燕岳〜大天井岳〜常念岳(残雪の北アを縦走)
- GPS
- 53:25
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,291m
- 下り
- 2,399m
コースタイム
※歩行時間:5時間05分(小休止含む) 休憩:55分
17日:燕山荘6:55〜(55)〜蛙岩7:50〜(1時間15)〜為右衛門吊り岩9:05〜(1時間30)〜切通岩10:35〜(1時間10)〜大天井岳11:45/12:00〜(10)〜大天荘12:10/12:30〜(3時間)〜常念小屋15:30
※歩行時間:8時間(小休止含む) 休憩:35
18日:常念小屋6:20〜(1時間35)〜常念岳7:55/8:10〜(1時間05)〜常念小屋9:15/9:45〜(3時間25)〜一の沢登山口13:10
※歩行時間:6時間05分(小休止含む) 休憩:45分
天候 | 16日晴れのち稜線は吹雪 17日朝の内はガスのち晴れ 18日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:18日一の沢登山口よりタクシーでシャクナゲ荘、ガイド車で松本駅まで行きあずさで帰郷 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※残雪期のルートで夏道は通れない、雪の状態等は燕山荘で必ず確認して下さい ※大天井岳の登りはまだ尾根の直登になります。 ※山岳ガイド:福田浩道さん http://www.go.tvm.ne.jp/~fhiro216/ ※宿泊 有明荘 http://www.enzanso.co.jp/ariake/ 燕山荘 http://www.enzanso.co.jp/sansou/index.html 常念小屋 http://www.mt-jonen.com/ |
写真
感想
16日
あまり雪山が得意では無い私、でも雪山には行ってみたいのでいつもお世話になっている福田さんの「残雪の北アルプス燕〜常念岳縦走」に申し込みしました。集合場所が中房温泉登山口なので夜行で来てそのまま登るのも疲れるなと思い有明荘に前泊することにしたのですが、なんと木曜日は穂高からのバスが無い・・・松本のビジネスホテルかなと思い、取りあえず福田さんに連絡したら時間があるので有明荘まで送ってくれるとのありがたいお言葉で有明荘に泊まることが出来た。燕からの下山で日帰り温泉には入ったことが有り、1度泊まってみたかったので嬉しいな
明けて16日朝は良い天気で張り切って有明荘を出発、15分で登山口に着くと福田さんとモッチーさんがもう来ていた。モッチーさんとは安達太良でご一緒させて貰いお久しぶりのご挨拶して出発する、第三ベンチまではアイゼン無しで登り第三ベンチ上部でアイゼンを着けた。登って行く内にみぞれが降ってきて天気が急変。福田さんによると、朝方の天気予報では低気圧の動きが遅く寒気が入ってきて一時的な冬型になっているとのこと、合戦小屋に着いたときには風も強くなってきていた。
合戦小屋でお昼を食べ合戦沢ノ頭に登ったときにはみぞれ交じりの雪と強風で春の嵐、金曜日だけどそこそこの登山者が登っています。吹き飛ばされそうになりながら尾根を登って燕山荘に着きました〜やれやれ。こんな天気なので燕岳には行かずに小屋の中でおとなしくビールを飲んでいました。明日のお天気が心配ですが、燕山荘に張って有る天気予報ではお昼頃から天気が回復する書いてあり安心した。
17日
4時過ぎに日の出を見たくて起き出すが雲が多くはっきりとした日の出は見られなかったけど、八ヶ岳と南アの間に富士山が綺麗に見えていた。朝食を食べて出発の頃には周りはガスガスになっていて風も強い、アイゼンは蛙岩まで無しで歩いて行く。蛙岩は夏道は巻いているそうですが冬道は中をくぐって行きます。岩と雪のミックスに慣れていない私たちは慎重に通過する。ここは燕山荘の冬季ツアーで1回来ていますがもっと雪が少なく登るの大変だった記憶がある、今回は雪が一杯あり這って登れたやっぱりその時々で状況が変わりますね。
第一難関の蛙岩を通過していくと徐々にガスが取れて、これから歩いて行く大天井岳が見えてきました。大天井岳は今の時期巻き道は通れず尾根を直登する、燕山荘でもアナウンスしていますがここが一番の難関。私たちは切り通し岩からショートロープで確保してもらい直登ルートを登りましたが途中1カ所トラバースするところは緊張した。1時間ほど急登を登って行き山頂に到着〜お天気も良くなっていて360度の展望が待っていました。こういう景色が待っているので苦しさも忘れてしまうのです、本当に頑張って登ってきた甲斐がありました。そして私的にはこれでやっと燕から大天井岳までの表銀座を繋げられ感無量です。
山頂で展望を楽しみ大天荘まで下りてお昼、この小屋も私が初めてアルプスの小屋に泊まった所なので懐かしい展望も良いところなのでまた泊まりに来たいな。小屋からはアイゼンもはずしストックで常念目指して歩き始める。お昼を過ぎているので雪もぐずぐずでハイマツの中の道は歩きずらかった、途中東天井岳の下りで1カ所シリセードで下りたところがありましたがなんとか滑り降りられました。下った鞍部で初めての登山者とすれ違う、大天井岳の冬季小屋に泊まる予定とのこと天気も良いので良い日の入りと日の出を独り占め出来たでしょうね。横通岳を巻き終わると下に常念小屋が見えて来た、下に見えるけどここから急な下りでやっとの事で常念小屋に到着。小屋は週末なのでほどほどの混み方でした。
18日
今朝も快晴で槍ヶ岳が朝日に赤く照らされています、朝食を食べてからいらない荷物を置いて常念岳に登る。最初の尾根に出るまでは雪は有りません、山頂直下からアイゼンを履いて登頂〜今日も360度の展望が待っていた、安曇野もよく見えてほんとになんとも言えない景色。遠くには白山も見えました、もちろん富士山も見えてます展望を堪能して下山。小屋に戻り福田さんが入れてくれるコーヒーを飲んで一休みしてから、乗越しから急な雪渓を下る。ここでまた念のためにショートロープで確保してもらいますが下りの場合私が先頭で下りて行くのです、へっぴり腰で下っていると福田さんから注意を受ける・・・とほほ
なんとか安全地帯まで下りてロープを解除、しばらく雪渓の上を歩いて雪が無くなったところでアイゼンをはずす。あとは一ノ沢の登山口まで長い下りを歩いて無事下山出来ました。初日の荒れた天気でどうなることやらと思いましたが、二日間とも良い天気に恵まれて楽しい縦走が出来ました。
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