甲斐駒 日向八丁から


- GPS
- --:--
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,450m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・日向山矢立岩からの林道は、崩れた所もありますが歩くのには問題ないです。 ・林道終点から鞍掛山は、登山道はありません。 ・日向八丁は整備されています。マーキングは少なめです。大岩山の下りが核心。 ・五合目小屋跡から黄蓮谷に下って、日向山矢立岩からの林道終点に戻りました。周回ルートとしました。黄蓮谷は当然、沢登り(今回は沢下り)です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
日向八丁に行ってきました。
何年も前から整備中ということでしたが、今年完成したといろんなところで聞きます。
普通の登山道に数えられることはないでしょうが、藪尾根ではなくなりました、という結論。
どうせ行くのだったら、ちょっと変わったことをしようと思って変則的な周回コースにしました。
前から友人に勧められていた、鞍掛山に直接登る東の尾根から入って、大岩山、日向八丁、甲斐駒、黒戸尾根とまわり、最後は黄蓮谷から尾白川に下り、矢立石まで林道歩きというものです。
もし時間切れでどこかに泊ることになっても快適に眠れるように、ツエルトと寝袋(ペラペラ)、ロープなども持ったりしたので10kg以上のザックの重さになってしまいました。
鞍掛山東尾根は短いけど内容のしっかりしたナイスな尾根でした。登るんだったら読図は難しくありません。尾根を抜けると昔の講中登山のなごり。甲斐駒の眺めがっとてもいい所なので、特別な意味があった場所かも知れません。今は展望が良いので展望台とあっけなく呼んでいますが、礼拝所という記述をどこかで読んだ気がします。
山頂から駒岩とのコルを目指して急坂を下りると、最後はトラバース気味になってトラロープが張ってあります。このトラロープの張りかたは初めて見ました。木の釘を打ちつけて。針金巻いてのトラロープ!全体重をかけるのはやめた方がいいですね。
大岩山から、甲斐駒から鋸岳の間にある三ッ頭までが日向八丁です。その間、問題になるのが大岩山の下りです。
よく整備されていて、立派な鉄の梯子が出てくるともうすぐ終わり。このセクションがあるから、整備前はロープを持って来なければなりませんでしたが、これでは必要ないでしょう。ロープで最後で、日向八丁の最低鞍部となります。
右が釜無川の中ノ川の支流大岩沢で、左が尾白川ノ鞍掛沢の支流金山沢です。
鉄の梯子はもう一つあり、烏帽子岳手前の所です。左が尾白の鞍掛沢、反対が中ノ川の七ツ釜上部の支流になります。
烏帽子岳まで行ってしまえば日向八丁も終わりです。
甲斐駒の山頂を回って黒戸尾根を下ります。途中で腹が減ってしまいシャリバテ、ゆっくりラーメンを作って食べました。黒戸尾根を下りて、五合の小屋の跡地に着いたのがもう16時半。ちょっと考えましたが、黄蓮谷に突っ込みました。尾白本谷を過ぎ、三丈ノ滝を下ったところでヘッドランプを出しました。花崗岩の明るい沢身はまだ行けましたが、巻きの樹林帯は真っ暗ですから。ヘッデンつけて沢登り、沢下り!?なんて初めてしましたが、スゲー危険でした!ヘッデンで照らされたピンポイントしかわからない中で、あとは勘。ロープを持つかどうか迷ったスタート時でしたが、ないよりはましだろうと持った8mm×15m。懸垂できる距離は7.5m。持ってて正解でした。5回は懸垂したかな?夜に用事がなければ、焚き火でもして泊りたい気分でした。なかなか厳しい夜の沢下り・・・小さなケルンを見たときはホッとしました。結局、五合目から安全地帯の林道まで3時間かかってしまいました。
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