明星山 岩山見上げ、残雪渓を歩く
- GPS
- 10:39
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
天候 | 快晴、無風。稜線は微風、お昼前後は熱中症になりそうな暑さでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースは数台分。手前の展望台や高浪の池にトイレはある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2022年6月2日時点で、樹林帯を抜けてからのトラバースは、例年よりも多い残雪に覆われている場所が数ヶ所あり、高巻きしたり沢近くの低木藪を抜けたりして、ピンクテープのある場所に合流することを繰り返しました。 残雪も傾斜がきつく早朝は固く滑りやすいため、アイゼンとピッケルを使用。 又、崩れやすいガレ場が交互に現れるため、アイゼンの脱着を繰り返すというコンディションでした。落石にも注意する。 午後からは雪質もやや融け気味になり、ツボ足で可能な場所も出てきました。 又、泥がぬかるんで滑りやすい場所もあります。 山頂に向かう分岐からは急登、稜線は石灰岩の岩場となります。 |
その他周辺情報 | 明星山はクライミングやフィッシングを楽しむ人も多い。 当日はクライマーにもハイカーにも出会いませんでした。 高浪の池周辺は散策路とキャンプ場がある。一帯は小滝川硬玉(ヒスイ)産地のジオサイト。 前泊は糸魚川市内の駅前ビジネスホテル利用。 |
写真
装備
個人装備 |
2022年6月2日時点***
アイゼン
ピッケル
ヘルメット
簡易ハーネス
手袋
水2L
行動食
日焼止め
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感想
興味を持ち憧れていた岩山、ジオパーク糸魚川の明星山。
花は多いが、決して楽な山ではないと聞いていた。
山容は独立峰の石灰岩の塊で、とても存在感があり、クライマーにも人気がある。
標高1200m位の山なのに残雪があり、今年は多いからアイゼンとピッケルを持ってくるようにとガイド氏から連絡がありました。
幸運なことに当日は快晴。岩壁が青空に映えています。
樹林帯の足元は様々な植物の葉や花が見られ、ブナなど巨樹も多い。残雪のあるトラバースルートは何処を歩いていいのか分からないが、所々にピンクテープが見られる。傾斜があるので谷側に滑落する恐れもあり、気が抜けない。雪に埋もれていた低木の藪を掻き分けて前進したりする。
ガレ場あり、泥濘ありの難路が続き、何度かアイゼンの脱着をしたので手間取る。
でも、変化のあるルートは花の種類も多く、春の花と初夏の花が同時に見られる。
写真は撮れなかったが、岩壁にオレンジ色のカンゾウのような花が咲いていた場所もあり、私にとって初めて見た花も幾つかありました。(写真を撮っていると前に進めないので幾つも断念しています)
山頂に続く稜線からは眺望が広がり、日本海や白馬岳を始めとする山々が見渡せる。
予定していた行程よりも手間取った為、一時間以上下山が遅れてしまいましたが、とても興味深い山でした。
確認できた🌸***シャガ、アマドコロ、ミヤマハコベ、ヤブジラミの仲間、コゴミ?、マムシグサ、ヒョウタンボク、フキ、イチゴの仲間、マイヅルソウ、ギボウシ、キンポウゲ、カンゾウの仲間、タカネ桜、ミツバツチグリ、センボンヤリ、カンスゲ、キブシ、エンレイソウ、ショウジョウバカマ、スミレの仲間数種、エビネ、ムシカリ、ツクシ、ヒトリシズカ、イカリソウ(白・ピンク・混)、サンカヨウ、シラネアオイ、キクザキイチゲ(白・薄紫)、ツクバネソウ、ユキザサ、チゴユリ、ユキツバキ、イワカガミ、イワウチワ、ヒメシャガ、ムラサキヤシオ、ミヤマシキミ、コケリンドウ(白)、シロイトソウ、ニガナの仲間、ツクバネウツギ、ウラジロヨウラク、シモツケの仲間、クロウスゴの仲間、タカネバラ等々。
確認できた🐦の声***ヒガラ、ヤマガラ、ウグイス、ミソサザイ、ホトトギス、センダイムシクイ、アカショウビン、ツバメの仲間等々。
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