北岳 初めての南アルプス、キタダケソウとブロッケン

2022年06月25日(土) 〜 2022年06月26日(日)

• GPS: 30:05
• 距離: 13.4km
• 登り: 2,255m
• 下り: 2,260m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:18
• 休憩: 3:01
• 合計: 8:19

6:10 広河原・吊り橋分岐
6:11 6:13 広河原山荘
6:30 6:36 白根御池分岐
7:01 第一ベンチ(1880ｍ)
7:26 7:32 第二ベンチ(2059ｍ)
8:14 8:36 白根御池小屋
10:18 10:40 草すべり分岐
10:41 10:54 小太郎尾根分岐
11:26 12:08 北岳肩ノ小屋
12:25 12:30 両俣分岐
12:50 13:47 北岳
14:10 14:16 両俣分岐
14:29 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:06

6:02 北岳肩ノ小屋
6:15 両俣分岐
6:34 北岳
6:52 6:53 吊尾根分岐
7:00 7:10 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:20 吊尾根分岐
7:33 7:34 北岳
7:48 両俣分岐
7:57 8:21 北岳肩ノ小屋
8:38 8:44 小太郎尾根分岐
8:49 8:52 草すべり分岐
10:01 10:02 大樺沢二俣
10:41 10:48 白根御池小屋
11:22 第二ベンチ(2059ｍ)
11:35 第一ベンチ(1880ｍ)
11:52 11:55 白根御池分岐
12:06 広河原山荘
12:08 広河原インフォメーションセンター

2日間のログを合わせたらおかしくなってしまったので手入力で直しています。
実際は2日目朝はトラバース道分岐手前で引き返しています。

天候

曇り→晴れ→雨→ガス　ころころ変わりました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芦安駐車場までマイカー、広河原までは乗合タクシー利用（往復とも）

コース状況／危険箇所等

今回のルートでは積雪の心配はありません。

その他周辺情報

金山沢温泉。芦倉駐車場より車で２分くらいです。

写真

6/25 3:55

初めての南アルプスに挑戦です！
夜9時に家を出て芦安駐車場へ。
仮眠の後乗合タクシーの列へ向かいます。

6/25 5:54

予約の方がいて始発のタクシーに乗れないところでしたが、ギリギリのところで乗ることができました。
バスより早く広河原に到着です。

6/25 5:58

北岳は雲の中ですね。

6/25 5:59

吊り橋を渡ります。これもなくなってしまうのかな？

6/25 6:01

旧広河原山荘。
壊されてしまうそうです。

6/25 6:08

釣りの方ばかりで登山者が私だけなんですが、さあスタートです！

6/25 6:10

マムシグサ。

6/25 6:21

クルマムグラかオククルマムグラ。

6/25 6:34

大樺沢ルートとの分岐から御池方向へ。登りが続きます。
大樺沢ルートが良かったけど今年は通行止めで残念です。

6/25 6:46

トゲトゲのハリブキ。痛そう。

6/25 6:52

ギンリョウソウ。

6/25 7:18

ゴゼンタチバナ。

6/25 7:31

緑の花がありました。

6/25 7:50

しばらくすると平らになりました。ほっとします。

6/25 7:56

ミヤマカラマツ。おしべの先が太くなっています。

6/25 7:56

多分、コンロンソウ。

6/25 8:09

2時間ほどで白根御池小屋に到着。休憩します。

6/25 8:12

今回のとっておき。スイカとメロン😊
美味しいお水もいただきました。

6/25 8:26

山荘の前にはミヤマキンポウゲが。
葉の形でキタダケキンポウゲと思いましたが、後で聞いたところによると、ここには咲かないとか。

6/25 8:28

天気良くなってきたみたい！
ここでルートが分かれますが、草すべりへ向かうことにします。

6/25 8:39

歩き始めるとサンリンソウがたくさん。

6/25 8:39

八重のサンリンソウ。かわいいー

6/25 8:41

ワダソウ。

6/25 8:57

これはバラのようなサンリンソウ。

6/25 9:02

イワツメクサ。

6/25 9:28

ハクサンチドリだ！

6/25 9:28

草すべり長くてキツイなあ。でもかんかん照りではないので助かります。

6/25 9:37

そしてキバナノコマノツメ。これもたくさんです！

6/25 10:02

ここで座りやすい岩があったので休憩していると、レンジャーさんの腕章をつけられた方が。数の少なくなった高山植物の生育を交代で調査されているそうです。興味深いお話を聞かせていただきました。

6/25 10:23

重い腰を上げ、右俣コースとの合流地点まで来ました。

6/25 10:27

ここにきてどんどん晴れてきました。
コイワカガミがたくさん。

6/25 10:31

鳳凰三山。オベリスクが見えるのですぐ分かりました。

6/25 10:34

ショウジョウバカマ。

6/25 10:37

シナノキンバイ。

6/25 10:42

ここは雪の上を歩かなくても進めます。
それにしても、やはり晴れてくるとウキウキしますね！

6/25 10:44

小太郎山の向こうに甲斐駒ヶ岳。

6/25 10:48

小太郎尾根分岐に到着。

6/25 10:48

この景色たまりません！

6/25 10:45

イワウメ。

6/25 10:50

トラバース道ではキバナシャクナゲがたくさん。
見惚れて足を踏み外さないようにしないと！

6/25 10:52

もう終盤ですね。

6/25 10:56

小さいお花もたくさん。
ウラシマツツジ。

6/25 11:19

ミヤマキンバイ、オヤマノエンドウ、ハクサンイチゲ。

6/25 11:20

なんとか到着。
今回は高山病にならないよう水分採って極力ゆっくり登ってきましたが、やはり頭痛が出てきました。
ヘロヘロで肩の小屋へ向かいます。

6/25 11:38

お部屋に案内していただきます。
昨日から新館での宿泊が始まったばかりです。

6/25 11:46

6/25 11:56

いい天気なので山頂へ向かうことにします。
大きな雲。

6/25 12:21

ハハコヨモギ。

6/25 12:24

ミヤマキンバイとクモマナズナ？
チシマアマナもありました。

6/25 12:29

ぐいぐい登り上げます。
一歩ごとに頭がズキズキし、指先もしびれてきましたが、深呼吸しながらゆっくり進みます。

6/25 12:29

あと少し！

6/25 12:53

到着！素晴らしい眺望です。
思いがけず晴れているときに来られました。嬉しいな。

撮影していただきました。

6/25 12:50

お地蔵様と山頂標。

6/25 12:49

日本で二番目に高い山なのに、三等三角点なんですね！

6/25 12:49

仙丈ケ岳。

6/25 12:53

日本2番目に高い山からの富士山。

6/25 12:54

堪能したところで、キタダケソウ探し。
これはイワオウギかしら？丈が短いのでわかりにくい。

6/25 12:57

ここを下っていかないとキタダケソウは見られません。
でも頭痛がひどいので諦めることにします。

6/25 12:59

山頂付近にキタダケソウあったと仰る方もいましたが、私が見るにすべてハクサンイチゲのようです。

6/25 13:33

いい天気だなあ。

6/25 14:12

タカネイワヤナギ。

6/25 16:49

小屋に戻るとすぐ大雨に。危なかった。
昼寝して夕食は豚のステーキ。
夕方〜夜は風が強く、雨も降ったようです。
小屋の窓についてる板が風で暴れてずっと大きな音をたてていました。

6/26 4:32

翌朝。風が強いので曇っているのかと思っていましたが、外に出てみると見事なご来光が始まっていました。しまった！
慌ててシャッターを切ります。

6/26 4:33

すごい日の出。こんなの初めて見ます。

6/26 4:32

そして振り返ってみると、なんとブロッケン！
気付いてからすぐ雲に隠れてしまい、ほんの一瞬の出来事でした。

6/26 4:33

光のカーテン。

6/26 4:34

素晴らしい劇場でした。
この後はあっという間に周囲はガスに覆われました。

6/26 4:50

朝食は5時から早い者順なので、そのまま並んでいただきました。
お味噌汁美味しいです。おかず足らなかったので味海苔持ってくれば良かったな。

6/26 6:17

あとは帰るだけと思い、パッキングして外へ出ましたが、やはり心残りはキタダケソウ…
ここで帰ると後悔するので、ガッスガスの山頂へ再度向かうことにしました。

6/26 6:53

強風の中、山頂を超え吊尾根分岐まで降りました。
飛ばされそうです。
八本歯のコル方向へ向かいます。

6/26 6:56

そして、5分ほどで最初のキタダケソウがありました。
真ん中と左の株です。
右側のハクサンイチゲと全然違いますね！

6/26 6:57

キタダケソウちゃん、はじめまして。

6/26 6:56

トラバース道に進むとたくさん見られると聞きましたが、私はもう十分満足しました。引き返します。

6/26 7:00

蕾だけど、ミヤマオダマキ。

6/26 7:06

まだ少ないけどお花畑。真ん中にタカネシオガマらしき花も。

6/26 7:07

イワベンケイ咲き始め。

6/26 7:28

昨日とは全然違う山頂。

6/26 7:52

そして肩の小屋まで降りてきました。下山します。

6/26 8:30

イワウメとコメバツガザクラ。

6/26 8:39

緑がかったシナノキンバイ。

6/26 8:40

黄色いシナノキンバイ。

6/26 8:47

ここで右俣コースで大樺沢二俣へ向かいます。

6/26 8:49

コイワカガミ。

6/26 8:54

根曲がりダケカンバ。

6/26 9:05

ミネザクラの向こうに雪渓が見えてきました。

6/26 9:19

右俣コースのほうが草すべりより降りやすいかと思ったらそうでもなく。でも雪渓が見えるのがいいですね。

6/26 9:35

カラマツソウ。ミヤマカラマツと判別しにくいですね。

6/26 9:35

どうもクロミノウグイスカグラみたい。
北海道のハスカップですね。

6/26 9:36

アイズシモツケ。

6/26 9:41

雪渓。

6/26 9:43

ミヤマガラシ。

6/26 9:46

イワハタザオかウメハタザオかな？

6/26 10:07

分岐を御池小屋方向へ向かうと、タカネグンナイフウロが二輪ほど咲いてました。

6/26 10:17

御池小屋までのルートは森の中。
茶系の蘭でもないかなあと探しましたが見つからず。

6/26 10:36

御池に波紋が。雨です！
ラーメン食べようと思ってましたが、雨雲が来る予報なので休まず下ることにしました。

6/26 11:50

こう見ると急ですね。

6/26 11:55

大樺沢ルートとの合流地点へ戻りました。

6/26 12:08

そして一気に下山。結局雨は大丈夫でした。
バス行ってしまったばかり。

6/26 12:17

昨日のタクシーの運転手さんがいたので聞いてみると、人数集まったら出るよとのこと。
広河原山荘覗こうと思ったら押しても引いてもドアが開かず、困惑していると従業員さんが開けてくれました。引き戸でした。

6/26 13:07

タクシーで無事帰還。暑い。
白根会館のお風呂に行こうかと思いましたが、混んでいるとのことなので、受付のお姉さんに教えてもらった別のお風呂へ向かうことにしました。

6/26 13:50

車で2分ほどの金山沢温泉です。
きれいで空いててくつろげました。
さっぱりしてから4時間かけて帰りました。お疲れさまでした。

撮影機器：

GR II RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

XQ-BT44 Sony

感想

まみむ

北岳へ登ってきました。
なかなか機会がなかったのですが、今年こそということで、肩の小屋へ予約を入れ楽しみに待っていました。
梅雨の最中なので雨も覚悟していましたが幸運にも降られることもなく、いろいろ思い出に残る経験ができました。
キタダケソウはもちろんですが、夜明けの劇場とブロッケンはとても嬉しかったです。
体調については、3000m越えのため高山病には気を付けてゆっくり登っていきましたが、やはり症状が出てしまいました。
でも常念岳の時のように酷くはならず、翌日には順応できました。
自分の体調を把握してうまく付き合っていかないとですね。

コメント

ﾉﾘｷﾝ山

マミさんこんばんは　まさかの北岳お初とは☺️
キタダケソウにも無事に会えて良かったですね♪

ボクも奈良田から笹岳〜北岳を考えていたのですが...ｵｼｲ😭

まみむ

ノリさんこんにちは。
もう夏になるというのに今年はまだお会いできないですよね。
北岳でバッタリしたら面白かったのに残念！😁
皇海山の長丁場、大変お疲れさまでした。

私は今回キタダケソウ狙いで行きましたから、１日目は無念でしたよ〜
２日目のご来光で元気が出て見に行けました😀
南アルプスは山が大きくて迫力がありますね。登山口までのアクセスが不便なのも納得です。
今度は縦走してみたいなあ。

めいこ@meineko

mamimuさん　こんばんは。

最高の2日でしたね✨
素晴らしい景色をありがとう😆
いつもながらmamimuさんの行動力とバイタリティーには脱帽です❗
念願のキタダケソウも見られたね✨
他にも花いっぱいで、景色も良く、感動ですね❗
早くも梅雨明けし、暑さに弱い私はテンション下がり気味。
でもでも青空はいいです😆
またご一緒させてくださいね😃

まみむ

meinekoさんこんにちは。
先日話していた北岳行ってきました。楽しかったです♪
念願のキタダケソウ、かわいいし、やっと見ることができて感動でした！
他にも初めましてのお花がいくつかあり、登山道も全然飽きませんでした。私はお花に突き動かされていますね😀
次はニッコウキスゲでしょうか。霧降高原、女峰山行きたいです〜

それにしても、もう梅雨明けとは驚きですね。晴れるのは嬉しいけれど、こうなると水不足や植物に影響がないか心配なところです。