キタダケソウ開花状況のお知らせ〜北岳

2022年06月28日(火) 〜 2022年06月29日(水)

• GPS: 31:23
• 距離: 13.8km
• 登り: 1,992m
• 下り: 1,970m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:39
• 休憩: 0:51
• 合計: 4:30

6:12 広河原インフォメーションセンター
6:16 6:17 広河原山荘
6:36 6:36 白根御池分岐
7:03 7:09 第一ベンチ(1880ｍ)
7:25 7:26 第二ベンチ(2059ｍ)
8:07 8:20 白根御池小屋
9:31 9:50 草すべり分岐
9:59 10:10 小太郎尾根分岐
10:42 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:55

5:39 北岳肩ノ小屋
5:51 5:51 両俣分岐
6:06 6:28 北岳
6:40 6:52 吊尾根分岐
7:03 7:04 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
8:16 8:22 トラバースルート分岐
9:10 9:11 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
9:22 9:25 吊尾根分岐
9:42 9:47 北岳
10:08 10:16 両俣分岐
10:23 10:41 北岳肩ノ小屋
10:59 11:06 小太郎尾根分岐
11:13 11:14 草すべり分岐
12:03 12:05 白根御池小屋
12:35 12:35 第二ベンチ(2059ｍ)
12:51 12:51 第一ベンチ(1880ｍ)
13:11 13:14 白根御池分岐
13:29 13:29 広河原山荘
13:32 13:32 広河原・吊り橋分岐
13:34 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り〜快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●6月27日(月) バス停の向かいにある芦安第二駐車場は、21:00の時点で7割方埋まっていました。翌28(火)04:00で9割方駐車。

●バスと違い、乗り合いタクシーは05:00から出発します。04:30には20人くらい並んでいました。

●夜叉神峠のゲートは朝05:30にならないと開きません。広河原に着いたのは06:00少し前。ゲートが開いている帰りですと、広河原〜芦安までおよそ40分くらいで着きます。

●料金は環境への協力金(300円)を含め1500円でした。

コース状況／危険箇所等

とてもよく整備されていて、不安な個所はありません。

写真

おはようございます。キタダケソウに会いに広河原へやってきました。早朝はよく晴れています。

白根御池小屋に到着。以前は、小屋の周辺にもっとお花が咲いていたそうですが、ずいぶんと鹿に食べられてしまったようです。

御池のそばに咲くミヤマキンポウゲ。

草スベリの途中で一株だけ見つけたハクサンチドリ。

ショウジョウバカマ。

シナノキンバイ。

草スベリを登り終えると、たおやかなカールを備えた仙丈ケ岳が姿を現します。

西からの強風が吹きすさぶ中、身を寄せ合うオヤマノエンドウ。

肩の小屋に到着。久しぶりに3000m峰に来たら、頭が痛くなってきたので、今日は小屋でジッとお休み。

一晩寝たらスッカリよくなったので、張り切ってキタダケソウを探しに行きますよ。先ずは北岳へ。

到着。この後お目当てのトラバース道へ。

来てみると……。日当たりの良い場所に咲いているキタダケドウは、もう盛りを過ぎちゃっている。

これもそう。

うーん、元気なさ気。

定点観測されているポイントに咲くキタダケソウは、もう花を落としています。

盛りの最後を謳歌する姿。

イチゲちゃんはまだ元気いっぱい。

でも足元にひっそりと花が開いたばかりのキタダケソウを発見！

まだ全体的にグリーンがかっていて瑞々しい。

日陰を探すと、まだきれいに咲いているものもあります。

まだがんばってる。

岩陰にシナノキンバイとともに咲くキタダケソウ。

まだつぼみも残ってる。

シナノキンバイ。

斜面に広がるシナノキンバイの群生。

イワベンケイ。

これはシオガマギクかな。

岩の割れ目にミヤマムラサキが！

チョウノスケも。

こんな険しいところに、健気に咲いているんですよね。

さようならキタダケソウ。また来年お会いしましょう。

感想

Linway

★キタダケソウの開花状況

吊り尾根分岐から八本歯のコルにかけての斜面では、ほとんどがしおれていました。
八本歯のコルから北岳山荘へのトラバース道斜面でも、多くの株がピークを過ぎていましたが、日陰や足元の日当たりの悪そうな場所では、盛りの株も残っていました。

肩の小屋の方とお話ししたところ、今年は開花が1〜2週間ほど早かったそうです。また27日には雹が降ったそうで、その影響で痛むのが少し早かったのかもしれません。
長期予報(6/30現在)を見ると、土曜日の午後からから天気が下り坂のようですし、晴天の下、南東斜面でキタダケソウのを見られるのは、今週までかもしれません。

なお小屋の周辺では、7月に入ってからでも咲き始めるとのことでした。

※下界では連日猛暑ですが、北岳肩の小屋では、強風が止むことなく真冬の寒さでした。ダウンを着ておられる方も多数いましたので、小屋に泊まられる方は、防寒着を持っていくことをお勧めします。

コメント

ここりーち

Linwayさん、こんにちは。

28日にキタダケソウを見たくて北岳に登ったものです。
キタダケソウの開花状況の情報ありがとうございます。初めてキタダケソウを見た私には盛りを過ぎたキタダケソウでも充分可愛らしかったですが、なるほど、咲いたばかりのキタダケソウは緑がかっているのですね。私にはまた別の花に見えます。蕾も可愛らしいです。大変勉強になりました。また来年以降来ることが出来ましたら、瑞々しいキタダケソウを探したいと思います。
ありがとうございました😊

Linway

kokorinichiさん、はじめまして、こんにちは。

盛りを過ぎてなお、強い日差しに向かって花弁をいっぱいに開かせる姿に、健気さと散り際の美しさを感じます。ゴッホも枯れゆくひまわりを何度も描いていますよね。

咲いたばかりのキタダケソウが、本当に緑がかっているか、と言われると自信はありません。私が見た他のキタダケソウとは違い、すごく新鮮で初々しく見えたので「きっと花が開いて間もないに違いない」と思っただけです。

どうぞご自身で確かめてみてください。いつかきっとkokorinichiさんが満開のキタダケソウに出会えますように。