記録ID: 490470
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
折立〜雲ノ平〜高天原〜黒部源流〜黒部五郎〜折立
2014年08月02日(土) 〜
2014年08月05日(火)
富山県
長野県
岐阜県
tazy
- GPS
- 80:00
- 距離
- 57.9km
- 登り
- 4,261m
- 下り
- 4,262m
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1日目
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:10
2日目
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:20
3日目
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:20
| 天候 | 曇り〜雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山届 ・登山口の折立には、ポストはありません。 ・太郎平小屋（山岳警備隊常駐）で提出します。 危険個所 ・折立〜薬師沢：特に問題無し。 ・薬師沢〜アラスカ庭園：ものすごい急登。苔で滑りやすい岩の径が2時間続きます。体力と神経を消耗しました。 （それでも聞いた話では、大東新道よりは易しいらしいです：汗）” ・雲ノ平：最高♪ 全く問題無し。 ・雲ノ平〜高天原：樹林帯に関しては、やや傾斜がきつい。意外と汗をかきました。 ・祖父岳：北側斜面、雪渓を歩きます（アイゼンは不要）。 ・水晶岳＆鷲羽岳：今回は強風が凄まじかったので、パスしました。 ・三俣山荘〜三俣蓮華岳：巻道は、雪渓にクレバスがあったのでパスしました。 ・三俣蓮華岳〜黒部五郎岳：径の頭上、横に伸びた枝が何度も引っかかりました。 ・黒部五郎岳＆北ノ俣岳：今回、凄まじい暴風！落ちたらアウト… 全体的には、木道化も進んでいて、とても良く整備された印象です。 |
| その他周辺情報 | ・下山後の温泉 夢ごこち http://www.yumegokochi.co.jp/ |
写真
8/2
折立の駐車場、完全に満車！
前泊（車中泊）して良かった…。
折立の駐車場、完全に満車！
前泊（車中泊）して良かった…。
05：15頃、登山開始。
もっさりした樹林帯を進みます。
やや滑りやすい土質。
もっさりした樹林帯を進みます。
やや滑りやすい土質。
10：50、薬師沢小屋に到着。ここで昼食休憩（自炊）しました。
小屋の案内では、今夜は超満員！？2組の布団を3人で使う旨、貼紙がしてありました。
4
8/2 10:54
10：50、薬師沢小屋に到着。
ここで昼食休憩（自炊）しました。
小屋の案内では、今夜は超満員！？2組の布団を3人で使う旨、貼紙がしてありました。
ここで昼食休憩（自炊）しました。
小屋の案内では、今夜は超満員！？2組の布団を3人で使う旨、貼紙がしてありました。
本当に直登です。
苔で滑りやすいゴロゴロした岩を、約2時間、懸命に登りました。
苔で滑りやすいゴロゴロした岩を、約2時間、懸命に登りました。
14：00、雲ノ平アラスカ庭園に到着♪
でも小雨が降っています。。。
でも小雨が降っています。。。
鷲羽、水晶、黒部五郎…
晴れていれば、名だたる名峰が見えるはずですが、なんだかしょんぼり。
晴れていれば、名だたる名峰が見えるはずですが、なんだかしょんぼり。
どんどん進みます。
本当はもっとゆっくりしたかったけど…
雨が強くなってきました！
本当はもっとゆっくりしたかったけど…
雨が強くなってきました！
見えた、雲ノ平山荘！急いで中に入って、テント泊の手続きです。
小屋の中は壮年で満杯！？ 威張った口調でスタッフに文句を言っている人も…ああ残念。
3
8/2 14:45
見えた、雲ノ平山荘！
急いで中に入って、テント泊の手続きです。
小屋の中は壮年で満杯！？ 威張った口調でスタッフに文句を言っている人も…ああ残念。
急いで中に入って、テント泊の手続きです。
小屋の中は壮年で満杯！？ 威張った口調でスタッフに文句を言っている人も…ああ残念。
15：30、僕もテント設営完了♪
雨が本格的になる前に張れて良かった（汗）”
夕方頃にはザーザー降ってきました。
雨が本格的になる前に張れて良かった（汗）”
夕方頃にはザーザー降ってきました。
8/3
夜明までには、何とか雨がやんでくれました。
今日はテントを張りっぱなしで、雲ノ平を散策。
そして高天原の温泉に行く予定♪
夜明までには、何とか雨がやんでくれました。
今日はテントを張りっぱなしで、雲ノ平を散策。
そして高天原の温泉に行く予定♪
あっという間に山頂到着♪
今日は入浴セットだけの超軽装です（笑）
今日は入浴セットだけの超軽装です（笑）
見渡せば、遠くに槍ヶ岳♪
他にも、空は曇りですが名だたる名峰の姿を堪能することが出来ました。
他にも、空は曇りですが名だたる名峰の姿を堪能することが出来ました。
一旦展望が開けますが、すぐに樹林帯へ再突入。かなりの斜度を下っていきます。途中には梯子も3つあり、なかなかハードな行程でした。
2
8/3 7:29
一旦展望が開けますが、すぐに樹林帯へ再突入。
かなりの斜度を下っていきます。途中には梯子も3つあり、なかなかハードな行程でした。
かなりの斜度を下っていきます。途中には梯子も3つあり、なかなかハードな行程でした。
08：40、高天原山荘。ランプの宿と呼ばれていますが、エンジン式の発電機も元気良く回っています。
（携帯等の充電も、100円/回でお願いできるそうです）
6
8/3 8:41
08：40、高天原山荘。
ランプの宿と呼ばれていますが、エンジン式の発電機も元気良く回っています。
（携帯等の充電も、100円/回でお願いできるそうです）
ランプの宿と呼ばれていますが、エンジン式の発電機も元気良く回っています。
（携帯等の充電も、100円/回でお願いできるそうです）
小屋からさらに20分ほど登ると、待望の温泉♪居合わせたプロの山岳ガイドさんに、偶然ご一緒させて頂いた方とツーショットで写真を摂ってもらいました。
11
小屋からさらに20分ほど登ると、待望の温泉♪
居合わせたプロの山岳ガイドさんに、偶然ご一緒させて頂いた方とツーショットで写真を摂ってもらいました。
居合わせたプロの山岳ガイドさんに、偶然ご一緒させて頂いた方とツーショットで写真を摂ってもらいました。
入浴後、さらに20分ほど登って竜晶池へ。
とても美しい池でした。
とても美しい池でした。
さらにその上にも、名も無き小さな池。
もしも空が晴れていたら、僕は涙を流したかも…
もしも空が晴れていたら、僕は涙を流したかも…
終点、夢の平。
写真では分かりにくいですが、まるで箱庭のような完成された光景でした。
写真では分かりにくいですが、まるで箱庭のような完成された光景でした。
11：00、小屋に戻って昼食。
今日は自炊ではなく、うどんをオーダーしました。
うまい♪
今日は自炊ではなく、うどんをオーダーしました。
うまい♪
15：00、無事に雲の平へ帰着♪
こうも天気が悪くては、散策する気になりません。
テントに籠って呑んだくれました（誇張アリ）。
こうも天気が悪くては、散策する気になりません。
テントに籠って呑んだくれました（誇張アリ）。
8/4結局、夜が明けても雨はやみませんでした。
山荘で聞いた情報では晴れの予想だったのですが、山の天気は分かりませんね（汗）”
スイス庭園はパスして、次の宿泊地に向かいます。
8/4 6:41
8/4
結局、夜が明けても雨はやみませんでした。
山荘で聞いた情報では晴れの予想だったのですが、山の天気は分かりませんね（汗）”
スイス庭園はパスして、次の宿泊地に向かいます。
結局、夜が明けても雨はやみませんでした。
山荘で聞いた情報では晴れの予想だったのですが、山の天気は分かりませんね（汗）”
スイス庭園はパスして、次の宿泊地に向かいます。
祖父岳山頂、ガスが濃くて展望はありません。でもここで、俄かに気の合いそうな人たちと即席パーティを結成♪
旅のちょっとしたスパイスです（笑）
8/4 7:57
祖父岳山頂、ガスが濃くて展望はありません。
でもここで、俄かに気の合いそうな人たちと即席パーティを結成♪
旅のちょっとしたスパイスです（笑）
でもここで、俄かに気の合いそうな人たちと即席パーティを結成♪
旅のちょっとしたスパイスです（笑）
しばらく会話を楽しみながら、ワリモ北分岐までご一緒させて頂きました。ここでひとりは水晶方面に、そして僕ともう一人は黒部源流に分かれて向かいます。
1
8/4 8:40
しばらく会話を楽しみながら、ワリモ北分岐までご一緒させて頂きました。
ここでひとりは水晶方面に、そして僕ともう一人は黒部源流に分かれて向かいます。
ここでひとりは水晶方面に、そして僕ともう一人は黒部源流に分かれて向かいます。
晴れていたら、きっと素晴らしいV字渓谷を眺めることができたでしょう。
しかし…
しかし…
10：20、三俣山荘に到着。ここで約15分、ストレッチ休憩。
この時間帯、山荘の客層は平均年齢およそ65歳ぐらいか？
ものすごく偏った印象（汗）”
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8/4 10:26
10：20、三俣山荘に到着。
ここで約15分、ストレッチ休憩。
この時間帯、山荘の客層は平均年齢およそ65歳ぐらいか？
ものすごく偏った印象（汗）”
ここで約15分、ストレッチ休憩。
この時間帯、山荘の客層は平均年齢およそ65歳ぐらいか？
ものすごく偏った印象（汗）”
ここで即席パーティ解散し、ひとりは双六へ。
そして僕は三俣蓮華を巻いて、黒部五郎小屋（キャンプ場）を目指します。
そして僕は三俣蓮華を巻いて、黒部五郎小屋（キャンプ場）を目指します。
ところが巻道は、雪渓にクレバスが！！ビビッて逃げてきました（写真はありません）。
後で聞いたら、問題なく通行可能だったそうです。
1
8/4 11:47
ところが巻道は、雪渓にクレバスが！！
ビビッて逃げてきました（写真はありません）。
後で聞いたら、問題なく通行可能だったそうです。
ビビッて逃げてきました（写真はありません）。
後で聞いたら、問題なく通行可能だったそうです。
結局、1時間近くもロスして三俣蓮華に挑むことになりました。
序盤は穏やかな径。
序盤は穏やかな径。
中盤、斜度がきつくて体力を相当削がれます。
双六への巻道分岐で10分休憩。ぜぇぜぇ。。。
双六への巻道分岐で10分休憩。ぜぇぜぇ。。。
さらに終盤、這うように3点支持でピーク達成！
もう、ヘロヘロです。。。
もう、ヘロヘロです。。。
今日はもう、黒部五郎小屋（キャンプ場）に向かうのみ。
無理しても意味が無いし、ゆっくり進むことにしました。
無理しても意味が無いし、ゆっくり進むことにしました。
雨がすごい！ 風もすごい！
背のテンパク装備がずっしりと重く感じます。。。
背のテンパク装備がずっしりと重く感じます。。。
14：50、今日のゴール（黒部五郎小屋）。
手続きと幾つかの情報をゲットして、早速キャンプ場へ。
手続きと幾つかの情報をゲットして、早速キャンプ場へ。
風が強くて、テント設営に30分以上もかかってしまった。。。水を確保したり雑事を済ませて、即、爆睡。
夕方、目が覚めて外を見ても、僕以外のテントはほんの数張り。
1
8/4 18:23
風が強くて、テント設営に30分以上もかかってしまった。。。
水を確保したり雑事を済ませて、即、爆睡。
夕方、目が覚めて外を見ても、僕以外のテントはほんの数張り。
水を確保したり雑事を済ませて、即、爆睡。
夕方、目が覚めて外を見ても、僕以外のテントはほんの数張り。
トイレがてら小屋に行くと、なんと衛星TVで天気予報が♪しかも明日は晴れの予想！ やったぁ♪
今夜は雨も風も相当酷かったけど、テントの中ではウキウキした気分で過ごすことが出来ました（笑）
2
8/4 18:32
トイレがてら小屋に行くと、なんと衛星TVで天気予報が♪
しかも明日は晴れの予想！ やったぁ♪
今夜は雨も風も相当酷かったけど、テントの中ではウキウキした気分で過ごすことが出来ました（笑）
しかも明日は晴れの予想！ やったぁ♪
今夜は雨も風も相当酷かったけど、テントの中ではウキウキした気分で過ごすことが出来ました（笑）
8/5
ところが夜が明けても、雨は止まず。。。
泣きながらテントを撤収して、次の目的地に向かいます。
ところが夜が明けても、雨は止まず。。。
泣きながらテントを撤収して、次の目的地に向かいます。
黒部五郎岳に向かう、北側カールルート。樹林帯では径の頭上に伸びた枝が、行く手を阻みます。
（ザックを押し戻される形で、2回転んだ：汗）”
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8/5 7:57
黒部五郎岳に向かう、北側カールルート。
樹林帯では径の頭上に伸びた枝が、行く手を阻みます。
（ザックを押し戻される形で、2回転んだ：汗）”
樹林帯では径の頭上に伸びた枝が、行く手を阻みます。
（ザックを押し戻される形で、2回転んだ：汗）”
もうすぐピークを巻いて向こう側へ。（北側カールルートは、そのままだとピークを踏みません）
そしてここからは、いよいよ最悪の超暴風！！！
写真を撮る余裕は一切ありませんでした。
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8/5 9:12
もうすぐピークを巻いて向こう側へ。
（北側カールルートは、そのままだとピークを踏みません）
そしてここからは、いよいよ最悪の超暴風！！！
写真を撮る余裕は一切ありませんでした。
（北側カールルートは、そのままだとピークを踏みません）
そしてここからは、いよいよ最悪の超暴風！！！
写真を撮る余裕は一切ありませんでした。
雨、凄まじいです。風、めちゃくちゃです。
昨日の天気予報は、一体なんだったのだろう…？
でも進まないと、人生が終了してしまいます。
昨日の天気予報は、一体なんだったのだろう…？
でも進まないと、人生が終了してしまいます。
12：00、北ノ俣岳山頂。
なんとか雨だけは、勢いが弱まってきました。
ここからは暫く下りのみ。自分を鼓舞して進みます。
なんとか雨だけは、勢いが弱まってきました。
ここからは暫く下りのみ。自分を鼓舞して進みます。
13：00、雨も風も一段落。
まだカッパは脱げないけど、ずいぶんと歩きやすくなってきました。
まだカッパは脱げないけど、ずいぶんと歩きやすくなってきました。
結果的に、予定より1時間以上も早く到着です（笑）
気が抜けて自炊できず、うどんをオーダーしました。
気が抜けて自炊できず、うどんをオーダーしました。
この先の薬師峠キャンプ場でもう1泊、そして明日は薬師岳に登る予定でしたが…変更！ この時間なら十分間に合うので、このまま折立に戻ることにしました。
8/5 13:48
この先の薬師峠キャンプ場でもう1泊、そして明日は薬師岳に登る予定でしたが…
変更！ この時間なら十分間に合うので、このまま折立に戻ることにしました。
変更！ この時間なら十分間に合うので、このまま折立に戻ることにしました。
これまでの苦労が、いっぺんに吹き飛びます♪
ああ、北アルプス。僕は君が大好きだよぉ（笑）
ああ、北アルプス。僕は君が大好きだよぉ（笑）
下山後の温泉は、立山IC近くの『湯めごこち』。
特徴のある黒湯で、設備も良く、とっても気に入りました♪
特徴のある黒湯で、設備も良く、とっても気に入りました♪
感想
天候不順により、結果的に苦労の多い旅となりました。
それでも下山すれば『ああ、楽しかった♪』、不思議なものです。
それに今回は、素敵な出会いもたくさんありました。
想うことは幾つもあるけど、胸に仕舞っておきます。
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体力レベル
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