雄山から八郎坂への下降: 国見岳・天狗山を経由 - ちょっとしょっぱい滑り納め -


- GPS
- 13:13
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 2,858m
コースタイム
6月1日: 浄土山南峰5:13-6:36一の越6:53-7:46雄山7:55-8:24一の越8:33-8:47称名川標高2400m8:59-10:12国見岳10:27-11:05天狗山11:16-11:58弥陀ヶ原12:20-13:13弘法付近滑降終了13:31-13:45八郎坂下山口-15:49八郎坂登山口-16:02称名滝バス停
天候 | 2日とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
今シーズン滑り収めとしてロングツアーを組んだが、朝の第一滑走で失敗、反省すべきスキー山行となってしまった。
土曜日は用事を済ませて午後発で室堂に上がり浄土山に真っ直ぐ上がる。まだ明るいので龍王岳に往復した。途中の平坦部に雪は残るが、龍王岳の登り道にはもう雪がなかった。
日曜日天気は上々、朝早く雪がカリカリで、ちょっと嫌だなとは思ったが先が長いとの意識で龍王岳のカールに入ってしまった。そしてこの硬雪ではターンしてはいけない場所でターンして失敗、滑落になってしまった。
擦り傷程度で済んだが、気が滅入ったのとまだ雪が硬いだろうと山崎カールの滑降は止めて、一の越にスキーを置いての雄山往復に変えた。一週間前も同じような状況で早朝滑降して平気だったとの意識が良くなかったと思う。その時は2,3日前の降雪による新雪表面で、凍ってもエッジの食いつきは良く、今回の古雪凍結状態とは違ったのだ。
雄山から一の越に戻って8時半、まだかなり雪は硬いが少しずつ緩み始めているし、急斜面でないのでもう大丈夫だ。称名川沿いに標高2400mまで滑り降りて、シールを着けて室堂山方面へ登って行き、西に逸れて国見岳へ。シールを外して天狗山へのコルへ滑り降りる。この辺が今日の中で一番気持ちよく滑れた。天狗山への標高差50mの登りはツボ足でこなした。
天狗山から弥陀ヶ原への滑降は、稜線通しはもう雪が切れ、その下も大分プッシュが出て来ていて思うようにコースが取れない。ブッシュを避けて標高を下げ、その後トラバースを繰り返し、谷を右に向く同じ姿勢で疲れる。標高2100m位で漸く弥陀ヶ原の立山荘を正面に見て滑れるようになるが、今度は雪面の縦溝と、立木周りの凸凹でやはり快適でなく、部分的な登り返しも随所にあり、気温も上がって汗だくで弥陀ヶ原に着いてバス道路横断し、少し長い休憩とした。
弥陀ヶ原の緩斜面の滑降は、遠目にはまだ十分な雪で平坦だが、ここも凸凹が増えてのんびりすいすいとは行かない。七曲りにかかるともともと狭い通路で雪が減り、下っては登りを強いられる。ついには雪が消えて藪の突破も現れた。弘法を過ぎ、八郎坂の分岐まであと300mで滑降終了とし、木道に乗って板を担ぎ、靴も履きかえた。
八郎坂はまだ開通前で下からは通行止めになっているが、上からは封鎖はしていなかった。上端付近はところどころ雪が夏道を隠して迷い易くしている。木道がバス道路を離れる所で「八郎坂」の案内板があるが、その先150mに大観台への道からの分岐がある。そこが目立たなく一度行きすぎてしまった。その後急斜面に付けられた道となり、残雪横断は落ちるとやばいトラバースとなる。多くはキックステップで凌ぐが緊張するところも多く、遂に一ヵ所はアイゼンを出した。
下がってくると残雪は問題なくなるが、崩壊危険地、浮石等々雪解け後未整備の状態で気を抜けない。縦に背負ってるスキー板が枝に引っかかることも頻繁に起こる。スキーの下端を岩などに引っ掛けてバランスを崩す危険もある。漸く第二展望台に着いて滝の迫力に圧倒される。道も良くなって来て気楽に歩けるようになり、称名滝への遊歩道が間近に見えて間もなく、八郎坂の登山口に到着。通行止めの柵を乗り越え、橋を渡って観光客に混じり、バス停に到着。3000mから1000mへ、バラエティに富んだ一日が終わった。
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