富山県立山・町富山市 室堂〜五色が原(往復)


- GPS
- 64:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 1,316m
天候 | 1日目 晴時々曇か霧、2日目 曇後暴風雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中野市内4:40==5:00信州中野IC==5:40上越JC==6:10有磯海SA6:40==6:50立山IC==7:15立山駐車場7:25--7:30CV立山駅8:00==8:07美女平8:10==9:00室堂 〔復路〕 室堂10:00==10:45美女平10:50==11:00CV立山駅--11:05立山駐車場11:20--11:30立山山麓温泉12:30==12:50立山IC==13:00有磯海SA13:30==14:10上越JC==14:55信州中野IC==15:10中野市内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・夏山シーズン到来で指導員が配置されています。その方へ登山届を記入し計画書を添付して提出しました。 ・室堂〜浄土山分岐〜龍王岳分岐 整備された登山道を歩きます。この時期はまだ残雪が有りましたが距離は短いので何も付けずに軽くステップを切る感じで歩けます。 分岐左へ折れると本格的な登山道が始まり、ギャップの大きい所などは岩を掴みながら登攀をしますが、ストック使用も問題なく歩けます。 登り切るとほぼ浄土山山頂で休憩に適した広場が有ります。その後は道幅も広く富山大学の施設まではほぼ水平道を進みますが立山を真横から眺める様な格好で、雄山を登る人の列が認出来ます。大学施設前は一ノ越とのジャンクション、右へ進むと龍王岳ピークへの登山道とのジャンクションとなります。ここを真直ぐ進みます。道標が有る様でよく判らないのがこのコース、間違えて時間ロスをしない様に注意が必要です。 ここからは一本道となります。 ・龍王岳分岐〜鬼岳東面〜獅子岳 浮石が多く小砂利で滑り歩くのにちょっとうるさいです。この時期鬼山東面の取付きに、東面を進んだ所、そして東面から獅子岳に向かう途中に雪渓が残っています。特に東面を降下する際はまだハジゴが雪の下に有る為、雪をつづら折りに切って道を造っています(山小屋の皆さん有難うございます)。ここからの転落滑落に、また他の雪渓歩きに注意が必要です。 ・獅子岳〜ザラ峠〜五色が原 水平道を少し歩くと獅子岳の登りが始まります。程なく獅子岳山頂を過ぎると目の前に五色が原の大地がどどどんと現れて来ますが、登山道が見えない位降下する落差300m約の斜面が現れて来ます。何処にザラ峠が有るのか?ここまで急降下すると怖い位です。途中2段ハシゴが現れますが確り固定してい有るますので問題は有りません。浮石や小砂利がスリップの元となり不意の滑落や転倒転落、そして落石に注意が必要です。 ザラ峠から五色が原に掛けては木の階段や木道の歩きが始まります。濡れている場合はスリップによる転倒転落に注意が必要です。 ・五色が原周辺 木道や山荘周辺以外の場所は植生保護の為に立ち入りは禁止となっていますので注意が必要です。 後は天空のお花畑を堪能出来ます。 ここは行った人にしか判りませんが、広い草原に無数のお花と遠くは後立山連邦が連なり足元には黒部湖、そして黒部五郎岳、水晶岳、赤牛岳の山並み、素晴らし風景に見入る事は間違いなしです。 |
その他周辺情報 | ・五色が原山荘 2階建ての建物で草原にぽつりと立っている家的な存在、今回はなんとサプライズで15時から25分間は男性のみのお風呂が入れるサービスを受けました。その後は女性のみとなります。日替わりで男女の順番を変えるそうです。トイレは洋式簡易水洗でトイレットペーパーはそのまま捨てられます。水は洗面所で自由に使えます。乾燥室は発電機の余熱を利用した強力な温風にて一気に乾かす事が出来ます。 1拍2日夕食のみで8,500円、1泊2日朝夕食付で9,500円です。 14時頃到着してひと休憩しお風呂に入ってビールで乾杯、五色が原ビアガーデンが開店します。 ほろ酔い気分で山仲間と談議で盛り上がり締めは夕食。食後の散歩や散策を楽しみ、夕日の当たる立山連邦を眺めながらまどろむ。そして闇が迫った所で歯を磨いて寝る。 就寝は20:30と少し速いですが薬師へ向かう人は19時前に寝ていますので注意が必要です。 何を於いても受け付けのお姉さまがとても気質が良く、その笑顔に元気をもらってしまいます。 ・室堂 売店や食堂・トイレ・案内・更衣室・ロッカーなど充実しています。郵便局が常設していますので、記念となる特別なハガキを購入して投函する事が出来ます。 ・立山山麓温泉(立山国際ホテル) 入浴料700円でちょっと高めですがその分リラクゼイションと肌にまとわりつく滑らかな湯質にてとても良く温まります。 和室の休憩室も有りこれで700円はやすいと思おます。ちょっとした仮眠も可能ですが長居や占拠など思われて迷惑を掛けない様にする心配りは必要ですが、上手く利用すれば極楽です。 ホテルの温泉ですが近所の人曰く昔から良い湯質の温泉が有り楽しんで知るとこの事で、地元の方の太鼓判も有るみたいです。 フロントにお金を払いますが礼儀正しい対応に臆してしまいますが、素敵な笑顔に癒されます。 ・有磯海SA 上り下りとも最近改装し綺麗です。下りは朝早いと蕎麦・うどんは業務上出来ないらしいので注意が必要です。(上りは未確認) お客様への対応が素晴らしく少しうるさい位ですが、こんなに対応が良いSAは初めて体験しました。食事もおいしく頂きました。 |
写真
装備
共同装備 |
鍋(1)
無線機144&430(2)
水(2L)
シート(2)
シュリンジ(2)
ストーブ(1)
|
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備考 | 忘れ物:交換レンズ、スパッツ、塩アメ |
感想
昨年のリベンジ山行、天候を優先して先の三連休から一週間シフトしての決行と相成りました。
一日目はズバリ正解でした。昨年とは180度反転の好日となり、風弱し眺望宜し時々曇で心地よい歩きが出来ました。
雪渓のトラバスがちょっと心配でしたが、山小屋の方が雪を切って頂いたので安心して歩く事が出来ました。
歩き・景色・花・心地よさを十二分に堪能出来た一日目の山行でしたが、何と言ってもサプライズとして時間限定では有りますが、お風呂に入る事が出来ました。
石鹸シャンプーは利用出来ませんが、汗を流しお湯につかって疲れをいやす事が出来たのは、とても感激を致しました。
食後は就寝時間まで少し時間が有りましたので木道を使って散策をしましたが、これが他の山とは違い広々とした空間にお花畑と雪渓が入り乱れた大地、とても気持ち良く歩く事が出来ました。
ここは早めに到着して景色を楽しむに尽きます。
さて、次の日は・・・・・・(T_T)
朝からガスワンダー、9時頃に雨が降りお昼過ぎには晴れるとの事で、早く出発して雨の降る前に室堂か一ノ越に付く作戦で出発しました。
が、雨は予想より早く降り出しました。しかも風速15〜20m程度の風が吹く、吹き荒れる中の山行となりました。
風速35mや40mm/hの雨は経験をし、歩いて来た道を戻るのと、西風に対して稜線やハイ松が有ったので思った以上に危険なく歩けましたが、龍王岳〜浄土山は西斜面を歩く為に暴風雨に暫く曝され辛かったです。
雪渓歩きも雨が降ると雪が締まりちょっと嫌な感じでしたが程なく歩く事が出来ました。
今回山登りを始めてほぼ全身濡れたのは初めてでしたが、ラッキーな事に風が生温かったので体温を極端に奪われる事なく、疲労困憊せずに歩く事が出来ました。
もしこれが寒気ならばと考えると恐ろしくなります。多分途中から身動きが出来なくなり低体温症に落ちる危険がかなり有るなぁと考えました。
龍王岳・浄土山の西面通過は30分程度以内、浄土岳ジャンクションは富山大学の施設前で休みを5分程度を取りましたが、比較的短時間で通過出来たのも良かったかもしれません。
ジャンクションから一ノ越までは20分ですが、小屋手前で少雨となったので休憩をとり、エネチャージを行い、装備点検と体調チェックを行いました。
室堂についてから雨具を脱ぐとなんと上半身びっしょりとなっていたのには驚きました。
首のタオルは水でじゃばじゃば、長そでもじゃばじゃば、腰から下も濡れて唯一膝周りが少しドライでした。
暴風雨は隙間という隙間に雨水を浸み込ませてきますね、頭から雨具を被らなかったのが敗因と直感しました。
それよりもザックがびっしょりと濡れてしまいました。ある程度防水のある生地を使っていますが、チャックや縫い目は防水とはなっていませんので、多分そこから侵入したと考えられます。
直接ザックに突っ込んで有ったヤッケ・タオル・ジャージの下などが滴る程の雨水で濡れていましたので、その分重量が増していて昨日の歩き始めよりはるかに重いです。
一日目は山行の素晴らしさを堪能し、二日目は暴風雨の中の山行を経験して雨の怖さを知りました。
コメント
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こんにちは、kintakunteさん
26日は里では信じられないくらいの暑さでした。
27日はめまぐるしく変わる天気に辟易しておりました。
されど、だからこそなのか、この素晴らしい一瞬は
心に残るものですね。
それにしてもリッチな山行うらやましい限りです。
aonumaさま、コメント有難うございます。
二日間天候が良くないとちょっと残念度が高くなりますが、せめて1日だけでも天候に恵まれると良いですね。テント泊も可能でしたが月曜日は仕事
なので体力温存も有り山荘を利用しました。
浄土・龍王、鬼岳、獅子岳と最後は極楽のお花畑は五色が原、やはり薬師には行かねばならぬかなと思った次第です。
今回自然の厳しさを体験しましたが条件が比較的良かったのが幸いしました。
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