飯豊連峰(飯豊山荘〜梅花皮小屋〜御西小屋〜大日岳往復〜飯豊本山〜切合小屋〜弥平四郎)
- GPS
- 73:26
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 3,611m
- 下り
- 3,567m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:12
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 9:04
天候 | 7/26晴れのち曇り、7/27強風・雨、7/28曇り時々晴れ、7/29快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:弥平四郎〜西会津町デマンドバス300円〜ロータスイン〜まちなか循環バス100円〜野沢駅〜代行バス〜喜多方=郡山=東京=豊橋=豊川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※全体的にトンボが多かったのでアブ・ブヨ等の被害は皆無でした。 ※梶川尾根は急登。途中の五郎清水の水は美味しい。徒歩数分なので寄るべし。 ※雪渓は梅花皮〜御西に10箇所:ほぼ平らで問題なし。草履塚〜切合小屋に3箇所:やや長いがルートが真っ直ぐなので危険はない。切合小屋〜三国小屋に1箇所:やや斜めだが短いので問題なし。今回はストックも軽アイゼンも使いませんでしたが不安があれば使った方がいいでしょう。 ※梅花皮小屋、切合小屋の水場は小屋のすぐ近く。 ※本山から御秘所辺りは鎖場があり注意。あと巻岩山から先は滑りやすい急な下りが多く注意。 |
その他周辺情報 | 西会津町のロータスインという施設が便利。運がよければデマンドバスで送ってくれるかも。温泉400円。太陽のレストランでビュッフェ880円〜、生ビール550円。 山小屋のビール350缶:梅花皮小屋800円、本山小屋1000円、切合小屋800円。 |
写真
装備
備考 | 雨でぬれなくても汗でぬれるので小屋滞在時に短パンかジャージがあればよかった。 |
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感想
出発前にいつもの時計の電池が急に切れるというハプニングがあり、結局時計は持って行かずにGO!
7/25金曜夜、名古屋まで名鉄で移動し、新潟行きの夜行バスの2号車に乗り込む。
独立3列シートでカーテンでさえぎられるし、オットマンもすごい使いやすく、電源も一席に1つあったのでなかなか快適だった。
7/26朝6時前に新潟駅に着き、コンビニで買い出してから乗り継いで小国駅へ。
どれだけたくさんの人が飯豊山荘行きのバスに乗るんだろうと思いきや、自分以外に単独のおばちゃん一人だけ。で拍子抜け。
後で分かったのだが、皆暑い時期を避けるのか地元の方で縦走じゃないのか、車で登山口まで来る方が圧倒的らしいです。
9:20頃飯豊山荘を出発。
いきなりの急登にめげそうになる。
暑いしあまり展望もないし花も咲いてないし風もこない。夜行でそのまま登り始める時はこりゃ気をつけないと熱中症になっちゃいそうだな。
途中の五郎清水での冷たい水の補給がなければどうなったことか・・・
梶川峰まで結局コースタイム4時間通り。ふぅーキツかった。
この先はなだらかだし高山植物も咲き乱れ、展望も出てくるので精神的に楽になった。
ヒメサユリきれいだったなー。
梅花皮小屋までなんとかたどり着いたのが15時半過ぎ。今日はここで小屋泊まりだー。
早速800円の高級ビール(笑)で一人労をねぎらって乾杯。
今日の夕食は牡蠣とマッシュルームとミックスビーンズのペペロンチーノ・・・なのだが、いきなりオリーブオイルの調味液の袋が暴発しており食糧袋やコッヘル袋がややにんにく臭い・・・
まぁでもジップロックに入れておいたからまだ影響は最小限で済んだのが不幸中の幸いだ。
味のほうはまずまずだったがやはりチタンフライパンで作るには早ゆでだと作りにくいな。
数分かかる物の方が水分の少なさと麺の固さの時間がちょうどいい感じになる気がした。次は気をつけよう。
小屋では結局15,6人くらいだったので広く快適に使えたし、水洗トイレも小屋内になるし、水場は冷たい水がサンダルで行ける距離にドバドバ出てるし、
個人的に梅花皮小屋が一番オススメかも。
二日目、7/27日曜日。
予想通り強風と雨で大荒れ。
こんな天気でも出発する人がいるんだなー。しかも石転沢雪渓を下るとか・・・
気をつけて下山してほしいものだ。
自分ともう一人は早々に停滞を決め込む。
そうじゃないかと思って、わざわざ持ってきた本『黒部の山賊』を読むとしよう。
・・・ハイ、あっという間に読み終えてしまいました(笑)
営業小屋ではないので暇つぶしできそうな本やマンガ、ゲームがあるわけでもなく、
ただ寝るか、しゃべるか、iPodの音楽を聴くかでとにかく時間をつぶす・・・
たまにミルクティーを入れて飲んだり、お菓子を少しずつ食べたりはしたが退屈な一日だったな。
夜はあふれそうなトマトマーボー春雨を作って食べる。結構ボリュームがあったけど、18cmのフライパンで作るには厳しかったのがネックかな。
三日目、7/28月曜日。
思ったより回復も遅いのかガスガスの中、出発。
どうやら飯豊本山方面に行くのは自分だけっぽい。
途中何度もある雪渓を渡るが、どこもたいしたことなく拍子抜け。
まぁ時期と年によってはもっと大変なんだろうな・・・
御西小屋で荷物をデポしてサブザックで大日岳へ。
はい、こっちも安定的なガスガス真っ白な展望でした(笑)
でも大日岳直下にイイデリンドウが結構固まって咲いてたので、じっくり写真が撮れてよかったかも。
御西小屋から先は緑のたおやかな稜線と雪渓のコントラストを楽しみつつ歩く。
だんだん天気もよくなってきており、お花畑もだいぶ咲いてたのでテンションUP!
そんなこんなで飯豊本山到着!
ここで出会った新潟のおじいさんといろいろおしゃべり。
飯豊の早歩きの話やスイスアルプスの話などで結構話題は尽きず面白かったな・・・
おじいさんと別れ、本山小屋へ。
神社にお参りして、お土産用のバッジ(イイデリンドウVer.)と手ぬぐいを購入。
Tシャツももうちょっとデザインよかったら買ったかもしれないけどなぁ。
その先は鎖場あり、アップダウンあり、雪渓ありのルートの中、15時過ぎに切合
小屋に到着。
まずはやっぱりビールビール・・・はい800円也。そして1500円だった素泊まり代はここ切合小屋では2500円!
ルートの関係でか平日でもツアー客等で意外に人も多く、一階の隅っこにあてがわれたのもあり、やはり梅花皮小屋が一番かな。
ただ小屋前から見る飯豊本山(ホントは隠れて見えないらしい)が雄大で、夕焼けとかご来光とかも見やすそうなロケーションはよかったかも。
この日の夕食はカップヌードルごはんのシーフード味とムール貝の缶詰使って、パエリアっぽいご飯を作りたかったけど・・・
出来上がったのはちょっとべたついた海鮮チャーハンでした(笑)
まぁでも味はなかなか。オニオンスープも美味し!
さて・・・やることないんでさっさと寝るべし!
最終日、7/29火曜日。
夜明け前にちゃっちゃと朝食作ろうかと思って、自炊部屋を開けたら、一人シュラフで寝ててビックリした。
そんなにめっちゃ混んでる風でもなかったが、誰かイビキうるさい人がいて避難してきたのかな?
まぁ彼にかまわずフリーズドライのパスタと鶏団子スープ作って食べる。
気づけば結構太陽が上に上がっており、ご来光の写真は結局そんなに撮れなかったのが残念。
ツアーの出発と重なるとトイレが混むのでやはり朝食の5時前後にトイレに行った方がよかったかも。
それでもそんなに待たずにトイレに行って、荷物を準備していざ出発。
雪渓をらくらく渡り、アップダウンをいくつか越え、三国小屋へ。
ここで夏の間入ってる小屋番さんと長話。
結構他の小屋にビール飲みに遊びに行ったり、そこから大日まで行ってきたり・・・となかなか面白い話で楽しめた。
三国小屋はどうも皆さんコースタイム的に素通りされる方が多いらしく、昨日なんかたった一人しか泊まる人がいないくらい空いてるらしい。
水場は遠いけど、小屋前のスペースがわりと広めで開けており、写真撮影には向いてそうな感じだったかも。
中も意外に広くて明るいし今度来るときは泊まりたい小屋だった。
さてさて前日草履塚でなんとかつながったauで予約したデマンドバスの時間もあるので、先を急ごう。
何度かのアップダウンの後、巻岩山を過ぎてからが滑りやすい黒土の急な下りが続く。途中二、三回こけてしまうほどだった。
上ノ越を過ぎると結構いいペースで下れて登山口の駐車場のところまでは予定より30分早く下りれてよかった。
そこから林道を1時間ほど歩いて弥平四郎の集落に10時半頃にはたどり着く。
バス停は今は分校のところにあり、予約した11:20頃までは時間があったのでクロックスに履き替えたり、ネットやったりしてくつろいで過ごした。
デマンドバス(と言っても12,3人乗りのハイエース)が来たので乗り込もうとして頭をしこたまぶつけたり、途中クマに遭遇したり、いろいろあったが、
運転手さんは道中気さくで優しく、途中野沢駅でなくわざわざ行きたかった温泉&食事施設のロータスインに行って下ろしてくれて助かった。
ロータスインで温泉入って風呂上りに生ビールとビュッフェの食事を決めた後は、100円の循環バスで野沢駅へ。
ちょっと歩いた服屋で短パンを買って着替えてリフレッシュ。
やっぱり汗と誇りにまみれたFTのズボンじゃ、ちょっとね・・・(笑)
野沢駅からは電車〜代行バス〜電車〜新幹線二つ〜電車と乗り継いで、夜11時半頃最寄り駅まで迎えに来てもらって、何とか下山したその日中に帰ってこれました!
夜行バス利用の行きとは違って倍以上かかりましたが・・・やっぱ新幹線高ぇーっす。
それにしても、緑でたおやかな稜線と白く残る雪渓、さまざまに咲き誇った高山植物、
きれいで快適な小屋泊まり生活、何より出会った地元の方の優しさにふれ、楽しかった飯豊縦走四日間でした。おしまい。
・・・最後にスマホ持ち歩く際はパスコードロックしましょう。
今回ロックしないままズボンの前ポケットに入れて歩いてたらアプリの半分近くを消してしまい、ヤバかったです。
何とか帰宅してバックアップから復元できたのでよかったよ・・・ホッ。
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