晴れていたが、横岳に取り掛かるころから上空に雲が拡がってきてツクモ草は花弁を閉じてしまった!!

6/2 9:57

九十九草!!　立ち入り禁止の柵があり、これが精一杯!!

6/2 10:09

西斜面の岩場に咲く九十九草!!

6/2 10:10

ツクモ草を求めて先に進むと西斜面の岩場でやや開きかけているツクモ草を見かけた!!

6/2 10:12

ツクモ草の群落!!

6/2 10:12

この頃から青空が無くなってしまい、ツクモ草は蕾の殻をしっかり占めてしまった!!

6/2 10:17

ツクモ草!!

6/2 10:30

深山金梅!!

6/2 10:31

ピントがぼけてしまったが、葉がクッキリ映っているミヤマキンバイ!!

6/2 10:31

花は無いが、この葉はチョウノスケソウ!!

6/2 10:32

赤岳〜阿弥陀岳を振り返る!!　南アルプスにもガスが掛かり始めた!!

6/2 10:39

石尊峰近くで見かけたこの日一番開いていたツクモグサ!!

6/2 10:40

石尊峰近くで見かけたこの日一番開いていたツクモグサ!!

6/2 10:41

黄花シャクナゲ!!

6/2 10:46

三叉峰を通過!!　ツクモグサに会いに杣添尾根から登ってくる登山者が多かった!!

6/2 10:58

横岳山頂に到達!!　この頃になるとまた青空が戻ってきた!!

6/2 11:00

横岳（奥之院）山頂にて!!　山頂にいた方に撮ってもらった!!

6/2 11:07

横岳山頂直下の難所を振り返る!!　今先が横ばいの難所!!

6/2 11:25

岩場が屹立している大同心!!

6/2 11:39

硫黄岳山荘に立ち寄る!!　トイレ休憩＆バッジ購入!!

6/2 12:08

この日最後のピークの硫黄岳山頂に到達!!

6/2 12:13

硫黄岳山頂にて!!　セルフタイマーで写真を撮ろうとしたら、風でカメラが吹き飛ばされ取り直した!!

6/2 12:16

硫黄岳山頂にある三等三角点!!

6/2 12:27

阿弥陀岳〜赤岳〜横岳!!

6/2 12:43

赤岩の頭から硫黄岳を振り返ると、なかなか良い山容!!

6/2 13:35

ジョウゴ沢から大同心を仰ぐ!!

6/2 13:42

赤岳鉱泉に到達!!

6/2 13:54

赤岳鉱泉では、アイスキャンデーの解体作業が行われていた!!　横岳を望む!!

6/2 14:03

鉄分が多いため赤茶けた沢に沿って下る!!

6/2 14:06

黄花の駒の爪!!

6/2 14:06

6/2 14:14

日が差し込む林床帯で大く見かけた深山片喰!!　登りでは、ほとんど花弁が閉じていたが、午後は陽ざしを受けて開いていた!!

6/2 14:35

タチツボスミレ!!

6/2 14:46

林道終点に到達!!

6/2 15:22

八ヶ岳山荘駐車場に無事帰着!!

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ 軽アイゼン

感想

matusan

6/2は、天気が良さそうだったので、急遽今の時期しか見られない八ヶ岳の九十九（ツクモ）草と布袋蘭（ホテイラン）に会いに日帰りで八ヶ岳に出かけた。深夜に自宅を出発し、中央高速小淵沢ICから小淵沢道の駅で時間調整を行った。上空には、天の川が拡がっており、天気が良さそうだった。夜明け前の4時に道の駅を出発し、美濃戸口を目指した。美濃戸口で白々としてきた。更に八ヶ岳山荘駐車場を目指し4:35に駐車場に着いた。
登山の準備をして4:45にスタート、南沢ルートで行者小屋を目指した。沢沿いの道を登って行くと、登山路でしゃがみ込んでいる方がいた。カメラの先を見ると、布袋蘭が登場!!　今回の山行の目的の花だ!!　登山路のあちらこちらに可憐な布袋蘭が登ってくる登山者を待ち受けてくれていた。
布袋蘭をじっくり見ていたかったが、先が長いので布袋蘭とお別れして行者小屋を目指して登った。南沢ルートは、冬の積雪期のほうが良く歩いているため、こんなに岩がゴロゴロしていたのかと再認識させられた。
7:10に行者小屋に到着、トイレ休憩を摂り、朝食を摂った。テント場には3〜4張りのテントが残っていた。文三郎尾根経由で赤岳を目指した。文三郎尾根の最初の樹林帯には、残雪が残っていたが、ツボ足で全く問題なく登れた。気温は、0度だが、それほど寒くはなく汗かきの私には丁度良かった。文三郎尾根からは、遠く北アルプスや中央アルプスの峰々が見えたが、冬季と異なり、水蒸気が多い分ちょっと霞んでいた。阿弥陀岳分岐に出ると、南アルプス北部の峰々がくっきり見えた。しかし、富士山は、既にガスに隠れていた!!
赤岳の岩場を慎重に登り、8:50に登頂!!　360度の眺望が開けていたが、富士山がガスに隠れていたのが、残念だった。この日の最大の目的は九十九草に会うことだったので、先を急いで横岳に向かった。この時期に横岳に登るのは初めて、前回は8月でいろいろな高山植物が咲いていた二十三夜峰の岩場は花は無かったが、しばらく登るとオヤマノエンドウが登場!!　下ってきた登山者にツクモ草の状況を問い合わせると、日ノ岳の先から石尊峰にかけて沢山見られるよと教えてもらった。稜線に出ると、九十九草登場!!　しかし、この頃から上空に雲が拡がり陽ざしがなくなってしまい、九十九草のほとんどが花弁を閉じてしまっていた!!ザックをおろして休憩を摂りながら、天候の回復を待ったが、状況は変わらなかった。やむなく石尊峰を目指して進むと岩場のあちらこちらに九十九草が健気な姿を見せていた。しかし、西向きの岩場のため、陽ざしが当たらない場所でほとんど花弁を閉じていた。石尊峰に向けて岩場を登って行くと、下ってきた方が、尾根の上に一輪咲いていると教えてくれた。尾根に上がってみると、天気が幾分回復しており、花が開きかけた九十九草に出会うことが出来た。三叉峰から先の奥之院にかけては九十九草は生えていないようだ。
10:58に奥之院の山頂に到達した。山頂にいた方に写真を撮ってもらった。この頃になると、上空に青空が拡がり始めたが、日帰り登山のため、先を急がざるを得ず、後ろ髪をひかれる思いで硫黄岳を目指した。
硫黄岳山荘への下りで浮石に登ってしまい、浮石が脛にあたり流血事故!!　大したことは無かったが、ズボンが血まみれになってしまった。硫黄岳山荘でトイレ休憩をさせてもらい、傷口を確認したところ、なんとか血が止まって痛みも薄らいでいたので、安堵した。気の緩みを反省!!
硫黄岳に登り返した。硫黄岳山頂は風が強かったため、赤岩の頭まで下って分岐で昼食休憩を摂った。ここからは、下りの連続、樹林帯の中の登山道には、一部残雪が残っていたが、ぐずぐずになっており、ツボ足で問題なかった。赤岳鉱泉まで下ると、冬季名物のアイスキャンディーの解体作業が行われていた。北沢ルートを下り、15:22に赤岳山荘に無事帰着した。
今回の山行は、布袋蘭と九十九草に会うために赤岳主脈を日帰り縦走するという計画で、なかなかタフなコースだったが、なんとか予定通り布袋蘭と九十九草に会うことができ、大満足の山行となった。

コメント

mmakira

ホテイ蘭きれいですね。こんな美人なら私でも覚えられそうです。八ヶ岳のツクモ草は有名ですね。なるほどこれがそうなのか　とｗｗｗｗ。八ヶ岳は　高山植物の女王と言われる　えー〜名前が出てきません　花の映像は浮かんでくるのに　（歳はとりたくないですね）　　まぁ　それも沢山咲きますよね！！もう少し後かな❓　天気も良く　素敵な山行でしたね。またご一緒できますように！！　　　　あっ〜思い出したコマクサです〜〜〜。

matusan

mmakiraさん　こんばんは。毎度コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
今回は、八ヶ岳横岳の九十九草と八ヶ岳の布袋蘭に会いに行ったのですが、両者ともに、「百聞は一見に如かず」自然の造形の妙に感嘆しました。
この日も、大同心に登って帰られる方々と硫黄岳でスライドしました。大同心は、遠くから見るだけでも、ぞくぞくしますが、mmakiraさんも今度は、九十九草にも会いにいってみてください。また、お会いできる日を楽しみにしております。