浅間山<あSUMMER MOOD>
- GPS
- 08:16
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,268m
コースタイム
6:40 車坂峠
6:52 車坂山
7:45 槍ヶ鞘
7:54 トーミの頭
8:11 黒斑山
8:39 蛇骨岳
9:08 仙人岳
9:38 Jバンド
10:08 賽の河原分岐
10:48 立入禁止告示板
11:03前掛山11:23
11:34避難シェルター(立入禁止告示板そば)12:14
13:03 湯ノ平分岐
13:47 草すべり分岐
13:49 トーミの頭14:01
14:53 高峰高原ビジターセンター
天候 | ガスから晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口付近にポスト有 車坂峠〜表コース 樹林帯の土道登りからガレた道に徐々に変わる。 トーミの頭〜鋸岳 樹林帯と時折開けた道とか交互に出てくる稜線歩きで黒班山を過ぎて蛇骨岳手前まで。 蛇骨岳から先は火山帯特有の砂礫と岩場の道。樹林帯ではぬかるみもあるので雨後などは注意。また稜線も浅間山側は常に崖、蛇骨岳以降は両側が崖な部分もあるので滑落注意。 鋸岳手前でJバンドの道標がある。道標の奥へ少し登った先が鋸岳だが山頂標識など見当たらず。 Jバンド〜前掛山登山口 崖下りという感じでガレた岩場を下りるので落石・滑落注意。 その後は平坦な荒野を歩くように賽の河原を突き進む。 前掛山 砂を含んだガレ場の登り、標高差で300mほど登ると浅間山火口立ち入り禁止看板。そこから南側に避難シェルター2基。南西方向から弧を描くように2段階登った先に山頂。樹林なく吹きさらしの山肌を登るので強風時・日差しが強い時などそれぞれ対策要。 湯の平口〜草すべり その名の通り草が茂る道の急登、滑落注意。段差が多く道幅も狭い急登なので登りづらい。 樹林帯があまりないので日差しがある日は暑さ対策要。 中コース 下山で使う場合は緩やかな樹林帯の下り。ややぬかるんだ場所もあるので転倒注意。 下山後は高峰温泉を利用(高峰高原ビジターセンターよりコンディションの良いダート道を車で5分ほど)、日帰り入浴は16時で終了なのでご注意。 |
写真
感想
昨年は単独で歩いてきた浅間山。時は月9で山P・香里奈主演のドラマが放映されていて、年甲斐もなく夏のワクワク感を持て余しながら海ではなくこの浅間山でヘロヘロ感満載で山行していた。
今年もほぼ同じような時期に浅間山に登ることになった。車を走らせBGMはあのドラマの主題歌「SUMMER NUDE」でご機嫌だ。まあ、夏の海の歌なんだが山が好きだからその辺は突っ込みなしでお願いしたい。
今回は車坂峠起点で外輪山からJバンドを下り、賽の河原をブチ歩き前掛山をガチ登り、草すべりを乗り越え、中コースでてろんこ下山する、という浅間山のゴールデン周遊コース。peachfaceも前から登りたいと言っていた浅間山エスコートなので私は俄然ヤル気だ!
必死さを見せるには早すぎるトーミの頭までの登りで既に一汗かいてさあ、ご覧あれ!と見せた世界はガスワールド。
まあ、俺、曇天神とか言って一昔前はブイブイ言わせてたからね、と言ったか言わずかpeachを慰める振りして自分を慰めながらもその先へ。
蛇骨岳、ガス! 仙人岳、ガス! Jバンド飛ばして鋸岳、お?ちょっと晴れて賽の河原と浅間山チラッと。
比較的通りすがりのガスマニアぶりを発揮してJバンドを下る。
下る途中で振り返っては「おお、なんだこれ!?」、賽の河原を見下ろしては「おお、なんだこれ!?」の繰り返し。二人してそのジオラマのような風景に映画か作り物の世界かはたまた行ったことのない海外の風景かと盛り上がる。それは正しく「SUMMER NUDE」の歌詞のように「♪そうさ僕ら今、はしゃぎすぎてる夏の子供さ」を体現していた。
賽の河原を暑さに耐えて歩き、ようやく前掛山登山口にたどり着く。ここの登りがメインディッシュと言っても過言ではない。
そんな中で「♪何か企んでる顔」をpeachに向ける。
私は唐突に「立禁看板までノンストップ一気登りチャレンジするよ。」
…嫌顔一つ見せずむしろかかってこいよ状態の顔。まあ無理なら止まればいいだけの話しなのでやってみた。
とにかく小さな歩幅で淡々と一定のペースで登る。振り返ってみてもちゃんとついてきているpeachに凄さを感じ、立禁看板がようやく見えたころには「根性見せろ、もうすぐ看板だぜ!」となんかスポ根状態で激を飛ばす。その心の裏には「♪今はただ二人で通り過ぎる 全てを見届けよう」という気持ちもあり唐突な二人だけのトレーニングミッションを成功させた。
おかげでその先の山頂までの道のりでヘロヘロになってしまったが既にガスが覆い尽くした後なのであまり気にもならず前掛山に到着。どうにか見える浅間山火口方面。その先には「♪神様さえ油断する 地中の入り口」があるのをありありとわからせてくれる噴煙を見てとらえることができた。
避難シェルターまで下りて昼食。お互い満足げな山行に話も弾むが「♪止まらない冗談を諭すよに」冷たい山頂の風がシェルターを吹き抜ける。もはや予定調和のごとく湯を沸かし、カップラーメンやスープを飲んで下山用のエネルギーチャージは万全になった。
が、しかし。草すべりは甘くなかった。
激登りだ。それ以外に言い表すことがない。
草すべりの途中でカモシカ2頭の爆走を見て「乗せてくれないかね?」という弱音を吐き、覇気がなくなりハキハキした受け答えが不可能となった頃、ようやく登りきる。そのすぐ先のトーミの頭でようやく晴れきったガス、今日歩いた外輪山と前掛山が見渡せて「♪この目のフィルムに焼こう」と思えた光景がそこにはあった。
中コースは崩壊地が若干あるものの比較的緩やかに山行を進めることができ、無事に下山。
汗と土まみれの山行でとてもドラマや歌のような爽やかさ漂うムードは皆無であったが変化に富み、崖下りや一気登りや激登りをきちんとこなしガス気味な山行であったものの大満足の我ら。これが我らの「SUMMER MOOD」だからよしとしよう。
1ウン年前の小旅行で初めてちゃんと興味を持って名前を覚えたかもしれない山、浅間山。
いざ登山を始め、行きたいと思いつつルートもなにもまったく調べてなく…しかし一度行ったことのあるらしいbo-tyu-zaiさんが誘ってくれたので連れてってもらう登山全開で快諾!
前日の移動直前に地図を買い、山行計画もどなたかのレコを丸コピして作っただけでろくに頭に入っていない甘ちゃんっぷりでレッツゴー。
翌朝、ここ数日続いた夜更かしと遊びすぎで若干寝不足気味な私は軽い頭痛に見舞われていた。
念願の浅間山はガスの中にいるし…うーむ。ゆっくりめに準備させてもらい、頭痛薬をのんでからののんびりスタート。まずかったら前掛山ナシの方向でというかなりな弱気具合。
しかし歩いているうちに薬がうまいこと効いたか、花の多い道に精神が高揚してきたか眠いながらも体の調子は良くなった〜。
が、天気の調子は良くないままで、黒斑山ではこの山が好きで何度も登っているらしいご夫婦&bo-tyu-zaiさんは目の前に広がっているはずの絶景がひどく惜しいと嘆いていたが、今のところ問題なく歩けるようになったことがうれしかった私は「ふーんそんなに?」状態。
なんやかんや登ってれば晴れるんじゃね?というお気楽っぷりでいた。
だが外輪山を巡るピークを越えるもののガスは晴れない…たまにほぼ垂直な崖がうっすら見えたりもするので、徐々にやっぱりとんでもないところにいるのでは?と感じてきたが、最後の草すべりが少し怖かった自分には谷底が見えなかったのは案外よかったかも。
鋸岳〜Jバンドのあたりからちょっとずづ晴れだし、眼下に広がるのはまるでジオラマのような景色!
ここでもっと真剣に晴れを願っておけばよかった…と思うが、賽の河原におりたころには暑い陽射しに参ってもう一度ガスってほしいと願ったり、終始わがままガールよくばり宣言炸裂でした。
さていよいよ前掛山へ。「キツイから」「キツイから」とちょいちょい唱える相方氏。
見える登山道はまさにそうでしょう…しかし元気になった今。砂礫のキツイ登りを日向山の屈辱と結び付けていたので負けるつもりはなかった。
砂と石ころでズルリと滑らないことを一番に注意しながらもくもくと進む。
なんだなんだ、辛いには辛いが思っていたよりもイケるぞ自分!と調子に乗ってきたところで右わき腹が痛くなってきてわずかにペースが落ちる。がここまで来たら意地みせろ!と上からの激励に何の特訓だよとか思いながらもめげることなく看板着!
bo-tyu-zaiさんがやけに感動しててすごい褒められっぷりに思わず笑ってしまったが、私自身も体力ついたなーとはっきり実感できて満悦だ。まぁまだ頂上でもなんでもないんだけど。
山頂では再びガスにまみれて遊び、登りで稼いだ時間分帰りのシェルターごはん休憩はゆっくり過ごして、下りはあっという間だ。
きのこと花がたくさんでルンルンの湯ノ平分岐までの道のりだったが、見てみぬふりをしていたラスボス、とうとう来ました。
ああ〜やっぱりあそこ登ってるよ…と横の距離は短いのに縦の距離が半端なく離れてる先行者の姿を発見してしまい二人で変な顔を合わせたが腹をくくってごー。
草すべりのビフォーアフターを写真に収めればよかったと思うほどにトーミの頭についた我らは汗だくボザボサヘロヘロのコテンパンにやられたかわいそうな姿に…それでもご褒美のように優しく晴れた空の下で見渡せる今日の行程、最高の気分だった。
無事に下山しさわやかな風味の嬬恋キャベツソフトを食べて満足感たっぷり、その後16時までの温泉にあわててつかり、しかも洗剤類つかっちゃダメだったのでかなりワイルドな風呂上りだが、こんなのもいいなと女として大きくなったのか小さくなったのかよくわからないまま、とにかく強くなれた浅間山行でした。
bo-tyu-zaiさん peachさん こんばんは。
梅雨明け速攻ですね。黄金周回コースのパーフェクトな歩きっぷり、お見事です。
我が隊は一気は無理なので車坂峠からの外輪山と浅間山荘からの前掛山の分割払いです。Jバンドと草すべりは未経験。なのでふたりともヘロヘロと言いながら羨ましいです。
蛇骨岳のZYAKOTSUの綴りがいまだに気になるB型の私です。
yuzupapaさん、コメントありがとうございます。
そうですね、3日くらい前から梅雨明けが火曜日と言われていたので狙いすましで行ってきました、SUMMERの浅間に。
せっかくの外輪山歩きで浅間山を眺めるどころか賽の河原すら微塵も見えない時間帯が続きましてちょっと悔しい思いもしました。
Jバンドも草すべりもネーミングにそそられる場所ですが歩くとなると手ごわいポイントでした。でも変化に富んだ楽しいコースですね、ここは。
蛇骨岳の綴り、気が付きませんでした ザャコツダケと発音するんでしょうか?和製英語というか英語でもないのかな・・・
思い付きで前掛山ノンストップアタックをしてヘロヘロになる、そんな私もB型です。
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