薬師岳、黒部五郎岳…薬師峠テント泊、絶景の山頂が素晴らしい!!


- GPS
- 56:00
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 3,510m
- 下り
- 3,500m
コースタイム
4:58折立-6:08アラレちゃん-6:51三角点-8:40五光岩ベンチ-9:31
太郎平小屋-10:00薬師峠テント場-テント設営と昼食
11:00薬師峠テント場-11:28薬師峠-12:16薬師岳山荘-13:21
薬師岳山頂-13:50山頂-15:28薬師峠テント場着
二日目
4:55薬師峠テント場-5:18太郎平小屋-7:07北ノ俣岳-7:53赤木岳-10:09黒部五郎岳の肩-10:24黒部五郎岳山頂11:00-13:59北ノ俣岳-15:20太郎平小屋-15:40薬師峠テント場
三日目
5:51薬師峠テント場-9:15折立
天候 | 22日は曇り時々晴れ 23日は終日快晴、夜には雨。 24日は朝から雨でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
国道41号国府町広瀬より県道76号線で上宝へ向かい国道471号線に出て左折しすぐの駒止橋手前を右折し大規模林道で飛越トンネルへ。トンネルを超え有峰林道(1900円)で折立へ。中京方面からはこの道が広くて安全です。 |
写真
感想
一日目:3時45分には起床し車内で朝食を摂りトイレを済ませ84座目となる薬師岳に向け折立登山口を4時58分に出発しました。天気は曇り空ながら時折陽ざしが差し込む絶好の登山日和です。樹林帯の中を淡々と進みアラレちゃんを6時8分に通過し6時51分に1871m三角点に着きました。ベンチでザックをおろし10分間のの休憩です。。ここからは展望も開けてきて周りにはニッコウキスゲが咲き誇っています。2133m地点のベンチで軽食を摂りながらの2回目の休憩です。天気予報通りこのあたりでは青空が広がってきました。整備された登山道を進み8時40分五光岩ベンチ(2196m)を過ぎるとを過ぎたあたりから右手の眼下には有峰湖がそして左方面にはこれから登る薬師岳が見えてきました。周りは池塘が点在し花々が咲き誇っています。石畳の道や木道を進むと太郎平小屋が見えてきます。9時31分に太郎平小屋に到着しました。小屋に登山届を提出し暫く小屋前で明日登る黒部五郎岳を眺めながら小休止です。そして今日の宿泊場所でもある薬師峠キャンプ場には10時ジャストに着きました。テントを設営し昼食を済ませ身軽で薬師岳を目指しました。花々に囲まれ水が流れ落ちる沢筋の登山道を進むと残雪が何カ所かあらわれます。夏道が見えておらずルートが分かりずらい箇所や踏み抜きが心配なところもありましたが11時28分に薬師平に着くことができました。明日登る黒部五郎岳もクッキリです。ガレた登山道を進むと夏道が消え残雪を登る箇所がありますが難なく乗り越えて暫く登り12時16分に薬師岳山荘に着きます。薬師岳まで50分の看板がありあとわずかですが登山口に入ってから7時間が経ち足腰が堪えます。小休止後目の前の薬師岳を目指しますが小屋から見えるのは避難小屋跡の石積と愛知大学遭難のケルンであり頂上は見えません。岩屑の登山道をジグザグ登るとガスの切れ間に槍ヶ岳が一瞬顔を覗かせました。岩稜の稜線上を進み13時21分に84座目の百名山である薬師岳頂上に立つことができました。薬師堂の薬師如来にお参りし今回の山行の安全と無事の下山を祈りました。時折ガスがかかり視界を遮ることもありましたがここまで見てきた中央カールだけでなく北薬師岳との間の金作谷カールも見事でした。30分ほど滞在した後、頂上を後にしピストンで15時28分テント場に戻りました。テント場には太郎平小屋の管理棟がありテントの受付(700円/人に値上がり)を済ませました。そして待ちに待ったビールタイムです。今回は管理棟でビールを販売してるレコがあったので担いできたアルコールは保冷剤代わりに冷凍したビール1缶とワイン1本です。これでは足らないので500ml1缶(800円に値上がり)と350ml1缶(600円に値上がり)を購入し楽しみな夕食タイムに突入です。今日のメニューは日清焼そばに持参のキャベツにハムステーキを乗せた一品といつものホテルカレー(レトルト)でした。食後は明日に備えて19時30分には就寝しました。
二日目:3時45分起床しカップラーメンやそばを流し込み4時55分に薬師峠テント場を出発です。今日はテント場から黒部五郎岳まで往復20kmのピストンなので母さんは荷物なし・・・。私は念のためレインスーツに食料やウイダーゼリー、水500ml×5本、ファーストエイドキットに簡易トイレ等々でそこそこの重量です。天気は薄曇りながら視界は良好で周りの山々もしっかり見渡すことができます。太郎平小屋までの木道で早速、槍ヶ岳が「オハヨウ!!」と挨拶です。目指す黒部五郎岳も昨日以上にクッキリです。今日は天気がよさそうなのでコースタイム以上に時間がかかる山行になる予感。5時18分に太郎小屋の綺麗なトレ脇を通過し、暫くで木道が薬師沢と黒部五郎岳方面と別れます。太郎山山頂(2373m)を右手に見ながら歩きやすい木道の草原を花々に囲まれながら北ノ俣岳を目指します。昨日登った薬師岳がでっかく左後方に聳えます。6時18分には薬師岳の中腹左から劔岳が顔を出しました。6時33分には左前方から槍ヶ岳がまたご挨拶です。すると私も見てねと五郎ちゃんの右隣から笠ちゃんが「オハヨウ」です。槍、五郎、笠がフレームの中に納まります。北ノ俣岳への道には1ヶ所100mほどの雪渓が残りますが問題なく通過できます。7時7分北ノ俣岳(2661m)に着きました。相変わらず素晴らしい景観です。そろそろ劔岳とはお別れですがまた後で会いましょう。代わりに笠ヶ岳の奥から乗鞍岳、その右奥からは御嶽山が朝のご挨拶です。北ノ俣岳から下り続けると槍ヶ岳とも暫くお別れとなります。そして前方に聳える赤木岳(2622m)のピークを7時53分に慎重に通過します。このころから暫くはガスがかかり視界が悪くなりましたが足元の花々が私達にも目を向けてとおねだりです。1時間ほど進むとガスも切れ始め今後は薬師岳の右側からお別れしていた剣岳が「こんにちは」と2度目のご挨拶となりました。高度が上がるたびに劔岳が大きくなってきます。10時9分に黒部五郎岳の肩に着きました。ここから最後の急登となりますがどんどん視界が開け遠方まで眺望が開けていきました。10時23分に百名山85座目となる黒部五郎岳頂上に立つことができました。85座登り終えましたがこれまでの山頂からの眺望の中では黒部五郎岳が1番の眺望です。昨日登った薬師岳の横に立山、劔岳が聳えその奥に白馬三山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。近くにはもちろん水晶岳、鷲羽岳が大きく聳えています。更に槍ヶ岳から穂高連峰が連なり笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山がはっきり見えます。遠くには中央アルプスも姿を現しています。一体いくつの百名山が望めるのでしょうか。黒部五郎岳最高!!。このまま暫くはここにいたいのだけれどやむを得ず11時ジャストに頂上を後にしました。黒部五郎岳の肩まで戻り再度、周囲の山々を見納め登山道を下っていきます。北ノ俣岳までは5、6カ所のピークを上り下りするので下山にも時間がかかりますが母さんは得意の下りなので快調に飛ばしていきます。今回のピストンで一番慎重に通過したのは赤木岳のピーク周辺ですがここも乗り切り13時59分に北ノ俣岳山頂に戻りました。ここからは登りも少なく登山道も平坦となり快調に歩を進め15時20分に太郎平小屋を通過し15時40分、薬師峠テント場に戻りました。10時間35分の長丁場でしたが最高の天気に恵まれ最高の山行ができ大満足な一日となりました。今日もビールがワインが美味い!!
三日目:昨夜からの雨が朝まで続きテントの中で下山のタイミングを計っていましたが少し小降りになってきたので5時前には起きて荷物の整理をしながら軽い朝食を済ませ5時51分に薬師峠テント場を発ちました。6時13分に太郎平小屋を通り折立に向かいました。雨は相変わらず降り続き小雨ながら時折強くも降り続きました。周りの景色を見ることもなく休憩もそこそこに一気に折立に向かいました。平日にも拘わらず多くの登山者が登ってくるので思う通りにに下山ができませんでしたが9時15分に折立に戻ってきました。テント場から3時間24分で下山となりました。やはり天候が悪いと黙々と降りるので思いのほか早く下山できました。折立からは有峰林道を戻り飛越トンネルから見座に戻り県道76号線で国府に出て一路、我が家に戻りました。今回の山行で初日に薬師岳に登ったので3日目は悪天候の中でしたが下山だけとなったので助かりました。初日、2日目とも10時間を超える登山となりましたが天候に恵まれ今までにない山行となりました。次の山行計画を考えながら帰路につきました。
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